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SEO対策ツール10選をご紹介

2021.1.25
読了まで約 11

自社ホームページの集客を行う際に欠かせないのがSEO対策です。検索エンジン最適化を行うことにより、検索結果の上位表示が叶い、流入を増やすことができます。

このSEO対策に役立つツールには複数の種類があります。そこで今回は、SEO対策ツールの種類と共に、参考になる代表的なツールを10個ご紹介します。

SEO対策ツールの種類と具体的なツール10選

SEO対策ツールには、さまざまなツールがあります。その種類のうち、主なものを今回は7つ挙げます。それぞれのSEO対策ツールの種類の解説と具体的なツールを10個、見ていきましょう。

SEO診断ツール

SEOを実施する際に、SEO診断ツールが役に立ちます。これは、自社ホームページがどのくらいSEO対策が実施されているかの目安を知ることができるツールです。

例えば、診断したいページのURLを入力すると、SEOに重要といわれる「title」「description」「keywords」「h1」などのタグの情報や、発リンク数や被リンク数などのリンクの数、最終更新日時、ファイルサイズ、ページ読込時間、検索順位などが表示されます。

これにより、自社ホームページのページがどの程度、SEO対策がなされているのか、どのキーワードが関係しているのかを知ることができます。また、ホームページのSEOにおける弱点を可視化することができるので、SEO対策を実施する際に、参考にして施策を施すことができます。

● 具体的なツールの例

1)「Google Search Console(グーグル・サーチ・コンソール)」
https://search.google.com/search-console/about?hl=ja

Google Search Console は、SEO診断ツールの代表的なツールです。これはGoogleが提供している無料ツールで、SEO対策を実施している人々によく利用されています。

ブラウザで使用できるWebベースのサービスであり、Chrome、Firefox、Edge、Safari のいずれかの最新バージョンのブラウザとGoogleアカウントがあれば利用できます。

Search Consoleには、さまざまなツールやレポートがあり、それらを活用して自社ホームページを修正し、SEO対策に役立てることができます。

よくGoogleアナリティクスと混同されることがありますが、Googleアナリティクスは自社ホームページにおけるユーザーの行動を記録し、レポートしてくれるのに対して、Google Search ConsoleはGoogleは基本的に検索エンジン上のユーザーの行動を記録し、レポートしてくれるものです。

Search Consoleでは、例えば、次のことが行えるツールやレポートが用意されています。

・Googleがクロールできるかどうかの確認
Googleにインデックス登録され、検索結果に表示してもらうためには、ホームページをGoogleのロボットにクロールしてもらう必要があります。Search Consoleでは、Googleがクロールできるかどうかを確認することができます。

・インデックス登録に関する問題を修正できる
Googleへのインデックス登録に関する問題を修正し、ホームページ上の新規コンテンツや更新したコンテンツのインデックス再登録をリクエストすることができます。

・ホームページの検索パフォーマンスを知ることができる
ホームページがGoogleでユーザーに検索され、流入した「検索トラフィック」データや、ホームページがGoogle検索結果に表示される頻度、ホームページが表示されたときの検索窓に入力した語句「検索クエリ」、その検索クエリに対して検索ユーザーがクリックスルー(ホームページへのリンクをクリックすることによってホームページへ移動すること)する頻度などの検索パフォーマンスを表示してくれます。

・ホームページのアラートを受信
Googleがインデックス登録やスパムなどのサイトに関する問題を検出したときにアラートを受信することができます。

・ホームページにリンクしているサイトの表示
ホームページにリンクされている外部サイトとリンク数を表示したり、ホームページ内のページ同士でリンクを貼っているページとリンク数を表示したりします。

・モバイルユーザビリティの評価の確認
スマートフォン用などのモバイル版ホームページのユーザビリティについての評価を表示します。

また、Search Console はGoogleアナリティクスなどGoogleが提供する他のツールとの連携ができるのも特徴です。

2)「AIアナリスト」
https://wacul-ai.com/

AIアナリストは、Googleアナリティクスに連携させることで利用でき、そのアクセス解析データをもとに約34,000サイトを分析したデータに基づき、SEO対策に必要な施策や重要なポイントを教えてくれるツールです。

アクセス解析データを隅々までチェックし、サイトの目標数値「CV(コンバージョン)」に影響を与えている要素が何かを発見してくれます。そしてホームページにおける流入元・入口ページ・経由ページなどすべてをチェックし、どのような条件下でCVが高くなるのか、低くなるのかを明らかにします。

例えば「誘導するとCVR(コンバージョン率)が上がるページがあります」などのページ改善案を示すといったように、自社ホームページの伸びしろを教えてくれるので、どこを改善すれば効果が出やすいのかを知ることができます。

