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Google広告とは?種類や費用など基本を解説

2024.7.30
読了まで約 15

インターネット広告を企業として行うという場合、ほとんどの場合に候補に挙がるのが、Google広告です。これからGoogle広告を始めるという方に向け、Google広告の基本として、特徴・設定・管理画面のログイン方法などを解説します。

関連記事:Google広告とオフライン広告で実現する認知向上と顧客獲得

Google広告とは?

Google広告は、Googleが提供するインターネット広告の総称で、Googleの検索エンジンやYouTubeなどのWeb上に掲載できる広告のことを指します。コンバージョン獲得やWebサイトへの誘導などを目的に広告を出すことができます。自社の製品やサービスの知名度向上や、販売促進などのマーケティングを目的に活用できます。

Google広告は、以前は「Googleアドワーズ(AdWords)」という名称でしたが、2018年7月に名称変更して「Google広告」となりました。

Google広告は、現在、非常に多くの事業者が利用しており、インターネット広告の代表的な存在です。インターネット広告を出すとなったら、まずGoogle広告が筆頭に上ります。ですので、インターネットでのマーケティング活動を行う際には、非常に重要な対象となります。

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Google広告とSEOの関係

Google広告を出稿して検索結果上位表示を達成する方法と、SEO施策を行って検索結果上位表示を達成する方法は異なりますが、どちらもユーザーの「疑問に応える=検索結果を返す」という点では同じです。Google広告は広告費がすべてであり、広告費が潤沢にあれば短期間のうちにいくらでも上位表示を達成することができます。

一方SEOは資金が潤沢にあるというだけでは、上位表示達成はできません。しっかりと中長期的な目線から戦略を立案し、日々地道なコンテンツ追加作業や更新作業、アクセス解析作業などを行ってPDCAを回していく必要があります。Google広告とSEO施策では、こういった戦略の違いや作業量の違い、上位表示達成までの期間の違いなどがあります。

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Google広告の特徴

Google広告の種類や実施方法を知る前に、まず、Google広告の基本的な特徴を確認しておきましょう。

● 様々なシーンで世界のユーザーにアピールできる
● 低価格から広告出稿できる
● 広告の種類が豊富
● 複数のアカウント管理が容易
● 広告効果測定がしやすい
● ターゲットを細かく設定できる
● 入札制・オークション形式である

様々なシーンで世界のユーザーにアピールできる

ひとくちにGoogle広告と一括りで考えてみても、様々な種類があり、その広告を出せる媒体やシーンが多様です。

例えば、Googleの検索エンジンのユーザーの検索結果に広告を表示し、検索ユーザーに情報をアピールしたり、YouTube動画を閲覧中のユーザーに動画による広告を配信したりすることができます。インターネットを利用するあらゆるシーンのユーザーに訴求することができるのが特徴です。

低価格から広告出稿できる

Google広告は、比較的安価といわれています。テレビCMや新聞広告などのアナログ広告は、一般的に高額であるといわれていますが、それと比べると、非常に低価格から広告出稿できるGoogle広告は、広告として参入ハードルが低いといえます。また、予算に応じて広告費用を設定しやすいので、少ない費用で始めたいという場合にも対応できます。

広告の種類が豊富

Google広告は、先述の通り、様々なシーンや場所で広告を出すことができます。その種類は豊富です。Google広告では、広告の種類のことを「キャンペーン」と呼びます。後ほど各キャンペーンについて詳しく解説しますが、キャンペーンのタイプには主に以下があります。

● 検索結果に表示されるテキスト広告である「検索キャンペーン」
● Webサイト上のイメージ広告である「ディスプレイキャンペーン」
● YouTube上の動画広告の「動画キャンペーン」
● Googleでの商品リスティングができる「ショッピングキャンペーン」
● 複数チャネルでのアプリの宣伝ができる「アプリキャンペーン」
● 複数チャネルでの店舗の宣伝ができる「ローカルキャンペーン」

複数のアカウント管理が容易

企業が広告を出す場合、複数商品や店舗を持っていることもあります。その商品や店舗一つ一つに個別に広告を打つことも多いでしょう。その場合、アカウントを複数持つことになりますが、Google広告の場合、複数のアカウントを一括で管理できる機能が備わっています。

