エバンジェリスト(Evangelist)とは元々「伝道師」を意味し、現代のビジネスにおいては主に自社に所属する専門職を指すのが主流です。
自社所属のエバンジェリストは、複雑化するIT技術やサービスの価値を、中立的かつ俯瞰的な視点から消費者にわかりやすく伝え、啓蒙・普及活動を行う専門人材です。直接的な販売を目的とする営業とは異なり、消費者と企業の橋渡し役として社会視点での情報発信を行い、さらには社内へのインナーマーケティングにも貢献して組織全体の理解を深める存在意義があります。
一方で、自社製品に強い熱意を持ち他者へ推薦してくれる顧客を指す言葉としての側面もあります。しかし、現在こちらの意味合いは「アンバサダー」と呼ばれるのが一般的です。
顧客側へのアプローチにおいては、中立的な立場から啓蒙活動を行う自社のエバンジェリストの力だけでなく、より消費者目線に近いアンバサダーやKOL(Key Opinion Leader:特定の分野で専門性を持ち、消費者の購買行動に強い影響を与える人物)、KOC(Key Opinion Consumer:自ら製品を利用し影響力を持つ一般消費者)などの情報発信力も掛け合わせて多角的に活用していく手法が広がっています。

