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媒体って何?今さら聞けない意味や種類を解説します!

2023.6.16
読了まで約 12

マーケティングを実施する際、インターネット上で情報発信したり、広告を打ったりすることがあります。その情報発信や広告のために欠かせないのが「媒体」です。

近年ではインターネット関連の媒体に出稿する人が多いかもしれませんが、媒体の種類はインターネットだけに限らず、紙媒体や交通媒体などさまざまなものがあります。

そこで今回は、媒体とは何なのか、媒体の意味や種類、そしてマーケティング施策を行ううえで媒体を選定する際のポイントなども解説します。

目次

媒体とは

媒体とは、情報分野における「メディア」のことで、広告物や情報を消費者に伝達するために必要な媒介手段の総称です。一言で言えば、情報の媒体となるもののことです。

一般的には、新聞、雑誌、ラジオ、テレビなどのマス媒体や、検索エンジンや新聞社のコラムサイト、ソーシャルメディアなどのインターネット媒体、屋外や交通機関、POP、DM、ポスター、チラシなどのセールスプロモーション(SP)媒体の3種類に分かれます。

関連記事:マーケティングにおけるDMの役割とは? その効果と実施のためのポイント

伝達手段という類語もある
情報媒体の類語として「伝達手段」とも言い換えることができます。

実際、媒体は何かの情報を伝えることの伝達手段として使うことができます。伝達手段は、インターネットやデジタルが発達したことで、非常に種類が増えました。また、その情報伝達の範囲も日本の一部の人々から、世界中に住む人々へと拡大しました。
そのため、現代において、媒体と一口に言っても、その範囲は広く、さまざまなものがあります。

関連記事:シニアマーケティングのリーティングカンパニーに聞く「ハルメク」成功の秘密

3種類ある媒体のそれぞれの特徴

まずは媒体の3種類、マス媒体、インターネット媒体、セールスプロモーション(SP)媒体の特徴を押さえておきましょう。

● マス媒体
● インターネット媒体
● セールスプロモーション(SP)媒体

マス媒体

マス媒体のマスとは、英語で「mass」のことで、「大衆」や「多数」という意味があります。日本でもマスメディアやマスコミなどの言葉に「マス」という言葉が使われています。

つまり、「大衆向けに発信される媒体」のことをマス媒体と呼びます。マス媒体は、古くから4つの媒体、新聞・雑誌・ラジオ・テレビのことを指します。

マス媒体は、不特定多数の人々を対象に、情報を伝達するマスコミュニケーションの位置付けです。マスメディアといえばニュースなどの報道のイメージが強いですが、他に啓蒙や教育、娯楽、広告などの役割も担い、大きな社会的影響力を持っています。

マス媒体は、テレビやラジオなど、不特定多数の老若男女に対して圧倒的に広く伝達できます。そのため、情報を多くの人に広げたいという場合には、利用価値があります。

しかし、近年は、若年層のテレビや新聞離れが起きているといわれており、インターネット媒体に注目が集まってきていることはよく理解しておく必要があります。

また、マス媒体の4つの中でも、媒体によってアプローチの対象となる人も人数も異なってくるため、ターゲットとコスト次第で媒体を選び分ける必要があります。

関連記事:新聞広告は効果があるのか?メリットと活用のポイントについて解説

インターネット媒体

インターネット媒体とは、文字通り、インターネット上の媒体全般を指します。

例えば、新聞社や雑誌社、テレビ局、ラジオ局の公式Webサイトは代表的なインターネット媒体ですさらに、GoogleやYahoo!などの検索エンジンも広告を取り扱っているため、媒体といえます。

また楽天市場などの物販系ECプラットフォームも広告を取り扱っていますので、媒体となります。

その他、近年、代表的なインターネット媒体になりつつあるのが、ソーシャルメディアです。TwitterやFacebook、Instagram、LINE、TikTokなどは広告出稿ができますし、自社の公式アカウントを運用したり、著名人に情報拡散や紹介コメントなどをしてもらったりするインフルエンサーマーケッティングなども広告として有効です。

