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マーケティング部門の仕事や役割とは?求められる能力やスキル、役立つ資格をご紹介

2023.5.22
読了まで約 7

マーケティング部門と聞くと、商品の売れ行きや企業の業績を左右する、花形部門のイメージを抱いている方も多いのではないでしょうか。

一方で、マーケティング部門はどのような仕事をしていて、会社にどのような影響をおよぼしているか、明確に答えられる方は少ないかもしれません。

そこで今回は、マーケティング部門の仕事やマーケティング部門で働くために必要な能力とスキル、役立つ資格を紹介します。

マーケティング部門の役割

マーケティング部門の役割は、「商品やサービスが売れ続けるための仕組みづくりを担う」ことです。

「売れ続けるための仕組み」というのは、商品開発の段階から始まり、市場に出た後のPR、売れ行きを見ながら売り上げをさらに伸ばしていくための戦略など、ひとつの商品が生まれる前から生まれたあとの段階まで多岐に渡ります。

企業が顧客に自社の商品やサービスを購入してもらうまでには、商品開発、生産、営業、販売のプロセスがあり、マーケティングはそれらの機能を統合する役割を担っています。

マーケティング部門とは企業経営におけるマーケティング関連業務を担当する部門なのです。

マーケティングの重要性、意義、役割については以下のコラムが参考になります。

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マーケティング部門の仕事

マーケティング部門の仕事としては、商品開発前の市場調査や商品発売後のPRイベントなど、消費者と商品もしくはサービスに関することが知られています。

しかし実際はそれだけではなく、会社内部の人間やクライアントなどとやりとりをする仕事など、一般的には知られていない仕事も多くあるのです。

そしてそれらの多くがマーケティング部門の中枢の仕事であり、会社へ大きく貢献するものだと言えます。

ここでは、マーケティング部門の仕事の一部を紹介しましょう。

● マーケット調査
● 商品・サービスのコンセプト立案
● 営業部門との連携
● ネーミング
● 価格設定
● 流通チャネルの選定
デジタルマーケティングの実施

マーケット調査

新商品開発の段階において、マーケティング部門はあらゆる一般社会の情報を収集し、現時点、もしくは少し先の未来、どのような商品・サービスが求められるのかを調査します。

アンケート調査や市場調査など、さまざまな分野からの情報を収集し、データを解析していきます。

そこから「どの年齢層に」「どのような商品・サービスを」「どうやって」売り出していけば成功するのかを考え、商品の販売戦略を立て、社内経営陣や時にはクライアントなどにプレゼンを行うこともあります。

商品・サービスのコンセプト立案

調査・分析に基づき、新商品のコンセプトを立案します。

会社によって業務の範疇(はんちゅう)は変わりますが、企画開発部などに新商品のコンセプトを説明したり、コンセプトの根幹とも言える、消費者のニーズなどを説明したりします。

これを元に開発部、製造部などはプロダクトの製造に入り、企画部はリーフレットなど販促物の作成に取り掛かります。

特に販促物は消費者が手に取り商品の概要を知る大切なアイテムになります。

コンセプトを的確に、明瞭に、スマートに表現しなくてはならないため、マーケティング部門と企画部のやりとりは綿密に行わなければなりません。

営業部門との連携

営業部門に対しても、コンセプトを浸透させるよう説明を行います。営業部はそのコンセプトを元に、営業シミュレーションを立て、営業のスケジュールを立てていきます。

マーケティング部門と営業部門に求められる仕事の役割については以下のコラムが参考になります。

関連記事:マーケティングと営業の違いは?求められる仕事の役わりと能力・資質について

ネーミング

会社によって異なりますが、マーケティング部門、広報部、企画部などでネーミングを決定する場合があります。

この場合もコンセプトが明確に伝わり、全員が理解している必要があります。場合によっては複数のネーミング案を立て、それぞれがプレゼンを行い決定するケースもあります。

価格設定

製造部や経営陣が価格設定を行うケースも多いのですが、価格設定における市場の動向などマーケティング部門の行った調査を元に決定していくことも多々あります。

価格設定は非常に繊細な作業になるため、原価を把握する開発部や製造部、市場調査の分析を持つマーケティング部門が携わることが多いようです。

流通チャネルの選定

市場のニーズに対応し、商品の流通チャネルの選定にも携わります。商品の持つ特性や、ターゲットの年齢層などさまざまな点を考慮し、チャネルを選定していきます。商品の売れ行きを左右する、非常に重要な作業であると言えます。

関連記事:チャネルって何?販売における意味を徹底解説します!

