2025.5.15

サンクコスト効果とは。コンコルド効果と同じ?日常生活やビジネスシーンでの例

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サンクコスト効果とは、回収不可能なコストを心残りに感じ、より多くのコストをかけようとする心理傾向です。この効果は、日常生活やビジネスシーンにおいて、合理的とはいえない判断を引き起こす要因となっています。本記事では、サンクコスト効果の具体的な事例や、この効果を回避するための方法について詳しく解説します。

サンクコスト効果は、「コンコルド効果」や「コンコルドの誤謬」とも呼ばれることがあります。これらの呼称は、超音速旅客機コンコルドの開発プロジェクトに由来しています。このプロジェクトでは、採算が取れないことが判明した後も、すでに投資した多額の開発費を惜しんで開発を続行し、結果的に巨額の赤字を出してしまいました。

サンクコスト効果は、人間の心理に深く根ざした傾向であるため、その影響を完全に排除することは困難です。しかし、この効果のメカニズムを理解し、適切な対策を講じることで、より合理的な意思決定を行うことが可能となります。

本記事では、サンクコスト効果が日常生活やビジネスシーンでどのように現れるのか、具体的な例を挙げながら説明します。また、この効果を回避するための実践的な方法についても詳しく解説していきます。これらの知識を身につけることで、より賢明な判断を下す力を養うことができるでしょう。

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サンクコスト効果とは?コンコルド効果と同じ?

サンクコスト効果とは、すでに回収不可能となったコストを心残りに感じ、さらに多くのコストをかけようとする心理傾向のことだ。サンクコスト効果の状態に陥ると、とても合理的とは思えない判断をしてしまう。

「コンコルド効果」や「コンコルドの誤謬」という用語も、サンクコスト効果と同じ意味で使用されることがあります。これらの名称は、超音速旅客機コンコルドの開発プロジェクトに由来しています。このプロジェクトでは、採算が取れないことが判明した後も、既に投資した莫大な開発費用を惜しんで開発を続行し、結果的に巨額の赤字を抱えることになりました。

サンクコスト効果は、日常生活からビジネスの意思決定まで、様々な場面で観察されます。例えば、あまり興味のない本を最後まで読み切ろうとしたり、収益性の低い事業を継続したりする行動にも、この効果が影響している可能性があります。

合理的な判断を行うためには、サンクコスト効果のメカニズムを理解し、過去の投資や労力にとらわれずに、現在の状況と将来の見通しに基づいて決定を下すことが重要です。この心理的傾向を認識し、適切に対処することで、より効果的な意思決定が可能になるでしょう。

サンクコスト効果とは

前述したとおり、サンクコスト効果とはすでに回収不可能となったコストを心残りに感じ、さらに多くのコストをかけようとする心理傾向を指す。金銭や労力、時間といったコストを投資した結果、そのコストを回収できる見込みがなくなっていても「もったいない」と感じ、さらなる投資をしてしまう、いわば引き返せなくなる状態だ。

この心理傾向は、人間の意思決定プロセスに深く根付いており、多くの場合、非合理的な判断につながる。例えば、すでに多額の資金を投じたプロジェクトが失敗の兆候を見せているにもかかわらず、これまでの投資を無駄にしたくないという思いから、さらに資金を投入してしまうケースがある。

サンクコスト効果は人間の心理に根付いた心理傾向であるため、その状態に陥ると人はとても合理的とは思えない判断をしてしまう。合理的な判断をするためには、サンクコスト効果の仕組みを理解し、客観的な視点を持つことが重要だ。また、過去の投資や努力にとらわれず、現在の状況と将来の見通しに基づいて意思決定を行うことが求められる。

コンコルド効果、「コンコルドの誤謬」とは?