それをGoogle広告クライアントセンター(MCC)と呼びます。MMCを利用すれば、複数のアカウントのキャンペーンを一括管理でき、管理高率が上がります。

広告効果測定がしやすい

広告を運用する場合、ただ広告を打つだけでなく、どれくらいの広告効果が出ているのかを簡単に可視化することができます。Google広告を利用するたびに、広告効果測定が可能で、広告効果が数値で示されます。

例えば、広告の表示回数やクリック数、コンバージョン率などが一覧で表示されます。また、それぞれのデータはグラフ化できる上に、スプレッドシートに出力することもできるので、社内で情報共有して広告効果を報告するときや検証したいという場合に便利です。

何より、広告の効果を測定しながら、「この広告は効果があったから予算をもっと上乗せしよう」「この広告は失敗だった。一度保留にしよう」など適切な判断を下すことができ、戦略的に広告出稿を行うのに役立ちます。

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ターゲットを細かく設定できる

Google広告では、広告を配信するターゲットを細かく設定することができます。ユーザー属性として、「年齢」「性別」「世帯収入」「地域」などを選択することができます。

例えば、40~50代の働く女性向けの化粧品の広告を打つ場合に、「年齢:40~50代」「性別:女性」「地域:東京」といったターゲティングが可能です。ただし、年齢や性別、地域といったものは、正確なデータではなく、あくまでGoogleの推定によるものです。

過去の検索履歴や行動履歴などをGoogleが取得し、総合的に判断したデータを利用しています。その点だけ理解しておきましょう。

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入札制・オークション形式である

Google広告は、利用すれば必ず表示されるものではありません。オークション制となっており、入札して入札単価が大きい広告が勝ち残り、表示されます。しかし、Google広告の場合は、入札単価だけでなく、広告とランディングページの品質や競争度、ユーザーの背景など、様々な要素を組み合わせて決定されます。

関連記事:Google広告の自動入札機能とは? メリットや注意したいポイント

Google広告の種類

先述の通り、Google広告には、様々な種類があります。ここでは、主なキャンペーンをご紹介します。

● 検索キャンペーン
● ディスプレイキャンペーン
● 動画キャンペーン
● ショッピングキャンペーン
● アプリキャンペーン
● ローカルキャンペーン
● 電話キャンペーン
● ホテルキャンペーン
● スマートアシストキャンペーン
● デマンドジェネレーションキャンペーン
● P-MAXキャンペーン

検索キャンペーン

検索キャンペーンは、Googleの検索エンジンの利用ユーザーが、検索をしたときに、その検索結果に表示されるテキスト広告です。Googleの検索エンジンで商品・サービスなどを検索しているユーザーに自社商品やサービスを訴求することができます。

自社商品やサービスに近しいものを積極的に検索しているユーザーに広告を表示できることから、販売促進や見込み顧客の獲得、自社サイトへの流入増加が期待できます。

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ディスプレイキャンペーン

ディスプレイキャンペーンは、イメージ広告です。あらゆるWebサイトやアプリ、Google が保有しているサービス、YouTubeなどの関連性の高いユーザーに画像による広告を表示することができます。検索キャンペーンと異なり、Google以外の場所でも広告が出せるというのが特徴です。

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動画キャンペーン

動画キャンペーンは、YouTube上に出せる動画広告です。YouTube動画を観ていると、途中で広告動画が流れることがあるでしょう。それが動画広告です。スキップ可能な広告、スキップができない広告、YouTubeの検索結果や関連動画として表示される広告など様々な種類があります。

関連記事:BtoB動画広告の活用と動画作成のポイント

ショッピングキャンペーン

ショッピングキャンペーンとは、Googleにおける商品リスティング広告です。Googleの検索結果と Googleショッピングのタブに表示されます。Googleの検索エンジンの上部に、「画像」「ニュース」「動画」などのタブメニューがありますが、そのうちの一つに「ショッピング」があります。

そのショッピングタグをクリックすると、商品が一覧で表示されますが、そのとき、広告枠に表示されるのが、このショッピングキャンペーンです。

関連記事:リスティング広告の広告文作成ポイント

アプリキャンペーン

アプリキャンペーンは、Googleの検索結果、Google Play(アプリがダウンロードできるサービス)、YouTube、Google Discover(ユーザーの興味や関心に関連するコンテンツを表示するサービス)などの複数チャネルでアプリが宣伝できるキャンペーンです。

