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無料で作成できるメールアドレスはビジネスで使える? おすすめのフリーメールも紹介

2025.6.24
読了まで約 14

ビジネス、特にマーケティング分野ではWebサイトやSNSの他、電子メールも最大限に活用できます。複数のメールアドレスや即時的なメールアドレスが必要な際、無料のWebメールを作成して活用している方も多いのではないでしょうか。

この記事ではフリーメールについて、マーケティング観点での基本的な知識や代表的なサービス、活用するメリットなどをご紹介します。無料のメールアドレスの利用を検討している方は参考にしてください。

フリーメールは、ビジネスシーンでも幅広く活用されています。例えば、顧客とのコミュニケーションや情報収集、メールマーケティングなど、様々な用途で利用されています。特に、複数のプロジェクトや部門ごとにメールアドレスを使い分けたい場合、フリーメールは柔軟な対応が可能です。

また、フリーメールは、セキュリティ面でも進化を遂げています。多くのサービスが二段階認証やスパムフィルターなどの機能を提供しており、ビジネス利用でも安心して使用できるようになっています。ただし、機密性の高い情報のやり取りには、自社ドメインのメールアドレスを使用するなど、状況に応じた使い分けが重要です。

無料で作成できるメールアドレス(Webメール)とビジネスの関係

パソコンでメール画面を開いて作業する手

フリーメールは、無料で手軽に作れ、特別なソフトウェアが不要で使用できるWebメールの一種です。個人用のほか、ビジネス用に利用されていることもあります。フリーメールは、多くの企業や個人事業主にとって便利なツールとなっています。

株式会社ベンチマークジャパンが2023年に発表した「メールマガジン購読状況調査 2023年度版」では、メルマガ購読に利用されているビジネス用メールサービスとしてGmailやYahoo!メールが上位を占めています。特にビジネス用に使われるGmailは62.0%と高い割合で利用されていることが分かります。

Webメールはオフィスのパソコン以外にスマートフォンやタブレットなどでも利用できるため、ビジネスに役立つメルマガの受信先として指定されていると考えられます。外出先でもインターネット環境さえあれば利用できる利便性から、ビジネスでも多用されているといえるでしょう。

例えばオフィスのパソコンで取引先などにメールを送信して、外出先でスマートフォンにて返信メールのチェックをするのに役立ちます。また、フリーメールは複数のアカウントを作成できるため、業務用と私用を使い分けることも可能です。

さらに、フリーメールはクラウドベースで運用されているため、デバイスを問わずどこからでもアクセスできます。これは、在宅勤務やリモートワークが増加している現代のビジネス環境において、非常に重要な特徴といえます。

しかし、フリーメールをビジネスで使用する際は、セキュリティや信頼性の面で注意が必要です。機密性の高い情報のやり取りには、より安全な通信手段を選択することが望ましいでしょう。

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マーケティングにおいては自社ドメイン(独自ドメイン)のメールアドレスのほうが有利な面も

画像:キーボードと「DOMAIN」の文字、ペン

マーケティングの分野においてはフリーメールよりも、自社の独自ドメインのメールアドレスのほうが有利な点があります。しかし小規模ビジネスや個人事業、1店舗経営などでは、Gmailのアドレス1つだけで運用しているケースも少なくありません。ここでは自社ドメインのメールアドレスの特徴について、フリーメール側の性質も踏まえつつ解説します。

フリーメールは手軽に利用できる反面、ビジネスにおいては信頼性や専門性の面で劣る場合があります。一方、自社ドメインのメールアドレスは、企業やブランドのアイデンティティを強化し、顧客に対してより専門的で信頼できる印象を与えることができます。

また、フリーメールは一般的に個人利用のイメージが強いため、ビジネスでの使用には適さない場合があります。特に大規模な企業や、セキュリティに敏感な業界では、自社ドメインのメールアドレスを使用することが推奨されます。

