ProFutureマーケティングソリューション

マーケターの知りたい!が詰まったマーケトランク

【図解】ダークファネルとは?BtoBマーケティングで「見えない顧客行動」を捉える方法

2026.7.23
読了まで約 10

この記事では、BtoBマーケティングの新たな課題である「ダークファネル」の概念から、なぜ追跡できない顧客行動が発生するのかという原因、そしてAI検索やSNSの普及に伴う具体的な行動パターンまでをわかりやすく解説します。さらに、企業データやインテントデータ(購買意図データ)を活用して「見えない顧客」を可視化し、アプローチするための実践的な対策と成功事例まで網羅しており、読めば商談化率を劇的に高める具体的な手法が分かります。

関連記事:7割のBtoBバイヤーが潜む「ダークファネル」攻略法|専門メディア活用から効果測定のステップまで

人事・経営層のキーパーソンへのリーチが課題ですか?
BtoBリード獲得・マーケティングならProFutureにお任せ!

BtoBマーケティングの新たな課題であるダークファネルの基礎知識

BtoBマーケティングにおいて近年大きな課題となっている「ダークファネル」の基本的な概念から掘り下げ、なぜ今この見えない顧客行動が注目されているのか、そしてそれがどのような原因で発生するのかについて、マーケターの方に向けてわかりやすく解説していきます。

追跡できない購買行動を指すダークファネルとは

BtoBマーケティングにおける「ダークファネル(Dark Funnel)」とは、潜在顧客が製品やサービスを認知し、比較検討するプロセスのうち、企業のアクセス解析ツールやMA(マーケティングオートメーション)ツールなどで追跡・計測できない「見えない」領域のことです。

従来のマーケティングでは、ユーザーが「検索エンジンでキーワードを検索し、自社のオウンドメディアに流入し、ホワイトペーパーをダウンロードする」といった一連の行動をデジタルデータとして可視化できていました。しかし、実際には多くの購買決定プロセスが、追跡不可能なチャネルで行われています。例えば、クローズドなSNSでの会話や社内チャットツールでの共有、ChatGPTなどの生成AIでの比較検索などがこれに該当します。このように、企業のマーケターが認識できないまま進んでいく顧客行動のファネル(購買漏斗)を「ダークファネル」と呼びます。

 

関連記事
マーケティングファネルとは?種類、メリット、活用例と手順まで徹底解説
ファネル分析とは?マーケティング施策のボトルネック解消に必見

ダークファネルが発生する主な原因

ダークファネルが発生する背景には、近年のデジタル環境の変化やプライバシー保護の強化、そしてBtoBにおける購買行動の複雑化があります。主な原因を整理すると、以下の3つの要因に大別されます。

発生原因の分類 具体的な現象・要因 マーケティングへの影響
プライバシー保護の強化 サードパーティCookieの規制、ブラウザによるトラッキング防止機能(ITPなど)、アドブロッカーの普及 ユーザーのWeb上の行動履歴を個人や企業と紐付けて追跡することが困難になる。
クローズドなコミュニケーションの増加 SlackやMicrosoft Teamsなどの社内チャット、LINEやメッセンジャーなどの非公開グループでの情報共有(ダークソーシャル)※後述 製品の推薦や評判の共有が、企業のツールでは検知できないプライベートな空間で行われる。
情報収集チャネルの多様化とAIの台頭 ChatGPTやClaudeなどの生成AIによる比較検索、ポッドキャストや動画プラットフォームでの情報収集 ブラウザ版からはリファラーが検出できるものの、アプリ経由は「ダイレクト」に、検索一体型AIは「自然検索」に紛れるため、AI経由の正確な流入数の把握が困難になる。

このように、プライバシー規制による技術的な追跡の限界と、ユーザーが情報を収集・共有する手段の多様化が組み合わさることで、ダークファネルの領域は急速に拡大しています。顧客は企業が用意したマーケティングシナリオに沿って動くのではなく、自分たちにとって都合の良いクローズドなチャネルで自律的に検討を進めているのです。この見えない購買行動をいかに捉え、アプローチしていくかが、これからのBtoBマーケターに求められる重要なスキルとなります。