また、最近ではYouTubeといった動画サイトも主要な媒体として扱われています。近年、多く見かけるアフィリエイトサイトも媒体の一種です。

アフィリエイトサイトとは、一般ユーザーなどが個人のブログやウェブサイト、SNSなどで商品を紹介することでその商品のリンクをクリックして購入すると成果報酬として広告費を支払う仕組みです。

さまざまな種類があるインターネット媒体ですが、現在、インターネット媒体は広告分野で伸長しています。

電通が発表している「日本の広告費」では、2021年のインターネット広告媒体費は総額で1兆8,912億円、前年比107.7%になると予測されています。

新型コロナウイルス感染症による影響はまだ続いており、今後の見通しが行いにくい状況ではありますが、インターネット広告媒体は、継続した成長が続くと見られています。

関連記事:Twitterの音声サービス「スペース」や新たな投げ銭システム「スーパーフォロー」とは?

セールスプロモーション(SP)媒体

セールスプロモーション媒体は、略してSP媒体とも呼ばれる、こちらも古くからある媒体です。

電車・バス・タクシーといった交通機関の車内や新聞折り込み広告、フリーペーパー、屋外の看板やのぼり、ダイレクトメール、店頭POPなどがそれに相当します。

また、イベントや展示会を開催するなどしてそこで情報は4宣言をするといったことも可能なので、媒体の1つといえます。

近年では液晶ディスプレイなどにデジタルコンテンツを配信するデジタルサイネージも駅構内や店舗などの施設の屋外、店舗内等に設置されるようになりました。これもセールスプロモーション媒体の代表的なものになります。

3つの主な媒体の種類について解説してきました。ここからは各媒体の細かい種類一つ一つについて解説していきます。

マス媒体の種類

マス媒体には「新聞」「雑誌」「ラジオ」「テレビ」の4マス媒体があります。それぞれインターネットが普及する以前より有力な広告伝達手段として浸透しており、マーケティング戦略においては必要不可欠な存在です。

以下ではメディアを代表する4マス媒体について解説します。

新聞の特徴

各新聞社にはそれぞれ歴史があり、古くより紙媒体を使用して全国民を対象に多くの情報を伝え続けてきました。

日本で最初の日刊新聞「横浜毎日新聞」は1871年1月(旧暦明治3年12月)に創刊され、3年後の1874年には読売新聞が、1879年には朝日新聞も創刊するなど、次々に新聞という媒体が世に出てきました。

こういった古くから続く歴史的な背景もあって、編集部の体制はWebメディアよりも確立されている傾向にあります。また情報の専門性や網羅性もあり、国民に対する権威性も高いという特徴があります。

新聞にはデジタル媒体にはない便利さがある

新聞は紙面を広げて一覧することにより、重要な記事や自分にとって興味のある記事などがひと目で確認できます。見出しなどを拾い読みすれば、大まかな内容を把握することができるため、PCやスマホで逐一スクロールしながら閲覧するよりも素早く情報を収集することができるのもポイントといえます。

また、視力的にPCモニターの閲覧が厳しかったり、デジタルデバイスに疎かったりする世代への情報伝達力も優れています。デジタルの時代ではあるものの、高齢化社会においては、情報伝達媒体としての地位は揺るぎないものといえるでしょう。

折り込みチラシは優れた情報伝達媒体

新聞の折り込みチラシは、なくてはならない情報伝達媒体です。顧客は企業や店舗による販促情報をチラシで一挙に獲得できます。

インターネットのように検索しなければ情報が出てこない媒体とは違い、新聞を購読しているあらゆる顧客に対し、企業はチラシを通して素早く情報を提供できるのです。

たとえば本日行う特売情報などを今日の朝には届けることができ、その日のうちに顧客に行動を起こしてもらうことができます。こういった情報伝達のスピードも折り込みチラシならではの特徴といえます。