自社ドメインのメールアドレスを使用することで、ブランディングの一貫性を保つことができ、メールマーケティングの効果を高めることができます。顧客との信頼関係構築や、プロフェッショナルなイメージの醸成に役立ちます。

一方で、フリーメールにも利点があります。例えば、コスト面での優位性や、利用開始の容易さなどが挙げられます。しかし、長期的な視点でビジネスの成長を考えると、自社ドメインのメールアドレスへの移行を検討することが重要です。

ブランドに関連したドメインを含むメールアドレスのほうが説得力がある

独自ドメインを取得する際と更新するときに一定の費用がかかります。ブランドに関連したドメインを使っていると、顧客に対して「きちんとした事業を行っている」という信頼感を持ってもらえます。企業の屋号やブランド名がドメインについていると、ブランディングにもつながるでしょう。フリーメールと比較すると、独自ドメインのメールアドレスは説得力があり、ビジネスにおいてより有利な印象を与えます。

独自ドメインの最後の部分の「.co.jp」は日本国内で登記されている株式会社や合資外会社だけが利用できるため、企業としての権威性が増します。メールマーケティングを行う際にも独自ドメインのほうが効果的といえるでしょう。フリーメールでは得られない信頼性や専門性を、独自ドメインのメールアドレスは顧客に対して示すことができます。

自社ドメイン自体が、潜在的な顧客への興味喚起につながることも

自分が商品やサービスに興味・関心を持っていることに気づいていない潜在層にアピールするときに、自社ドメインの有無は非常に重要です。潜在層の顧客は商品やサービスにそれほど興味を持っていないため、ブランドや企業の存在を知らない可能性もあります。そこで、自社ドメインのメールでアプローチをかければ、ドメインからブランドが認知されます。

信頼性のある企業やブランド だと認知されれば、商品やサービスに対しての興味・関心を喚起できるでしょう。もちろん、マーケティングの手法やタイミング、潜在層の属性選定なども重要ですが、自社ドメインは大きなインパクトを残せるでしょう。

一方で、フリーメールを使用する場合、ドメイン名からブランドを認識させることが難しくなります。フリーメールのアドレスでは、例えば「@gmail.com」や「@yahoo.co.jp」といったドメインが使われるため、企業やブランドの独自性を表現しづらいのが実情です。そのため、フリーメールを使用する際は、メール本文やシグネチャーなどで自社の情報をしっかりと伝える工夫が必要になります。

結論として、自社ドメインを使用したメールアドレスは、潜在顧客への興味喚起において非常に有効なツールとなります。フリーメールと比較しても、ブランディングや信頼性の面で優位性があり、マーケティング活動全体の効果を高める可能性があります。

フリーのメールアドレスを使った詐欺メールも横行している

フリーアドレスを使ったフィッシングなど詐欺メールが横行していており、メールを受け取った人が不信感を抱く可能性があります。フリーメールは無料で誰でも簡単にメールアドレスを作ることができるため、悪用されやすい面があるといえるでしょう。もちろんすでにご紹介したように、フリーメールでもきちんと事業を行っている場合も多くあります。しかし、信頼性の点では独自ドメインのほうが有利といえるでしょう。

なお、独自ドメインの場合でもあたかも企業のメールアドレスであるかのように詐称・なりすましをする悪質な例があるので注意が必要です。正しいメールアドレスに似せて作られており巧妙です。詐欺被害に遭わないよう、常に管理者がモニタリングを行う、不正検知システムを活用するなどの対策をとっておくとよいでしょう。フリーメールサービスを提供する企業も、セキュリティ対策を強化していますが、ユーザー側も注意が必要です。特に、見知らぬ送信者からのメールや、急を要する内容のメールには慎重に対応することが大切です。

フリーのメールアドレスは容量制限や一定期間経過後の削除がある

メーラーのサービス内容やプランによって異なりますが、フリーメールの中には容量が制限されているものがあります。大容量のファイルを添付することが多く、使用頻度が高い企業では使い勝手が悪くなってしまうかもしれません。