ダークファネルに潜む見えない顧客行動のパターン

どのような顧客行動がダークファネル化しているのか、代表的な4つのパターンを整理してみましょう。

顧客行動のパターン 具体的な行動の例 従来のツールで計測できない理由
AIによる比較検索 ChatGPTやPerplexityなどのAIツールを使い、自社に最適なSaaSやITツールを直接質問・比較する。 AIチャット内での対話や情報収集のプロセスは、外部のアクセス解析ツールから追跡できないため。
匿名ユーザーによるサイト巡回 フォーム登録を避け、匿名のブラウザやIPから、製品ページや料金表、導入事例を繰り返し閲覧する。 個人情報(リード)と紐付かない限り、MAツール等では「誰が(どの企業が)見ているか」を特定できないため。
SNSやクローズドな口コミ SlackやLINE、SNSのDMなどで、信頼できる知人から直接ツールの評判やおすすめURLを共有してもらう。 プライベートチャネルからの流入はリファラー(参照元)が失われ、解析ツール上で「直接流入(Direct)」と判定されるため。
オフラインでの会話 展示会やセミナーの現場で、他社のブース担当者や同業者と口頭で意見交換や情報収集を行う。 デジタルな足跡が一切残らず、名刺交換やアンケート回答などの「データ化」がされるまで可視化できないため。

この4つのパターンについて、それぞれの詳細を解説します。

検索エンジンやChatGPTなどのAIによる比較検索

検索の「回答化」によるWebサイトアクセスの消失

近年、BtoBの購買担当者の情報収集行動は劇的に変化しています。これまでは、Googleなどの検索エンジンに「業務効率化 SaaS 比較」といったキーワードを入力し、検索結果に表示された複数のWebサイトを巡回するのが一般的でした。しかし現在では、ChatGPTやPerplexityなどの生成AIに直接問いかけ、最適なツールを要約された形で提示してもらう行動が主流になりつつあります。

AIチャットの裏で進む「見えない比較検討」

AIツール内での対話や比較検討のプロセスは、自社のWeb解析ツールには一切記録されません。購買担当者がAIの回答に満足し、すでに特定のツールに絞り込んだ状態で自社サイトを訪れる(あるいは、AIの回答から自社製品が排除されてしまい、認知すらされない)という事態が発生しています。このような「AIダークファネル」とも呼ぶべき領域での顧客行動は、マーケターにとって最も追跡が難しいブラックボックスとなっています。

匿名ユーザーによる自社サイトの巡回

個人情報を明かさない「アノニマス(匿名)状態」での下調べ

意思決定に関わる重要な人物ほど、安易に資料ダウンロードや問い合わせフォームへの入力をせず、匿名(アノニマス)の状態で自社サイトの料金ページや事例ページを徹底的に巡回していると言われています。

MAツールでは捉えきれない「検討度の高まり」

従来のMAツールは、フォーム登録によって「実名化」されたリードの行動履歴を追跡することには長けています。しかし、実名化される前の匿名ユーザーによるアクセスは、単なる「1セッション」として処理されてしまいます。ターゲット企業が社内で導入に向けた本格的な検討を開始し、何度もサイトを訪れて比較しているにもかかわらず、その熱量の高いシグナルを見落としてしまうのが、このパターンの特徴です。

SNSや紹介などのオフラインに近い口コミ

ダークソーシャルによるリファラー情報の喪失

製品の導入を検討する際、最も信頼される情報源の一つが「信頼できる同業者からの口コミ」です。特にSaaSやITツールの選定においては、SlackやLINE、Teamsなどのビジネスチャットツール、あるいはX(旧Twitter)やFacebookのダイレクトメッセージ(DM)を通じて、「このツールが使いやすかったよ」と製品ページのURLが直接共有されるケースが多発しています。このようにプライベートなチャネルでURLが共有され、購買検討が進む領域を「ダークソーシャル」と呼びます。

すべて「Direct(直接流入)」に分類される罠

チャットツールやDM経由でクリックされたリンクは、ブラウザのセキュリティや仕様上、リファラー(参照元情報)が引き継がれません。その結果、自社のアクセス解析ツール上では、すべて「Direct(ブックマークやURLの直接入力)」として計測されてしまいます。マーケター側からは「なぜか直接流入が増えている」としか見えず、裏で強力な口コミ効果や紹介が発生している事実を把握できないという課題が生じます。

展示会やセミナーでのオフラインの会話

データ化されない「現場の生々しい対話」

展示会やセミナーなどのオフラインイベントは、見込み顧客と直接接点を持てる貴重な機会です。ブースに立ち寄った来場者と営業担当者が交わす「実は今、他社の〇〇ツールを使っているが、費用対効果が悪くて乗り換えを検討している」「導入を視野に入れているが、セキュリティ要件が厳しい」といった現場での生々しい会話やニーズは、ダークファネルの最たる例です。

