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ChatGPT4とは?従来版との違い、無料で使う方法

2024.11.28
読了まで約 14

GPT-4とは、OpenAI社が開発・運営している自然言語処理AIモデルで、ChatGPTの有料上位モデルです。本記事では、無料版との違いやできること、GPT-4の機能を無料で利用できるサービスなどについて解説します。ぜひ参考にして、GPT-4を使いこなしてください。

目次

ChatGPT-4oとは?

ChatGPT-4oとは、「テキスト」「画像」「音声」の任意の組み合わせを入力として受け入れ、同じくこれらの媒体の任意の組み合わせを回答として生成、出力できるマルチモーダルAIです。4oの「o」は「omni=オムニ」の略で「すべての」「全体」といった意味を表す言葉です。以下ではGPT-4 Turboとの違いやGPT-4oの特長などについて解説します。

● GPT-4 Turboとの違い
● GPT-4oの特長

GPT-4 Turboとの違い

「GPT-4o」は2024年8月時点において、旧来のモデルである「GPT-4 Turbo」と比べて処理が2倍早く、さらに料金が50%安くなっています。またビジョン機能ではGPT-4 Turboよりも優れた性能を発揮し、言語も英語以外の言語のサポートが強化されています。以下の比較表で詳細が確認できます。

  GPT-4 Turbo GPT-4o
モデルの種類 マルチモーダル マルチモーダル
入力(インプット) テキスト・画像・音声 テキスト・画像・音声
出力(アウトプット) テキスト・画像・音声 テキスト・画像・音声
コンテキストウインドウ 128k(約300ページ) 128k(約300ページ)
入力(価格) 10米ドル(100万トークン) 5米ドル(100万トークン)
出力(価格) 30米ドル(100万トークン) 15米ドル(100万トークン)
速度 GPT-4の2倍 GPT-4 Turboの2倍

※2024年8月現在

GPT-4oの特長

GPT-4oではGPT-4 Turboよりさらに強化された「自然言語処理=NLP」機能を備えています。また出力速度や回答の質向上、対応言語の強化など前モデルよりも大幅に性能がアップしてます。

これにより「テキスト」「画像」「音声」の任意の組み合わせをシームレスに統合処理し回答してくれます。資料の作成などにおいて、データの収集から表の整理、グラフ化までが一度に行えるため作業効率が大幅にアップします。

ChatGPT-4oの利用方法

ChatGPT-4oの「有料版」「無料版」それぞれの利用方法について解説します。

● 有料版
● 無料版

有料版

有料版の利用方法はそれぞれ以下となります。

● デスクトップ(Webブラウザ)
● スマホアプリ

デスクトップ(Webブラウザ)

デスクトップ(Webブラウザ)で有料版ChatGPT-4oを使用するにはプランのアップグレードを行います。

1.ChatGPTにログインします
2.画面左上のアイコン「サイドバーを開く」をクリックします
3.サイドバーの一番下「プランをアップグレードする」をクリックします
4.「Plusにアップグレードする」もしくは「Teamにアップグレードする」を選択して有料版へアップグレードを行います

スマホアプリ

デスクトップ同様、スマホアプリで有料版ChatGPT-4oを使用するにはプランのアップグレードを行います。

1.ChatGPTにログインします
2.画面左上の「2本ラインのアイコン」をタップします
3.画面一番下のアカウント欄より「3点リーダー」のアイコンをタップします
4.メニュー欄より「サブスクリプション」をタップします
5.「サブスクリプションを登録する」をタップし有料版へアップグレードを行います

無料版

無料版では、デスクトップ(Webブラウザ)及びスマホアプリともに、デフォルトでChatGPT-4oが設定されており、ユーザーは何もしなくても最初からChatGPT-4oを使用できます。

ですが質問回数は10回までという制限があり、それを超えると自動的にChatGPT-3.5に戻ります。以降は5時間ごとに使用分がリセットされ、5時間経過するごとに10回だけChatGPT-4oを使用できます。

Chat(チャット)GPTのGPT-4とは?