また、一定期間が経過しても使用履歴がないメールアドレスは削除されることがあります。他にも仕様変更やサービス内容、ガイドラインなどが変われば、該当するメールアドレスは使えなくなってしまいます。「メールが送受信できない」といった事象が起こると、顧客にも影響を及ぼしたり、信頼が失われたりといったリスクがあるので注意しましょう。その点、独自ドメインを取得していればアカウントを削除しない限り利用できるので安心です。

フリーメールの容量制限や削除リスクは、ビジネスでの利用において重要な考慮点となります。特に顧客とのコミュニケーションや重要なデータのやり取りに使用する場合は、これらの制限を十分に理解し、適切な対策を講じる必要があります。フリーメールの選択時には、各サービスの利用規約やポリシーを確認し、ビジネスニーズに合致するかどうかを慎重に検討することが大切です。

フリーのメールアドレスはセキュリティを自社で担保できない

フリーのメールアドレスをビジネス利用することで懸念される点として、セキュリティの問題があります。通常、独自ドメインを使用している場合は、ドメインサーバーや自社でセキュリティ対策を行っています。しかし、フリーメールの場合、自社では完全に安全性を担保できません。

フリーメールでも最近では高いセキュリティを維持しているものがありますが、組織で完全に管理するよりもレベルが下がってしまうことがあります。サイバー攻撃やマルウェア感染などの被害に遭わないよう、十分なセキュリティ対策が必要になるでしょう。

フリーメールのセキュリティリスクとしては、以下のようなものが考えられます。

・パスワード漏洩のリスク
・フィッシング攻撃の標的になりやすい
・暗号化されていない通信経路での情報漏洩

これらのリスクを軽減するためには、強力なパスワードの設定や二段階認証の利用、セキュリティソフトの導入などの対策が重要です。また、フリーメールサービスの提供元が提供するセキュリティ機能を最大限活用することも大切です。

ビジネスでフリーメールを使用する際は、取り扱う情報の重要度に応じて、より安全性の高い有料のビジネスメールサービスの利用も検討するべきでしょう。セキュリティとコストのバランスを考慮し、適切なメールサービスを選択することが企業にとって重要な課題となります。

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あえて「使い捨て」用途で無料メールアドレスを業務活用することも

画像:メールのアイコンとビジネスウーマン

ビジネスシーンにおいて、あえて「使い捨て」用途でフリーメールを活用することがあります。例えば、さまざまな外部サービスに関する情報収集をする場面で、メールアドレス登録が必要な場合などです。フリーメールを使うことで、大量の迷惑メールが届く危険性を回避できます。

フリーメールの中には、このような用途に特化した期間限定で使える使い捨てメールアドレスがあります。これらは通常、受信専用で、最長でも一週間程度で使用できなくなります。そのため、万が一メールアドレスが外部に流出した場合でも、長期的な影響を受けにくいというメリットがあります。

ただし、フリーメールを使用する際は、企業としての適切なポリシーを持ち、常識の範囲内で運用することが重要です。身元が特定されにくいという特性を悪用することは厳禁です。また、メールアドレスサービス提供元のガイドラインを遵守し、「万が一開示請求に至った場合」なども含め、さまざまな観点から慎重に検討する必要があります。

業務でフリーメールを活用する際は、セキュリティ面にも十分注意を払う必要があります。特に機密性の高い情報をやり取りする場合は、フリーメールの使用を避け、より安全性の高い手段を選択することが望ましいでしょう。

また、フリーメールの中には、一定期間使用しないとアカウントが削除されるものもあります。そのため、重要な業務連絡にフリーメールを使用する場合は、定期的なログインやメールチェックを行うなど、アカウント管理にも気を配る必要があります。

