インスタグラムは、全世界で10億人以上のユーザーが利用する有名なSNSの1つです。主に写真や画像を投稿することが主流となっており、それらの情報を求めて利用するユーザーが多くいます。しかし、インスタグラムの存在は気になっているものの、投稿をする予定はなく、見るだけで利用したい方は多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、インスタグラムを「見るだけ」にして活用する方法をご紹介します。インスタグラムにアカウントを登録しなくてもできることや、インスタグラムを見る際の注意点もご説明しますので、ぜひ参考にしてください。
目次
インスタグラムを見るだけにする方法
インスタグラムを見るだけにして活用する方法は複数あります。
● 見るだけのアカウントを作る
● ブラウザからアクセスする
● プロフィールページにアクセスして写真を見る
● ハッシュタグから写真を見る
● プロフィールページやハッシュタグではすべての画像は見れない
見るだけのアカウントを作る
まず、最も簡単に見るだけにして活用する方法が、見るだけ専用のアカウントを作ることです。インスタグラムは全世界誰でも無料で利用することができ、電話番号もしくはメールアドレスがあればアカウントを作成できます。その後、インスタグラムで気になるインフルエンサーの方をフォローしたり、ハッシュタグを検索して求める画像を検索したりすることができます。
インスタグラムは、ログインをしなければ途中でポップアップが表示され、ログインするまではポップアップが解除されない仕組みになっています。つまり、ログインなしの状態では非常に不便だということです。
それらを踏まえると、インスタグラムを見るだけにして活用するのであれば、見るだけ専門のアカウントを作るのがおすすめです。
ブラウザからアクセスする
スマートフォンやパソコン問わず、気になるインスタグラムアカウントのURLをブラウザに入力すると、ログインせずに閲覧できます。ただし、あくまでURLを知っているアカウントしか閲覧できず、その他のハッシュタグ検索などを利用しようとすると、上述したポップアップが表示されます。
また、URLを取得したアカウントであっても、すべての画像を見ることはできません。スクロールしていくと、途中でポップアップが表示されるので、間違いなく便利な活用方法とは言えないでしょう。あくまで、一時的に何らかの原因でログインできない場合におすすめの方法です。
プロフィールページにアクセスして写真を見る
Googleなどの検索窓に、閲覧したいインスタグラムのアカウント名を入力すると検索結果に出てくることがあります。こちらからでも、見たいアカウントの投稿を閲覧できます。ただし、URLを直接入力して閲覧する際と同様に、すべての画像や投稿を見ることはできません。
また、非公開のアカウントは検索しても出てこないため、見るだけ専門のアカウントを作るより余分に時間がかかるデメリットもあります。
ハッシュタグから写真を見る
Googleなどの検索窓に、「Instagram#〇〇」と検索すると、見たいハッシュタグが付けられた投稿が検索結果に表示されます。この場合、検索結果に表示された投稿はすべて見ることができますが、Googleの検索結果には出てこない、インスタグラム上の他のハッシュタグが付けられた投稿は見れません。
また、上記はインスタグラムの機能の1つであるロケーションも同様です。ロケーションとは、ユーザーの投稿に位置情報を加えられる機能のことです。たとえば、東京タワーの写真を投稿するのであれば、ロケーションに東京タワーの場所(住所)を載せられる機能になります。
ハッシュタグ、ロケーションともに検索結果に出てこない他の投稿は見れない点を理解しておきましょう。
プロフィールページやハッシュタグではすべての画像は見れない
ここまで解説してきたように、インスタグラムはログインをしていなければ、プロフィールページやハッシュタグからすべての投稿を見ることはできません。したがって、見るだけにして活用するのであれば、見るだけ専門のアカウントを作るのがおすすめです。
上記のアカウントを作り、ログインした状態でインスタグラムを活用すれば、すべての投稿が表示されるだけでなく、すべての機能も利用できます。メールアドレスや電話番号があれば無料でアカウントを作れるので、まず検討するべき方法だと言えるでしょう。
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インスタグラムをアカウントなしで使うメリット・デメリット