ローカルキャンペーン

ローカルキャンペーンは、Googleの検索結果、Googleのディスプレイ広告、Googleマップ、YouTubeといった複数チャネルでの店舗が宣伝できるキャンペーンです。

関連記事:ローカルSEOとは? マーケティング効果や対策方法を徹底解説

電話キャンペーン

電話キャンペーンはユーザーの検索結果に対して電話番号が表示され、なおかつ直接電話がかけられるタイプのテキスト広告です。検索結果の見出し部分に広告文ではなく電話番号が表示されます。また電話番号だけでなくWebサイトへのリンクも設定できます。

ホテルキャンペーン

ホテルキャンペーンとはユーザーがGoogleの検索エンジンでホテルを検索したときに表示される広告です。検索結果にはホテルの画像と値段、そしてGoogleマップが表示されます。Googleマップにはホテルの場所に加えて値段も表示されます。

スマートアシストキャンペーン

スマートアシストキャンペーンはGoogleが提供する媒体から3つ選択して、最適な広告が自動表示されるキャンペーンタイプです。

Googleが提供する媒体とは、Google検索をはじめGoogleマップ、YouTube、Gmailといった媒体が挙げられます。その他にもGoogleパートナーウェブサイトで提携している「OCN」「価格.com」「BIGLOBE」などのWebサイトにも表示されます。

デマンドジェネレーションキャンペーン

デマンドジェネレーションキャンペーンは、YouTubeショートを含めたYouTube、Discover、Gmailといった媒体に画像や動画の広告が表示されます。旧ファインドキャンペーンとして運用されており、2023年10月よりデマンドジェネレーションキャンペーンとして自動でアップグレードされています。

P-MAXキャンペーン

P-MAXキャンペーンは、1つのキャンペーンで「Google検索」をはじめ「Googleショッピング」「YouTube」といったGoogleが提供しているすべての媒体の広告枠に広告表示ができるキャンペーンです。

「P-MAX」は「Performance-MAX」の略称であり、パフォーマンスの最大化を意味しています。Googleが保有するあらゆるチャネルからのアクセスが期待できます。

Google広告の注意点

Google広告の注意点としては以下が挙げられます。

● 競合が多い
● 遷移先としてLPなどが必要
● 広告運用の知見が必要
● 広告の種類によっては素材のクオリティが求められる

競合が多い

Google広告の特徴といえば、「インターネット広告の代表的なもの」「誰でも出稿しやすい」など、利用のハードルが低いところがあるとお伝えしてきました。つまり、それは競合他社が多いということにもなります。Google広告はオークション形式であることをお伝えしましたが、そのオークションは激戦になるケースが多いということがいえます。

遷移先としてLPなどが必要

Google広告はあくまでユーザーの検索結果画面上において、リスティング広告表示専用スペースにURLと広告文を表示させるだけのサービスです。そのためユーザーが広告をクリックした後の遷移先であるLP(ランディングページ)やWebサイトなどは、自社で予め用意しておく必要があります。

また、LPやWebサイトは広告文と内容や趣旨が一致している必要があり両媒体が乖離している場合、ユーザーのニーズが満たせない要因ともなり品質スコアが下がる可能性が高まります。

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広告運用の知見が必要

Google広告は運用が難しく広告運用の知見が必要となります。Google広告は精度が非常に高く、配信地域や配信日程、広告費の調整など非常に細かい設定まで行うことができます。

そのため専門用語も多数使われており、運用や設定方法において混乱することもあります。広告運用を途中でストップさせないためにも、利用する場合は予め操作法について学んでおく必要があります。

関連記事:Webマーケティングとは?基礎知識や仕事内容、担当者に求められることをわかりやすく解説

広告の種類によっては素材のクオリティが求められる

例えば、Google広告の中でもテキストではなく画像や動画が利用できるディスプレイ広告などになると、素材のクオリティをそれなりに高めなければ、非常に貧素で稚拙な内容の広告になってしまいかねません。

特に動画などは台本の作成から始める必要があり、撮影や編集など工数も多くなりがちです。こういったことから、出稿しようとする広告の種類に応じて事前準備をしっかりとしておくことが重要です。