このように、フリーメールは便利なツールですが、業務での活用には慎重な判断が求められます。適切な使用方法を十分に理解し、リスクと便益を十分に考慮した上で活用することが重要です。

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様々なメールマーケティングの手法

画像:手のひらからメールが送られるイメージ

メールマーケティングとは、メールで見込み顧客にアプローチを行い、集客や購買行動へとつなげたり、自社の商品やサービスをより深く知ってもらったりといった効果のあるマーケティング手法です。顧客の属性にマッチした内容のメールを送ることで高い効果が期待できます。低コストで始められ、見込み顧客の育成に役立つのが特徴です。

メールマーケティングには目的や期待する効果によってさまざまな手法があります。それぞれの手法について詳しく解説します。フリーメールを活用したメールマーケティングでは、複数のアカウントを使い分けることで、異なるセグメントに対して効果的なアプローチが可能です。また、フリーメールの機能を活用することで、メール配信の効率化や効果測定も容易に行えます。

メールマーケティングを成功させるためには、適切なタイミングと頻度でメールを送信することが重要です。フリーメールのスケジュール送信機能を活用すれば、最適なタイミングでメールを配信できます。さらに、フリーメールの分析ツールを使用することで、開封率やクリック率などの指標を追跡し、キャンペーンの効果を測定することができます。これらのデータを基に、継続的に戦略を改善していくことが、メールマーケティングの成功につながります。

メールマガジン(メルマガ)

メールマガジンは多くの企業が取り入れている、ポピュラーなメールマーケティングです。事前にメルマガの登録や送信の許可を得た顧客に対して一斉送信します。登録をする時点である程度、商品やサービスに少なからず興味や関心を持っているため、見込み顧客といえます。メルマガの次のような内容に適しています。

・新商品、サービスのリリース情報
・キャンペーン情報
・オウンドメディアの新コンテンツ追加のお知らせ
・業界の最新情報
・セミナー開催のお知らせ
・商品やサービスに関するコラム

メルマガは直接的に商品やサービスを売り込むというよりは、顧客にとってお得な情報や自由度の高いコンテンツを配信して顧客のエンゲージメントを高める効果があります。すぐに購買に結びつかなくても、企業やサービスに対して愛着を持ってもらうのに有効的な方法といえるでしょう。
当然、売り込みばかりのメルマガよりも質の高い有益な情報を配信するのがおすすめです。メルマガを送ったあとは開封率などの効果を測定して、改善点があれば次に活かせるようPDCAをまわしていくとよいでしょう。フリーメールを活用することで、コスト効率よくメルマガ配信を行うことができます。また、フリーメールの機能を活用して、メルマガの配信リストの管理や配信スケジュールの設定なども効率的に行えます。

ターゲティングメール

ターゲティングメールは、セグメントメールとも呼ばれ、特定の層に向けてメールを送信します。顧客の性別や居住地域、年代、ライフスタイル、商品・サービスの利用履歴の有無など、さまざまな属性を組み合わせて細分化したセグメントごとにメールを送るのが特徴です。

顧客の関心度によって異なる内容が送られることが多く、受け取った側はより関心の高いメールのため開封率やメールに添付されたURLのクリック率などが高くなります。顧客の関心度に合ったターゲティングメールを送ることで、既存の顧客は購買を検討する、潜在層は認知にいたる、など顧客行動が一歩進む効果があります。

フリーメールサービスを利用する場合でも、ターゲティングメールの配信は可能です。ただし、大量のメールを一斉送信する際は、フリーメールの利用規約に注意が必要です。多くのフリーメールサービスでは、スパム対策のため一度に送信できるメール数に制限があります。そのため、ビジネス利用でターゲティングメールを配信する場合は、専用のメール配信サービスを利用することをおすすめします。