また、改善施策を実施した後も、効果検証を簡単に行えるため、PDCAを回していく助けになります。

ツールは無料で利用できます。無料プランでは「人工知能の提案一覧」と「レポート画面」の2つを確認できますが、さらに詳細な根拠データが見たい場合には、有料プランに切り替えを検討しましょう。

関連記事:SEOとは?SEO対策の基礎知識と具体的な方法を詳しく解説

検索順位チェックツール

検索順位チェックツールとは、Googleなどの検索エンジン上で、自社ホームページの各ページが何位なのかを知ることができるツールです。SEO対策を施した各ページが、一定期間経った後に、この検索順位チェックツールにかけることで、どのくらいのSEO効果が出たのかを知ることができる重要なツールです。SEO対策を実際に施した後は、定期的にチェックするのに活用することになるSEO対策に欠かせないツールとなるでしょう。

具体的には、Google、Yahoo!、Bing それぞれの検索結果をリアルタイムで取得し、自社ホームページのページが何位なのかを一覧で表示確認できます。自分自身で手入力で検索結果を確認するのはページ数が増えるほど大変な作業となります。その点、検索順位チェックツールで作業時間の短縮につながり、SEO対策の核心にかける時間を増やすことができます。

● 具体的なツールの例
「GRC」
https://seopro.jp/grc/

GRCは、無料と有料のプランのある日本発の検索順位チェックツールです。2004年より配布されている、PCにインストールして使用するタイプのソフトウェアです。WindowsとMacの両方で使用することができます。

自社ホームページのURLとキーワードを設定しておけば、GRCを起動しただけでGoogle、Yahoo!、Bingすべての検索順位をリアルタイムで取得して表示してくれます。

取得結果は、グラフで確認したりレポートとして出力したりできるので、企業担当者が自社内でSEOを実施する際のレポートとして役立てる際に便利です。

検索結果の推移をグラフで確認することができるので、長期的にSEO対策を実施するのに向いています。

GRCには、PC版の「GRC」とモバイル版の「GRCモバイル」があります。また、他に海外の検索エンジンGoogleにおける検索順位を調査し、履歴を記録する「GRC-W」もあります。

どれも無料でも利用することができますが、無料版では項目数に制限があります。登録できるURL数は3つまで、検索語数(キーワード数)は10個のみです。

項目数制限の緩和・解除を行うためには、ライセンス購入が必要になります。ライセンスプランには全部で5種類あり、一番下のプラン「ぺーシック」は月450円で、登録できるURL数は5つまで、検索語数は500まで、上位追跡(指定した検索語の検索結果上位サイトの順位履歴を丸ごと記録する機能)に設定できる項目数は5つまでとなります。

一番上のプラン「アルティメット」は月2,250円で、URL数も検索語数も上位追跡の項目数も無制限で、リモート閲覧(LANでつながっている他のPCのGRCのデータを閲覧する機能)とCSV自動保存の利用もできます。上位プランは、ホームページのページ数が多いなど、利用したい規模に応じて利用の余地があるでしょう。

競合分析ツール

自社にとって競合となるホームページの分析を行うことができるツールです。競合他社のホームページに関する戦略を追跡、分析し、検索順位を上げるための方策を練ることができます。競合他社の長所と短所は何なのか、どの点で自社と競合しているのか、どの点で自社が負けているのかを明確に知ることができます。

競合分析ツールでは、主に次の項目を得ることができます。

・セッション数(アクセス数)
多くの競合分析ツールでは、競合サイトにどれくらいのセッション数、つまりアクセスがあるのかを知ることができます。競合サイトのセッション数が自社ホームページより多いのであれば、自社ホームページに足りないサイトにはない魅力的な要素があったり、自社ホームページとは異なるユーザー層がアクセスしていたりする可能性もあります。

・流入経路
競合サイトに訪れたユーザーがどのような経路をたどってアクセスしているのかを知ることができます。これにより、競合サイトがどのような方法で集客しているかを知ることができます。例えば自然検索だけなのか、広告を使っているのか、SNSを活用しているのかなどを参考にすることができます。

・自然検索の流入キーワード
どのようなキーワードで競合サイトにユーザーが訪問しているのかを知ることができます。競合サイトの流入に貢献しているキーワードを分析することも可能です。自社ホームページと競合しているキーワード、していないキーワードなどを見つけることで、自社ホームページのSEO対策の方策を練ることができます。