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Google広告の料金

Google広告の料金は以下の課金形式から選択できます。

● クリック課金(CPC)
● インプレッション課金(CPM)
● コンバージョン課金(PFC)
● 動画視聴課金(CPV)

クリック課金(CPC)

クリック課金(CPC)は英語表記で「Cost per Click」となり、クリックごとのコストという意味になります。1クリックされるごとに課金されるしくみで、品質スコアやキーワードといった要素でクリック単価は大幅に異なります。

例えば、複数の競合が同じキーワードで出稿していても品質スコアなどの違いで、クリック単価数円で上位表示が達成できる場合もあれば、数十円出さなければ表示もされないような場合もあります。

インプレッション課金(CPM)

インプレッション課金(CPM) は英語表記で「Cost per Mille」となり、1,000インプレッションごとのコストという意味になります。広告表示回数1,000回に到達した時点で課金が発生します。「mille=ミル」とはラテン語で「1,000」を意味する言葉となります。

クリック課金(CPC)と違って料金が変動することがないので、広告費の見通しが立てやすく資金管理が比較的簡単に行えます。しかしながら、費用対効果を把握しづらいというデメリットもありますので、広告効果解析用の指標を複数用意しておくと効果的です。

コンバージョン課金(PFC)

コンバージョン課金(PFC)は、英語表記で「Pay for Conversion」となり「コンバージョン(CV)ごとの支払い」という意味になります。Webサイトにおける「成果=コンバージョン(CV)」が一回発生するごとに課金されます。

いわゆる成果報酬のような形で支払いを行うシステムとなります。コンバージョン課金(PFC)はユーザーがアクションを起こすまで課金されないため、いくら広告をクリックされてもコストは発生しませんが、利用できる条件が少し厳しく設定されています。それが以下となっています。

● 過去30日間でコンバージョン数が100件以上ある場合
● 広告がクリックされてから7日以内に90%以上がコンバージョンとなっている場合

つまり、いずれも広告がクリックされてからコンバージョンとなる可能性が極めて高い案件のみ利用ができるとされています。

動画視聴課金(CPV)

動画視聴課金(CPV) は、英語表記で「Cost per View」となり「視聴ごとのコスト」という意味になります。一回の動画視聴に対して課金が発生します。ですが課金される場合は、ユーザーが動画を30秒間見続けるか、もしくは動画に対して何かしらの操作を行った場合に限られます。

つまり、間違えて再生されるなどしてすぐに動画から離れられてしまった場合は課金されません。あくまでしっかりとユーザーが視聴した場合にのみ課金されるしくみとなっています。

Google広告の費用目安

Google広告では、自社予算を鑑みて自由に設定することができますが、参考として一般的な費用相場を記載しておきます。

広告の種類 一般的な費用相場(1ヶ月)
Google検索広告 数万~50万円程度
Googleディスプレイ広告 数万~50万円程度
Google動画広告 数万~20万円程度
Googleショッピング広告 数万~20万円程度
Googleアプリキャンペーン 数万~20万円程度

Google広告の構成を理解しよう

いよいよGoogle広告を始めていきましょう。Google広告を始める際には、手順を追って設定を進めていきますが、まずは全体像を理解してから進んだほうがわかりやすいです。
Google広告は、まず「アカウント、キャンペーン、広告グループ」の3つで構成されることを理解しましょう。

画像:Google広告の構成

出典: Google広告ヘルプ Google広告の構成について

アカウントは、いわゆる広告を利用するユーザーとしてのアカウントです。ログインのためのメールアドレスやパスワード、支払情報を登録します。

キャンペーンは、広告の大きな集合単位です。キャンペーンの下に複数の広告グループを持つことになります。キャンペーンごとに予算設定を行い、広告グループごとにキーワードを設定します。

オンライン家電販売店の場合

この3層構造を具体的にどう割り当てるのかを知っておいたほうがわかりやすいので、オンラインショップを展開する家電販売店を例に挙げてご紹介します。

画像:Google広告の構成(オンライン家電販売店の場合)

出典:Google広告ヘルプ Google広告の構成について

アカウント:家電販売店 オンラインショップA店
キャンペーン:テレビ、カメラ、掃除機
テレビの広告グループ:液晶テレビ、4Kチューナー内蔵テレビ、有機ELテレビ
カメラの広告グループ:デジタルカメラ、デジタル一眼カメラ、ビデオカメラ
掃除機の広告グループ:キャニスター掃除機、スティック掃除機、ロボット掃除機

