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YouTube でのコンバージョン数を増やすことができるTrueViewアクション広告とは?

2020.10.20
読了まで約 3

「TrueViewアクション広告」とは、Googleが発表したYouTube広告のひとつであり、コンバージョン数を増加させることに特化した広告です。視聴者の行動を促すような人目を引くフレーズ・見出しを付けることで、アピールしたい商品やサービスの見込み顧客を増やし、最終的なコンバージョンへつなげることが目的です。

この記事では、YouTubeでのコンバージョン数増加に効果的な「TrueViewアクション広告」の概要や仕組み、インストリーム広告との違いを解説します。

YouTubeでのコンバージョン数を増やす「TrueViewアクション広告」とは

「TrueViewアクション広告」とは、Googleが2018年に正式発表したYouTube広告のひとつです。リリース以降、TrueViewアクション広告はさまざまな規模・業種で使用され、商品の売上増加やサービスの登録拡大といった成果を上げています。

従来のYouTube広告といえば、商品やサービスの認知拡大や広告動画の視聴数アップを意識していましたが、TrueViewアクション広告はコンバージョンの獲得に特化しています。動画本体とは別に、行動喚起に効果的なフレーズや見出しを使用したり、リンク先ページにアクセスできるようにしたりと、動画を見た視聴者に次の行動を促すための工夫が施されています。TrueViewアクション広告を活用することで、見込み客の獲得やコンバージョン数の増加が期待できるのです。

また、Googleが独自の動画広告分析をまとめた「ABCDフレームワーク」(※)で2019年のTrueViewアクション広告を分析したところ、ABCDの要素を総合的に押さえている広告として以下の動画を挙げています。

NTTドコモ「ギガホ・ギガライト 料金シミュレーション訴求篇」

視聴者を行動に促す工夫が明確に施されており、中心となる人物が視聴者に語りかけるダイレクトオファーでエンゲージメントを構築しています。全体的にビビッドカラーのはっきりとした配色もインパクトがあり、視聴者に広告を強く印象付ける要素のひとつとなっています。

(※)「Attract(ひきつける)」「Brand(ブランド)」「Connect(つながる)」「Direct(誘導する)」のそれぞれの頭文字をとったGoogle独自のフレームワークのこと

TrueViewアクション広告の仕組み

TrueViewアクション広告では、スキップができるインストリーム広告フォーマットが使われています。視聴者の行動を促すフレーズや見出し、終了画面をクリエイティブに使用可能です。また、オプション機能としてサイトリンクやリードフォームを追加することもできます。

●TrueViewアクション広告の機能と仕様
1. 行動喚起するフレーズの見出し:半角15文字(全角7文字)以内
2. 行動喚起するフレーズのボタン:半角10文字以内(全角5文字)以内
3. コンパニオンバナー:自動生成することも画像をアップロードすることもできる(パソコンのみ表示可能)
4. 自動終了画面:モバイルでは5秒間、パソコンでは7秒間表示される
5. サイトリンク(オプション):最大4個表示できる(モバイルのみ表示可能)
6. リードフォーム(オプション):関心が高いと見込まれるユーザーへのリーチができる(モバイルのみ表示可能)

TrueViewインストリーム広告との違い

TrueViewアクション広告とインストリーム広告はどちらも同じように表示されます。しかし、アクション広告はコンバージョン獲得に特化したものであるのに対し、インストリーム広告はあくまでブランドの認知やリーチを高めることが目的です。

では、なぜ同じ仕様であるにもかかわらず、TrueViewアクション広告はコンバージョン数増加が期待できるのでしょうか。それは、アクション広告に付いている以下のような機能が視聴者の行動喚起につながるからだと考えられます。

1. 視聴者の行動を促すフレーズや見出しが大々的に表示される
TrueViewアクション広告は、視聴者の行動を促すフレーズや見出しをオーバーレイ(※)で表示させられるため、視聴者の関心をひきつけ行動喚起につなげる効果があります。

(※)動画に固定表示される広告のこと

2. コンバージョンにつながったデータをもとに自動調整される
TrueViewアクション広告は、実際にコンバージョンにつながったデータをもとに高度な機械学習を行い、コンバージョン数が最適化するように自動調整されます。コンバージョンにつながりやすいユーザーへ優先的に配信されるため、より効果的な広告配信が可能です。

まとめ

◆TrueViewアクション広告とは、Googleが発表したYouTube広告のひとつであり、コンバージョン数を増加させることに特化している。

◆TrueViewアクション広告では、行動喚起に効果的なフレーズや見出しを使用したり、リンク先ページにアクセスできるようにしたりと、動画を見た視聴者に次の行動を促すための工夫が施されている。

◆TrueViewアクション広告とインストリーム広告は同じ仕様だが、アクション広告はコンバージョン獲得に特化したものであるのに対し、インストリーム広告はあくまでブランドの認知やリーチを高めることが目的である。

監修者

古宮 大志(こみや だいし)

ProFuture株式会社 取締役 マーケティングソリューション部 部長

大手インターネット関連サービス/大手鉄鋼メーカーの営業・マーケティング職を経て、ProFuture株式会社にジョイン。これまでの経験で蓄積したノウハウを活かし、クライアントのオウンドメディアの構築・運用支援やマーケティング戦略、新規事業の立案や戦略を担当。Webマーケティングはもちろん、SEOやデジタル技術の知見など、あらゆる分野に精通し、日々情報のアップデートに邁進している。

※プロフィールに記載された所属、肩書き等の情報は、取材・執筆・公開時点のものです

執筆者

『MarkeTRUNK』編集部(マーケトランクへんしゅうぶ)

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