GPT-4とは、OpenAI社が開発・運営するテキスト生成AIの自然言語処理AIモデルです。料金やリリース日などの概要について見ていきましょう。なお、GPT-4は2022年11月にリリースされたChatGPTの有料上位モデルです。

ChatGPTは自然な言語で質問や指示ができますが、プロンプト(質問や指示の言葉)が的確ではないときは、期待する回答を得られないことがあります。ChatGPTを使いこなすためにも、プロンプトのパターンを覚えておきましょう。

● GPT-4はGPT-3.5に続くChatGPTの上位モデル
● GPT-4の料金は月額20ドル

関連記事:第三回「成功を収めるための技術 ~リスキリングかChatGPTか」

GPT-4はGPT-3.5に続くChatGPTの上位モデル

2023年3月15日に発表されたGPT-4は、GPT-3やGPT-3.5に続くChatGPTの上位モデルです。誤字脱字が大幅に減り、複数の指示を含む応用的なプロンプトの意図にも対応できるようになりました。

● GPTの歴史
● ChatGPTの誕生
● GPT-4の誕生

GPTの歴史

OpenAI社がGPT(GPT-1、Generative Pre-trained Transformer)を発表したのは2018年です。翌2019年にはGPT-2が発表されました。

GPT-2は、GPT-1と比べて10倍以上のパラメータ数(15億個。GPT-1は1億強)を有し、学習に使用するデータも40GBに増えました。これらの変化により返答精度は高まりましたが、長文の返答についてはまだ問題が多いと見られていました。

2020年にはGPT-3が発表されます。GPT-3はGPT-2と比べて100倍以上のパラメータ数(1,750億個)を有し、学習データも570GBにまで増えました。返答精度はさらに高まり、人間がつくる文章とほぼ変わらない程度になりました。

ChatGPTの誕生

2022年には、ChatGPTのベースとなるGPT-3.5が発表されます。GPT-3.5のパラメータ数はGPT-3の約2倍の3,550億個で、モデル自体はGPT-1からGPT-2、GPT-2からGPT-3への変化ほどには変わりません。

しかし、GPT-3.5は、Chat(チャット)と呼ばれるインターフェースを有する「ChatGPT」として発表されたことで、より多くの人々に使われるようになりました。GPTはOpenAI社が開発したテキスト生成や文章要約に用いられるツールですが、一般ユーザーが利用しやすいインターフェースでは提供されていませんでした。

一方、ChatGPTはチャットボットとして使えるツールです。そのため、コンピュータやプログラミングなどに詳しくなくても、入力するための枠に自然な言葉でプロンプトさえ入れれば、対話するように答えを得られます。

GPT-4の誕生

GPT-3.5を搭載したChatGPTは話題性もあり爆発的に普及し、多くの人々がOpenAI社のGPTの優れた技術に触れました。2023年に発表されたGPT-4は、GPT-3.5と比べさらに飛躍的に精度が向上しています。

関連記事:AI(人工知能)とは?意味や定義をわかりやすく解説

GPT-4の料金は月額20ドル

GPT-4は、一般ユーザーでも利用できるようにサブスクリプションサービスとして提供されています。ChatGPT Plusに登録すると、GPT-4によるChatGPTを利用できるようになります。

なお、GPT-4を利用できるChatGPTの利用料金は、月額20ドル(2024年8月時点)です。すでに無料版のChatGPTを利用している方であれば、ログインしてChatGPTのページを開くと次の画面が表示されます。

スクリーンショット:有料版「ChatGPT Plus」にアップグレードする

出典:ChatGPT

「GPT-4」の部分をクリックすると、登録案内が表示されます。
「Upgrade to Plus」をクリックすると、GPT-4を利用できるサブスクリプションサービスの登録画面が表示されます。ChatGPTを利用したことがない方の始め方については、後述します。GPT-4の性能については、Microsoft Copilot(旧Bing AI:Microsoft社の検索サービス「Bing」のAIチャット検索)を使うことで、制限付きではありますが無料で体験可能です。

なお、GPT-4は2022年1月までの学習データに基づいています。そのため、その後の情報については正確に答えられません。一方、Microsoft CopilotではGPT-4にリアルタイムに検索できる検索エンジンを組み合わせているため、新しい情報も含めた答えを得られます。ChatGPTを利用するときは、ベースとなる情報のタイムラグにも注意してください。

関連記事:ChatGPTとは?日本語での始め方や使い方、アプリについて解説

GPT-4の特徴やGPT-3.5との違い

GPT-3.5からGPT-4に進化した部分としては、次の点が挙げられます。

● 画像入力が可能
● 最大25,000文字の長文に対応
● 整合性の向上
● 日本語精度の向上
● 問題解決能力の向上

それぞれの点において、GPT-4がどのように向上したのか解説します。

画像入力が可能

GPT-4では、プロンプトとしてテキストだけでなく画像も活用できます。例えば、画像を入力して、「この画像のおかしな部分を説明してください」とテキストを入力すれば、画像に見られるおかしいと思われる部分についての解説を得られるかもしれません。

