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話題のマイクロインフルエンサーとは?特徴や活用事例について解説

2025.11.10
読了まで約 5

近年のマーケティングの世界では、マイクロインフルエンサーと呼ばれる存在が大きな注目を集めています。一般的に「インフルエンサー」というと、膨大なフォロワーを持つ著名人をイメージしがちですが、マイクロインフルエンサーはそれとは異なる特徴を持ち、企業がマーケティング戦略を展開する上で非常に有効な選択肢となり得ます。

今回は、マイクロインフルエンサーの特徴と、人材として活用するメリットや事例をご紹介します。

関連記事:【前編】「インフルエンサーマーケティング」を牽引するリデルの周到な戦略

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マイクロインフルエンサーの特徴

マイクロインフルエンサーとは、具体的にどのような人物を指すのでしょうか。まずはその定義と、彼らが持つ特有の特徴について詳しく見ていきましょう。

そもそもインフルエンサーとは何か

マイクロインフルエンサーを理解するためには、まず「インフルエンサー」という言葉そのものの意味から掘り下げることが不可欠です。インフルエンサーとは、文字通り「社会や特定のコミュニティに対して、大きな影響力を持つ人物」を指します。インターネットが現代社会に浸透する以前は、政治家、芸能人、スポーツ選手といった、テレビや新聞などのマスメディアで活躍する著名人が、その代表格でした。彼らの発言や行動は、多くの人々に影響を与え、社会的なトレンドを生み出す原動力ともなっていました。

しかし、インターネットの普及、特にSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)の台頭により、インフルエンサーの定義は大きく広がりました。現在では、YouTube、TikTok、Instagram、Twitter、Facebook、さらには個人のブログといったオンラインプラットフォーム上で、熱狂的なフォロワーを獲得し、そのプラットフォーム上で大きな影響力を持つ個人もインフルエンサーとして認識されています。YouTubeで活躍するYouTuber、TikToker、Instagramer、ブロガーなどがその代表例です。彼らが動画や投稿で特定の商品やサービスを紹介すると、瞬く間にその人気が広がり、品切れを起こすほどの購買行動を促すことも珍しくありません。これは、彼らが持つフォロワーからの信頼と、情報伝達の速さ・拡散力の高さを物語っています。

マイクロインフルエンサーはインフルエンサーの分類の一つ

マーケティングの世界では、インフルエンサーは一般的にそのフォロワー数に応じて、いくつかのカテゴリーに分類されます。代表的な分類としては、「トップインフルエンサー」、「マクロインフルエンサー(パワーインフルエンサー)」、「マイクロインフルエンサー」、「ナノインフルエンサー」の4つが挙げられます。「マイクロ」という言葉が示す通り、マイクロインフルエンサーは、インフルエンサーの中でも比較的フォロワー数が少ないグループを指します。具体的には、一般的にフォロワー数が1万人から9万人程度のインフルエンサーを指すことが多いです。例えば、YouTubeチャンネルの登録者数が3万人いるYouTuberは、このマイクロインフルエンサーのカテゴリーに該当すると考えられます。ちなみに、これより上位のカテゴリーとしては、フォロワー数10万人から100万人程度がマクロインフルエンサー、100万人以上がトップインフルエンサーと定義されることが一般的です。

なぜマイクロインフルエンサーが注目されているのか

近年のマーケティング戦略において、マイクロインフルエンサーが急速に注目を集めているのには、明確な理由があります。それは、彼らに自らのメディア(SNSアカウントなど)を通じて商品やサービスを紹介してもらうことで、特定のターゲット層に対して、より効果的かつ自然な形で情報を届けられるからです。トップインフルエンサーやマクロインフルエンサーと比較するとフォロワー数は少ないものの、彼らのフォロワーは特定の興味関心やライフスタイルを共有していることが多く、そのため、紹介された情報に対する関心度やエンゲージメント率が非常に高くなる傾向があります。

テレビCMや新聞広告といった従来の広告手法ではリーチが難しかった、あるいは広告として認識されにくかった層にも、マイクロインフルエンサーの投稿を通じて自然にアプローチできます。特に、若年層を中心に、彼らが発信する情報は、友人や知人の推薦に近い感覚で受け止められるため、高い信頼性が期待できます。このような理由から、企業はマイクロインフルエンサーをPRやマーケティング活動における有効なチャネルとして捉え、活用するケースが増加しています。

関連記事:SNSとは?種類や使い方、仕組みについて分かりやすく解説

マイクロインフルエンサーを活用するメリット

では、比較的フォロワーが少ないマイクロインフルエンサーを活用するメリットとは、どんなところにあるのでしょうか。

特定の層にリーチできる

フォロワーの数だけを見ると、確かにトップインフルエンサーやマクロインフルエンサーのほうが広がりはあるでしょう。しかし、彼らはもはや芸能人のような存在です。フォロワーの中には幅広い年代や属性のファンがいます。

