BtoE(Business to Employee)とは、企業が自社内で従業員に向けて福利厚生や業務システムなどを提供する仕組みそのものを指す言葉です。
類似の概念であるBtoBtoE(Business to Business to Employee)は、外部の「サービス提供企業」が「顧客企業」を介してその「顧客企業の従業員」に価値を提供するビジネスモデル全体を指し、両者の違いはサービスの提供元の視点にあります。
たとえば、SaaS型の人事労務ツールやアウトソーシング型の福利厚生サービスは、提供元企業からはBtoBtoEのビジネスモデルですが、導入した企業から見れば自社従業員へのBtoE施策となります。
BtoEの存在意義は、従業員の働きやすさやエンゲージメント、業務生産性の向上といった組織基盤の強化に直結する点にあり、近年では深刻な人材不足を背景に優秀な人材の定着や社内DXの推進を目的として、これらのサービスを充実させる企業が増加しています。
BtoBtoEサービスの提供元企業が、その製品を自社のBtoE施策として社内で実際に利用・検証することを「ドッグフーディング」といいます。ターゲットである従業員のリアルな課題を吸い上げてプロダクトの改善サイクルを最速で回せるという点も、この領域の大きな特徴です。