また、次のように使えることがあります。

● グラフの画像を入力して、グラフの数字をテキストに書き起こす
● グラフの画像を入力して、変化量などを計算させる
● PDFの画像を入力して、文章の要約や翻訳をさせる
● 画像にあるものの名称を尋ねる

グラフの読み取りや計算、資料を活用した文章作成などに利用できるため、論文作成にも活躍しそうです。また、単純にものの名前がわからないときにも活用できます。名前が思い出せないものや知らないものがあるときは、スマートフォンなどで写真を撮ってChatGPT(GPT-4)に尋ねれば、簡単に名称がわかるかもしれません。

最大25,000文字の長文に対応

GPT-3.5が5,000文字だったのに対し、GPT-4は最大25,000文字の長文に対応できます。長文を要約したいときや翻訳したいときは、従来であれば何度かテキストを分割する必要がありましたが、GPT-4では25,000文字まで対応しているため、分割しなくても要約・翻訳できるケースが増えました。

整合性の向上

AIが間違ったことをいう「ハルシネーション」が大幅に低減し、回答の整合性が向上しています。GPT-4ではGPT-3.5よりも幅広いデータセットでトレーニングされているため、質問に対する理解が深く、質問や指示に対して意図した形での回答を得やすくなりました。

日本語精度の向上

GPT-3.5は日本語対応の精度が高くはありませんでしたが、GPT-4は高い精度での回答が可能になりました。OpenAIの性能テストによれば、GPT3.5の英語スコアよりGPT-4の日本語スコアのほうが高く、より自然かつ高精度な言語理解・表現が期待できます。

参考:OpenAI「GPT-4」
関連記事:OpenAI(オープンAI)とは!会社としてうまく活用していく方法を解説!

問題解決能力の向上

GPT-4は問題解決能力の精度が高く、GPT-3.5と比べて、プログラミングのコードや論理的な文章の生成が正確に行えます。そのため、プライベートだけでなくビジネスや学問の分野にも活用しやすくなったと考えられます。

ただし、GPT-4もGPT-3.5と同様、質問や指示そのものを理解して回答しているのではありません。質問や指示の言語配列から、回答に該当するであろう内容を検索して提示しているため、得られた答えは検証することが必要です。

GPT-4が利用可能なChatGPTでできること

GPT-4を利用できるChatGPTでは、次の事柄に活用できます。

● 悩み相談・雑談
● メールやマニュアルの作成
● 文章の要約
● クイズの問題作成
● プログラミング用のコード生成
● アイデアの提案

なお、上記の事柄はGPT-3.5を利用できる無料版のChatGPTでも対応可能です。しかし、GPT-4のモデルを利用することで、より自然かつ高い精度で実現できます。GPT-4でできることを具体的に解説します。

悩み相談・雑談

スクリーンショット:GPT-4_悩み相談・雑談

出典:ChatGPT

悩み相談や雑談にも活用できます。自然な流れで会話を続けられ、質問に対して適切な回答を得られることがあります。また、立場や方言を設定した会話も可能です。

例えば、「あなたがわたしの上司なら、どのようにアドバイスしますか?」「京都弁で答えてください」のように指示できます。さらに、「厳しい口調で」や「カジュアルなスタイルで」のように、口調やスタイルも指定できます。

メールやマニュアルの作成

スクリーンショット:GPT-4_メールやマニュアルの作成

出典:ChatGPT

ビジネスメールや業務マニュアルの作成も可能です。さらに文章校正も可能なため、上司や顧客に提出するメール、論文やレポートの作成時に活用すれば、質の高い文章に仕上がります。

ただし、GPT-4は質問や指示を理解して回答しているわけではないため、完璧な文章に仕上がるとは限りません。GPT-4によって得られた文章に間違いがないか、前提となる知識が正確なものか、必ずご自身で確認するようにしてください。

文章の要約

スクリーンショット:GPT-4_文章の要約

出典:ChatGPT

最大25,000文字までの長文要約が可能です。例えば、ビジネス書や小説などの要約文を作成したいときにも活用できます。GPT-3.5では最大5,000文字だったため、GPT-4で長文を入力する場合はコピペする手間が大幅に減ります。