インスタグラムをアカウントなしで使うメリットとデメリットについてそれぞれ解説します。
● アカウントなしで使うメリット
● アカウントなしで使うデメリット
アカウントなしで使うメリット
インスタグラムをアカウントなしで使うメリットとしては以下が挙げられます。
● インスタグラムのアプリはインストール不要
● 個人情報を登録する必要はない
● 利用していることは他のユーザーには分からない
インスタグラムのアプリはインストール不要
インスタグラムはWebブラウザを利用することにより、アカウントなしでも使うことができます。アプリはアカウント登録しなければ使用できないためインストールする必要はありません。ですが、何回かクリックしたりスクロールしたりするとログインをうながされるため数件程度しか閲覧できません。
個人情報を登録する必要はない
アカウント登録せずに利用できるため個人情報も登録する必要はありません。個人情報を登録することに抵抗のある人はアカウントなしで利用するのがおすすめです。
利用していることは他のユーザーには分からない
アカウント登録しなければストーリーなどに足跡がつく心配はありません。足跡がついてしまうのはアカウントでログインしている場合のみです。つまり他のユーザーに知られることなく投稿などを確認できます。
アカウントなしで使うデメリット
インスタグラムをアカウントなしで使うデメリットとしては以下が挙げられます。
● ライブ配信を見ることはできない
● ストーリーズを見ることはできない
● 「いいね」やコメントはできない
ライブ配信を見ることはできない
インスタグラムをアカウントなしで使う場合は使用できる機能がいくつか制限されます。そのうちのひとつがライブ配信の制限です。アカウントなしではライブ配信を閲覧することはできません。
ライブ配信は生放送を配信でき、ユーザーはその生放送にリアルタイムで参加できる機能です。ライブ配信は配信者や他のユーザーにも参加者としてユーザー名が通知される仕組みですのでアカウント登録が必要となります。
ストーリーズを見ることはできない
インスタグラムのアカウントなしではストーリーズを見ることができません。ストーリーズはいわゆるスライドショーと似たような仕組みで、スライド形式により画像や動画が切り替わっていくシステムのことです。
もともとストーリーズはシステム上足跡が残る(投稿者に訪問ユーザーが分かる)仕組みとなっていますのでユーザー登録は必要となります。
「いいね」やコメントはできない
インスタグラムのアカウントなしでは投稿に対しての「いいね」やコメントといったリアクションはできず、また投稿を保存することもできません。あくまでもフィード投稿の閲覧のみとなります。
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インスタグラムの見るだけアカウントを作るメリット・デメリット
インスタグラムの見るだけアカウントを作るメリットやデメリットについて解説します。
● 見るだけアカウントのメリット
● 見るだけアカウントのデメリット
見るだけアカウントのメリット
見るだけアカウントのメリットとしては以下が挙げられます。
● 通常のアカウント同様に投稿をみることができる
● 通常アカウント登録者限定機能も利用できる
● 興味ある分野が優先的に表示されるようになる
通常のアカウント同様に投稿をみることができる
見るだけアカウントでも通常アカウント同様に、他ユーザーの投稿を制限なく見ることができます。「見るだけ」とは言うものの、しっかりとアカウントを保有していることになりますので、アカウントなしのときのように数回クリックやスクロールしただけでログインをうながされることもありません。
通常アカウント登録者限定機能も利用できる
見るだけアカウントでも通常アカウント同様に、他のユーザーのストーリーズやライブ配信といった通常アカウント登録者限定の機能もしっかりと閲覧できます。通常これらの機能はアカウントなしでは閲覧ができません。
興味ある分野が優先的に表示されるようになる
見るだけアカウントでも通常アカウント同様に使用し続けることで、ユーザー情報がインスタグラムに蓄積され、検索タブに興味のある分野が表示されるようになります。閲覧履歴や投稿などをもとにインスタグラムが最適な情報を提示してくれるため、情報収集がしやすくなります。
見るだけアカウントのデメリット
見るだけアカウントのデメリットとしては以下が挙げられます。
● 個人情報を登録する必要がある
