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【2023年最新版】Instagram広告の出し方や費用を初心者にもわかりやすく解説

2023.4.4
読了まで約 13

近年では、TwitterやInstagram、Facebook、LINE、TikTokなど、様々なSNSが登場しており、ビジネスで活用する企業も増えています。

なお、Instagramのユーザー数は2018年に全世界で10億人に到達し、日本では3,300万人以上のユーザー数がいます。また、女性や10代・20代のユーザーが多いという特徴があります。そして、InstagramではInstagram広告(インスタ広告)と呼ばれる広告を出稿することが可能です。

本記事では、Instagram広告の出し方・やり方や特徴、おすすめの人などについて解説します。Instagram広告に興味がある人は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。

Instagram広告とは

Instagram広告とは、俗にインスタ広告とも呼ばれ、近年流行しているSNSの一つであるInstagramに出稿できる広告のことです。Instagramのフィード(タイムライン)や、ストーリーズなどに画像や動画で広告を掲載することができます。

これまでのInstagramのビジネス的な使い方としては、自社の宣伝用アカウントを用意して、フォローしてもらえたユーザーなどに訴求を行うのが一般的であり、運用などを全て自社で対応する必要がありました。

しかし、2015年10月に日本でInstagram広告が導入されたことで、一定の費用を支払えば、自社のニーズに合った広告を出稿することができるようになっています。

関連記事

Instagramとは?ログインや検索、アカウント削除方法からInstagram広告まで徹底解説

Instagram(インスタグラム)をウェブ版で見る方法を解説!ログインアプリで見るときとの差は?

Instagram広告の特徴

Instagram広告の出し方・やり方は理解できたものの、Instagram広告の特徴が気になる人もいるかもしれません。ここでは、Instagram広告の特徴について詳しく紹介します。

● 広告フォーマットが豊富
● ターゲティングの精度が高い
● フォーマットが多いため初心者には難しい側面もある

広告フォーマットが豊富

Instagramには様々な広告フォーマットがあるため、自社の予算やクリエイティブなどのニーズに合わせて柔軟に広告を出稿することができます。

広告フォーマットには、「写真(静止画)広告」「動画広告」「カルーセル広告」「コレクション広告」「ショッピング広告」「アンケート広告」「ブランドコンテンツ広告」といった種類があります。

それぞれ特徴があるため、自社の目的やクリエイティブに応じて適切な広告フォーマットを選ぶことが大切です。なお、それぞれ注意点もあるため、予め広告を出稿する前に理解を深めておくことも重要です。

ターゲティングの精度が高い

Instagram広告ではオーディエンスの設定を行えるため、ターゲティングの精度が高いという特徴があります。また、Instagramでの行動を基にしたり、自社の保有している情報を活用したりするなど、様々なデータを利用してターゲティングを行うことも可能です。

そして、Instagramには「ハッシュタグ」機能があります。「#商品名」「#サービス名」「#自社名」といったようにハッシュタグを使いこなすことで、ターゲット層に対して上手く訴求することができるでしょう。

フォーマットが多いため初心者には難しい側面もある

Instagram広告にはフォーマットが多いため、Instagramに使い慣れていない人や、マーケティング初心者の人などには、難しい側面もあります。

例えば、予算の設定を間違えてしまうと、コストの方が大きくなってしまうという恐れがあります。また、広告のフォーマットの種類にあったクリエイティブを制作しなければ、期待していた効果が得られない可能性もあります。

このように、Instagram広告は様々な広告を作り出せたり、ターゲティング精度が高かったりするというメリットがありますが、その分初心者には設定・運用などが難しいこともあるかもしれません。その場合には、Instagram広告の専門家に相談・委託するのもおすすめです。

関連記事:【初心者向け】Instagram(インスタグラム)の使い方を徹底解説!登録~投稿までを完全ガイド!

Instagram広告のメリット

Instagram広告には以下のようなメリットがあります。

● Instagramのアカウントがなくても広告出稿が可能
● 細かいターゲティングが可能
● ビジネスとの相性が良い
● 低予算での広告出稿が可能

Instagramのアカウントがなくても広告出稿が可能

Instagramに広告出稿する場合、基本的にはFacebookの広告アカウントで管理、運用していきます。Instagramは、2012年に7億1500万ドルでFacebookに買収されたため、2023年現在ではFacebook(現Metaが運営)の傘下にあります。

そのため、Instagramのアカウントを所有しなくてもFacebookのアカウントとFacebookページがあればそちらの情報が利用され、ターゲット層を絞り込んだ広告を配信することができます。