クイズの問題作成

要件やテーマに基づいたクイズの問題作成が可能です。例えば、次のようなクイズの作成を依頼できます。

● 明治維新で活躍した人のエピソードを問うクイズ
● オーストラリア特有の文化に対するクイズ
● 光の三原色についてのクイズ

イベントでクイズを出題するときや、子どもの学習習熟度をチェックするための小問題を作成するときなどにも活用できるかもしれません。

プログラミング用のコード生成

プログラミング用のコード生成も可能です。プログラミング言語の指定や、コードのバグチェックにも対応しています。

ただし、プログラミングについて理解してコード生成やコードチェックをしているわけではないため、間違いがある可能性も十分にあります。指定したプログラミング言語に習熟した方に、最終チェックをしてもらうようにしてください。

関連記事:プログラミングとは?基本的な意味を理解しておけばビジネスでも役立ちます!

アイデアの提案

GPT-4では、学習データの膨大な知識を基にした創造的で多様なアイデアの提案が可能です。ビジネスにおいて新しいアイデアが浮かばないときや、ブログなどの個人的な活動で新しいテーマが浮かばないときなどにも活用できます。

マーケティングのアイデアが浮かばないときは、手引書を参考にすることでもヒントを得られます。以下からBtoBマーケティングの手引書を無料ダウンロードしてご利用ください。

ChatGPTでできないこと

ChatGPTでできないこととしては、以下が挙げられます。

● 最新の情報は回答できない
● 決断は下せない
● 倫理的・道徳的に問題とされる質問には回答できない
● プライバシーに関する質問には回答できない

最新の情報は回答できない

ChatGPTは最新の情報を回答することはできません。例えば、2023年12月時点で「現在の日本の首相は?」と質問すると、「私の知識の最終更新は2022年1月なので、現在の日本の首相についての最新の情報を提供することはできません」と回答されます。

さらに、「最新の情報を確認するには、信頼性のあるニュースソースや公式な政府の発表を参照してください」と続き、信頼性のあるメディアへの確認を促されます。現時点においてGPT-4のChatGPTでは、2022年1月以降の情報については回答ができないようになっています。

ただし、後述する2023年11月に発表されたChatGPTの新バージョン、「GPT-4 Turbo」では、学習データが2023年4月にまで更新されました。

決断は下せない

ChatGPTは、決断を下さなければならないような回答もできません。例えば、「私はダイエット中です。目の前のケーキを食べてもいいですか?」と質問すると以下のように回答されます。

「ダイエット中である場合、食事の選択は重要ですが、完全に我慢しすぎることもストレスを引き起こす可能性があります」

そして、上記のような一般論が述べられたあと、「具体的な状況については、栄養士や医師と相談することをお勧めします」と医師などに相談するように促されます。

また、「何がしたい?」といったシンプルな質問にも回答することができません。そのように質問すると以下のように回答されます。

「私はプログラムですので、感情や欲望はありません。ただ質問に答えたり、情報を提供したりすることができます」

上記のような例から、自分の判断をChatGPTに委ねるような質問にはほぼ回答できないと言えます。

倫理的・道徳的に問題とされる質問には回答できない

ChatGPTでは、倫理的及び道徳的に問題があると判断された質問には回答ができないようになっています。そのような質問を行うと以下のように回答されます。

「私は倫理的な理由から、暴力行為を支持することはありません。暴力行為は人権を踏みにじり、道徳的に受け入れがたい行為です」

他にも人種差別や差別発言、ヘイトスピーチなどの質問も同様の回答となります。

プライバシーに関する質問には回答できない

ChatGPTは、プライバシーに関する質問には回答ができません。例えば「〇〇くんはどこにいますか?」と質問をすると以下のように回答されます。

「残念ながら、私は特定の個人の現在地や個人情報を提供することはできません。個人のプライバシーを尊重し、保護するためには、他の人の個人情報に慎重に扱う必要があります」

上記のように注意喚起を促されます。他にも、「住所を教えて」や「〇〇の秘密を教えて」といった個人のプライバシーに関する質問も全て同様の回答となります。

ChatGPTを使う際の注意点

ChatGPTを利用する際は、いくつかの注意点をおさえておく必要があります。それが以下の項目となります。

● 正しくない回答をすることがある
● 個人情報の扱いには注意する
● 計算を間違えることがある

正しくない回答をすることがある

ChatGPTは、インターネット上の情報を収集し、質問に対して回答を分かりやすく組み立てて提供するだけのシステムです。そのため、収集した情報が正しいか否かまでは判断ができません。間違った情報を収集し、それをそのまま組み立てて回答とする場合も往々にしてあります。