サンクコスト効果と同様の意味を指す言葉に「コンコルド効果」や「コンコルド誤謬」がある。これは、超音速旅客機コンコルドの開発が由来だ。超音速民間旅客機プロジェクトとして注目を浴びていたコンコルドは、その開発費に約4,000億円をかけていたが、開発途中でこのままプロジェクトを継続しても採算が取れないことが判明した。

客観的に見れば、この時点でプロジェクトを中止にするのが合理的な判断だろう。しかし、すでに約4,000億円もの投資をしていたことから、経営陣はその投資を惜しみ、そのまま開発を続けた結果、数兆円もの赤字を出してしまった。

この事例を指し、かけてしまったコストを惜しんでさらに不利益を被る判断をしてしまう心理傾向を、コンコルド効果やコンコルド誤謬というようになったのだ。この現象は、ビジネスの世界だけでなく、日常生活においても様々な場面で見られる普遍的な心理メカニズムであると言える。

サンクコスト効果の例

サンクコスト効果は、日常生活やビジネスシーンで発生している。日常生活で働くサンクコスト効果は、どの事例も「もったいない」や「次こそは」といった心理状態から悪循環に陥るのだ。

日常生活では、恋愛関係の継続、使用していない衣類や書籍の保管、ゲームやギャンブルへの執着などが典型的な例として挙げられます。これらの状況では、すでに投資した時間や感情、金銭的コストを惜しむあまり、合理的な判断を下すことが困難になります。

一方、ビジネスシーンにおいても、サンクコスト効果は様々な形で現れます。例えば、サブスクリプションサービスの継続利用や、コレクション付録の収集といったビジネスモデルは、消費者のサンクコスト効果を巧みに利用しています。また、企業の新規事業展開においても、投資した資金や労力を回収したいという思いから、採算の取れない事業を継続してしまうケースがあります。

これらの事例は、サンクコスト効果が私たちの意思決定に大きな影響を与えていることを示しています。合理的な判断を行うためには、この心理的傾向を認識し、適切に対処することが重要です。次のセクションでは、日常生活とビジネスシーンにおけるサンクコスト効果の具体的な例をより詳しく見ていきます。

日常生活の身近な例

日常生活におけるサンクコスト効果の身近な事例として、恋愛や衣類整理、ゲームが挙げられる。どの事例も思い込みから悪循環に陥ってしまうのだ。

例えば、長年使っていない衣類を処分できない、効果の見られないダイエット法を続ける、あるいは興味を失ったホビーに時間とお金を費やし続けるといった行動も、サンクコスト効果の表れと言える。これらの状況では、過去の投資や努力を無駄にしたくないという心理が働き、合理的な判断を妨げてしまう。

サンクコスト効果は、日々の小さな決定から人生の重要な選択まで、幅広い場面で影響を及ぼす可能性がある。そのため、この心理傾向を認識し、客観的な視点を持つことが重要である。ここでは、日常生活におけるサンクコスト効果の代表的な事例について紹介する。

恋愛「別れたいのに別れられない」

恋愛にもサンクコスト効果が見られることがある。いざ別れようとしても、交際中に使った時間や金額、感情を考えるとなかなか別れる判断ができないケースがそれに該当する。

パートナーに対して不満があるものの「時間が解決してくれるかもしれない」「一緒にいることで変わるかもしれない」と思い込み、なかなか別れを切り出せないケースや何年も交際したことでその時間をもったいなく感じ、そのままズルズル交際を続けるケースもサンクコスト効果の事例だ。

このような状況では、過去の投資(時間や感情)に囚われることで、将来の幸せや可能性を見失ってしまう危険性がある。合理的な判断をするためには、過去の投資と未来の幸せを天秤にかけ、客観的に状況を評価することが重要である。

衣類や書籍整理「使っていないけど捨てられない」

衣類や書籍の整理においてもサンクコスト効果に陥るケースがある。クローゼットにある衣類が増加した、本棚に書籍がこれ以上入らない、と何年も着ていない衣類や読んでいない書籍の処分を考えた場合でも「いつか着るかもしれない」「また読み返す時がくるかもしれない」「値段が高額」といった理由で処分しないといったものだ。

合理的に考えれば、何年も着ていない、読んでいないこと、クローゼットや本棚の収納スペースを圧迫することから、処分するという判断が妥当だろう。しかしサンクコスト効果により、金額や感情を「もったいない」と感じ、処分できなくなるというわけだ。

