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GoogleがSEO戦略を強化/ユーザーの「検索」を伸ばす3つのポイント

2020.11.25
読了まで約 2

家庭にインターネットが普及し、スマートフォンやモバイル端末のユーザー数が増えたことで、企業のウェブサイトはビジネスにとって重要な起点となった。自社サイトへ集客するために、世界中の企業が検索エンジンの最適化を進め、ユーザーの求めている情報を的確に把握しようと模索している状況だ。

Google社ももちろん「検索」がビジネスの中心になると考え、日々SEOに取り組む企業の一つである。常に進化を目指し、およそ7000もの自社サイトに、毎日200回以上の改善を施しているという。

ノウハウを知り尽くしているともいえるGoogleが、ウェブサイトへのトラフィックを増加させるべく戦略的に行っている施策が3つある。緻密な設計のもと、実行されているGoogleの「3つの施策」を解析する。

参照元:Inside Google Marketing: SEOの効果を最大限に引き出すための3つのヒント

1つ目の施策

出典元:Inside Google Marketing: SEOの効果を最大限に引き出すための3つのヒント

1つ目の施策は、SEOの戦略自体を常に微調整することである。当たり前のようにも思えるが、大きな成果を生み出すには、継続した小さな改善が必要だ。

Googleのマーケティングサイトでは、インデックスに登録する「URL」を検索エンジンにリクエストし正規化する作業から始めている。この作業を実装しただけで、上図のように、自然検索によるトラフィックが増えているのがわかるだろう。「SEOにおける基礎」ともいえる、効率的な数値改善の手法である。

関連記事:SEOとは?SEO対策の基礎知識と具体的な方法を詳しく解説

2つ目の施策

出典元:Inside Google Marketing: SEOの効果を最大限に引き出すための3つのヒント

施策の2つ目は、新機能を積極的に取り入れること。日々変化するユーザーの行動に対応できるよう、また、サイトに関連するコンテンツの表示を高めるよう、検索機能自体が進化し続けているのだ。積極的にそれらの新しいシステムを取り入れることで、ユーザーへの迅速な対応が可能となり、対策強化にもつながるだろう。

GoogleではSearch Consoleを見直し、進化した検索機能に対応できる最新のツールで対策した。その結果、上図のように表示回数の大幅な増加に成功。複数サイトのURLから見つけた同タイプのエラーを修正することで数値が回復し、よい結果につながったのだ。

3つ目の施策

出典元:Inside Google Marketing: SEOの効果を最大限に引き出すための3つのヒント

3つ目の施策として取り組んだのは、ウェブサイトの統合である。

内容が似通ったサイトを数多くかかえ、中には放置してしまっているという企業も多いのではないだろうか。キャンペーンサイトや、マーケティングに合わせたサイトなどを次々に制作すると、運営しないままのウェブサイトが膨大に増えてしまう傾向にあるのだ。

Googleは、そういったサイトの問題に注目。重複したコンテンツによって検索エンジンが混乱し、結果として自然検索への障害となっている場合があるからだ。

意図的に内容の重複する、小さなサイトを多数制作している場合も同様である。パフォーマンスの高い、優れた1つのウェブサイトをたち上げた方が、自然検索が増やせる場合が多いのだ。

Googleは自社で制作した古いウェブサイトを見直し、廃止することを決定。最適で質の高い1つのコンテンツとしてまとめたところ、トラフィックが60%以上増え、フレーズのクリック率は倍増した。SEOを強化するなら、個別ページのパフォーマンスだけでなく、コンテンツをトータルシステムとして考える必要があるだろう。

まとめ

企業成長において、ウェブサイトのシェア拡大は常に挙げられる課題として存在している。

自社ビジネスにともなう最新の情報を把握しておくことはもちろん、前述した「絶えず微調整を繰り返す」「新機能を取り入れる」「同じ種類のコンテンツを統合する」の3つのポイントを念頭に置き、効果を高める戦略をとっていく必要がありそうだ。 競争が激化する市場において他社との差をつける重要なポイントは「ユーザーへ継続して新鮮な情報を提供できるかどうか」ではないだろうか。

地道な改善作業を続けることで、ウェブサイトはよりユーザー目線のコンテンツへと成長し、情報力のある、魅力的で質の高いコンテンツとなるだろう。

参照元:Inside Google Marketing: SEOの効果を最大限に引き出すための3つのヒント

監修者

古宮 大志(こみや だいし)

ProFuture株式会社 取締役 マーケティングソリューション部 部長

大手インターネット関連サービス/大手鉄鋼メーカーの営業・マーケティング職を経て、ProFuture株式会社にジョイン。これまでの経験で蓄積したノウハウを活かし、クライアントのオウンドメディアの構築・運用支援やマーケティング戦略、新規事業の立案や戦略を担当。Webマーケティングはもちろん、SEOやデジタル技術の知見など、あらゆる分野に精通し、日々情報のアップデートに邁進している。

※プロフィールに記載された所属、肩書き等の情報は、取材・執筆・公開時点のものです

執筆者

『MarkeTRUNK』編集部(マーケトランクへんしゅうぶ)

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