雑誌の特徴

雑誌はテレビをはじめ、ラジオや新聞などと並ぶ4大マス媒体のひとつとして、有力な情報伝達媒体としての地位があります。

雑誌は読者層が限定される媒体ゆえ広告戦略が立てやすい

同じ紙媒体でも雑誌は新聞とは異なり、読者層が限られています。雑誌は「その情報を得たい」目的で入手する媒体のため、年齢や性別、趣味趣向などがある程度限定されているのです。

つまり、雑誌の読者はすでにターゲティング(絞り込み)されているため、どのような内容の広告を出稿すればよいかがすぐに判断できます。

老若男女に広く読まれることを想定した新聞に出稿する折り込みチラシは、どのような内容が多くの読者に受けるかはわかりません。しかしある程度、読者層が絞り込まれた雑誌に出稿する広告であれば、どのような内容が受けるのかは、ある程度分かるため、広告戦略が立案しやすいでしょう。

雑誌はいつまでも手元に残る可能性の高い媒体でもある

雑誌の特徴として、読者の手元にいつまでも残る可能性が高いことも利点として挙げられます。たとえば数ヶ月前、数年前の情報が手元に残っていることもあり、そういった情報から顧客を呼び込めることもあります。

またコレクターやマニアなどの間では、昔の雑誌を集めている人もおり、時代をこえてそういった人たちに情報を届けることもできます。

ラジオの特徴

ラジオは、時間帯や番組のテイスト、種類などでリスナーはある程度絞られています。

放送の時間帯が朝夕であれば通勤・通学者、日中はトラックドライバーやタクシードライバー、在宅勤務者、自営業者、深夜は受験生など、合致する顧客層を時間帯ごとにある程度イメージすることができます。

このような理由から、ラジオにおける広告戦略は比較的簡単だといえます。

4マス媒体の中で唯一「視覚情報」に頼らない媒体

ラジオは4マス媒体の中で、唯一視覚情報に頼らない情報伝達媒体です。細かい情報を伝えづらいなどのデメリットがある一方で、音声によってリスナーのイメージを自由に膨らませることができます。

ラジオ広告はリーセンシー効果(後述)を発揮しやすく、この効果を広告戦略に活用すれば、視覚情報に頼らなくても購買行動をうまく促進することができます。

リーセンシー効果とは、聴覚情報をうまく活用したマーケティング戦略

リーセンシー効果とは、広告などで情報を取得したあとに購買行動に影響を与える効果のことです。

たとえば「運転中に聴いていたラジオのCMでふと耳にした育毛剤が気になってしかたがない」という場合、その人は車から降りて買い物に立ち寄った際、店先でその育毛剤を見つけたら即購入してしまう可能性が高くなります。

脳は「有効だと感じた情報は、忘れないうちに処理したい」と判断する傾向があるため、「気になる商品やサービスは一刻も早く手に入れてしまおう」という購買行動につながりやすいのだそうです。このように音声のみのラジオCMは、比較的簡単に購買行動へとつなげられやすいという特徴があります。

テレビの特徴

4マス媒体の中でもっとも規模が大きい情報伝達媒体がテレビです。広告効果は抜群で、日本全国のほとんどの世帯、あらゆる年齢層に情報を提供できます。

視覚と聴覚の両方から情報を提供できるため、視聴者に強い印象を与えられ、認知度を大きく向上させる効果が期待できます。

テレビならではの信頼感

テレビCMにはほかの4マス媒体にはない「テレビならではの信頼感」があります。信頼があるからこそ、テレビCMを出稿する価値があるともいえるでしょう。

なお、テレビCMには考査基準が設けられており、クリアしなければテレビCMには出稿できません。テレビは政府の許認可を受けた許可事業であり、正確な情報の提供が必須となっているためです。

こういった背景もあり、テレビにCMが出稿できる広告主は、おのずと「国民からの信用や信頼」も獲得していることになります。信用・信頼のある広告主からは、相乗効果によって商品やサービスが売れていく可能性が高いと言えます。

