エグゼクティブ向けの転職・キャリア支援サービスを展開する株式会社経営者JPは「2020年エグゼクティブの「情報収集」についての調査」を2020年9月29日に発表した。調査期間は2020年9月8日~2020年9月17日。
エグゼクティブ男女103名から回答を得た。この調査により、エクゼクティブの情報収集の実態が明らかになった。
参照元:2020年エグゼクティブの「情報収集」についての調査
情報収集の費用に1か月あたり「1万円以上」が2割
まず、情報収集に1か月あたりいくら使っているか聞いたところ、「0円(有料は使用しない)」が24.3%で最多。有料のみで見ると、トップが「10,000円以上」20.4%、次に「5000円」18.4%という結果になった。5000円以上の回答は47.5%となった。
普段の情報収集は、対面の情報収集が8割以上
次に、普段の情報収集で利用している方法について聞いた。トップは「対面での情報収集」84.0%となった。続いて、「SNS」76.0%、「WEBサイト」72.0%、「新聞(電子版)」62.0%が続き、WEB媒体を通じての情報収集が結果に並んだ。 一方で、紙媒体を通じての情報収集は「書籍」62.0%、「雑誌」56.0%、「新聞(紙版)」46.0%とWEB媒体ほどではないものの、4~6割の割合である。
コロナ禍で利用頻度が増えたメディアトップはYouTube
続いて、コロナ以後、利用頻度が増えたメディアがあるか聞いたところ、「YouTube」が35.0%で最多。「書籍」31.1%、「SNS」「WEBサイト」が同率30.1%に続いた。コロナ禍で感染予防のため対面の機会が減った結果、これまでの利用頻度が低かったメディアに接する機会となったことが結果にあらわれている。
普段利用するニュースメディアに日経電子版とYahoo!ニュースが6割
最後に、普段利用しているニュースメディアについて聞いたところ、トップは「日本経済新聞電子版」63.1%、次に「Yahoo!ニュース」61.2%が僅差で続いた。ニュースサイトでの情報収集が6割あることが明らかになった。
そして、ニュースサイトの後には「ダイヤモンド・オンライン」53.4%「東洋経済オンライン」52.4%と、ビジネス専門メディアが続いた。
今回の調査により、エクゼクティブの8割が普段、対面で情報収集していることが分かった。また、コロナ禍で対面での情報収集が限られた中で、YouTubeの利用頻度が増加していることも明らかになった。エクゼクティブへのリーチにYouTubeなどの新たなメディアが有効になっていくかもしれない。