デジタルマーケティングの実施

これらのフェーズを経て、マーケティング部門ではあらゆるデジタルデバイスにおいて、Webメディアなどを含むデジタルメディアを活用したマーケティングを実施します。

主にデジタルデバイスとはPCやスマートフォン、デジタルサイネージなどのハードウェアを指します。

そしてデジタルメディアは、オウンドメディアをはじめとしたWebサイト、SNS、ECサイトなどインターネット上における各種媒体のことを指します。

関連記事:デジタルマーケティングとは?スキルや事例を紹介しWebマーケティングとの違いを解説

マーケティング部門で求められる能力とスキル

マーケティング部門には、求められる能力とスキルがいくつかあります。ここでは、主要な能力とスキルを5つ紹介しましょう。

● 分析力・思考力・判断力
● コミュニケーション能力
● 発想力
● マネジメント能力
● 俯瞰する力
● IT・デジタル・Webスキル

分析力・思考力・判断力

マーケティング部門は、最初に市場調査や調査結果の分析という仕事が待っているため、分析力、判断力、データ分析のためのIT技術などのスキルが求められます。

コミュニケーション能力

マーケティング部門では、市場調査を対面で行う場合や、コンセプト立案後のプレゼンなど、対人の仕事も非常に多くあります。そのため、さまざまな人とそつなく対応できるコミュニケーション能力も重要視されます。

発想力

発想力の豊かさはマーケティング部門で必要とされる能力です。市場調査から見えてきたニーズを競合他社も把握しているかもしれません。

マーケティング部門が、ニーズに対して他社の思いつかない面白いアイデアを発想すると、爆発的なヒット商品が生まれる可能性があるのです。

マネジメント能力

マーケティング部門は、非常に多くの部署と連携して業務を進めることが多くあります。

加えて、市場調査とそれを分析したもの、収集されたデータなどさまざまな拠点からたくさんの材料が集められ、それを販売戦略として組み立てなければなりません。

そのため、バリエーション豊かな担当者、担当部門を統括していくマネジメント能力が要求されることもしばしば見受けられます。

関連記事:マネジメントとは?定義や役割、マーケティングにおけるKPIマネジメントについて解説します

俯瞰する力

プロジェクト参加している担当部門は、集中して業務をこなしていると、目先のことしか見えなくなってしまうことがあります。

そのため、マーケティング部門は、時に俯瞰してそのプロジェクト全体を見渡し、出遅れている部門がないか、コンセプトがずれてしまっている部門はないかなど判断できる力が求められます。

IT・デジタル・Webスキル

マーケティング部門では、多くのデジタルメディアを活用しなくてはなりません。マーケティングに関する基礎知識の他に、PCスキルやWeb制作スキル、デジタルツールやデジタルデバイスの知識など、IT、Web系の能力も必要となります。

主にPCスキルではタッチタイピングはもとより、オウンドメディアやSNSなどの各種Web媒体の操作や運用、WordやExcel、PowerPointといったオフィス系のソフトウェアを使用して資料を作成する能力なども求められます。

Web制作スキルでは、WordPressなどのCMSの操作や、画像編集ソフトの操作、最低限のHTMLコーディングの知識なども必要になります。

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デジタルマーケティングの各種手法

デジタルマーケティングにはさまざまな手法があり、そのやり方や戦略も多種多様です。ざっと取り上げるだけでも、以下のような手法があります。

● Webサイト運用
● コンテンツマーケティング
● メールマーケティング
● SNSマーケティング
● 動画マーケティング
● アプリケーションマーケティング
● アクセス解析
● デジタル広告
● SEO・MEO対策
● マーケティングオートメーション

Webサイト運用

デジタルマーケティングにおいて、戦略の基本となるのがWebサイトです。同時に各種媒体の中でも運用の基盤となります。

コンテンツマーケティング

オウンドメディアなどを用いたコンテンツ制作によってマーケティング活動を行なっていくのがコンテンツマーケティングです。自社独自のコンテンツをユーザーへ提供し、ユーザーをファン化させるのに役立ちます。

関連記事
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メールマーケティング

メールを活用し、顧客一人ひとりとコミュニケーションを取っていくのがメールマーケティングです。運用の際は、一方通行にならないようにすることがポイントです。

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SNSマーケティング

TwitterやFacebook、InstagramといったSNSを通じてユーザーとコニュニケーションを図り、ファン化を狙うのがSNSマーケティングです。

関連記事:SNSマーケティングとは?成功事例や始め方のポイントを解説

動画マーケティング

動画を活用してユーザーと接点を持つのが動画マーケティングです。単に告知や宣伝動画だけでなく、ユーザーに興味をもってもらえるオリジナルの動画を作成できれば、ファン化へとつながります。

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アプリケーションマーケティング

主にスマートフォンのアプリケーションを活用して行うのがアプリケーションマーケティングです。プッシュ通知などをして、ユーザーにお得なクーポンやセール情報を届けるなどの施策が行えます。

アクセス解析

アクセス解析ツールはWebサイトなどを分析する際に用います。ユーザーの流入経路や行動履歴、興味関心ごとなどを解析データで紐解き、CV(コンバージョン)へとつなげることに役立てられます。

