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3人に1人が「音声メディアを日常的に利用」――「Clubhouse」「SPOON」などの音声SNSが台頭(トレンダーズ調査)

2021.3.31
読了まで約 3

「トレンドを捉え、新しい時代を作る」のミッションのもと、次世代型の「マイクロマーケティング」を提供しているトレンダーズは、2021年2月1日、「音声メディアに関する利用実態調査」を実施。

20~30代の男女526人を対象に、日常的に使っている音声メディアの有無やサービスの種類、お気に入りの音声コンテンツの有無や特徴などについてのインターネット調査を行い、集計・分析結果を発表した。

参照元:約3人に1人が「音声メディアを日常的に利用」と判明!今後使ってみたいメディアに「Clubhouse」、「SPOON」など/約半数が「音声インフルエンサー」の活躍に期待も

日常的に利用している音声メディアがある人は30%以上

本調査によると、調査対象者のうち、日常的に使っている音声メディアがある人の割合は31.6%に上った。

なお、日常的に音声メディアを利用している人の間で最も利用率が高かったサービスは、68.1%の「radiko」だった。以下、18.1%の「Spotifyポッドキャスト」、13.3%の「ポッドキャスト(AppleまたはGoogle)」、12.7%の「Discord」、4.2%の「ラジオクラウド」が続いている。

「radiko」の利用率は他の音声メディアと比べて圧倒的に高かったが、「Spotifyポッドキャスト」以下の音声メディアの利用率は高いとは言えず、大きな差も見られなかった。

トレンダーズは、この結果について、「今後の利用者の広がり次第では、どのメディアもシェア上位を狙える状況にあり、まさに音声メディア戦国時代の様相を呈している」と分析している。

参照元:約3人に1人が「音声メディアを日常的に利用」と判明!今後使ってみたいメディアに「Clubhouse」、「SPOON」など/約半数が「音声インフルエンサー」の活躍に期待も

関連記事:SNSとは?種類や使い方、仕組みについて分かりやすく解説

今後使ってみたい音声メディアでは「音声SNS」が台頭

「今後、使ってみたい音声メディア」は、「radiko」が28.9%で最も多くの支持を集めた。以下、「Spotifyポッドキャスト」が12.2%、「ポッドキャスト(AppleまたはGoogle)」が11.6%、「Clubhouse」が8.6%、「SPOON」が5.7%と続いている。

上位3位にランクインしている「radiko」「Spotifyポッドキャスト」「ポッドキャスト(AppleまたはGoogle)」は、いずれも先に紹介した日常的に音声メディアを利用している人の間で最も利用率が高かったサービスの上位3位と合致した。

一方、4位以下は「Discord」「ラジオクラウド」に代わり、フォロワーやトークルームといったシステムを通じてユーザー同士で双方向コミュニケーションを取ることができる「Clubhouse」や「SPOON」といった「音声SNS」が台頭する形となった。

昨今、多くの有名人が「Clubhouse」の利用を表明したことから、音声メディアの中でも「音声SNS」への注目が高まっている。

これらの調査結果および社会情勢に鑑みれば、「音声SNS」は今後ますますの台頭を見せると予想できるだろう。

参照元:約3人に1人が「音声メディアを日常的に利用」と判明!今後使ってみたいメディアに「Clubhouse」、「SPOON」など/約半数が「音声インフルエンサー」の活躍に期待も

音声メディアを使う理由は「他人の声や会話を聴くのが好きだから」が約4割

調査対象者が「音声メディアを使う理由」は、「他人の声や会話を聴くのが好きだから」が39.8%で最も高かった。以下、「時間を有効に使いたいから」が30.1%、「常に何か音声を聴いていたいから」が27.7%、「情報が多いから」が19.9%、「流行っているから」が11.4%と続いている。

トレンダーズは、この結果について、「コロナ禍によって他人とリアルの場で会話する機会が減っている状況」と「ながら聴きのニーズの高まり」が音声メディアの利用モチベーションに拍車をかけていると分析している。

参照元:約3人に1人が「音声メディアを日常的に利用」と判明!今後使ってみたいメディアに「Clubhouse」、「SPOON」など/約半数が「音声インフルエンサー」の活躍に期待も

「音声インフルエンサー」の人気は今後ますます高まる予感

「お気に入りの音声コンテンツ(または人)」があると回答した人の割合は、43.3%だった。「お気に入りの音声コンテンツ(または人)」の特徴については、23.0%が「話し方のテンポがいい」、21.1%が「声が魅力的」、14.1%が「ワードセンスがいい」を挙げていた。

「音声インフルエンサー」の人気の高まりを予感している人の割合も、48.3%と半数近くに上った。

実際、トレンダーズが運営するZ世代とSNSトレンドの研究機関「memedays」が2020年11月25日に発表した「2021年トレンド予測&下半期ランキング」によると、絶大な人気を博しているアニメ「鬼滅の刃」の主人公「竈門炭治郎」の声優を務める「花江夏樹」や、「ゆたせな」などの聴感上の表現力が高いインフルエンサーの人気が高まっていた。

なお、「音声メディアの盛り上がり」をポジティブに感じている人の割合は、51.3%だった。

参照元:
約3人に1人が「音声メディアを日常的に利用」と判明!今後使ってみたいメディアに「Clubhouse」、「SPOON」など/約半数が「音声インフルエンサー」の活躍に期待も
2021年トレンド予測&下半期ランキング

監修者

古宮 大志(こみや だいし)

ProFuture株式会社 取締役 マーケティングソリューション部 部長

大手インターネット関連サービス/大手鉄鋼メーカーの営業・マーケティング職を経て、ProFuture株式会社にジョイン。これまでの経験で蓄積したノウハウを活かし、クライアントのオウンドメディアの構築・運用支援やマーケティング戦略、新規事業の立案や戦略を担当。Webマーケティングはもちろん、SEOやデジタル技術の知見など、あらゆる分野に精通し、日々情報のアップデートに邁進している。

※プロフィールに記載された所属、肩書き等の情報は、取材・執筆・公開時点のものです

執筆者

『MarkeTRUNK』編集部(マーケトランクへんしゅうぶ)

マーケターが知りたい情報や、今、読むべき記事を発信。Webマーケティングの基礎知識から、知っておきたいトレンドニュース、実践に役立つSEO最新事例など詳しく紹介します。 さらに人事・採用分野で注目を集める「採用マーケティング」に関する情報もお届けします。 独自の視点で、読んだ後から使えるマーケティング全般の情報を発信します。

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