ターゲティングメールの効果を最大化するには、顧客データの分析と適切なセグメンテーションが重要です。フリーメールの機能だけでは限界がありますが、CRMツールなどと連携することで、より精緻なターゲティングが可能になります。顧客の行動履歴や属性情報を活用し、一人ひとりに最適化されたメッセージを届けることで、より高い効果が期待できるでしょう。

ステップメール

ステップメールは見込み顧客に向けて、あらかじめ設定した順序やタイミングなどのシナリオ通りに段階的にメールを送る手法です。興味をひくようなメールが複数、ちょうどよいタイミングで送られてくるため、商品やサービスに関心を持つ見込み顧客の育成に役立つでしょう。フリーメールを活用してステップメールを送ることで、コストを抑えつつ効果的なマーケティングが可能です。

例えば商品Aを購入した顧客に向けてステップメールを送る場合、早いタイミングで商品購入のお礼メールを送ります。続いて商品に関するお得な情報や使い方、よくある質問などを送り、数日おいて関連する商品Bの紹介へと移ります。商品を購入したあともアフターフォローをする企業に対して好感を持ち、また別の商品の魅力を知ることで購買フェーズに移る可能性が高まるのです。フリーメールを使用することで、複数のメールアドレスを使い分けて効果的なステップメール配信が可能になります。

ステップメールでは、効果的で緻密なシナリオ設計やメールの内容、効果測定が重要になります。MAツールや分析データなどを活用するとよいでしょう。また、フリーメールの機能を活用して、自動返信や条件分岐などの設定を行うことで、より精緻なステップメールの実現が可能です。

リターゲティングメール

リターゲティングメールは、Webメディアの閲覧歴がある、カートへ商品を入れたまま放置しているなど、決まった行動をとった顧客に向けて送るメールです。トリガーメールとも呼ばれています。商品やサービスに関心があり、能動的なアクションを起こしている人が対象になるため、購買に向けて自然に誘導する効果が期待できます。

その他、解約手続きに移りそうな顧客に対して、解約しないようメール以外の方法でフォローするケースもあります。似た用語のターゲティングメールは属性に合ったメールを送りますが、リターゲティングメールは顧客の行動に基づいて送信するのが特徴です。フリーメールを活用したリターゲティングは、コスト効率が高く、小規模ビジネスでも取り入れやすいマーケティング手法といえるでしょう。

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ターゲティングメールとは?基本的な使い方と配信方法について
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フリーメール(Webメール)のメリット

画像:「MERIT」と書かれた付箋を持つ手とキーボード、スマホ、ノート

フリーメール(Webメール)は無料でアカウントやメールアドレスを作成できる他に、さまざまなメリットがあり利便性にも優れています。フリーメールを使うメリットをさまざまな観点からご紹介します。

フリーメールの最大の特徴は、インターネット環境さえあればどこからでもアクセスできることです。パソコンやスマートフォン、タブレットなど、デバイスを選ばずに利用可能なため、外出先でもメールの確認や送信ができます。また、専用のソフトウェアをインストールする必要がないため、セットアップも簡単です。

多くのフリーメールサービスは、高度なスパムフィルター機能を備えており、迷惑メールの受信を効果的に防ぐことができます。さらに、大容量のストレージを提供しているサービスも多く、大量のメールやファイルを保存できるのも魅力です。

ビジネスシーンでも、フリーメールは活用の幅が広がっています。例えば、プロジェクトごとに専用のメールアドレスを作成したり、テスト用のアカウントとして利用したりすることができます。また、複数のフリーメールアカウントを使い分けることで、個人用と仕事用のメールを効率的に管理することも可能です。

セキュリティ面でも、多くのフリーメールサービスは二段階認証などの高度なセキュリティ機能を提供しています。これにより、アカウントの不正アクセスを防ぎ、安全にメールのやり取りを行うことができます。

以上のように、フリーメールは無料で利用できる上に、高い利便性と機能性を兼ね備えています。ビジネスや個人用途など、様々なシーンで活用できるフリーメールは、現代のコミュニケーションツールとして欠かせない存在となっています。