このような振り分けに設定します。この場合、液晶テレビやデジタルカメラといった単位で広告キーワードを設定しています。もちろん、このカテゴリー分けや広告グループのまとめ方は、あくまで一例です。自分の都合の良い分け方で広告を配信できます。

Google広告の設定方法

具体的に、Google広告の設定方法をご説明します。Google広告は、「1.アカウント」→「2.キャンペーン」→「3.広告グループ」の順に設定していくことで、広告配信を行うことができます。それでは、順を追って設定方法をみていきましょう。ここでは、「検索キャンペーン」を実施する際の設定方法をご紹介します。

● Google広告「アカウント」開設手順
● Google広告「キャンペーン」設定手順
● Google広告「広告グループ」設定方法

Google広告「アカウント」開設手順

Google広告を始めるには、まず「アカウント」を開設します。Google広告のサイトにアクセスしたら、サイト上部にある「今すぐ開始」ボタンを押します。もしGoogleアカウントを取得していない場合にはアカウント取得が必要です。

スクリーンショット:Google広告トップページ

1. エキスパートモードに切り替える
2. 「キャンペーンなしでアカウントを作成」を選ぶ
3. 「ビジネス情報の確認」画面
4. 「アカウント確認」ボタンを押す
5. 支払情報の設定

1.エキスパートモードに切り替える
「新しいキャンペーンの作成」という画面が表示されるので、まず右下の「エキスパートモードに切り替える」をクリックして、エキスパートモードにしましょう。切り替える前は「スマートモード」という簡易版になっているので、詳細にキーワードや入札のできるエキスパートモードにしておくのをおすすめします。

2.「キャンペーンなしでアカウントを作成」を選ぶ
まずはアカウント作成だけ行う場合には、「このキャンペーンで達成したい目標を選択」の画面左下の「キャンペーンなしでアカウントを作成」をクリックして先に進めます。

3.「ビジネス情報の確認」画面
ビジネス情報の確認の画面が表示されるので、請求先住所の国、タイムゾーン、通貨が日本になっているのを確認し、Googleからの情報を受け取るかどうかを選び、「送信」をクリックします。

4.「アカウント確認」ボタンを押す
次の画面では、「アカウント確認」のボタンが表示されるので、押してアカウント設定を完了させます。

5.支払情報の設定
ここで、支払い情報を設定します。アカウント確認を押した後、Google広告管理画面が表示されるので、画面上部のメニュー「ツールと設定」より「料金」→「課金設定」を選択します。すると「お支払い設定」の画面が表示されます。

「名前と住所」を入力した後は「お支払い方法」にクレジットカード情報を入力します。規約を確認して「Google 広告の利用規約に同意します」をクリックし、「送信」をクリックします。これでアカウント設定と支払い情報の設定が完了です。

Google広告「キャンペーン」設定手順

次に、キャンペーンを設定します。

1. キャンペーンメニューの「+」をクリック
2. キャンペーンの目標を選ぶ
3. キャンペーンタイプを選ぶ
4. 目標をどのように達成するかを選択する
5. キャンペーン名を入力する
6. 予算と入札単価を設定する
7. キャンペーン設定を行う

1.キャンペーンメニューの「+」をクリック

スクリーンショット:Google広告「キャンペーン」設定手順1

左側メニューの上部にある「キャンペーン」をクリックし、右側に表示される画面の青い丸に「+」のマークが入ったところをクリックします。プルダウンメニューが表示されたら「新しいキャンペーンを作成」を選択します。

2.キャンペーンの目標を選ぶ

スクリーンショット:Google広告「キャンペーン」設定手順2

キャンペーンの目標を選んでいきます。次の7つから自社の広告の目的に即したものを選びましょう。もし目標を指定しない場合は、「目標を指定せずにキャンペーンを作成する」をクリックします。

● 販売促進
● 見込み客の獲得
● ウェブサイトのトラフィック
● 商品やブランドの比較検討
● ブランド認知度とリーチ
● アプリのプロモーション
● 来店数と販売売上の向上
● 目標を指定せずにキャンペーンを作成する