信用・信頼されている人から売れていくバンドワゴン効果を発揮

マーケティングの世界において、信用・信頼されている人からものが売れていく現象をバンドワゴン効果と言います。

その商品やサービス、広告主がすでに信用・信頼がある状態、もしくは多数の人に支持されている場合、商品やサービスは黙っていても売れていきます。「これだけの人に支持されているものだったら、きっと良いものだ」と多くの顧客が便乗し、トレンド(流行)ができていくのです。

テレビCMには高額な広告費用がかかる

テレビCMにもデメリットは存在します。それは広告費用が高いことです。

一般的なテレビCMの制作費用は1本100万円から500万円程度となり、クオリティの高いものになると3,000万から5,000万円もすることもあるでしょう。ゆえにテレビはある程度の企業体力がなければ出稿は厳しい媒体といえます。

費用対効果が計りにくいデメリットもある

テレビCMに限りませんが、マス広告は費用対効果が計りにくいというデメリットもあります。

Web上では簡単に取得できる顧客情報やアクセス解析データなどが入手できないため、効果測定が難しく、大まかにしか判断できません。

こういったことからも、ある程度無駄な予算が発生することも鑑みつつ、余剰資金を保有したうえで、広告出稿を試みる必要があります。

近年のテレビ視聴率は減少傾向

昨今のテレビ視聴率は減少傾向にあります。特に若年層のテレビ視聴率減少は顕著で、1日にテレビを見る人の割合は5割を下回っています。

NHK放送文化研究所が公開した「国民生活時間調査2020」によると、国民全体でテレビを見る割合は、2015年時点で85%、2020年時点で79%ですので、年々下がっていく傾向にあるようです。

このような現状からも、特に若年層に対するマーケティング戦略を立案する際は、他の媒体を検討したほうがよい場合もあるでしょう。

テレビCMは飛ばされることも多い

テレビはリアルタイムで見るばかりでなく、録画してみる場合もあります。録画された番組のCMは自動的にスキップ機能で飛ばされることも多く、CMを見てもらえない可能性は高くなります。録画機器によってはCMカット機能などがついており、そもそもCMが録画されないこともあるでしょう。

こういったデジタル技術の進歩に伴う広告排除の動きがあることも、昨今のテレビCM事情におけるデメリットのひとつといえます。

インターネット媒体の種類

続いて、インターネット媒体の種類についてご紹介します。

● 新聞のデジタル版
● 雑誌のデジタル版
● ラジオのデジタル版
● テレビのデジタル版・配信サービス
● 物販系ECプラットフォーム

新聞のデジタル版

いわゆる大手新聞各社のデジタル版で、朝日新聞デジタルや毎日新聞デジタル、日経新聞電子版などがあります。紙媒体同様に閲覧者の年齢層は高めであることが特徴です。

雑誌のデジタル版

雑誌のデジタル版とは、いわゆる電子書籍のことです。

以前紙媒体で発売したものをリマスターしたりリメイクしたりして、電子媒体でも閲覧できようにしものや、電子書籍限定で執筆されたものなど、さまざまなものがあります。

紙媒体の雑誌と同様に、ある程度閲覧者が限定されており、ターゲットを絞り込みやすい特徴があります。

ラジオのデジタル版

ラジオデジタルとは、ラジオ放送局が主体となって提供するインターネットメディア・サービスのことです。東京のFMラジオ局 TOKYO FMやニッポン放送などの公式サイトがあります。

例えばニッポン放送のサイトでは、現在、ラジオ放送中の番組情報や、番組ごとの情報案内など多数の情報が掲載されています。

また、ラジオの番組を後日ポッドキャストとして配信するラジオ局もあり、ポッドキャストユーザーに向けた専用のCMを出稿することも可能です。

テレビのデジタル版

テレビ放送局などが主体となって提供するインターネットメディア・サービスです。NHKやフジテレビ、日本テレビなどが公式サイトを公開しています。

これらのサイトでは、番組の情報などのほか、ニュースコンテンツやライブ動画なども配信しており、テレビ番組の情報だけでなく、最新ニュース媒体としても機能しています。

昨今ではTVer(ティーバー)、Paravi(パラビ)、FOD、TELASA(テラサ)、Hulu(フールー)など、テレビで放送した番組をリアルタイムや見逃しで配信するサービスも普及しています。TVerのアプリではCMを飛ばせない仕様になっていますので、広告出稿先として検討してみる価値はありそうです。