思い立ったときに即、新しいメールアドレスを作成できる

フリーメールの大きなメリットは、思い立ったときにすぐに新しいメールアドレスを作れる点です。アカウントやメールアドレス作成にかかる時間は数分程度で、多くのフリーメールサービスでは簡単な登録フォームに必要事項を入力するだけで完了します。これにより、ビジネスで急にメールアドレスが必要になった場合や、個人用とは別のアドレスが欲しくなった際にも迅速に対応できます。フリーメールは即時性が高く、柔軟な対応が可能なため、多様な用途に活用できるのが特徴です。また、複数のフリーメールアドレスを使い分けることで、効率的な情報管理やスパムメール対策にも役立ちます。

インターネット環境さえあれば端末・OS・メールソフトなどに依存せず使える

フリーメールはインターネットにつながる環境があればブラウザでログインができます。端末・OS・メールソフトなどに依存せずに使える点は非常に便利です。

アプリが提供されている場合も多いですが、それとは別にブラウザさえあればメールの閲覧や送受信ができます。インターネットを使うデバイスが多様化している現代では、パソコンの他、スマートフォンやタブレットでも同じ画面が見られる点も利点といえるでしょう。

プロバイダー契約やサーバー契約、ドメイン契約などにも依存しない

フリーメールはブラウザやスマホアプリでアカウントを削除しない限り、ずっと使い続けられます。一方でプロバイダーやサーバー、ドメイン契約をしている場合、契約先やプランを変更するとメールアドレスが使えなくなることがあるため、注意が必要です。フリーメールは、これらの契約に依存せずに使い続けられるので安心です。

フリーメール(Webメール)の選び方

画像:パソコンを前に考え事をするビジネスウーマン

現在、フリーメール(Webメール)は数多くあり、サービス内容や機能はそれぞれ異なります。ここではどういった点に着目してフリーメールを選べばよいのかポイントを解説します。

無料で利用できるメールボックスの容量

フリーメールを利用するにあたって、メールボックスの容量は大事なポイントです。プロバイダーメールや携帯電話のキャリアメールに比べると、容量が少なめに設定されている傾向にあるため注意しましょう。ファイル添付したメール1通を受信するには約2.5MBが必要といわれています。1,000通のメールを受信して保存しておくためには、2.5GBの保存容量が必要です。

メールを使う頻度を考えて最適な容量のフリーメールを選ぶとよいでしょう。ファイルを送受信することが多い人は、一度に送れる容量の制限も確認しておきましょう。

ドメインが分かりやすく、口頭でも伝えやすいか

ドメインが分かりやすいフリーメールは、口頭でメールアドレスを伝えるシーンで重宝します。GmailやYahoo!メールなどの著名なサービスであれば、細かにアルファベットの文字列までを伝えなくても「@gmail.com(ジーメールドットコム)」や「@yahoo.co.jp(ヤフーシーオージェーピー)」などと音で伝えるだけでわかってもらえるケースが多いでしょう。口頭で伝えたことによる登録ミスなども少なくなります。

ブラウザ利用だけでなく、専用アプリが提供されているか

フリーメールはインターネット環境があれば利用できますが、専用アプリがあるとさらに便利に使えます。アプリを起動すればすぐに受信ボックスを確認できます。スマートフォンやタブレットでメールチェックをする時に役立つでしょう。営業職など外出先でもメールをチェックする機会が多い人は特に重視したい点です。

使いたいアカウント文字列を取得するために、あえて利用者の少ないサービスを選ぶという手も

メールアドレスを作成するときにはドメインはあらかじめ決まっていますが「@」より前のユーザー名に関しては任意の文字列が選択できます。ただ、メジャーなフリーアドレスの場合、すでに多くの人がユーザー名を登録しているため、自分が設定したいユーザー名と既存の他ユーザー名が重複して取得NGとなってしまうケースも多くみられます。自分の好みでかつ覚えやすいメールアドレスにするために、あえて利用者の少ないサービスを選ぶのもひとつの手段です。