名刺獲得の裏に隠れる「意思決定者の関与」

こうしたオフラインの会話は、アンケート用紙に記入されたり、営業担当者がSFA(営業支援システム)に手動で詳細なメモを残したりしない限り、デジタルデータとして蓄積されません。さらに、ブースに来場した担当者(現場レベル)の背後にいる、実際に予算を握る決裁者や役員が、その会話をきっかけに裏でどのように動いているかを追跡することは極めて困難です。

米国の大手調査会社であるGartnerの調査によると、BtoBの購買担当者が購買プロセスにおいて営業担当者と直接接触する時間は全体のわずか17%に過ぎないとされています。ここで注意すべきは、この「17%」という数字が「比較検討しているすべての競合他社の合計時間」である点です。例えば、自社を含めて3社がコンペに参加している場合、自社の営業が顧客と直接対話できる時間は、全体のわずか5%〜6%程度しかありません。

顧客が費やす全時間(100%)の内訳を詳しく見ると、その大半が「売り手が見えない領域」で占められていることがわかります。

  • 38%: 社内での協議・ミーティング

  • 27%: 独自に行うオンライン調査(Web検索、主要メディアの回遊など)

  • 18%: 独自に行うオフライン調査(知人へのヒアリング、口コミなど)

  • 17%: すべてのサプライヤーの営業との接触時間

出典:Gartner: The BtoB Buying Journey

ダークファネルを攻略するBtoBマーケティングの具体策

見えない顧客行動であるダークファネルを放置することは、競合他社に知らぬ間に顧客を奪われる大きなリスクとなります。この章では、ダークファネルを攻略し、商談化率や受注率を劇的に向上させるための3つの具体的なマーケティング手法について分かりやすく解説していきます。

攻略アプローチ 活用するデータ・技術 期待できる効果
企業データの可視化 IPアドレス解析、企業データベース 匿名訪問者の企業名を特定し、ABMの精度を向上させる
インテントデータの活用 Web上の行動履歴、購買意図シグナル ニーズが高まっているタイミングを検知し、能動的にアプローチする
コンテンツマーケティング 課題解決型記事、ホワイトペーパー、事例紹介 潜在層と中長期的なエンゲージメントを築き、意思決定者を説得する

企業データを活用したターゲット企業の可視化

ダークファネルを攻略するための第一歩は、自社サイトを訪れているものの、問い合わせや資料請求に至っていない「匿名の企業ユーザー」を可視化することです。BtoBマーケティングにおいて、Webサイトを訪れるユーザーの約95%はフォーム入力をせず、匿名(アノニマス)のまま離脱していくと言われています。

IPアドレス解析による「アノニマスリード」の特定

ユーザーがWebサイトにアクセスした際、そのアクセス元となるIPアドレスを解析することで、どこの企業からのアクセスであるかを判別できます。これにより、まだリード(個人情報)化していない「アノニマスリード(匿名企業)」の動きを追跡できるようになります。

企業データベースとの連携による属性情報の付与

特定したIPアドレスを、国内最大級の企業データベースであるSalesnowなどが提供するデータと連携させることで、企業の業種、従業員規模、売上高などの属性情報(ファーモグラフィックデータ)を瞬時に付与できます。

これにより、「自社のターゲット属性に合致する企業が、どの製品ページを熱心に閲覧しているか」が可視化され、商談化の可能性が高いターゲット企業(アカウント)に対して、先手を打ったアプローチが可能になります

インテントデータを活用した能動的なアプローチ

企業データを可視化できたら、次に重要となるのが「今、まさに自社製品に興味を持っているタイミングなのか」を見極めることです。ここで活躍するのが「インテントデータ(購買意図データ)」です。

購買意図(インテント)を捉える仕組み

インテントデータとは、特定の企業がWeb上でどのようなキーワードを検索しているか、どのような他社メディアや比較サイトの記事を閲覧しているかといった行動履歴をベースに、その企業が現在、どのような課題を抱え、何のツールを検討しているかを推測するためのデータです。

興味関心の高さに合わせたアプローチの最適化

自社サイトへのアクセス頻度が急増している、あるいは外部メディアで自社に関連するカテゴリを頻繁に調べているといった「購買シグナル」を検知することで、営業部門は最適なタイミングでアプローチを開始できます。