物販系ECプラットフォーム

物販系ECプラットフォームは、わかりやすく言えば楽天市場やAmazonなどのことを指します。

例えばAmazonでは、Amazonに出店・出品している場合に、Amazon内に広告を打つことができます。商品を販売するだけでなく、広告で自店舗や商品を大々的に発信していくことが可能です。

検索エンジン(リスティング広告)

スクリーンショット:Google Chrome

検索エンジンはインターネット上に存在する無数の情報の中から、ユーザーが「質問した=検索をかけた」内容に対する「答え=検索結果」を返すシステムのことです。

そして検索エンジンでユーザーが検索をかけた際に、同時に表示される広告をリスティング広告と言います。

リスティング広告は検索をかけたキーワードに関連した広告が表示されるため、購買意欲の高いユーザーにアプローチしやすい特徴があります。

リスティング広告について詳しく知りたい人は、以下の記事でも解説していますので参考にしてみてください。

関連記事
アドワーズ(現Google広告)とは!基本的な知識から始め方まで解説!
リスティング広告の基礎知識を解説。メリットや特徴とは?

ソーシャルメディア

ソーシャルメディア(SNS)はオンライン上において、誰でも情報を発信することができ、また相互のやり取りが可能な媒体のことです。

世界的にはTwitterやFacebook、Instagramなどが有名ですが、国内ではLINEなども普及していますし、TikTokも若い世代にはよく知られているSNS媒体です。

各種のSNS広告について、詳しい内容は以下で解説していますので、参考にしてみてください。

関連記事
【2023年最新版】Instagram広告の出し方や費用を初心者にもわかりやすく解説
LINE広告の特徴と各種サービス内で広告がもたらす効果
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動画サイト

動画サイトも広義の意味ではSNSとなり、主に動画SNSなどとも言われます。代表的な動画サービスとしてはYouTubeやニコニコ動画などがあります。

多くのユーザーへリーチができますし、さまざまな属性の人をターゲットとすることができ、効果検証も容易に行え、受けの良いシーンなどを把握することもできます。

動画広告に関しては、下記のページで詳細を解説していますので、参考にしてみてください。

関連記事: YouTube広告の基本!種類や出し方、配信の流れまで解説します!

アフィリエイトサイト

アフィリエイトサイトとは、ブログやWebサイト、ソーシャルメディア上などでユーザーが商品やサービスを紹介する広告媒体です。

広告主がアフィリエイト広告の出稿を始めるには、まずASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダ )への登録が必要です。ASPの審査を通過したら、広告素材の準備をして、ユーザーに情報を発信してもらいます。

アフィリエイトサイトの媒体としてのメリットは、自社商品やサービスをユーザーにレビューしてもらえることです。直接的な広告ではカバーしきれない対象にアプローチすることが可能になります。

関連記事:アフィリエイトの概念を解説!基本な仕組みや進め方とは?

オウンドメディア

オウンドメディアとは、企業が自ら運営するWebメディアのことです。コーポレートサイトやサービスサイトとは異なり、ブログやコラムを配信するメディアを指すのが一般的です。

オウンドメディアは、自社商品や自社ブランド、自社のファンを醸成し、根付かせるのがポイントです。

オウンドメディアでは顧客ロイヤリティを高めることができます。見込み顧客や既存顧客にとって役に立つ情報を提供し続けることで、今後も自社商品・サービスを継続利用してもらうことを狙うのです。