細かいターゲティングが可能

上述の通り、InstagramではFacebookが所有する膨大な量のユーザーデータを活用して広告を配信することができます。そして、それらを利用した非常に詳細なターゲティングを行うことも可能となります。

性別や年齢、職種などの基本データによる大まかなターゲティングはもちろん、興味や関心、交際ステータス、Facebookページに「いいね」を付けたユーザーなどから、更に細かいターゲティングまで行えます。

ビジネスとの相性が良い

Facebookはビジネス目的で利用されることも多く、企業が自社の情報発信をする「コンテンツマーケティング」においても幅広く活用されています。こういった背景もあり、Facebookのユーザーデータが利用できるInstagram広告は、ビジネスとの親和性が高いことも特徴の一つと言えます。

総務省が行った年代別のInstagram利用率の統計結果でも10代と20代が70%超えで、他の年齢層よりも利用率が顕著であることから、特に若年層向け商品に対するビジネス戦略が適していると言えます。

グラフ:【令和3年度】主なソーシャルメディア系サービス/アプリなどの利用率(全年代・年代別)

出典:総務省 令和3年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書
https://www.soumu.go.jp/main_content/000831290.pdf

また、令和3年度に総務省が行った調査では、Instagramは全年代で一貫して利用率が上がっており、Twitterを上回りLINEに次ぐ高い利用率となっています。

出所:総務省 令和3年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書 【主なソーシャルメディア系サービス/アプリ等の利用率(第5章5-1)】
https://www.soumu.go.jp/main_content/000831290.pdf

このことからも、ビジネス戦略を展開する上で非常に期待が持てるSNS広告と言えるのです。

低予算での広告出稿が可能

Instagram広告は1日1米ドル(約100円程度)から広告を出稿することができます。

しかしながら、あまりに少ない予算では競合とのオークションに負けてしまい、検索順位が下がるか、もしくは表示されなくなることもあります。予算額としては1日あたり1,000円程度、月に3万円前後が一つの目安と言えるでしょう。

Instagram広告の配信面

広告が実際に表示される箇所のことを配信面と言います。

広告は表示される箇所によってもクリック率が異なり、その広告効果も変わってきます。また、広告の大きさ如何によっても、見え方やユーザーに与えるインパクトも違ったものになってきます。

そのため、自社商品やサービスの広告を「どこで表示するか」は非常に重要です。Instagram広告の配信面には以下の4種類があります。

● フィード
● ストーリーズ
● リール
● 発見タブ

フィード

フィードはInstagramのホーム画面に表示され、画像や動画などフォローしているユーザーの投稿が自動で更新される場所です。ホームタブを押した時やアプリケーションを起動した時に、最初に表示される画面となります。TwitterやLINEでは、いわゆるタイムラインに該当する箇所です。

アプリケーションを開いて最初の画面となりますので、ユーザーの目にとまりやすく、投稿の中に混ざっていてもナチュラルで違和感のない広告であれば、クリックしてもらえる可能性も高まります。

ストーリーズ

Instagramのホームにはフィードの他に、ストーリーズトレイと呼ばれるストーリーズに投稿されてきたコンテンツを表示する枠がフィードの上部に表示されます。ユーザーによって投稿されたコンテンツがストーリーズトレイの枠内にアイコンとして表示され、このアイコンを開くことで投稿の内容を確認することができます。

ストーリーズはこの投稿内容に紛れ込ませて広告を配信します。広告は画面いっぱいに全画面表示で配信されるため、ユーザーにインパクトを与えられます。

世界観が大切なフィードと違い、瞬間的に目を引く必要性があるストーリーズの広告配信では、比較的関連性が薄い内容のものでも良しとされています。むしろ全く違う方向性の広告を配信して、ユーザーの興味を引くのも一つの手としておすすめできます。

リール

リールでは、自作のショート動画を投稿したり閲覧したりできます。ここに縦型9:16サイズのスマートフォン用に最適化された動画広告を配信します。ストーリーズ同様に画面いっぱいに全画面表示で配信されるため、ユーザーに大きなインパクトを与えられます。

リールはフィードと違い拡散性が非常に高く、フォローされていないユーザーにも拡散されます。そして、一般投稿の間に広告が表示されるため、瞬間的に「面白そうな動画だ」と思わせることがポイントとなります。

ストーリーズでは縦型サイズ以外の静止画や動画なども自由に広告出稿できますが、リールではスマートフォン用に最適化された縦型動画しか広告出稿できないため、サイズを確認しながら動画制作を行う必要があります。