3.キャンペーンタイプを選ぶ

スクリーンショット:Google広告「キャンペーン」設定手順3

次にキャンペーンタイプの選択をします。検索、ディスプレイ、ショッピング、動画、スマート、ファインドの選択肢から希望のものを選択します。ここでは「検索」を選択して進めていきます。

4.目標をどのように達成するかを選択する
検索を選んだ場合、目標をどのように達成するかを選択します。「ウェブサイトへのアクセス」「電話件数」「実店舗への来店」「アプリのダウンロード」から適切なものを選びます。

5.キャンペーン名を入力する
キャンペーン名を入力します。あとで自分やチームメンバーが見てわかりやすいように言葉を選んで設定しましょう。その後、「続行」を押します。

6.予算と入札単価を設定する

スクリーンショット:Google広告「キャンペーン」設定手順6

次は、予算と入札単価を設定しましょう。

● 予算
● 単価設定

予算
1日あたりの平均費用を入力します。1ヶ月でみると、予算の範囲内になるように自動調整されます。

単価設定
単価を設定します。まず、キャンペーンで重視している要素を選択し、その要素に最適化した単価を設定します。「コンバージョン」「コンバージョン値」「その他の指標」「クリック数」「インプレッション シェア」から選択します。

コンバージョンとコンバージョン値を選ぶには、コンバージョントラッキングという項目で設定が必要です。例えば、ここで「クリック数」を選ぶと、クリック数の最大化が実現されるよう、単価設定がされます。

7.キャンペーン設定を行う
続いては、キャンペーンについての重要な設定を行っていきます。

● ネットワーク
● 地域
● 言語
● オーディエンスセグメント
● ターゲティング設定

ネットワーク
ネットワークでは、検索ネットワークとディスプレイネットワークが選べるので、検索広告を設定する場合は、検索ネットワークだけにチェックを入れます。

地域
地域はデフォルトで「すべての国と地域」になっていますが、「日本」や別の地域を設定することもできます。

言語
言語は、広告を日本で配信するのであれば「日本語」のままでOKです。

オーディエンスセグメント

スクリーンショット:Google広告「キャンペーン」設定手順7

オーディエンスセグメントでは、どのようなターゲットに配信するかを設定できます。何らかの単語を検索フォームに入力すると、その単語に沿ったオーディエンスカテゴリが表示されるので、該当するものにチェックを付けます。オーディエンスマネージャーというツールを使って新しいオーディエンスを設定することもできます。

ターゲティング設定
このキャンペーンのターゲティング設定について、「ターゲット設定」と「モニタリング」を選択します。指定のセグメントに絞りたい場合はターゲット設定、絞りたくない場合はモニタリングを選択しましょう。

関連記事:【Google広告】レスポンシブ検索広告で効果を出す方法

Google広告「広告グループ」設定方法

続いて、キャンペーンの広告グループを作成していきます。一つの広告グループには、「キーワード」「広告見出し」「説明文」「最終ページURL」「表示URL」があります。

● キーワードと広告
● 広告表示オプション

キーワードと広告
キーワードと広告について解説します。

● キーワード
● 広告

キーワード
キーワードには、広告表示させたいユーザーが入力すると予想される検索ワードを入れます。例えば、広告主が家電販売店の場合、「デジカメ 安い」「デジタルカメラ 家電量販店」といったキーワードを入れます。検索ボリュームや競合性を調査し、適切なキーワードを設定しましょう。

広告

スクリーンショット:Google広告「広告グループ」設定方法

検索結果のテキスト広告に表示される見出しや広告文などを入力します。プレビュー画面が表示されているので、それを見ながら設定することができます。設定項目は以下となります。

● 最終ページURL
● 表示URLのパス
● 広告見出し
● 説明文

最終ページURL
テキスト広告をユーザーがクリックしたときに、到達するページのURLを入力します。「パス」を設定しない場合、実際の広告ではドメイン部分のみが表示されます。

表示URLのパス
表示URLは、広告に表示されるURLです。最終ページURLの文字列と変えることができます。広告をクリックするとどのようなページが表示されるのか、ユーザーが広告クリックの前にイメージできるような文字列が理想です。ここは設定しなくてもかまいません。