自社のメディアですので、広告費用をかけずに商品や企業の宣伝を行うことができるのもメリットです。

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セールスプロモーション(SP)媒体の種類

セールスプロモーションの媒体の種類を見ていきましょう。

● 交通機関(電車・バス・タクシー)
● チラシ
● フリーペーパー
● 屋外(看板・のぼり)
● ダイレクトメール(DM)
● 店頭POP
● イベント・展示会
● デジタルサイネージ

交通機関(電車・バス・タクシー)

交通機関の中でも、電車・バス・タクシー、及び空港などは、交通広告と呼ばれる媒体です。

電車やバスは通勤・通学時などに毎日同じ時間、同じ駅を利用することが多いため、繰り返し見ることになり、記憶に残りやすいという特徴があります。

電車の場合は、広告として、駅構内や中吊り、ドアガラスステッカー、デジタルサイネージなどの掲載が可能です。

交通広告は、地域密着性が特徴でもありますので、地域ブランディングが可能になります。

チラシ

新聞に折り込まれたチラシや、会員誌などに同封、同梱されているチラシ、または郵便受けにポスト投函されたチラシなどがあります。

チラシは新聞や会員誌などの購読者には比較的読まれやすいものの、ポスティングチラシは読まれにくいため、数多くポスティングするのが一般的です。

フリーペーパー

フリーペーパーは、広告収入をもとに無料で配布されている紙媒体です。配布場所はさまざまで、主に路上や駅構内、スーパーマーケット、コンビニエンスストアなどが主流です。

地域密着型なのが特徴で、特定の地域での情報発信を得意としています。また、ターゲットの年齢や性別などを絞り込むことも可能です。

屋外(看板・のぼり)

屋外広告として、看板やのぼりなども媒体の一種です。一般的な看板のほか、ネオン・LED看板など目立つ看板も普及しています。

看板やのぼりは視認性が高く、設置場所によって宣伝効果が高いのがメリットといえます。ただし、景観を保つため、法規制を考慮しながら、表現を工夫する必要があります。

ダイレクトメール(DM)

ダイレクトメール、いわゆるDMは、既存顧客に対して送付する紙の手紙を指します。キャンペーンの告知や割引クーポンの提供、最新情報を伝達するために利用されます。既存顧客に情報や特典を提供するものなので、開封されやすいところがあります。

店頭POP

店頭POPとは、店頭販促物のことです。

店頭の商品売り場で、手書き文字や印刷した文字やイラストなどによって商品のおすすめポイントや商品のレビュー、店員の声などをPOPとして添えることで、必要な情報提供となり、購買意欲を高める役割を持ちます。

メーカーや代理店などが制作して店舗に配布して設置するものもあれば、各店舗で制作するものもあります。

イベント・展示会

イベント・展示とは、販促キャンペーンやポップアップストア、スポーツイベント、PRイベント、展示会、博覧会などの場を指します。これらも広告活用や情報発信が可能です。

例えば、イベントでは企業のブランディングや新製品の情報発信などを実施できます。
オンラインイベントも増えていますが、リアルの会場に見込み顧客集まってもらうイベントは、大きなチャンスとなります。

デジタルサイネージ

デジタルサイネージとは、電子看板のことで、広告や販促、情報案内、演出・照明用途で利用されます。

ディスプレイは大中小さまざまですが、大型の屋外ビジョンからホテルや施設の中型ビジョンの情報案内、金融機関のショーウィンドウなどが、リアルタイムで提供できます。

静止看板よりも訴求力やインパクトがあるため、近年、非常に注目を集めています。

媒体選びに欠かせないポイント

さまざまな媒体をご紹介してきましたが、広告や情報拡散など、さまざまな目的で媒体を選ぶかと思われます。その媒体選定時に欠かせないのが、まずは各媒体の特徴をしっかりつかむことです。

紙媒体からweb媒体、電子媒体などさまざまな形態や媒体ごとにターゲットも訴求できる範囲も異なります。

このことから、媒体選定時には、次のポイントをしっかりと押さえておきましょう。

● ターゲットを把握する
● 訴求できる人数・規模を把握する
● 媒体の特徴を把握する

ターゲットを把握する

特に広告を出稿する場合、効果にも関係してきますので、まずは自社が追いたいターゲットを明確にすることが重要です。その上で、媒体を選んでいきましょう。ご説明したように、媒体ごとにターゲットが異なります。