発見タブ

発見タブはアプリケーション画面内のフッター部分に表示されている、虫眼鏡アイコンをタップすることで表示されるページです。このページ内に表示されている投稿を開き、コンテンツをスクロールしていくことで広告が表示されます。

発見タブはパーソナライズされたデータが表示されるため、そのユーザーにマッチしたおすすめの投稿や、まだフォローしていないユーザーなどが並びます。フィードと同じフォーマットで表示されるため、フィードに出稿している広告をそのまま発見タブへ再利用することもできます。

Instagramによると、ユーザーの半数近くが新規ユーザーや面白いコンテンツを見つけるために発見タブを閲覧しているとのことですので、こちらの広告配信はぜひ積極的に活用したいものです。

Instagram広告の出稿方法

Instagram広告に興味はあるものの、広告をどのように出せばよいのか分からない人は少なくないでしょう。ここでは、Instagram広告の出稿方法について詳しく紹介します。

FacebookページとInstagramを紐付ける

Instagram広告を出稿するには、予めFacebookでビジネスアカウントを取得する必要があります。そのため、Facebookページを作成していない人は、まず公式サイトにアクセスしてFacebookページを作成しなければなりません。

そして、広告を出稿するInstagramアカウントの「設定」から「アカウント」をクリックして「プロアカウント」に変更し、Facebookページと紐付けることで事前準備が完了になります。

広告に使うクリエイティブを制作する

FacebookページとInstagramアカウントが連携できたら、広告で使用するクリエイティブを用意する必要があります。

Instagram広告では様々な方法で広告を出すことができますが、クリエイティブによって成果は大きく変わってきます。そのため、広告フォーマットの種類に応じて適切なクリエイティブを制作することが大切です。

Instagram広告のキャンペーンを作成する

広告で使用するクリエイティブが用意できたら、実際に出稿するためにFacebookのビジネスマネージャで「作成」のボタンをクリックし、Instagram広告のキャンペーンを作成します。キャンペーンとは、広告によってどのような成果を得たいのかという配信目的のことを意味します。キャンペーンの設定画面では、自社に合った配信目的を選択しましょう。

Instagram広告は、キャンペーンによって料金が変わります。主に「クリック課金(CPC)」「インプレッション課金(CPM)」「動画視聴時間課金(CPV)」「アプリインストール課金(CPI)」の4つの課金方式があります。課金方式の詳細については後述します。

広告の配信設定を行う

Instagram広告の配信設定を行う場合、Facebook広告の配信設定を行う場合と同様の方法で行います。まずは、予算の設定を行います。予算は「1日の予算」または「通常予算」から選択することが可能です。

例えば、「1日の予算」で予算を設定すると、設定した予算に達した時点で、その日の広告は停止されるため、注意する必要があります。また、スケジュールで開始日時や終了日時を設定することができます。なお、終了日時は任意です。

次に、広告を「誰に」配信するのかを設定するために、オーディエンスの設定を行います。「地域」「年齢」「性別」「ターゲット」「言語」といった項目からカスタマイズできるため、自社の商品やサービスの特徴、広告の目的などから効果が期待できるように設定することが大切です。

「誰に」配信するのかが設定できたら、「どこで」配信するのかを設定します。Instagram広告を使用するため、配置では「手動配置」を選択し、プラットフォームでは「Instagram」を選択します。なお、Facebookなど他の媒体で広告を配信することも可能です。

そして、用意してあるクリエイティブを入稿します。なお、Instagramにはメディアにテキストを入力する必要があるなどの様々なルールがあるため、クリエイティブを制作する前に、入稿規定を確認しておくことが重要です。入稿規定の詳細については後述します。

実際にInstagram広告を開始する

広告の配信設定が完了したら「支払設定」を行い、実際にInstagram広告の運用を開始します。なお、予め広告の設定だけをしておき、後日に広告を配信することも可能です。

Instagram広告を開始したら、費用対効果を検証するなど、より効果が出るように改善を続けることが大切です。

Instagram広告の入稿規定

Instagram広告の媒体別入稿規定は以下の通りです。

● 画像広告
● カルーセル広告
● コレクション広告
● 動画広告

参考サイト:Facebook広告ガイド Meta広告マネージャの目的のアップデート 画像

画像広告

フィード

画像のファイルタイプ JPGまたはPNG
アスペクト比 1:1
解像度 1,080 x 1,080ピクセル以上
メインテキスト 125文字以内
見出し 40文字以内
最大ハッシュタグ数 30
最大ファイルサイズ 30MB
最小幅 500ピクセル
最小アスペクト比 400 x 500
最大アスペクト比 191 x 100
アスペクト比の比率許容誤差 1%

