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Googleの戦略を活用して、SEOの効果を最大限に活用する3つのポイントとは?

2020.8.28
読了まで約 3

SEO(Search Engine Optimization/検索エンジン最適化)とは、ユーザーが検索エンジンを使ってキーワードを検索するときに、検索結果の上位に自サイトを表示させるための施策です。上位表示されると多くのアクセスが期待できるため、自然検索からコンバージョン(成果)につなげるにはウェブサイトのSEO対策が欠かせません。

Googleには約7,000のウェブサイトが存在しますが、Googleのサイトが検索で表示されるための条件は他のウェブサイトと変わりありません。よって、Googleチームも他社と同様にGoogle検索の最新状況を掴んでおく必要があり、一企業としてSEO対策に真剣に取り組んでいるのです。

この記事では、SEOの効果を最大化するために、Googleが取り組んでいる3つのポイントをご紹介します。

ポイント1. 小さな努力の継続

SEOによって大きな成果を得るには、小さな努力の積み重ねが必要です。ウェブサイトの SEO対策を地道に行うことが、結果的に大きな成果につながるとGoogleは考えています。

Googleマイビジネスのマーケティングサイトでは、SEO改善後に自然検索のトラフィックが倍増しました。 担当チームが行ったSEO対策は、インデックスに登録するURLを検索エンジンに正規化して伝えること、サイトマップをアップデートすること、メタデータを改善することです。時期的な落ち込みはあったものの、トラフィックの増加はSEO対策の実装による効果だと考えられます。

トラフィックの増加とSEO対策には、必ずしも因果関係があるとはいえません。しかし、Googleによると、SEO対策を行った多くのウェブサイトで自然検索のトラフィックが増えたということです。因果関係を証明することはできないものの、SEO対策の効果は出ているといえるのではないでしょうか。

ただし、SEO対策の効果が現れるまでにはある程度の時間がかかり、即効性はありません。すぐに効果が現れなくても、小さな努力を継続していくことが大切です。

関連記事:SEOとは?SEO対策の基礎知識と具体的な方法を詳しく解説

ポイント2. 積極的な新機能の導入

Google検索では、AMP(Accelerated Mobile Pages)やPWA(Progressive Web Apps)といった新機能を提供しています。これらは、ウェブサイトへのトラフィックの半数以上がモバイル検索であるという、現在のユーザー探索行動に対応するために開発されたものです。

●AMP:モバイルページを高速で表示させる仕組み

●PWA:モバイルサイトを軸にサイトとアプリ双方の強みを兼ね備える仕組み

多くのユーザーがモバイル検索を活用する中で、モバイル最適化はSEOの効果を最大限に活用するためにも欠かせない施策です。

変化するユーザー行動に追いつき対応することで、SEOに良い影響が認められた例があります。

Googleによると、新しい検索機能に対応するSEO対策を行った結果、対象サイトの表示回数が200%増加したそうです。さらに、コンテンツの質を向上させれば、強調スニペット(※)に選ばれる頻度が増えることもわかりました。

※強調スニペット:検索に対する明確な回答をGoogle検索画面の最上部に表示させる仕組み。回答部分は信頼性の高いウェブサイトから抽出される。

SEOにおいて重要なことは、ユーザーにとって価値のあるコンテンツを提供することです。SEOの効果を上げるには、ユーザーが求める情報により関連性の高いコンテンツを提供する必要があります。AMPやPWAといった新しいテクノロジーの導入でユーザー満足度が高まれば、結果的にSEOで成果を出すことにもつながるでしょう。

ポイント3. ウェブサイトの統合

さまざまなユーザーに対応するために、似たようなウェブサイトを重複して作成することがあります。

しかし、重複したコンテンツを作ってしまうと、SEOに重要な「ユーザー」と「検索エンジン」両方を混乱させてしまい、SEOの効果を発揮することはできません。

自然検索のトラフィックを増やすには、似た内容で複数のウェブサイトを立ち上げるよりも、1つにまとめてコンテンツの質を高める方が効果的です。

Googleは、内容が重複した自社サイトの見直しを行い、6つのウェブサイトを廃止して1つのウェブサイトに統合しました。その結果、ユーザーの行動を喚起するフレーズのクリック率が2倍になり、自然検索のトラフィックが64%増加したとのことです。

Googleが重要視する評価基準として、「専門性」「権威性」「信頼性」の3つがあります。重複したウェブサイトをいくつも作ったところで、評価基準を満たす質の高いウェブサイトが1つあれば敵わないということです。

まとめ

◆SEOとは、ユーザーが検索エンジンを使ってキーワードを検索するときに、検索結果の上位に自サイトを表示させるための施策である。

◆SEOの効果を最大限に活用するには、以下の3つのポイントがあげられる。

1.小さな努力の継続
SEO対策はすぐに効果が現れるものではないが、小さな努力を継続することで結果的に大きな成果をもたらすことにつながる。

2. 積極的な新機能の導入
モバイル検索が主流となりつつある現在、AMPやPWAといった新しいテクノロジーを導入しモバイル最適化することで、SEOに良い影響が与えられる。また、ユーザーの満足度向上にもつながる。

3. ウェブサイトの統合
重複した内容のウェブサイトをいくつも立ち上げるよりも、1つにまとめて質の高いウェブサイトを立ち上げる方がSEOの効果を引き出せる。

監修者

古宮 大志(こみや だいし)

ProFuture株式会社 取締役 マーケティングソリューション部 部長

大手インターネット関連サービス/大手鉄鋼メーカーの営業・マーケティング職を経て、ProFuture株式会社にジョイン。これまでの経験で蓄積したノウハウを活かし、クライアントのオウンドメディアの構築・運用支援やマーケティング戦略、新規事業の立案や戦略を担当。Webマーケティングはもちろん、SEOやデジタル技術の知見など、あらゆる分野に精通し、日々情報のアップデートに邁進している。

※プロフィールに記載された所属、肩書き等の情報は、取材・執筆・公開時点のものです

執筆者

『MarkeTRUNK』編集部(マーケトランクへんしゅうぶ)

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