この心理は、特に思い出の詰まった衣類や、一度も読んでいない高価な書籍に対して強く働く傾向がある。結果として、限られた生活空間が不要な物で埋め尽くされ、新しい物を取り入れる余地さえなくなってしまうことがある。

サンクコスト効果を克服し、効率的な整理を行うためには、各アイテムの現在の価値や使用頻度を客観的に評価することが重要である。また、「断捨離」の考え方を取り入れ、物に執着しすぎない心構えを持つことも有効な手段となるだろう。

ゲームやギャンブル「次は当たるかもしれない」

ゲームやギャンブルにもサンクコスト効果が影響する。クレーンゲームで景品を獲得するために何度も挑戦した結果、なかなかやめられない経験をした人もいるのではないか。ギャンブルで負けが続いても「次当たれば取り返せる」と思い、やめられなかった経験をした人もいるだろう。

クレーンゲームやギャンブルは、負けが先行する仕組みになっていることを頭では理解しているものの「次は当たるはず」「投資した金額を取り返したい」という感情から、なかなかやめられなくなるのだ。

課金システムが搭載されたスマホゲームも同様といえる。「レアアイテムを手に入れたい」「ランキングを上げたい」といった気持ちから課金してしまい、サンクコスト効果を発生させてしまう。

ゲームやギャンブルをやめられなくなる事例は、サンクコスト効果の典型といえるだろう。これらの活動は、一時的な楽しみや興奮を得られる一方で、時間や金銭の損失につながる可能性が高い。そのため、自己制御や適切な判断力を持って取り組むことが重要である。

ビジネスシーンにおける例

ビジネスシーンにおけるサンクコスト効果が働く事例には、サブスクサービスやコレクション付録、新規事業が挙げられる。サブスクサービスやコレクション付録に関しては、サンクコスト効果を狙ったビジネスモデルといえるだろう。これらのサービスは、顧客の心理を巧みに利用し、継続的な利用や購入を促す仕組みを持っている。

新規事業については、どんな企業でも発生しうる可能性があり、経営者や事業責任者が特に注意を払うべき点である。新規事業の立ち上げには多くの時間、労力、資金が投入されるため、サンクコスト効果に陥りやすい状況が生まれやすい。

これらの事例は、ビジネスの世界においてサンクコスト効果がいかに影響力を持ち、時として合理的な判断を妨げる可能性があるかを示している。経営者や管理職は、このような心理的傾向を認識し、客観的な視点を保ちながら事業判断を行うことが求められる。

ここでは、ビジネスシーンにおけるサンクコスト効果の具体的な事例について、詳しく紹介していく。これらの例を通じて、サンクコスト効果がビジネスの意思決定にどのような影響を与えるかを理解し、より賢明な判断を下すための洞察を得ることができるだろう。

サブスクサービス「せっかく入会したのに解約するのはもったいない」

サブスクサービスは、ビジネスシーンにおけるサンクコスト効果の見られる事例だ。多くの場合、無料お試しキャンペーンや初回割引などの魅力的な条件に惹かれて入会したものの、その後の利用頻度が下がってしまうことがあります。しかし、申し込みの手間や初期設定にかけた時間がサンクコストとなり、「せっかく入会したのに解約するのはもったいない」という心理が働きます。また、「利用したいときにいつでも利用できるのは便利」という理由付けをして、実際にはほとんど使っていないにもかかわらず契約を継続してしまうケースも多々あります。このような心理状態に陥ると、月額料金を支払い続けることになり、結果的に無駄な出費が積み重なっていきます。サブスクサービス事業者はこのようなサンクコスト効果を狙ったビジネスモデルを展開しており、顧客の継続利用を促進しています。

コレクション付録「全部集めたい」

コレクション付録にもサンクコスト効果が働く。数ヵ月や1年を通して集めることでコンプリートとなる雑誌付録では、雑誌を読むためではなく付録を集めることが目的となるケースがある。

「途中まで集めたから」「全部集めたい」といった心理状態から、雑誌の内容に関係なく購入を続けるのだ。このケースもサンクコスト効果を狙ったビジネスモデルといえるだろう。特に、限定版や希少性の高い付録が含まれる場合、その効果はより顕著になる傾向がある。消費者は、コレクションの完成度を高めるために、本来必要としない商品まで購入してしまうことがある。