ストーリーズ

画像のファイルタイプ JPGまたはPNG
アスペクト比 9:16
解像度 1,080 x 1,080ピクセル以上
メインテキスト 125文字以内
最大ファイルサイズ 30MB
最小幅 500ピクセル
アスペクト比の比率許容誤差 1%

発見タブ/発見ホーム

画像のファイルタイプ JPGまたはPNG
アスペクト比 9:16
解像度 1,080 x 1,080ピクセル以上
メインテキスト 125文字以内
最大ファイルサイズ 30MB
最小幅 500ピクセル
アスペクト比の比率許容誤差 1%

※2023年4月現在

カルーセル広告

フィード

画像のファイルタイプ JPGまたはPNG
動画のファイルタイプ MP4、MOVまたはGIF
アスペクト比 1:1
解像度 1,080 x 1,080ピクセル以上
メインテキスト 125文字以内
最大ハッシュタグ数 30
ランディングページのURL 必須
カルーセルカードの数 2~10
画像の最大ファイルサイズ 30MB
動画の最大ファイルサイズ 4GB
動画の長さ 1秒~2分
アスペクト比の比率許容誤差 1%

ストーリーズ

画像のファイルタイプ JPGまたはPNG
動画のファイルタイプ MP4、MOV、またはGIF
アスペクト比 1:1
解像度 1,080 x 1,920ピクセル以上
メインテキスト 125文字以内
見出し 40文字以内
ランディングページのURL 必須
カルーセルカードの数 2~10
画像の最大ファイルサイズ 30MB
動画の最大ファイルサイズ 4GB
動画の長さ 1秒~15秒
アスペクト比の比率許容誤差 1%

発見タブ

画像のファイルタイプ JPGまたはPNG
動画のファイルタイプ MP4、MOVまたはGIF
アスペクト比 1:1
解像度 1,080 x 1,080ピクセル以上
メインテキスト 125文字以内
見出し 32文字以内
説明 18文字以内
ランディングページのURL 必須
カルーセルカードの数 2~10
画像の最大ファイルサイズ 30MB
動画の最大ファイルサイズ 4GB
動画の長さ 1秒~240分
アスペクト比の比率許容誤差 3%

※2023年4月現在

コレクション広告

フィード/ストーリーズ

画像のファイルタイプ JPGまたはPNG
動画のファイルタイプ MP4、MOVまたはGIF
アスペクト比 1.91:1~1:1
解像度 1,080 x 1,080ピクセル以上
メインテキスト 125文字以内
見出し 40文字以内
ランディングページのURL 必須
インスタントエクスペリエンス 必須
画像の最大ファイルサイズ 30MB
動画の最大ファイルサイズ 4GB
画像・動画の最小幅 500ピクセル
画像・動画の最小高さ 500ピクセル

※2023年4月現在

動画広告

フィード

ファイルタイプ MP4、MOVまたはGIF
アスペクト比 4:5
解像度 1,080 x 1,080ピクセル以上
動画のキャプション 任意(利用を推奨)
動画音声 任意(利用を推奨)
メインテキスト 125文字以内
最大ハッシュタグ数 30
動画の長さ 1秒~60分
最大ファイルサイズ 250MB
最小幅 500ピクセル
アスペクト比の比率許容誤差 1%

ストーリーズ

ファイルタイプ MP4、MOV、またはGIF
アスペクト比 9:16
動画設定 H.264圧縮方式、正方画素、固定フレームレート、プログレッシブスキャン、および128kbps以上のステレオAACオーディオ圧縮
解像度 1,080 x 1,080ピクセル以上
動画のキャプション 任意(利用を推奨)
動画音声 任意(利用を推奨)
メインテキスト 125文字以内
動画の長さ 1秒~60秒
最大ファイルサイズ 250MB
最小幅 500ピクセル
アスペクト比の比率許容誤差 1%

発見タブ

ファイルタイプ MP4、MOV、またはGIF
アスペクト比 4:5
動画設定 H.264圧縮方式、正方画素、固定フレームレート、プログレッシブスキャン、および128kbps以上のステレオAACオーディオ圧縮
解像度 1,080 x 1,080ピクセル以上
動画のキャプション 任意(利用を推奨)
動画音声 任意(利用を推奨)
メインテキスト 125文字以内
動画の長さ 1秒~60分
最大ファイルサイズ 250MB
最小幅 500ピクセル
アスペクト比の比率許容誤差 1%

