こんにちは、JADE伊東です。11月の「月間検索順位変動まとめ」です。
AIO関連の分析も徐々に始めている状況ですので、その一端のご紹介もございます。お楽しみに。では、早速スタート!
グラフの見方:
横軸は日付を示しています。縦軸は変動率(Fluctuation Score:前週に対しての計測クエリ全体の順位変化率)、またはビジビリティスコア(Visibility Score:順位に対してスコア付けをして、サイト単位での検索エンジンにおける”見つけられやすさ”を点数化したもの)を示しています。
前月の記事:2025年10月の検索順位変動まとめ【JADE代表 伊東氏の最新SEOレポート】
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目次
全体傾向
グラフの中で、色付きの帯表示の期間がGoogleによるアップデート期間を示しています。
直近の大きな変動は、先月ご報告した例のGoogle検索100件表示パラメータ無効化の影響です(弊社ツールでは仕様変更対応済)。10月から11月にかけては、やや変動のベースが高めではありますが、波形そのものは安定傾向です。
業界別
「旅行」「医療」「グルメ」など業界別での順位変動モニタリングです。
概ね全体トレンドに倣う傾向ですが、「天気」「アダルト」「マンガ・アニメ」の変動のベースがやや高めでしょうか(比較的いつも高めのカテゴリ)。
ソーシャルプラットフォーム傾向
コンテンツマーケティングにおけるチャネル多様化の観点から、有望なチャネル、プラットフォームのGoogle検索での露出状況をご報告しております。
パラメータ無効化の影響を受けて、分かりづらくなってはおりますが、YouTube(赤)が優勢なのは変わっておりません。
ここ1ヶ月ほどはTikTok(紫)のビジビリティがやや下がり傾向に見えます。
AIOと強調スニペット比較
こちらも継続的にご紹介しているAIOと強調スニペットの露出比較です。
AIOと強調スニペットは元々検索結果1ページ目に表示されるものですので、パラメータ無効化の変更の影響は受けづらいフィーチャーです。
9月頃に一気に伸びたスマホ版GoogleでのAIO表示ですが、ほぼPC版と同じ動きになりましね。
トピック:医療系サイトでの丁寧な301リダイレクトの結果
アユダンテの江沢さん、不定期に超有用なSEO施策実装のハウツーをXでポストしてくれています。教科書通りの知識のみならず、ベテランコンサルタントとしての経験値が加味された投稿になっているところがとてもユニーク。とても勉強になりますよね。
11月20日の「サイト移転にともなうリダイレクトのパターン別評価引継ぎ」投稿も興味深いものでした。
最近は、特に難しい。明らかに評価差のあるドメインの移転以外は常にドキドキ。時間と予算があれば部分リダイレクト(私が関わった地域サイトではよく鳥取でテストしました)で検証したいところ。
江沢さんの肌感は以下のような傾向になるようです。
SEOとリニューアル⑭
— 江沢真紀/SEOコンサルタント (@ezayan) November 20, 2025
【テクニカル】
リダイレクトパターンと効果維持の体感。
変更のパターンによってどのくらい維持されるか、あくまでも私の体感。
でも昔より維持できないケースが増えている気がする…
なのでリダイレクトすればいいやって安易にURLは変えず、極力維持したほうがいい。 pic.twitter.com/gjpAT6qPF2
例5のドメイン統合で×になるのはケースバイケースとは言え、なかなか痛い話。このレベルのリダイレクトは大昔なら「ページランクのスコア3割程度減衰」なんて言い方をしていたような気がします。
弊社の直近モニタリングでも似たような事象がありました。
関西の某医療機関の事例となります。閉院にあたってのサイト移転のようでしたが、トピックごとの新旧URLのマッピングを丁寧に実施しているサイトだったのですが、サイト移転後のビジビリティは以下のような状況。
リダイレクトは本事例にもあるようにSEO判断というよりも経営判断(この事例だと閉院)レベルの話で、SEOのために施策が歪むのは本末転倒(SEOのために閉院しないのはおかしいと一緒)ですから、可能な範囲でのベスト実装が望ましいです。
このサイトを見る限りはそれを実装しているようにも思えるため、Googleさん、初動からもう少しなんとかならないものかとも個人的には思います(信頼性判定とのバランスも分かります)。
トピック:AIOでWikipediaより露出の高いYouTube
AIO関連のSERPsデータが集まる中で色々と傾向分析をしております。直近の興味深い事象として、AIOにおいてはWikipediaよりもYouTubeのほうが引用ソースとして利用されているケースが多いという事実です。
強調スニペット全盛期はWikipediaが参照ソースとしては王者でしたが、強調スニペットが静かに役目を終えつつあるなか、その枠の代表プレイヤーだったWikipediaもYouTubeにその座を奪われてしまうのか。スター選手の引退劇のようでもあり、戦国絵巻のようでもあり、すこしゾクゾクする展開ですね。
さて、遡って調べてみると、YouTubeの伸長は2025年9月後半に発生していたようです。ただ、これだけのスパイクが発生するのは、単にYouTubeがAlphabet社(Google親会社)の持ち物だから、では納得がしづらいところ。
まだ完全なる確証を得たわけではないですが、仮説として考えられるのは「いよいよ動画内のコンテンツそのもの」の理解が進んだ可能性がある?というもの。
[マクロ経済学]という検索クエリで表示されるAIOが以下。titleにマクロ経済学というキーワードを含まないYouTubeの動画がヒットしています。AIOに引用されている動画は、コンテンツの中で、しっかりマクロ経済の説明をしていました。
こういった情報の認識が進むことが、9月末の変化の遠因になっているのではないか?というのが現時点での見立てです。ひきつづき、調べていきたいと思います。
「ソーシャルプラットフォーム動向」のパートでもYouTubeの高露出傾向の話題を取り上げていますが、SERPs上でのいわゆる「ブランディング」を考えた場合も、動画チャネルの活用は必須な状況になってきています。予算配分やリソース確保など、テキスト中心時代とはまた違うハードルがありますが、考えていきたいところですね。
定期ウォッチ:ユニバーサル検索動向
先月の記事では、画像検索の差し込み(青)の大幅減少が見られ「要観察」とお伝えしておりましたが、元の水準に戻ってきましたね(PC向けGoogle)。
今月はここまで。
次回もとにかく精魂込めて書き続けます。
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データ作成:株式会社JADE Senior Consultant 篠原誠
文責:株式会社JADE 代表取締役 伊東周晃
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