例えば、「徳川家康の死因は?」と質問すると、「家康は長寿で、78歳で亡くなりました。詳細な死因は確定されておらず、医学的な解剖が行われていないことから、具体的な病気や要因は不明です」と回答されました。

諸説ありますが、江戸幕府の公式史書『徳川実紀』に基づいて発表されている情報では、「家康は75歳でなくなり死因は胃がん」であるとされています。こういった特性から、ChatGPTによる回答の真偽はあくまで人間がしっかり確認し、最終判断を下すべきと言えます。

個人情報の扱いには注意する

ChatGPTには機密情報や個人情報を保護する対策や保証がなされていないため、これらの情報をChatGPTに提供することにはリスクが伴います。

ChatGPTには情報を保持したり記憶したりする機能はないとされていますが、セキュリティ面が脆弱であることは指摘されており、現在においてもそれは懸念材料となっています。使用する際にはIDやパスワードなどの入力は行わない方が無難と言えます。

<h3>計算を間違えることがある</h3>
ChatGPTは計算を間違えることもあります。例えば「123,456×123,456=」と質問すると「123,456 × 123,456は、約15,241,005,136になります」と回答されます。しかしながらこの答えは間違っているうえ、数字の前に「約」と付いています。

回答は一つしかないはずですが、おおよその数字を出していると判断せざるを得ないのです。ちなみに、上記計算式の正解は「15,241,383,936」となります。こういったことからも、計算はしっかりと自分で行った方がよいと言えます。

ChatGPTでのGPT-4の始め方

ChatGPTでGPT-4を利用する手順は以下のとおりです。

1. アカウント作成
2. ChatGPT Plusへアップグレードする
3. GPT-4モデルを選択し利用スタート

1.アカウント作成

スクリーンショット:GPT-4の始め方_アカウント作成

出典:ChatGPT

まずは、ChatGPTの公式ページにアクセスしましょう。ブラウザの検索窓に「ChatGPT」と入力して検索すると、OpenAI社のChatGPT公式ページが上位に表示されます。すでにChatGPTを利用したことがある方は、前述の方法でGPT-4をご利用ください。

まだChatGPTを利用したことがない方は、アカウントを新たに作成しましょう。下記がアカウントを作成する手順です。

1. 前述のとおりChatGPTの公式サイトにアクセスします
2. ホーム画面から「Sing up」をクリックします
3. メールアドレスを入力して「Continue」をクリックします
4. 「人間であることを確認します」をチェックします
5. OpenAI社よりメールが届きますので「Verify email address」をクリックします
6. 氏名を入力して「Continue」をクリックします
7. 電話番号を入力して「Send code」をクリックします
8. SMSに認証コードが送信されるので、認証コードを入力します
9. 利用目的を入力すれば登録が完了します

なお、上記ではメールアドレスを登録する方法をご紹介しましたが、GoogleアカウントやMicrosoftアカウントでもログインできます。また、アカウントを作成すると、無料版ChatGPTが利用できるため、一度試してみるのがおすすめです。

2.ChatGPT Plusへアップグレードする

無料登録が完了したら、次は有料版の契約を行います。以下の情報を入力して、同意文にチェックを入れて申し込むと、ChatGPTでGPT-4が利用できるようになります。

● メールアドレス
● クレジットカード番号、有効期限、セキュリティコード
● クレジットカード保有者の氏名
● 請求書送付先の住所

具体的な手順は以下の通りです。

1. ChatGPTにログインします
2. 画面左側のメニューにある「Upgrade to Plus」をクリックします
3. もしくは、画面に表示されている「GPT-4」を選択し、「Upgrade to ChatGPT Plus」をクリックします
4. 「Your plan」という画面が表示されたら「Upgrade to Plus」をクリックします
5. クレジットカード情報などの入力画面に移動するので、それぞれ入力します(メールアドレスはアカウント作成時に使ったものが自動で記入されます)
6. 「申し込む」ボタンをクリックします
7. 「Payment received! Click continue to begin using your ChatGPT Plus account.」と表示され、登録が完了します