一方で、マイクロインフルエンサーは「20代でファッションに興味がある女性」「30代で起業に興味がある男性」というように、特定のニッチなコミュニティに属するフォロワー層が偏っている傾向があります。また、ニッチな層を狙っているからこそ、フォロワー数が多くなくても高いエンゲージメントを得られることが多く、その層に対する影響力が強いと言えます。特定の層に強いマイクロインフルエンサーを活用すれば、ターゲットを効率的に集めることも可能です。これにより、購買意欲の高い顧客層へのアプローチが実現しやすくなります。

エンゲージメント率が高い

フォロワーが何百万人もいるトップインフルエンサーや数十万人いるマクロインフルエンサーはフォロワーからのコメントも膨大に届くため、返事をしたくてもできないのが実情です。芸能人やアイドルのファンが感じているように、彼らは雲の上の存在となっています。

マイクロインフルエンサーはまだコメントやフォローを返したりする余裕があるため、フォロワーと親密な関係を築いている傾向があります。マイクロインフルエンサーを活用することでファンに信頼感や親近感を与え、高いエンゲージメント率が得られる可能性があります。これは、ユーザーとの双方向コミュニケーションを重視する現代のマーケティングにおいて非常に価値のあることです。

プラットフォームやメディアの扱いに慣れている

一から動画サイトやSNSを始めるとなると大変な労力がかかります。フォロワーも一朝一夕では増えません。マイクロインフルエンサーはメディアの扱い方に慣れていて、ある程度フォロワーもついているので、すぐに宣伝効果を得ることが可能です。効果的なPRのしかたなども提案してくれます。彼らはそれぞれのプラットフォームの特性を理解しており、ターゲットに響くクリエイティブを制作するノウハウを持っています。

マイクロインフルエンサーを使ったマーケティング事例

マイクロインフルエンサーを活用したマーケティングの成功事例をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。マイクロインフルエンサーは、特定の分野で熱狂的なファンを持つことが多く、その影響力はフォロワー数だけでは測れません。ターゲット層への的確なアプローチや、エンゲージメント率の高さから、多くの企業がその活用に注目しています。

アディダス

世界的に有名なスポーツブランドのアディダスは、サッカー用のスパイクシューズ「GLITCH」を、あえて招待制アプリ限定で販売するというユニークな戦略をとりました。このシューズの開発には、人気のあるサッカー選手が携わり、彼らが自身のSNSでシューズの魅力や開発秘話を発信しました。これにより、熱心なサッカーファンからの根強い支持を集め、招待制という限定感も相まって、SNSを中心に大きな話題となりました。ブランド認知度の向上はもちろん、熱量の高いコミュニティ形成にも成功した事例と言えるでしょう。

Audible

Amazonは、写真家であるJesse Driftwood氏に、自社のオーディオブックサービス「Audible」でビジネス管理や生産性向上に関するコンテンツを発信してもらいました。Driftwood氏は、自身の10万人規模のフォロワーに対して、Audibleで学んだ知識を実践的なアドバイスとして共有しました。この取り組みは、写真というクリエイティブな分野での影響力を持つインフルエンサーが、ライフスタイルや自己啓発といった新たな領域で発信することで、Audibleの利用者数増加に効果的に繋がりました。コンテンツマーケティングの一環として、インフルエンサーの専門性とプラットフォームの親和性を活かした好例です。

まとめ

  • マイクロインフルエンサーとは、一般的にフォロワー数が1万人から9万人程度のインフルエンサーを指し、インフルエンサーマーケティングにおいて重要な役割を担っています。トップインフルエンサーやマクロインフルエンサーと比較するとフォロワー数は少ないものの、特定の分野やニッチな層に対して高い影響力とエンゲージメント率を持つことが特徴です。
  • マイクロインフルエンサーを活用するメリットとして、ターゲット層へのリーチ効率の高さ、フォロワーとの親密な関係性から生まれる高いエンゲージメント率、そしてSNSや各種プラットフォームの扱いに慣れていることによる即効性のあるPR効果が挙げられます。これにより、企業はより効果的にブランド認知度向上や信頼性確立を目指すことができます。
  • アディダスの「GLITCH」販売やAudibleにおける写真家とのタイアップ事例のように、マイクロインフルエンサーは、その専門性やフォロワーとの深い関係性を活かし、効果的なプロモーションを実現しています。これらの事例は、マイクロインフルエンサーが現代のマーケティング戦略において、いかに強力なツールとなりうるかを示しています。

監修者

古宮 大志(こみや だいし)

ProFuture株式会社 取締役 マーケティングソリューション部 部長

大手インターネット関連サービス/大手鉄鋼メーカーの営業・マーケティング職を経て、ProFuture株式会社にジョイン。これまでの経験で蓄積したノウハウを活かし、クライアントのオウンドメディアの構築・運用支援やマーケティング戦略、新規事業の立案や戦略を担当。Webマーケティングはもちろん、SEOやデジタル技術の知見など、あらゆる分野に精通し、日々情報のアップデートに邁進している。

※プロフィールに記載された所属、肩書き等の情報は、取材・執筆・公開時点のものです

執筆者

マーケトランク編集部(マーケトランクへんしゅうぶ)

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