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Googleが解説! コロナ禍における新しい生活様式の5つの特徴

2020.12.21
読了まで約 3

新型コロナウイルス感染拡大の影響により、人々の生活は急激に変化しました。一方で、コロナ禍に順応する新しい方法や手段ができたとしても、人々が暮らしに求める本質的な価値は変わらないものです。

何かが「変化」するときは、それを呼び起こす「原動力」があります。Googleは、表面的な「変化」だけに目を向けず「原動力」も理解することで、変化に順応しようとする人々に寄り添うサービスが構想できると考えています。

この記事では、コロナ禍で人々の生活はどう変わったのか、Googleの調査結果から明らかになった新しい生活様式の特徴をご紹介します。

特徴1. 頼らないことで、安心感を得たい

これまではすでに確立されている社会や企業に留まることが「安心」とされていましたが、コロナによって社会や経済が大打撃を受け基盤がゆらぎ、不確実性があらわになりました。「自らが変化を起こすことで安心感を得たい」という気持ちが原動力となり、Googleによると4人に1人以上が料理・語学・資格・プログラミングといった新しい知識やスキルの習得に取り組んだということです。

出典:Google社 『調査から読み解く、新たな生活様式の中での人々の「ホープ」』

また、コロナ禍における人々の意識調査では、「誰かに助けて欲しいと思う」という気持ちは低下傾向なのに対し、自分自身で「前より良くしたい」という気持ちは増加傾向にあります。社会や企業に頼らずに、自らが変化を起こすことによって安心感を得ようとしているのです。

特徴2. 隔てることで、つながりを保ちたい

コロナ禍で外出を控える動きが強まり、在宅勤務やオンライン上の交流が急速に広がりました。これまで「ソト」としていたものが「ウチ」に入り込んだことで「ソト」と「ウチ」の区別がつきにくくなり、Googleによると23.7%もの人が窮屈さを感じていたということです。「ソト」と「ウチ」を隔てたいと考える人が多く、部屋の模様替えをする、仕事の部屋を分けるなど、実際に「ウチ」と「ソト」の境界線を設けるための工夫をしています。   一方で、「家族やパートナーと過ごす時間の大切さを感じた」「子どものためにもっと時間を使いたいと思った」と感じた人が多いこともわかりました。Googleは、「ウチ」と「ソト」の明確な境界線がなくなったことで、人々は家族や友人、同僚との交わり方を工夫するようになり、従来のつながりを保とうとしていると結論づけています。

出典:Google社 『調査から読み解く、新たな生活様式の中での人々の「ホープ」』

特徴3. ささいなことから、確実な幸せを得たい

先行きの見えない状況の中、人々は「大きな幸せ」を感じることが難しくなっています。しかし、「大きな幸せ」ではなくとも、自分の力で得られる「小さな幸せ」を求める傾向が現れています。

外出自粛の影響で自由に使える時間が増えたことで、無料動画配信サービスや音楽配信サービスを利用する人、PCでゲームをする人が増加しました。周囲の環境に左右されずに趣味を楽しみ、「小さな幸せ」を得ているといえます。

出典:Google社 『調査から読み解く、新たな生活様式の中での人々の「ホープ」』

また、緊急事態宣言が解除されて以降、百貨店や大型ショッピングセンターで化粧品を購入する人が伸び続けているという興味深いデータがあります。これには、「困難な状況に向き合う自分へのささいなご褒美」という感覚が潜んでいるのではないかとGoogleは推測しています。

特徴4. 余計を減らして、余裕をもちたい

企業ではオンライン会議が常習化し、経験したことがある人のうち57%が今後も継続したいと回答しました。移動の手間がないこと、無駄な会話が減ったことがメリットとして挙げられています。

出典:Google社 『調査から読み解く、新たな生活様式の中での人々の「ホープ」』

これまでは当たり前だった通勤や移動がなくなったことで、深く考えずに前例(オフライン)に従ってきたことを考え直すきっかけとなりました。余計を減らして使える時間が増えれば、人々は余裕を持てるようになります。Googleは、自分にとっての価値を見直し不要なものをなくしたり減らしたりすることで、生活に余白や余裕が生まれるようになると考えています。

特徴5. 「正しい情報」を追い続けることで、安全になりたい

インターネットやソーシャルメディアが発達し、現在は誰もが情報発信できる時代です。Googleによると、「新型コロナウイルス感染症」に関する知りたい情報があったと答えた人の割合は82.4%に上る一方、さまざまな情報が飛び交う中で55.9%の人がほしい情報が見つけづらかったと回答しています。

出典:Google社 『調査から読み解く、新たな生活様式の中での人々の「ホープ」』

マスクや消毒液の流通、ワクチンの開発状況など、人々が知りたい情報は果たして「正しい情報」なのか、情報があふれるコロナ禍では判断がつきにくかったということです。こうした状況に陥ったことで、情報が正しいかどうか自分で精査する人が増え、自ら「正しい情報」を得ようとする意識が生まれました。「正しい情報を得て安全になりたい」という気持ちが原動力となっているのです。

Googleは、「正しい情報」を追求し続けることが、自分の安全を守ることにつながると結論づけています。

出典:Google社 『調査から読み解く、新たな生活様式の中での人々の「ホープ」』

まとめ

◆Googleが考えるコロナ禍における新しい生活様式の特徴は次の5つである。

頼らないことで、安心感を得たい
隔てることで、つながりを保ちたい
ささいなことから、確実な幸せを得たい
余計を減らして、余裕をもちたい
「正しい情報」を追い続けることで、安全になりたい

◆人々が方法や手段を選ぶ基準は利便性や目的の達成だけでなく、それによって得られる安心感や小さな幸せ、心のゆとりといった価値も求めている。

◆Googleは、表面的な「変化」だけに目を向けず「原動力」も理解することで、変化に順応しようとする人々に寄り添うサービスが構想できると考えている。

監修者

古宮 大志

古宮 大志

ProFuture株式会社 取締役 マーケティングソリューション部 部長
大手インターネット関連サービス/大手鉄鋼メーカーの営業・マーケティング職を経て、ProFuture株式会社にジョイン。これまでの経験で蓄積したノウハウを活かし、クライアントのオウンドメディアの構築・運用支援やマーケティング戦略、新規事業の立案や戦略を担当。Webマーケティングはもちろん、SEOやデジタル技術の知見など、あらゆる分野に精通し、日々情報のアップデートに邁進している。

執筆者

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『MarkeTRUNK』編集部

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