例えば、現場担当者のリードしか獲得できていない状態であっても、インテントデータを活用して「企業全体として導入検討の熱量が高まっている」と判断できれば、インサイドセールスが企業の決裁権を持つ意思決定層に対して、能動的にアプローチを仕掛けるといった、効率的なABM(アカウントベースドマーケティング)が実現します。

関連記事
【特別インタビュー】日本におけるBtoBマーケティングの成功とABM(アカウント ベースド マーケティング)前編
【特別インタビュー】日本におけるBtoBマーケティングの成功とABM(アカウント ベースド マーケティング) 後編
【次世代BtoB戦略】ABXはABMの進化版!事業成長を加速させる3つのステップ
質の高いリードは待っていても降ってこない。ABM×BDR=「攻めの新規開拓」で優良顧客を狙い撃つ方法

コンテンツマーケティングによる潜在層とのエンゲージメント構築

ダークファネルの多くは、ユーザーがまだ具体的な製品選定に入っておらず、自社の課題を認識し始めたばかりの「超初期段階(情報収集フェーズ)」に存在します。この段階のユーザーを無理に刈り取ろうとせず、中長期的な関係を築くために不可欠なのが、コンテンツマーケティングです。

比較検討段階のユーザーに刺さるコンテンツ設計

自社の製品スペックや機能ばかりをアピールするのではなく、ユーザーが日々直面している業務の課題を解決するためのノウハウや、業界のトレンドを解説したコンテンツを継続的に発信していきます。

検索エンジンやAIツールで「業務効率化 方法」や「ITツール 比較」といった曖昧な検索をしている潜在層に対して、有益な情報を提供することで、「この分野の専門家はあの企業だ」という信頼感(マインドシェア)を初期段階で獲得できます。

関連記事
検索広告だけでは届かない?BtoBチャネル選定の秘訣
【図解つき】潜在顧客とは?課題発生時に“第一想起”されるマーケ支援会社直伝のリード枯渇を防ぐ開拓手法
【市場シェアより“記憶シェア”】後発・追従企業が取るべきCEP(カテゴリーエントリーポイント)戦略
競合より先に思い出される会社へ!「マインドシェア」で築く中小企業のブランド優位化ステップ

導入やLTV向上を意識した意思決定者向けアプローチ

現場担当者が自社ツールを気に入っても、商談化率が低かったり導入に至らなかったりするのは、決裁権を持つ「意思決定者(マネージャーや経営層)」に価値が伝わっていないからです。

ダークファネル対策としてのコンテンツマーケティングでは、現場向けの操作ガイドだけでなく、「導入によるコスト削減効果」や「他社でのLTV向上事例」など、意思決定者が稟議を通しやすいコンテンツをあらかじめ用意しておくことが極めて重要です。これにより、見えないところで進む社内の比較検討プロセスを、自社に有利な方向へと導くことができます。

ダークファネル対策で成果を上げるには

ダークファネル対策を実際に行うことで、どのように営業効率が改善し、商談化率が高まるのかについて、国内の具体的な成功事例を交えながらわかりやすく解説しきます。

匿名アクセスを可視化し営業効率を向上させた事例

Webサイトへのアクセスはあるものの、問い合わせ(コンバージョン)に至らない「匿名ユーザー」の動きは、ダークファネルの典型例です。この匿名の壁を打ち破り、営業効率を飛躍的に向上させたのが、専門情報サービスを提供するレクシスネクシス・ジャパン株式会社の事例です。

同社では、Webサイト訪問者の具体的なニーズや検討フェーズが分からず、問い合わせを待つだけの「受け身のマーケティング」になっていたことが課題でした。そこで、インテントデータ(興味関心データ)とAIを活用して訪問企業を特定・分析するアカウントインテリジェンスツール「ウルテク(URUTEQ)」を導入しました。

この対策により、自社サイトを訪れている匿名の企業名だけでなく、「どの企業が、どの製品ページを、どれだけ熱心に閲覧しているか」という検討シグナルを可視化することに成功しました。AIが分析した高関心な企業を毎週5件の「厳選アプローチリスト」として営業部門へ提供する運用を開始したところ、好調時には提供したリストの半数以上が商談化するという極めて高い営業効率を実現しました。

参考:レクシスネクシス・ジャパン株式会社、サイト訪問企業の中から"隠れた見込み顧客"を発掘。「ウルテク」導入で、営業とマーケが一体となったデータドリブンな組織を実現

