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Instagramは同じ趣味を持つユーザーとつながる、コミュニティツール-SNSのユーザーモチベーション調査(トレンダーズ調べ)

2020.10.26
読了まで約 3

トレンダーズ株式会社はYouTube、Twitter、Instagramの「ユーザーモチベーション調査」結果を2020年10月19日に発表した。調査期間は2020年9月18日~2020年9月23日。事前調査で「週に3回以上SNSを利用している」と回答した、15~49歳のSNSユーザー男女800名を対象に調査を行った。

この調査により、SNSユーザーが各SNSを使うモチベーションがなにか明らかになった。

参考記事:YouTube、Twitter、Instagramのユーザーモチベーションを調査/半数近くが「世の中の反応を見る」目的でTwitter検索

各SNSにまったく異なるものを求めるユーザー

まず、普段どのSNSを閲覧しているか聞いたところ、「YouTube」79.5%、「Twitter」71.8%、「Instagram」67.1%、「LINE(タイムライン)」61.4%、「Facebook」33.0%という結果となった。今回は、閲覧率がおよそ7割~8割におよぶYouTube、Twitter、Instagramそれぞれの、閲覧・検索・投稿・購買の4つのアクションに対するユーザーのモチベーションを調査している。

検索に対するモチベーションだけでも、Twitterは「世の中の反応を見るため」44.5%、Instagramは「趣味関連での出会い・交流のため」31.1%、YouTubeは「暇つぶしのため」62.0%と、各SNSに求めるものがまったく同一ではないことが明らかになった。

 

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Twitterは話題になっているトレンド・ニュースと、意見を知るツール

 最初に、Twitterそれぞれのアクションに対する目的を見ていく。閲覧する目的は「フォロワーしている人の近況」53.0%、「暇つぶし」46.7%が1位、2位となったが、「トレンド」43.3%、「ニュース」42.2%も4割以上と目立つ結果となった。

Twitterはテキスト中心のSNSであり、トレンドやニュースなど今、何が話題になっているのかを分かりやすく、また、それに対しての個人の多様な意見が飛び交いやすいのが特徴である。他のアクションでは、検索する目的に「世の中の反応」を見るためであったり、購買の動機に「話題である」と感じられたり、そして、自分の「意見・思い」を投稿するユーザーがいずれも4割以上となり、Twitterの特徴を捉えた結果が出ている。

Instagramは同じ趣味をもつユーザーとつながる、コミュニティツール

 次にInstagramは、閲覧する目的トップに「フォローしている人の近況」62.6%となり、他のSNSと比べて最も高い結果となった。また、ほかに「趣味関連」40.0%が上がっており、ほかのアクションを見ると、検索の目的に「趣味関連での出会い・交流」31.1%、投稿では「交流」31.5%が並び、同じ趣味をもつユーザーとつながるといった、コミュニティ感覚での利用が結果に強くあらわれた。

また、検索の「インスピレーションの刺激」18.8%、投稿の「創作」31.1%が並び、画像を中心とした視覚的なメディアだからこその特徴も垣間見る結果となった。購買の動機トップには「信頼している人のおすすめ」53.4%となった。

YouTubeは暇なときに、何かおもしろいものを見つけるツール

 最後にYouTubeの結果を見ていく。閲覧目的のトップは「暇つぶし」64.8%、検索のトップにも「暇つぶし」が62.0%と共通した結果となった。また、閲覧と検索の共通回答として「おもしろいもの」が閲覧で39.8%、検索で40.7%に挙がっており、他のSNSと比べると、閲覧と検索のモチベーションに差異が見られなかった。YouTubeは暇なときに、何かおもしろいものを見つけるツールが特徴としてあらわれる結果となった。

 また、購買の動機としては「信頼している人のおすすめ」44.1%がトップとなり、Instagramと同様の結果となった。YouTubeは、実際に使用する立場から商品・サービスを使った体験をコンテンツすることが多く、閲覧するユーザーとして共感しやすく信頼でき、結果購買につながる。

今回の調査により、SNSユーザーが各SNSをどういう目的で利用しているのかが明らかになった。SNSユーザーはそれぞれ異なる意図で利用しているため、自社商品・サービスのマーケティングでは、今回の調査結果をもとに各SNSに適したコミュニケーションを図っていくマイクロマーケティングを検討していきたい。

監修者

古宮 大志(こみや だいし)

ProFuture株式会社 取締役 マーケティングソリューション部 部長

大手インターネット関連サービス/大手鉄鋼メーカーの営業・マーケティング職を経て、ProFuture株式会社にジョイン。これまでの経験で蓄積したノウハウを活かし、クライアントのオウンドメディアの構築・運用支援やマーケティング戦略、新規事業の立案や戦略を担当。Webマーケティングはもちろん、SEOやデジタル技術の知見など、あらゆる分野に精通し、日々情報のアップデートに邁進している。

※プロフィールに記載された所属、肩書き等の情報は、取材・執筆・公開時点のものです

執筆者

『MarkeTRUNK』編集部(マーケトランクへんしゅうぶ)

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