・滞在時間
競合サイトに訪れたユーザーがどのくらい長く滞在しているのかを知ることができます。滞在時間が長いのであれば、ユーザーにとって有益な情報が掲載されているのでしょう。もしそうしたページがあれば、非常に参考になります。

● 具体的なツールの例

「SimilarWeb(シミラーウェブ)」
https://www.similarweb.com/ja/

SimilarWeb(シミラーウェブ)は競合サイトの分析ツールの代表的なものです。初心者にも扱いやすいことが好評です。

数ある競合サイト分析ツールの多くは海外製の英語版が多いですが、SimilarWebは英国発のツールでありながら日本語版があるので、英語が読めない場合も利用できます。

SimilarWebでは、競合サイトの情報を取得できます。取得できる項目は、セッション数(アクセス数)、平均滞在時間、直帰率、ページビュー(PV)数、流入キーワード、流入経路、人気ページの順位など、競合分析に役立つ豊富なデータを得ることができます。

これらのデータを用いれば、競合他社との比較による自社ホームページのトライアンドエラーを繰り返すことで、競合他社を超えるホームページの戦略を立てることができます。

無料版と有料版がありますが、無料版で十分競合サイトについて調査することができるといわれているので、まずは無料版から試してみて、必要に応じて有料版に切り替えると良いでしょう。

他に、Googleの拡張機能としてインストールすることができるところは注目です。競合サイトに訪問したときにワンクリックで分析できるので、非常に便利です。

キーワード調査ツール

キーワード調査ツールとは、自社ホームページを検索上位に表示したり、自社ホームページに対して流入を強化するために必要なキーワードについて詳細を調査したりすることのできるツールのことです。

自社ホームページに訪れてほしいターゲットユーザーは、キーワードをいかに設定するかによって変わってきます。自社ホームページへの集客に適したキーワードはどのキーワードなのか、そして世間一般ではどのようなキーワードが多く検索されているのか、トレンドのキーワードはどのようなものなのかなどを知ることにより、最適なキーワードを見つけ出すことができます。

キーワード調査ツールでは、自社が狙いたいキーワードがどのくらい一ヶ月の間に検索されているのか、そのキーワードの競合はどのくらいなのかを知ることができます。キーワード調査ツールから得られた情報を活用することで、SEO対策に最も重要といえるキーワード選定を効率的に行うことができます。

● 具体的なツールの例
1)「Google広告 キーワード プランナー」
https://ads.google.com/intl/ja_jp/home/tools/keyword-planner/

キーワード調査ツールは複数ありますが、中でも最も知名度が高く、多く活用されているのが、Google広告 キーワード プランナーです。Googleで広告を出すときにキーワードを選ぶために用意されたツールではありますが、一般公開されており、Google広告のアカウントを取得して登録するだけで無料で利用できるので、広告に限らず、広い用途で使用することができます。

しかし、Google広告のアカウントで広告を出稿していない場合は、正しい検索ボリュームではなく、「1~100、100~1000、1000~1万」などのざっくりの数値しか表示されません。より詳細な検索ボリュームを知りたい場合は広告出稿するアカウントで確認するのをおすすめします。

キーワード プランナーでは、入力した単語やフレーズに関連する関連キーワードのほか、キーワードの月間検索数、競合の多さ、入札単価などを知ることができます。 また過去の各月に対する検索数の推移といった情報も提供されているので、季節によるキーワードの需要や影響などを知ることができるのも有益です。

2)「Keywordmap(キーワードマップ)」
https://keywordmap.jp/

Keywordmapは、URLを入力するだけで、そのホームページについて、検索流入の多いキーワードや、上位表示できていないキーワードの調査ができます。圧倒的なデータ量を保有しており、そのデータをもとに自社ホームページはもちろん、競合サイトの分析も可能です。

またあるキーワードで検索したユーザーの悩みや興味関心事などを見える化して表示します。どのような記事やコンテンツを作ると効果的なのかが直感的にわかりやすく、そのインターフェースも評価されています。

その他、リスティング広告を運用する人向けの機能も充実しています。

利用は有料ですが、一週間の無料トライアルが用意されています。

コンテンツ分析ツール

コンテンツ分析ツールとは、自社ホームページや競合サイトのコンテンツを分析してくれるツールです。

近年は、現在のコンテンツ分析のほか、狙ったキーワードで検索結果上位にランクインするために必要なコンテンツはどのようなものなのかを視覚的に示してくれるツールがぞくぞく増えています。

すでに上位表示されている競合サイトや他の膨大なデータから、自社ホームページのSEO対策をスピーディーかつ効果的に実施していくことが可能です。 コンテンツ分析ツールといっても、実際のツールは、コンテンツ分析だけでなく、SEO内部対策に役立つ分析や競合調査など、オールマイティーに行えるSEOの総合的な分析ができるものが主流となっています。