● 足跡が残ってしまう可能性が出てくる
個人情報を登録する必要がある
見るだけアカウントではあるものの、アカウントを保有する場合は個人情報の登録が必要となります。どのみち個人情報を入力しなくてはならないのであれば、通常アカウントを保有してしまったほうがよいかもしれません。
足跡が残ってしまう可能性が出てくる
見るだけアカウントでも特定の機能を利用すれば足跡が残る可能性があります。足跡とはインスタグラムが公式としている名称ではありませんが、いわゆる閲覧履歴のことです。他のユーザーのストーリーズやライブ配信、ダイレクトメッセージなどを閲覧すると、通常アカウントログイン時と同様に足跡が残ります。
相手に分かってしまう情報は名前とアカウントIDのほか、アイコン画像とプロフィール文があります。個人を特定できないようにこれらの情報を設定しておくことで、身元が分かってしまうリスクを極力減らすことができます。
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インスタグラムは見るだけでも特定される
ここまで、インスタグラムを見るだけにして活用する方法を解説しました。インスタグラムには、自分の投稿に対して、どのユーザーが見に来たのかを確かめられる機能があります。
インスタグラムを見ると自分の情報がバレると言われているのは、上記の機能があるためです。せっかく見るだけのアカウントを作っても、自分が見たことがバレてしまうことに抵抗感を感じる方もいるのではないでしょうか。
しかし、結論から言うと、インスタグラムでは基本的に閲覧履歴などがバレることはありません。前提として、どのユーザーが来たのかを分かる機能は下記3つに搭載されています。
● フィード投稿へのリアクション
● ストーリーズ
● DM(ダイレクトメッセージ)
● インスタライブ
● 閲覧情報からはアカウント情報のみがバレる
フィード投稿へのリアクション
フィード投稿は見るだけでは足跡は残りませんが「いいね」をしたりコメントをしたりすると足跡が残ってしまいます。また「ハートアイコンをタップする」「動画や投稿写真をダブルタップする」などした場合も足跡が残る可能性がありますので注意しましょう。
ストーリーズ
ストーリーズとは、インスタグラムの主要機能の1つで、15秒までの動画や写真・画像を1日だけ限定で公開できる機能のことです。コメントやスタンプを送れる仕組みになっており、ユーザーとの双方のコミュニケーションを取ることができます。しかし、コメントやスタンプを送らなかったとしても、投稿主からは誰が見に来たのかを知れる仕組みになっています。
ダイレクトメール(DM)
ダイレクトメール(DM)とは、アカウント主と直接メッセージを送りあえる機能のことです。ダイレクトメールを送った時点で、相手には自分のアカウント情報が伝わります。
インスタライブ
インスタライブとは、アカウント主が生放送で配信できる機能のことで、ユーザーはリアルタイムで生放送を閲覧できます。インスタライブに参加した時点でアカウント主にはあなたの情報が伝わり、インスタライブに参加している他のユーザーにもあなたの情報が伝わる仕組みとなっています。
閲覧情報からはアカウント情報のみがバレる
インスタグラムはMeta社(旧Facebook社)のサービスの1つであり、Facebookが膨大な個人情報を把握している以上、閲覧情報から自分の個人情報がバレてしまうのではと危惧する方は多いでしょう。
しかし、インスタグラムの閲覧情報から分かるのは、あくまでアカウント情報のみです。たとえば、仮名やニックネームを名前に設定しているのであれば本名が知られることはありませんし、当然住所や電話番号もバレません。
したがって、見るだけ専門のアカウントでログインして閲覧情報が付いたとしても、個人情報はバレないため安全に利用できると言えるでしょう。
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インスタグラムに登録せずにできること
本記事でも少し触れているように、多くの制約は付くものの、インスタグラムは登録(ログイン)しなくとも利用できます。登録しないでできることは「検索」と「観覧」です。詳しく見ていきましょう。
● 検索
● 足跡機能が適用されない
検索
インスタグラムではログインしなくとも、アカウントやハッシュタグを検索できます。ただし、見られるのは最新投稿や直近の投稿のみであり、検索してもすべての投稿が見られるわけではありません。途中で観覧制限がかかるので、その場合はログインをするか、インスタグラムを見るのを諦めるしかありません。