新規事業「いつか収益が発生する」

新規事業にもサンクコスト効果が発生する。新規事業は投資が必要な反面、見通しが立たない場合には撤退する判断も必要とされている。しかし、サンクコスト効果により「投資金額を回収したい」「いつか収益が発生するはず」という心理状態に陥り、撤退が遅れるケースがある。

例えば、「これまでに投資した金額を回収したい」「もう少し続ければ、いつか収益が発生するはずだ」といった心理状態に陥り、本来であれば撤退すべき時期を逃してしまうケースがある。この結果、さらなる損失を被る可能性が高まってしまう。

このような状況は、規模の大小を問わず、あらゆる企業で発生する可能性がある。特に、経営者や事業責任者が強い思い入れを持っている場合、客観的な判断が困難になりやすい。そのため、定期的に事業の進捗状況を評価し、必要に応じて第三者の意見を取り入れるなど、冷静な判断を下すための仕組みづくりが重要となる。

サンクコスト効果を避けるには

サンクコスト効果を回避するためには、まずこの心理傾向の仕組みを十分に理解することが重要です。サンクコスト効果による認知バイアスを認識し、過去の投資や労力を「すでに失われたもの」として客観的に捉える姿勢が必要です。

具体的な方策として、サンクコストを0と仮定して意思決定を行うことが効果的です。例えば、ある事業の継続を検討する際に「これまでの投資がなかったとしたら、今この事業を始めるだろうか」と自問することで、より合理的な判断が可能になります。

また、事業や計画を開始する前に明確な目標設定を行うことも重要です。定量的な指標を用いて達成度を測定できるようにし、目標未達の場合の対応策もあらかじめ決めておくことで、感情的な判断に陥りにくくなります。投資コストの上限を設定することも、過剰な投資を防ぐ有効な手段です。

さらに、信頼できる第三者からの客観的な意見を積極的に取り入れることも大切です。サンクコスト効果に陥っている当事者は、往々にして主観的な判断をしがちです。そのため、事業に直接関わっていない社内の同僚や外部のアドバイザーなど、異なる視点を持つ人々の意見を聞くことで、より冷静で合理的な判断が可能になります。

これらの方策を組み合わせることで、サンクコスト効果を最小限に抑え、より適切な意思決定を行うことができるでしょう。ただし、完全にサンクコスト効果を排除することは難しいため、常に自身の判断プロセスを振り返り、改善を続けていく姿勢が重要です。

認知バイアスを理解し、サンクコストは0と仮定する

サンクコスト効果による認知バイアスを理解すれば、サンクコスト効果を回避できるだろう。「どのような状況で発生するのか」「どんな心理状態になるのか」を理解しているだけで、サンクコスト効果における認知のずれに気付ける。

また、サンクコストは0と仮定することも大切な回避方法だ。サンクコストは過去のものであり、その投資が未来の判断に影響することは少ないだろう。例えば、サブスクサービスを利用している場合でも「もしサブスクに加入していなければ」という前提で考えると「月額料金がもったいないから利用しない」といった判断ができるだろう。

サンクコスト効果による認知バイアスを理解し、サンクコストはなかったものと考えることで、サンクコスト効果を回避できる可能性は上がるはずだ。

陥りやすい認知バイアスは、他にも自分にとって都合の良い情報ばかりを集めてそれを信じようとする「確証バイアス」や無意識のうちに持ってしまう偏見や、根拠のない思い込み「アンコンシャスバイアス」などもあるので把握しておこう。

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スタートする前に目標を決める

スタートする前に明確な目標を設定することは、サンクコスト効果を回避するための重要な戦略です。事業を展開する場合、具体的かつ定量的な目標を設定することで、プロジェクトの進捗状況や成果を客観的に評価できます。例えば、「6ヶ月以内に売上高1000万円達成」といった明確な指標を設けることで、目標達成度が明確になります。

さらに、目標未達成の場合の対応策もあらかじめ決めておくことが賢明です。「目標の80%未満の達成率であれば事業の見直しを行う」などの基準を設けることで、感情的な判断を避け、合理的な意思決定が可能になります。