● 具体的なツールの例
1)「MIERUCA(ミエルカ)」
https://mieru-ca.com/

MIERUCAは、多機能を有するコンテンツ・SEO解析ツールです。自社ホームページのコンテンツから内部まで分析し、改善提案をしてくれるので、内部最適化・内部対策・コンテンツ作成に役立ちます。

またサイトへの流入・問い合わせを増やすキーワードを可視化します。競合サイトと自社との流入の違いを可視化し、何をすべきかを明確にするといった、戦略的な提案もしてくれます。

検索ユーザーの知りたいこと、つまりインサイトをわかりやすく可視化する機能もあり、コンテンツを重視するSEOやマーケティングを推し進めるヒントが得られます。

利用は有料ですが、無料トライアルが用意されています。

2)「Pascal(パスカル)」
https://www.pascaljp.com/

Pascalは、検索上位ページのコンテンツから、上位表示に必要なトピックや共起語を分析してくれるツールです。例えば上位ページが使用しているワードやコンテンツ作成に役立つ共起語、検索ユーザーが求めるトピックを知ることができるので、SEOのためのコンテンツ作成に役立ちます。

また検索エンジンで上位30-50位にランキングしているページの内部と外部の情報をリアルタイムにチェックして、共通する特徴を統計的に分析する機能もあります。例えばSEOで重要なタグ、コンテンツ、被リンクなどの約50項目を1分で統計分析します。

料金は月額4.5万円からなので、手軽に始めることができます。無料体験版もあり、4日間試すことができます。

SEO内部対策ツール

SEO対策は、大きく分けると「内部対策」と「外部対策」があります。

内部対策とは、文字通り自社ホームページの内部を検索エンジンに最適化させることを指します。しかしその項目は多岐に渡ります。SEO対策において、まずは内部対策を実施することが先決といわれていますが、初めての場合、みよう見まねで必要な施策を施すことになります。

しかし、実施後、抜け漏れがある箇所は当然出てくるでしょう。それを確かめることで、よりSEO内部対策を強化することができます。

内部対策の範囲はキーワード選定やサイト設計、タグの設定など多岐に渡ります。それらに必要な情報を得るために、自社ホームページを診断できるツールのことを、一般的にSEO内部対策ツールと呼ばれます。

主なSEO内部対策ツールで、取得できる情報は例えば、次の項目となります。

・検索順位、検索キーワード、表示回数
・titleタグ、descriptionタグ、hタグの内容などのHTMLタグ
・内部リンクの一覧
・リンク切れ・リダイレクト・タイトル重複などのコンテンツ重複、アンカーテキストの不備などサイトの問題
・ソーシャルメディア登録数

これらのSEO内部対策に役立つ情報が表示されるので、問題がある箇所は修正してからまた診断ツールにかけることで、改善されたかどうかをひと目で確認することも可能です。

● 具体的なツールの例
「アナトミー」
https://siteanatomy.com/

アナトミーは、日本発のSEO分析ツールです。アクセス解析の機能も持ち、内部対策に大いに役立ちます。

無料トライアルはできますが、基本的に有料ツールです。アクセス解析とテクニカルSEOの機能が備わっており、解析ページ数が50ページまでの料金は、初期費用5万円、月額料金1万円となっています。

アクセス解析の機能では、アクセス解析の基本であるPV数、セッション数・直帰率などの指標や、検索・広告・SNS・メールからの流入数などのデータと、ページキャプチャを同時に表示します。

さらに、10週に渡るアクセス・トレンドを「天気マーク」に置き換えて表示してくれるので、問題のあるページをひと目で見つけ出すことができます。

また「ユーザーがどこから来て、どこへ行ったか」のユーザー動線が、アニメーションで手に取るようにわかります。

CV(コンバージョン)分析の機能も整っています。広告・メール・検索などからの流入がサイト内のどのページを経由して、最終的にどのくらいCVに寄与したかを数クリックで知ることができます。

テクニカルSEOの機能では、H1・H2・Pタグなどの構造化データ、title・description・OGP(「Open Graph Protocol」の略。SNSでシェアした際に、ページのタイトルやイメージ画像、詳細などを設定するhtml要素)情報などのメタ情報をページごとに一覧できます。