無料でメールアドレスが作成できる一般的なサービス5選

画像:ディプレイに表示されたGmailの画面

無料のメールアドレスでも十分にビジネス利用ができます。ここでは一般的に使われている無料のメールサービスとそれぞれの概要や特徴などをご紹介します。メールサービスを利用する際の参考にしてください。

Gmail

Gmailは知名度が非常に高いメールアドレスのひとつです。容量は15GBと他の無料メールアドレスと比べても多いのが特徴で、頻繁にフォルダを整理しなくても利用できます。ただしこちらの容量は、GoogleフォトやGoogleドライブで使用している容量との合算になるので注意しましょう。

アカウントの作成数に上限はなく、Googleの方針にそっていれば、いくつでも作れます。見やすくてシンプルな画面が特徴的で、メールの検索や個別のフォルダへの振り分け、迷惑メール対策などの機能が充実しています。汎用性が高く、他社の無料メールアドレスとの連携もスムーズにできます。Googleの他のツールとも連携が可能でオンライン会議ツールのGoogle Meetの利用が可能です。

スマホアプリもあり、外出先でもメールのチェックができます。さまざまなデバイスから閲覧・使用できるため、ビジネスで利用する場合は基本機能としてついているセキュリティの他に対策を講じておくと安心です。パスワードを強固なものに設定する、セキュリティソフトを利用するなどの対策をとるとよいでしょう。

Yahoo!メール

Yahoo!メールは、Yahoo!JAPAN IDを取得後、すぐに作成できる無料のメールサービスです。アカウント作成時の容量は2GBと少なめにはなりますが、利用状況に応じて、Yahoo側の調整が入り10GBまでは増量される可能性があるとアナウンスされています。さらにネット接続サービスのYahoo!BBやLYPプレミアムを利用していると、容量無制限になる場合があります。Yahoo!の各種サービスのユーザーには、メリットが多くおすすめのメールサービスといえるでしょう。

メールアドレスはひとつのIDにつき1種類しか作れませんが、ビジネス利用であれば問題ないでしょう。画面はカスタマイズ性が高く、自分の好みで変更ができます。予約のメールを受信すると自動的にカレンダーに登録されるため、スケジュール管理に便利です。

ウイルススキャンや迷惑メールフィルターなどの基本的なセキュリティ機能はついていますが、ビジネス利用をする場合は有料のセキュリティパックに加入しておくとよいでしょう。

Outlook

Outlookは多くの機能が利用できるメールクライアントです。容量は15GBと多く、メールアドレスは最大10個まで追加できます。用途別にメールアドレスの使い分けをしたいときなどに便利です。WordやExcel、Teamsと連携ができ、Microsoftユーザーにとって非常に使いやすいサービスといえるでしょう。TeamsはOutlookにて会議の設定やメンバーの招待ができます。

スケジュールやタスク管理にも便利でアラート機能もついています。他のメンバーを追加したりスケジュールを共有したりといったチームでの作業に適しています。画面に広告が表示されますが、機能自体に問題はありません。

AOLメール

アメリカの企業が提供するAOLメールは、容量が無制限という点が大きなメリットです。メールの送受信が頻繁で、大容量のデータを送ることが多い職種に向いています。セキュリティ面もしっかりしており、スパムフィルタやウイルスチェックなどが充実しています。

画面が見やすく、アドレス帳やカレンダー、To Doリストが同じ画面で閲覧でき、業務が効率的に進みます。ただし、日本語でのサポートがない点に注意が必要です。また一定期間ログインがない場合、メール機能が使えなくなる可能性があります。

iCloudメール

iCloudメールは、Appleユーザーにおすすめの無料メールサービスです。アカウントを作るためには、Apple IDが必要です。ただし、IDさえあればiPhoneの他、WindowsのパソコンやAndroidのスマホでも設定を行えば利用できます。メインで使うメールアドレス以外に3個までメールエイリアスとして作成が可能です。