投資コストの上限設定も効果的な方法です。サンクコスト効果が働くと、損失を取り戻そうとさらなる投資を続け、悪循環に陥る危険性があります。例えば、「初期投資額の2倍を上限とする」といった具体的な制限を設けることで、過剰な投資を防ぎ、損失を最小限に抑えることができます。

このように、事前に明確な目標と基準を設定することで、プロジェクトの進行中も冷静な判断が可能となり、サンクコスト効果に惑わされることなく、適切なタイミングで撤退や方向転換の決断を下すことができるでしょう。

客観的な意見を取り入れる

客観的な意見を取り入れることも有効だ。サンクコスト効果が働いたとき、その当事者は認知のずれを引き起こしており、主観的な判断を下しやすい状態といえる。その状態で合理的な判断を下すのは簡単ではないはずだ。

そこで、信頼できる第三者から客観的な意見を聞くことが重要となります。これにより、状況を冷静に分析し、より適切な判断を下すことが可能になります。例えば、事業の継続を判断する場合、その事業に直接携わっていない社員や社外のアドバイザーから意見を聞くことが有効です。彼らは、事業に対して感情的な愛着がないため、より客観的な視点で助言を提供できるでしょう。

また、書籍や専門的な資料などからも客観的な情報を得ることができます。これらの情報源は、個人的な感情や利害関係に左右されない、純粋に事実に基づいた見解を提供してくれる可能性が高いです。

さらに、日頃から真摯に相談に乗ってくれる信頼できる相談相手を見つけておくことも重要です。これは、突発的な判断を迫られる状況に備えるためです。常に客観的な意見を聞ける環境を整えておくことで、サンクコスト効果に陥りそうな場面でも、冷静な判断を下すための助けを得ることができるでしょう。

まとめ

サンクコスト効果は、回収不可能となったコストを惜しんで、さらなる投資を続けてしまう心理傾向です。この効果に陥ると、合理的でない判断をしてしまう可能性が高くなります。

日常生活やビジネスシーンにおいて、サンクコスト効果は様々な形で現れます。例えば、別れたい恋人との関係を続けたり、使わない物を捨てられなかったり、ギャンブルをやめられなかったりする状況が挙げられます。ビジネスでは、不採算のサービスや事業を継続してしまうケースがあります。

サンクコスト効果を回避するためには、いくつかの対策が有効です。まず、この効果による認知バイアスを理解し、過去のコストは既に回収不可能であると認識することが重要です。また、事業や投資を始める前に明確な目標と投資上限を設定しておくことで、冷静な判断が可能になります。

さらに、客観的な意見を取り入れることも効果的です。信頼できる第三者からのアドバイスや、関連する客観的な情報を参考にすることで、より合理的な判断ができるようになります。

サンクコスト効果を理解し、適切な対策を講じることで、私たちはより賢明な決断を下せるようになります。日々の生活や仕事の中で、この効果に注意を払い、合理的な判断を心がけることが大切です。

監修者

古宮 大志

古宮 大志(こみや だいし)

ProFuture株式会社 取締役 マーケティングソリューション部 部長

大手インターネット関連サービス/大手鉄鋼メーカーの営業・マーケティング職を経て、ProFuture株式会社にジョイン。これまでの経験で蓄積したノウハウを活かし、クライアントのオウンドメディアの構築・運用支援やマーケティング戦略、新規事業の立案や戦略を担当。Webマーケティングはもちろん、SEOやデジタル技術の知見など、あらゆる分野に精通し、日々情報のアップデートに邁進している。

※プロフィールに記載された所属、肩書き等の情報は、取材・執筆・公開時点のものです

執筆者

古宮 大志

マーケトランク編集部(マーケトランクへんしゅうぶ)

マーケターが知りたい情報や、今、読むべき記事を発信。Webマーケティングの基礎知識から、知っておきたいトレンドニュース、実践に役立つSEO最新事例など詳しく紹介します。 さらに人事・採用分野で注目を集める「採用マーケティング」に関する情報もお届けします。 独自の視点で、読んだ後から使えるマーケティング全般の情報を発信します。

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