展示会名刺とサイトデータを連携し商談化率を高めた事例

展示会やセミナーなどのオフライン施策は、BtoBマーケティングにおいて重要なリード獲得チャネルです。しかし、「獲得した名刺に一斉メールを送るだけで、その後のフォローが続かない」「現場担当者の名刺は取れたが、企業の導入検討がどこまで進んでいるか見えない」といった、一過性の施策で終わってしまうケースが少なくありません。

このオフラインの接点とWeb上の行動データを掛け合わせ、ダークファネルを攻略したのが株式会社リコーの事例です。

リコーでは、独自性の高い新規事業向け製品のマーケティングにおいて、展示会で獲得した名刺リストのその後の検討状況が見えないという課題を抱えていました。そこで、展示会で獲得した名刺データと、Webサイト上でのインテントデータをAIで連携・分析する仕組みを構築しました。

展示会に来場したユーザーが、その後自社サイトに戻ってきて「どの資料をダウンロードしたか」「どの技術紹介ページを熱心に読み込んでいるか」といったWeb上の行動熱量を可視化したのです。これにより、単なる「展示会で名刺交換した人」から「現在、社内で本格的な検討に入っている可能性が高い企業」を正確に見極められるようになりました。

このデータに基づき、インサイドセールスが最適なタイミングで「攻めのアプローチ」を行った結果、これまで取りこぼしていた潜在顧客からの商談創出に成功し、出展費用に対する投資対効果(ROI)を大幅に高めることに成功しました。

参考:株式会社リコー、AIとインテントデータで"見えない顧客"を可視化。「ウルテク」導入で、受け身のマーケティングから脱却し、攻めのマーケティングDXを推進

その他、IPアドレスからアクセス企業を特定する「どこどこJP」などのIP解析ツールを導入し、Webサイト訪問企業を可視化することで、営業の優先順位付けに成功している企業も多く存在します。匿名のアクセスログを価値ある「営業の武器」へと変換することで、アプローチの優先順位が明確になり、無駄な架電やアプローチを削減しながら確度の高い商談を創出できるようになります。

ダークファネル対策は「単にアクセス企業を特定する」ことにとどまりません。オフラインの接点やWeb上の行動データを統合し、顧客の検討プロセスを立体的に捉えることで、営業とマーケティングの連携を強固にし、商談化率やLTVの最大化に直結させることができます。リードの獲得から一歩進め、導入や大口受注を狙うBtoBマーケターにとって、ダークファネルの攻略は不可欠な戦略と言えるでしょう。

まとめ:ダークファネルを攻略し、見えない顧客を商談へと導く

本記事では、BtoBマーケティングの新たな課題である「ダークファネル」の概要から、見えない顧客行動のパターン、そして具体的な攻略法までを解説してきました。追跡困難な購買行動が増加する現代において、企業データやインテントデータを駆使して顧客の関心を可視化することが、競合に先んじてアプローチするための鍵となります。匿名顧客の動きを捉え、適切なタイミングで接点を持つことで、営業効率と商談化率は劇的に向上します。まずは自社のアクセス解析やデータ連携を見直し、隠れた見込み客へのアプローチを開始しましょう。

執筆者

マーケトランク編集部(マーケトランクへんしゅうぶ)

マーケターが知りたい情報や、今、読むべき記事を発信。Webマーケティングの基礎知識から、知っておきたいトレンドニュース、実践に役立つSEO最新事例など詳しく紹介します。 さらに人事・採用分野で注目を集める「採用マーケティング」に関する情報もお届けします。 独自の視点で、読んだ後から使えるマーケティング全般の情報を発信します。

メルマガ会員登録で最新マーケティング情報やトレンド情報、
セミナーイベント情報をチェック!

メールマガジンのサンプルはこちら

アクセスランキング

  • 2025.2.14

    X(Twitter)をブラウザ版で開くには?アプリにはない機能も解説

  • 2026.2.27

    【2026年 BtoBマーケティング103社調査】9割が「決裁者アプローチとROI」に課題。大量獲得を脱却する新基準

  • 2025.4.24

    5W1Hとは?意味や正しい順番、ビジネスでの使い方を解説

  • WEBマーケティングカテゴリの
    おすすめ記事

    マーケティングカテゴリの
    おすすめ記事

    SEOカテゴリの
    おすすめ記事

    おすすめ記事

    PAGE TOP
    閉じる

    マーケティング担当者必見!法人リードの獲得・拡大に

    人事・経営層向けメディア「HRプロ」