他にキーワード順位推移グラフ(過去)、Google検索順位トップ20(現在)、トップ10キーワード流入増加数予測(未来)なども知ることができます。

チームで情報共有する機能も備わっているので、SEO対策をチームで実施していくのに最適といえます。

SEO外部対策ツール

SEO外部対策ツールとは、SEOのうち「外部対策」に役立つ情報を得ることができるツールです。外部対策とは、被リンクの質と数を高めることです。

Googleは自社ホームページ内の内部を見るだけでなく、どのようなホームページからリンクされているのか、ということについても評価の対象に加えています。簡単にいえば、被リンクの質と数が高ければ高いほど、検索エンジン上位に表示されるというわけです。

その外部対策を実施するのに必要になる情報を取得できるのが、SEO外部対策ツールです。

SEO外部対策ツールで取得できる情報は、具体的には、外部サイトからの被リンクがどのくらいの数されているのか、どのページにされているのか、そしてその被リンクの質はどのくらいなのかなどとなります。

SEO対策は、内部対策と外部対策の両方が必要といわれているので、内部対策ツールとセットで活用するとよいでしょう。

● 具体的なツールの例
「Majestic SEO(マジェスティック・エスイーオー)」
https://ja.majestic.com/

Majestic SEOは、自社や競合ホームページの被リンクを解析できるツールです。

英国発のツールで、多くの部分が日本語にも対応しているため利用しやすいと好評です。有料ツールではありますが、無料アカウントを登録すると被リンクリストが取得できます。

中心となるサイトエクスプローラ(Site Explorer)というツールでは、ドメインやURLを入力すると、手軽に被リンク数や被リンク元のドメイン情報などを知ることができます。

Majestic独自の指標もあります。例えば「トラストフロー」と「サイテーションフロー」でです。それらを活用することで、ドメインの品質レベルを知ることができます。

トラストフローとは、リンクの質を0から100のスコアで表したものです。質が高い被リンクを受けている場合は数値が高くなりますが、質の低いリンクを設置している場合は数値が低くなります。

サイテーションフローとは、ホームページに搭載している被リンクのボリュームに基づいて、影響度を予測する指標です。リンクの数のほか、リンクの強さにも考慮した上で算出された0から100のスコアで表示されます。

これらの被リンクに関する情報をもとに、SEO外部対策を効率的かつ的確に実施していくことができます。

SEO対策ツール活用のポイント

これまでご紹介したように、SEO対策ツールには、さまざまな種類があり、さまざまなツールが存在します。今回紹介したものだけでも多様な機能が備わっているツールがあることがわかります。

しかし、それらを全部いっぺんに使うとなると、特に初心者は情報数が多すぎて、混乱を招いてしまい、かえってSEO対策で何をすればよいかわからなくなる可能性があります。

ポイントは、SEO対策を実施するに当たって、大前提として常時活用したいツール、必要に応じて活用したいツール、定期的に使うツールを使い分けることです。重要度や使用頻度を理解してうまく使うことで効率的にSEO対策が実施できるでしょう。

また、ツールは無料版・有料版がありますので、まずは一通り無料版で試してみて、使い勝手を確かめてから、必要に応じて有料版に切り替えていくと良いでしょう。無料版でも取得できる情報は多いので、まずは十二分に無料版を活用することで、コストを極力抑えることができます。

まとめ

◆SEO対策ツールには、さまざまなツールがあり、1.SEO診断ツール、2.検索順位チェックツール、3.競合分析ツール、4.キーワード調査ツール、5.コンテンツ分析ツール、6.SEO内部対策ツール、7.SEO外部対策ツールなどの種類がある。

◆具体的なツール例を種類ごとに挙げると1.SEO診断ツール「Google Search Console」「AIアナリスト」、2.検索順位チェックツール「GRC」、3.競合分析ツール「SimilarWeb」、4.キーワード調査ツール「Google広告キーワード プランナー」「Keywordmap」、5.コンテンツ分析ツール「MIERUCA」「Pascal」、6.SEO内部対策ツール「アナトミー」、7.SEO外部対策ツール「Majestic SEO」がある。

◆SEO対策ツールを効率的に活用するには、手あたり次第どのツールもいっぺんに利用するというのではなく、中心となるツールを常時活用し、他は必要に応じて活用するほうが効率的。

監修者

古宮 大志

古宮 大志

ProFuture株式会社 取締役 マーケティングソリューション部 部長
大手インターネット関連サービス/大手鉄鋼メーカーの営業・マーケティング職を経て、ProFuture株式会社にジョイン。これまでの経験で蓄積したノウハウを活かし、クライアントのオウンドメディアの構築・運用支援やマーケティング戦略、新規事業の立案や戦略を担当。Webマーケティングはもちろん、SEOやデジタル技術の知見など、あらゆる分野に精通し、日々情報のアップデートに邁進している。

執筆者

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『MarkeTRUNK』編集部

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