容量は5GBと他の無料メールサービスに比べてやや少ないですが、画面は無駄がなく、広告も一切表示されないのが特徴です。

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作成からログインまでGmailアカウントの基本的な使い方を解説

無料で使い捨て(期間限定運用)のメールアドレス作成ができるサービス4選

画像:パソコンを前にスマホでメールのチェックをする手

短期間の運用を目的にした使い捨てのフリーメールは、気軽に作成・利用ができる反面、気をつけたいポイントがあります。使う人は企業としてのきちんとしたポリシーを持って、常識の範囲内で運用しましょう。身元が特定されないという点を悪用することも厳禁です。

使い捨てメールは、正しく運用すれば非常に便利なサービスです。ここでは使い捨てメールサービスの概要をご紹介します。

ワンタイムメール

ワンタイムメールは、日本で提供されている使い捨てメールです。公式サイトからワンクリックでメールアドレスが自動で作られます。アドレスとは別に自分の名前を記載してメールを送信できます。使用期限は7日間で画面にて「利用期間の延長」をクリックすると、さらに7日間の延長が可能です。

ゲリラメール

ゲリラメールは、海外の利用者が多いサービスです。公式サイトにアクセスしただけでメールアドレスが自動生成され、非常にスピーディーです。使用期限も60分間と短く、メール送信の際に添付したファイルも24時間で削除されます。

TEMPMAIL

TEMPMAILは受信専用のメールサービスです。サイトにアクセスするとメールアドレスが表示されています。メールアドレスの変更が可能です。スマートフォンやタブレットなどで使える専用のアプリもあります。

sute.jp

sute.jpは24時間だけ使えるメールサービスです。自動生成されたアドレスの他、任意のアドレスに変更ができます。メール送信もできますが、同じドメインのアドレスにしか送れないため、受信専用で使うのがおすすめです。

まとめ:無料で作成できるメールアドレスと自社ドメインアドレスを上手に使い分けよう

無料で手軽に作成できるメールアドレスは、非常に便利に使えます。機能やセキュリティ面が充実しているサービスも多く、適正に使用すれば自社ドメインアドレスとほぼ同等に使えるでしょう。

しかし、顧客からの信頼性や権威性を考慮すると自社ドメインがベストだといえます。用途に応じて無料アドレスと自社ドメインを上手に使い分けましょう。

▼BtoBにおける認知度やブランド力アップ、商品やサービスのプロモーションに課題をお持ちであれば、メールマーケティングを中心にリード獲得を支援する「HRプロ」へご相談ください。
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監修者

古宮 大志(こみや だいし)

ProFuture株式会社 取締役 マーケティングソリューション部 部長

大手インターネット関連サービス/大手鉄鋼メーカーの営業・マーケティング職を経て、ProFuture株式会社にジョイン。これまでの経験で蓄積したノウハウを活かし、クライアントのオウンドメディアの構築・運用支援やマーケティング戦略、新規事業の立案や戦略を担当。Webマーケティングはもちろん、SEOやデジタル技術の知見など、あらゆる分野に精通し、日々情報のアップデートに邁進している。

※プロフィールに記載された所属、肩書き等の情報は、取材・執筆・公開時点のものです

執筆者

マーケトランク編集部(マーケトランクへんしゅうぶ)

マーケターが知りたい情報や、今、読むべき記事を発信。Webマーケティングの基礎知識から、知っておきたいトレンドニュース、実践に役立つSEO最新事例など詳しく紹介します。 さらに人事・採用分野で注目を集める「採用マーケティング」に関する情報もお届けします。 独自の視点で、読んだ後から使えるマーケティング全般の情報を発信します。

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