ドッグフーディング(Dogfooding)とは、自社で開発中の製品やサービスを社員自身が日常業務などで実際に利用し、品質の検証や改善を行う取り組みを指すビジネス用語です。
「Eating your own dog food(自社のドッグフードを自分で食べる)」という英語の慣用句に由来しており、1988年に米マイクロソフト社のマネージャーであるポール・マリッツ(Paul Maritz)が、社内で自社製品の利用を促すために送った電子メールのタイトルにこの表現を用いたことでIT業界に広く定着しました。
ドッグフーディングの意義は、開発者としての視点だけでなく、実際のユーザーと同じ目線に立つことで、リリース前にバグを発見したりUIやUXの使い勝手の悪さに気づきやすくなる点にあります。また、社員自身が自社製品を深く理解し愛着を持つきっかけとなるインナーマーケティングの側面や、自社で日常的に使えるほど完成度が高いという自信を市場に対して示す効果も持ち合わせています。
とくにBtoE(従業員向け)製品においては、自社社員がそのままターゲットユーザーとなるため、実際の業務環境におけるリアルな課題やニーズを直接吸い上げ、プロダクトの改善サイクルを最速かつ高精度に回せるという非常に重要な意味合いを持っています。