足跡機能が適用されない
インスタグラムでは、ログインをしない場合だと足跡機能が適用されない仕組みとなっています。そのため、アカウント情報がアカウント主に知られることはありません。ただしログインをしないと、ライブやダイレクトメッセージ(DM)は送れない点に関しては理解する必要があります。
インスタグラムを見る際の注意点
最後に、インスタグラムを見る際の注意点を2つ解説します。
● 非公開アカウントはフォローが必要
● リポスト系アプリの利用は非推奨
非公開アカウントはフォローが必要
インスタグラムは、アカウント主が承認したユーザーしか投稿を見れない仕組みにする非公開設定が存在します。非公開アカウントは鍵マークが付けられているため、通称鍵アカとも呼ばれます。
そのため、非公開で気になるアカウントがある場合は、フォローをした上で承認される必要があります。なお、承認するかを決めるのはアカウント主であるため、承認されない可能性がある点に関しても注意が必要です。
リポスト系アプリの利用は非推奨
リポストとは、Twitterで言うリツイートのような機能のことで、他のアカウントの投稿を自分のアカウントで引用できます。リポストをすると当然足跡が付くのですが、一部の外部アプリでは、リポストができながらも足跡が付かないものが存在します。
ただし、これらのアプリはセキュリティ対策が不十分です。そのため、携帯が何らかのウイルスに感染してしまったり、アプリの制作者に個人情報を抜かれてしまったりする恐れがあります。
足跡を付けないために外部アプリを利用したものの、結果的に外部アプリで個人情報がバレてしまうのは本末転倒なので、基本的に利用しないことを推奨します。
関連記事:インスタショップとは?開設のためのInstagramショッピング機能に関する基礎知識
見るだけアカウントを使う際の注意点
見るだけアカウントを使う際には注意点があります。それが以下となっています。
● 連絡先の同期に注意する
● 外部サイトや外部アプリに注意する
連絡先の同期に注意する
連絡先をインスタグラムに同期させるとスマホの電話帳に登録されている電話番号をインスタグラムが読み取ってしまい、予期せず相手のおすすめアカウントに表示されてしまうことがあります。こういったところからアカウントが相手に知られてしまうこともあります。これを防ぐには連絡先の同期を解除しておく必要があります。
外部サイトや外部アプリに注意する
外部サイトや外部アプリを利用して見るだけアカウントを使用することもできます。ですが、こういったWebサイトはウイルスなどが仕掛けられている場合もあり、ログインした瞬間に乗っ取りなどの被害に遭う危険性があります。制作した企業や制作者がよくわからない英語アプリなどは特にリスクが高いため注意が必要です。
インスタグラムを見るだけのおすすめサイト
以下でインスタグラムを見るだけのおすすめサイトを紹介します。
● InstaNavigation
● Picuki
● Imginn
InstaNavigation
InstaNavigationはアカウント登録をせずに利用できるサイトです。またこのサービスを利用してコンテンツを保存することもできます。「Stories」「Hightlight」「Posts」といったタブに分かれていますので投稿が見やすくなっています。
Picuki
Picukiはログインせずにインスタグラムのコンテンツを表示できます。検索タブよりユーザー名かハッシュタグを入力するだけで検索ができます。日本語のハッシュタグも検索に使えるため非常に便利です。
Imginn
Imginnは非常にシンプルな画面となっており、ホームは検索タブ一つ表示されているだけです。ここにユーザーネームを入力し検索をかけると、当該ユーザーのコンテンツが表示されます。
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まとめ
本記事では、インスタグラムを見るだけで活用する方法を解説しました。インスタグラムを見るだけにして活用する方法は複数ありますが、ログインしなければ様々な制約が付く仕組み上、見るだけ専門のアカウントを作るのがおすすめです。
ただし、アカウント情報がバレたくない方は足跡が付くことに気をつけたり、非公開アカウントにはフォローが必要だったりすることを理解しておきましょう。まずは見るだけ専門のアカウントを作り、インスタグラムを楽しんでみてはいかがでしょうか。