訴求できる人数・規模を把握する

ターゲットとともに、訴求できる人数を把握するのも重要です。同じターゲットでも人数や規模によって結果が大きく異なってきます。

例えば、大衆向けのテレビCMは訴求範囲が広いものの、ターゲットも幅広くなります。一方、ソーシャルメディアは利用するユーザーにしか伝達されないので、広く発信するには物足りないことがあります。

媒体の特徴を把握する

媒体を適切に選ぶためには、それぞれの特徴を把握する必要があります。媒体の特徴の理解を深めれば、媒体選びのミスマッチを防ぐことが可能です。各媒体には、メリットもデメリットもあるため、しっかりと確認しておきましょう。

媒体って何?今さら聞けない意味や種類を解説します! まとめ

・媒体とは、情報分野における「メディア」のことで、広告物や情報を消費者に伝達するために必要な媒介手段の総称。

一言で言えば、情報の媒体となるもの。新聞、雑誌、ラジオ、テレビなどのマス媒体や、検索エンジンや新聞社のコラムサイト、ソーシャルメディアなどのインターネット媒体、屋外や交通機関、POP、DM、ポスター、チラシなどのセールスプロモーション(SP)媒体の3種類に分かれる。

・マス媒体は4つの媒体、新聞・雑誌・ラジオ・テレビのことで、不特定多数の人々を対象に、情報を伝達するマスコミュニケーションの位置付け。

・インターネット媒体とは、文字通り、インターネット上の媒体全般を指す。新聞社や雑誌社、テレビ局、ラジオ局の公式WebサイトやGoogleやYahoo!などの検索エンジン、Twitter、Facebook、Instagram、LINE、TikTokなどのソーシャルメディア、YouTubeなどの動画メディアがある。

・セールスプロモーション媒体は、略してSP媒体とも呼ばれる。電車・バス・タクシーといった交通機関の車内や新聞折り込み広告、フリーペーパー、屋外の看板やのぼり、ダイレクトメール、店頭POPなどがある。

・媒体選定時の注意点
さまざまな媒体があるが、広告や情報拡散など、さまざまな目的で媒体を選ぶときに欠かせないのが、まずは各媒体の特徴をしっかりつかむこと。その上で、自社に合ったターゲットや規模をよく考慮して選ぶと良い。また、各媒体の特徴をよく理解することが重要。

よくあるご質問

「媒体」を言い換えると?

媒体は「メディア」という言葉に言い換えられます。媒体とはそもそも、情報をユーザーに伝えるために利用する手段の総称です。主に、テレビや新聞などのマス媒体、検索エンジン、SNS、動画サイトなどのインターネット媒体、ポスターやチラシなどのセールスプロモーション媒体の3つに分けられます。また、情報媒体は「伝達手段」と言い換えることもできます。

「媒体」の具体例とは?

媒体の具体例は以下のとおりです。
●マス媒体:テレビ、新聞、雑誌など
●インターネット媒体:リスティング広告(検索エンジンの検索結果などに表示される)、ディスプレイ広告、動画広告、SNS広告など
●セールスプロモーション媒体:ポスター、チラシ、DM、交通広告など

監修者

古宮 大志

古宮 大志

ProFuture株式会社 取締役 マーケティングソリューション部 部長
大手インターネット関連サービス/大手鉄鋼メーカーの営業・マーケティング職を経て、ProFuture株式会社にジョイン。これまでの経験で蓄積したノウハウを活かし、クライアントのオウンドメディアの構築・運用支援やマーケティング戦略、新規事業の立案や戦略を担当。Webマーケティングはもちろん、SEOやデジタル技術の知見など、あらゆる分野に精通し、日々情報のアップデートに邁進している。

執筆者

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『MarkeTRUNK』編集部

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