3.GTP-4モデルを選択し利用スタート

ChatGPT Plusの契約が完了すると、下記の手順でGPT-4を利用できるようになります。なお、基本的なGPT-4の使い方は無料版と一緒です。

1. ChatGPTにログインします
2. チャット画面の上段で「GPT-4」が選択できるようになるので、「GPT-4」をクリックします
3. プロンプトを入力します

GPT-4を搭載したサービス

GPT-4を利用できるサービスはChatGPTだけではありません。GPT-4を搭載している有料・無料のサービスをいくつかご紹介します。ぜひ利用して、GPT-4の性能やできることを確かめてみてください。

● Microsoft Copilot(旧:BingAI)
● Be My Eyes
● Duolingo
● Tome
● イルシル
● ラクリン
● Coze
● Poe(ポー)
● リートン

Microsoft Copilot(旧:BingAI)

Microsoft CopilotはMicrosoft が提供する無料の生成AIサービスです。旧称はBingAIですが別プロダクトのサービスになったわけではなく、ベースはBingAIのままアップデートを重ね、従来以上のサービスを提供し続けています。

「Copilot」は日本語で「副操縦士」の意味となり、同サービスを「ユーザーのAIコンパニオン」と位置づけるMicrosoftは、ユーザーの良き伴侶としての役割を想定して命名したと言えます。Microsoft Copilotは無料で利用できるうえ、利用できる機能が多いことも特徴の一つと言えます。

Bingとは、Microsoftが無料で一般公開している検索エンジンです。Copilot では、ChatGPTと同じく、自然な言葉のプロンプトで指示や質問ができます。また、ChatGPTは搭載されている情報をベースに回答が作成されますが、 Copilotはリアルタイムで検索して回答を作成するため、新しい話題やニュースなどにも対応しています。

Copilot はパソコンだけでなく、AndroidとiOSの両方に対応可能です。手軽にGPT-4の性能を確かめたいときも、利用してみましょう。

スクリーンショット:Copilot

出典:Copilot

Be My Eyes

Be My EyesはOpenAI社のサービスで、視覚障害者や低視力者をサポートするために開発されました。リアルタイムのビデオ通話を通じて、視力に問題を抱える方とボランティアをつなぎ、視覚的支援を提供します。

例えば、ライトが点灯しているか、洋服のコーディネートに問題がないかなど、日常生活のさまざまな場面で視力に問題を抱える方をサポートします。なお、AndroidとiOSの両方に対応し、無料で利用可能です。

スクリーンショット:Be My Eyes

出典:Be My Eyes

Duolingo

DuolingoもOpenAI社のサービスで、語学学習アプリです。40の言語に対応し、100を超えるコースが用意されています。

DuolingoはAIと言語化学を組み合わせることで、一人ひとりに合わせたパーソナルラーニングを実現しています。誰もが自分に適したレベルとスピードで学べるため、効率よく学べるのも特徴です。世界で1億人以上のユーザーがいるDuolingoで、語学を学んでみてはいかがでしょうか。

出典:Duolingo

Tome

Tomeは、会社や研究会での発表に使用するプレゼン資料を作成するサービスです。無料でも利用できますが、クレジット制のため、何度も繰り返し利用するときは、Proなどの有料プランを申込む必要があります。有料プランは制限なしに利用でき、何度でも作成し直すことが可能です。

また、サービス自体は英語ですが、日本語のプロンプトを入力すると資料を日本語で作成できます。必要な情報をテキストで入力するだけで作成できるため、プレゼンの準備に時間をかけられます。

出典:Tome

イルシル

イルシルはAIを搭載したスライド自動生成サービスです。ビジネスの現場や会議などで使用するスライド資料を、AIを利用し直感的かつスピーディーに作成できるため、スライド資料作成にかかる時間を大幅に短縮、効率化できます。

デザインテンプレートが常時1000種類以上あるため、自分でデザインを考える必要がなくシーンに応じて使い分けることができます。AIが搭載されているため入力したテキストから自動でオリジナルのスライドが生成されます。

ラクリン

ラクリンはブログ記事の作成や生成に特化したAIツールです。ラクリンを使用することで、ユーザーに変わって文章を作成してもらったり、記事のアイデアを提案してもらったりできます。また、キーワードの提案機能もあり、自分では探すことが困難なお宝キーワードやニッチキーワードなどが発掘できます。

さらに、ブログ記事を投稿するうえで必要なリード文や見出しの作成、SEO対策となるディスクリプションの作成なども自動で行えます。AIを搭載していることで、より自然でかつ正確な文章が作成されます。