関連記事:アナリティクスとは?ビジネスで欠かせない分析する力や手法を解説

デジタル広告

各種デジタル広告を出稿し、ユーザーへと訴求していきます。デジタル広告には、リスティング広告をはじめ、ディスプレイ広告、SNS広告、動画広告など、さまざまな種類があります。

SEO・MEO対策

SEOは「検索エンジン最適化」、MEOは「マップエンジン最適化」のことで、それぞれのエンジンに最適な施策を行う必要があります。

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マーケティングオートメーション

マーケティングオートメーション(MA)とは、マーケティングを自動化することです。MAツールなどを使用し、人間が行う作業を自動化することでマーケティングの効率化が図れます。

関連記事:MA(マーケティングオートメーション)とは?MAツールの導入ステップや選び方を解説

マーケティング部門で役立つ資格

マーケティングで役立つ資格について解説します。

● マーケティング検定(日本マーケティング協会)
● Google アナリティクス個人認定資格(GAIQ)
● Webアナリスト検定(日本Web協会)
● ネットマーケティング検定(ワールドエンブレム監修)
● マーケティング・ビジネス実務検定(国際実務マーケティング協会)

内閣府認定「マーケティング検定」

内閣府認定「マーケティング検定」は、公益社団法人日本マーケティング協会が主催する、内閣府認定のマーケティング検定です。マーケティング能力を測定するための試験で、1級から3級まであります。

3級は主にマーケティングの基礎力を測定します。資格取得によって就職や転職のキャリアアップにつなげることを目的とします。

2級は企業でマーケターとして活躍できるだけの習熟度や理解度を図ります。2級まで取得すれば、マーケティング能力があることの証明にもなります。

そして1級はプロフェッショナルなマーケターとして当協会より認められ、オープンバッジ(デジタル証明書)が交付されます。

Google アナリティクス個人認定資格(GAIQ)

Google アナリティクス個人認定資格(GAIQ)は、Googleが提供するアクセス解析ツール「Googleアナリティクス」の習熟度を測定するための検定です。

Google アナリティクスは非常に高機能で多機能である一方、専門用語が多く使われており、数あるアクセス解析ツールの中でも使いこなすのが難しいツールです。

この「GAIQ」に合格すれば、Google アナリティクスを運用するための一定の能力があるとGoogleから公式に認定されます。

GAIQの有効期間は合格後12ヶ月間とされ、定期的に更新をしないと資格は失効してしまいます。永続的にその効果が続くという性質のものではないため、12ヶ月後にまた再度検定を受ける必要があります。

Webアナリスト検定(日本Web協会)

Webアナリスト検定は、日本Web協会が主催する検定で、Googleアナリティクスをはじめとした各種アクセス解析ツールを運用できる能力を測定します。

アクセス解析ツールにおける顧客データの分析や、市場動向、トレンドの把握など、Web上において企業の業績向上に貢献できる人材を「Webアナリスト」といいます。Webアナリスト検定に合格すれば、企業で活躍できるWebアナリストとして認められます。

ネットマーケティング検定(ワールドエンブレム監修)

ネットマーケティング検定は、監修をワールドエンブレムが務め、後援会社にジャストシステムやインプレスが名を連ねている検定です。
Webマーケティングに関する基礎的な検定で、SEOやSEMに関する知識や、Webサイト理論などに関しても勉強できます。

マーケティング・ビジネス実務検定(国際実務マーケティング協会)

国際実務マーケティング協会が実施するマーケティング・ビジネス実務検定は、業種を超えたマーケティング全般の、理論、実務知識、事例などが勉強できます。業種が限定されないため、さまざまな分野の会社で応用可能な知識が身に付きます。

まとめ:現代のマーケティング部門の仕事・役割は多岐にわたる

マーケティング部門の仕事は、消費者と商品、もしくはサービスに関することだけでなく、会社内部の人間やクライアントとのやりとりなど、多岐にわたります。

また分析力、思考力、判断力、IT技術のほか、コミュニケーション能力や発想力、マネジメント能力、物事を俯瞰してみる力なども総合的に求められます。

スキルアップのために、ネットマーケティング検定やマーケティング・ビジネス実務検定の資格取得を目指してみてはいかがでしょうか。

監修者

古宮 大志

古宮 大志

ProFuture株式会社 取締役 マーケティングソリューション部 部長
大手インターネット関連サービス/大手鉄鋼メーカーの営業・マーケティング職を経て、ProFuture株式会社にジョイン。これまでの経験で蓄積したノウハウを活かし、クライアントのオウンドメディアの構築・運用支援やマーケティング戦略、新規事業の立案や戦略を担当。Webマーケティングはもちろん、SEOやデジタル技術の知見など、あらゆる分野に精通し、日々情報のアップデートに邁進している。

執筆者

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『MarkeTRUNK』編集部

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