広告見出し
見出しは30文字まで設定できます。15個まで設定することができます。

説明文
説明文は90文字を4つまで設定できます。商品やサービスの詳細を記載して、うまく広告の飛び先に誘導する魅力的かつわかりやすい説明文が求められます。

広告表示オプション
必要に応じて、オプション設定を行います。

● サイトリンク表示オプション
● コールアウト表示オプション
● 電話番号表示オプション

サイトリンク表示オプション
サイト内の特定のページ、例えば商品情報ページや営業時間の案内ページなどへのリンクを広告に、追加で表示できるオプションです。

コールアウト表示オプション
簡単なキャッチフレーズを追加できるオプションです。広告文の後に複数載せることができます。

電話番号表示オプション
広告に、電話番号を追加表示できるオプションです。スマートフォンを利用して閲覧しているユーザーは、電話番号をタップすれば、すぐに電話をかけることができます。

そもそも広告文に電話番号を記載すればいいのでは?と思うかもしれませんが、Googleは「広告文のどこかに電話番号を記載しようとすると広告が不承認となる可能性があるため、電話番号を追加する場合は、電話番号表示オプションを使用することをおすすめします」と説明しています。

最後に、設定した項目が一覧で表示される「キャンペーンの確認」画面が表示されるので、確認して修正等を行ったら、設定完了となります。

Google広告管理画面のログイン方法

Google広告が設定できたら、運用していきます。日々の運用の際には、毎回、Google広告のサービスにログインして行います。ここでは、ログイン方法を見ていきましょう。

1.Google 広告のホームページ(https://ads.google.com/home/)にアクセスします。
2.ページの右上にある [ログイン] リンクをクリックします。
3.[メール] 欄に Google アカウントのメールアドレス、サブアカウントのメールアドレス、または Gmail で取得をしているユーザー名を入力します。

スクリーンショット:Google広告管理画面のログイン方法

5.[パスワード] 欄にパスワードを入力します。
6.[ログイン] をクリックします。

これでGoogle広告の管理画面にログインできます。設定したキャンペーンを管理することができます。結果を見ながら、広告に設定したキーワードやターゲット、見出しや説明文は適切か、また予算の検討など細かく実施していきます。

広告運用をしていくにあたり、重要なのは効果測定を行って、継続的にPDCAサイクルを回すことです。見直しを何度も行い、修正していくことで、最大限の効果を出すためのGoogle広告の基本です。ぜひ力を入れて取り組んでいきましょう。

まとめ

Google広告は、Googleが提供するインターネット広告の総称で、Googleの検索エンジンや他のWebサイト、YouTubeなどのWeb上のあらゆる場所に掲載できる広告のことを指す。

Google広告の特徴は、様々なシーンで世界のユーザーにアピールできる、低価格から広告出稿できる、広告の種類が豊富、複数のアカウント管理が容易、広告効果測定がしやすい、ターゲットを細かく設定できる、入札制・オークション形式である、競合が多いなどがある。

Google広告の種類には、検索キャンペーン、ディスプレイキャンペーン、動画キャンペーン、ショッピングキャンペーン、アプリキャンペーン、ローカルキャンペーンがある。

Google広告は、「アカウント、キャンペーン、広告グループ」の3つで構成される。それぞれ順を追って設定していくとよい。

監修者

古宮 大志(こみや だいし)

ProFuture株式会社 取締役 マーケティングソリューション部 部長

大手インターネット関連サービス/大手鉄鋼メーカーの営業・マーケティング職を経て、ProFuture株式会社にジョイン。これまでの経験で蓄積したノウハウを活かし、クライアントのオウンドメディアの構築・運用支援やマーケティング戦略、新規事業の立案や戦略を担当。Webマーケティングはもちろん、SEOやデジタル技術の知見など、あらゆる分野に精通し、日々情報のアップデートに邁進している。

※プロフィールに記載された所属、肩書き等の情報は、取材・執筆・公開時点のものです

執筆者

『MarkeTRUNK』編集部(マーケトランクへんしゅうぶ)

マーケターが知りたい情報や、今、読むべき記事を発信。Webマーケティングの基礎知識から、知っておきたいトレンドニュース、実践に役立つSEO最新事例など詳しく紹介します。 さらに人事・採用分野で注目を集める「採用マーケティング」に関する情報もお届けします。 独自の視点で、読んだ後から使えるマーケティング全般の情報を発信します。

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