Coze

CozeはAIチャットボットを簡単かつ手軽に開発できるプラットフォームです。プログラミングの知識は必要なく、直感的な操作のみで本格的なAIチャットボットを作成できます。プロンプトはCozeが自動で生成してくれるため、ユーザー自らプロンプトを作成する手間と労力を省けます。

また、ボット機能を拡張できる豊富なプラグインも提供されており、画像を使用した視覚的なインタラクションも可能にします。

Poe(ポー)

Poe(ポー)は個人向けの生成AIプラットフォームです。Poe(ポー)を使用すればAIチャットボットを作成できるほか、他人が作成したAIチャットボットを検索して使用できます。またPDFをアップロードするだけでAIチャットボット化ができるなど、直感的に使用できる手軽さもあります。

Poe(ポー)は回答速度が速く複数のボットと会話ができるなど、比較的高性能であることが特徴の一つでもあります。また本家ChatGPTには無い「サジェスト機能」なども搭載されています。

リートン

リートンは自分だけのAIキャラクターを作成してチャット機能を持たせることができるAIアプリです。この作成したAIキャラクターに個性を持たせることができるため、ペルソナを設定することで目的や用途に応じたAIキャラクターに仕立てることができます。

例えば小学生の教育目的で使用する場合は、学習サポートができるような知的なアニメキャラや、何でもアドバイスしてくれるゆるキャラを作成するなど、ケースバイケースでアイデアが広がります。また高品質の画像生成機能も搭載されており、画像を使用して分かりやすく回答させることもできます。

【2024年】CtatGPTに新たに追加された機能
ChatGPTには随時機能が追加されています。2023年と2024年に追加された機能をご紹介します。

● メモリ機能(2024年追加)
● 「履歴の表示」オフ機能(2023年追加)
● Webブラウジング・プラグイン機能(2023年追加)

メモリ機能(2024年追加)

ChatGPTでは2024年2月13日にメモリ機能が新しく発表されました。メモリ機能はChatGPTが独自の判断で重要と判断されるユーザーとのやり取りを都度記憶しておき、より関連性の高い回答を即時提供できる機能です。

このメモリ機能によって、ユーザー各々に合わせた情報提供ができるようになるなど、より個人の趣向や好みにマッチした回答が行えるようになります。

「履歴の表示」オフ機能(2023年追加)

従来は利用履歴が左側に表示されていましたが、履歴の表示をオフにできる機能が追加され、情報漏洩対策が強化されました。ただし、不正使用防止のために、新しいチャット履歴は30日間保持されます。

Webブラウジング・プラグイン機能(2023年追加)

ChatGPT Plusユーザー向けに、ベータ版としてWebブラウジング機能が備わりました。WebブラウジングをONにすれば、最新の情報を参考にした回答が得られます。また、プラグイン機能が追加され、他のアプリとの連携も可能になりました。

まとめ:特徴を理解しGPT-4を上手に活用しよう

GPT-4の特徴を理解しておくことで、より高度に有料版のChatGPTを使いこなせます。ご紹介した情報も参考に、ぜひGPT-4を活用してください。

また、ChatGPT以外でもGPT-4の利用は可能です。Microsoft Copilotなどの無料サービスなら、より手軽に活用できます。ぜひ試してみてください。

監修者

古宮 大志(こみや だいし)

ProFuture株式会社 取締役 マーケティングソリューション部 部長

大手インターネット関連サービス/大手鉄鋼メーカーの営業・マーケティング職を経て、ProFuture株式会社にジョイン。これまでの経験で蓄積したノウハウを活かし、クライアントのオウンドメディアの構築・運用支援やマーケティング戦略、新規事業の立案や戦略を担当。Webマーケティングはもちろん、SEOやデジタル技術の知見など、あらゆる分野に精通し、日々情報のアップデートに邁進している。

※プロフィールに記載された所属、肩書き等の情報は、取材・執筆・公開時点のものです

執筆者

『MarkeTRUNK』編集部(マーケトランクへんしゅうぶ)

マーケターが知りたい情報や、今、読むべき記事を発信。Webマーケティングの基礎知識から、知っておきたいトレンドニュース、実践に役立つSEO最新事例など詳しく紹介します。 さらに人事・採用分野で注目を集める「採用マーケティング」に関する情報もお届けします。 独自の視点で、読んだ後から使えるマーケティング全般の情報を発信します。

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