リール

ファイルタイプ MP4、MOV
アスペクト比 9:16
動画設定 H.264圧縮方式、正方画素、固定フレームレート、プログレッシブスキャン、および128kbps以上のステレオAACオーディオ圧縮
解像度 500 x 888ピクセル以上
動画のキャプション 任意(利用を推奨)
動画音声 任意(利用を推奨)
メインテキスト 72文字以内
動画の長さ 0秒~15分
最大ファイルサイズ 4GB

※2023年4月現在

関連記事:GIFとは?GIF画像の作り方やおすすめツール6選を紹介

Instagram広告の課金方式

Instagram広告における課金方式には以下の4つがあります。

● CPM
● CPC
● CPI
● CPV

CPM

CPMは「Cost Per Mille」の略で、「インプレッション=広告表示回数」が1,000回に達する毎に費用が発生します。別名インプレッション課金とも呼ばれます。

1インプレッションあたり平均0.2円から0.6円程度の費用相場となり、低コストで多くのユーザーにリーチしたい場合に適している課金方式となります。

CPC

CPCは「Cost Per Click」の略で、広告が1回クリックされる毎に費用が発生します。費用相場としては30円から100円程度で、CPMよりトータルコストが高くなりがちです。

ですが、ユーザーにクリックされなければ費用は発生しないため、認知度がそこまで高くない商品やサービスの場合は、費用を抑えながら広告を出稿することができます。

CPI

CPIは「Cost Per Install」の略で、広告経由によってアプリケーションがインストールされた場合に費用が発生します。1インストールあたり100円から200円程度が費用相場となっています。

主にアプリケーションを開発・提供している企業が選択する課金方式です。

CPV

CPVは「Cost Per View」の略で、動画広告が1回再生される毎に費用が発生します。費用相場は1再生あたり5円程度となり、再生された時間によっても金額が変わってきます。

InstagramではCPVのことをThruplay(スループレイ)と呼んでおり、こちらはInstagram独自の課金方式です。費用の発生するタイミングが「15秒以上再生されたとき」「最後まで再生されたとき」と分かれており、費用相場も1再生につき100円から200円前後と通常のCPVに比べ高額です。

ユーザーのアクションに繋げられる質の高い動画広告を制作し、広告費用をしっかり回収できるような戦略を事前に立案しておくことが望ましいと言えます。

Instagram広告をおすすめする人の特徴

Instagram広告にはInstagramならではの特徴があり、向いている人と向いていない人がいます。ここでは、Instagram広告をおすすめする人の特徴について詳しく紹介します。

潜在層を獲得したい

潜在層とは、自社の商品やサービスに対して興味や関心はあるものの、具体的な内容に関する知識が少なく、商品やサービスについて認知していない人たちを指します。

潜在層にリーチしたい場合には、Instagram広告などのSNS広告が向いています。Instagramでは、「いいね」「シェア」「コメント」といった機能があり、拡散性が高いという特徴があります。

そのため、興味・関心のある人が、拡散することで、潜在層にアプローチすることが可能です。また、Instagram広告では細かくターゲティングができるため、自社の商品やサービスのターゲット層が明確であれば、設定を明確に行えば潜在層の獲得が期待できるでしょう。

予算管理を適切に行いたい

Instagram広告は先述したように、予算を細かく設定することができます。また、数百円といった少ない予算から広告を出すことも可能です。さらに、クリック課金やインストール課金など、様々な課金方式があります。

そのため、予算管理を徹底したい人にとっては、Instagram広告が向いているかもしれません。ただし、予算が少なすぎる場合には、競合他社とのオークションで負けてしまい、掲載順位が下がり、広告効果が薄まる可能性もあるため注意が必要です。

自社でクリエイティブを制作できるリソースがある

Instagramでは「インスタ映え」という言葉が流行っているように、クリエイティブによって大きく成果が変わります。そのため、自社でクリエイティブを制作できるリソースが十分にあるのかを確認することが大切です。

自社でクリエイティブを制作するノウハウが十分にない場合には、外部に委託してクリエイティブを制作してもらう方法もあります。

関連記事:マーケティングで有効なSNSは結局どれがいいの?Facebook、Twitter、Instagram?

Instagram広告で成果を出すためのポイント

Instagram広告で成果を出すためには、ターゲティング精度の高さや広告フォーマットの豊富さなどの、Instagram広告ならではの特徴を把握し、広告配信の適切な設定を行うことが大切です。

例えば、自社の商品やサービスを利用するターゲット層を明確にした上で、Instagram広告のオーディエンス設定を行うことで、アプローチしたい層に適切に宣伝することができます。

また、自社のニーズに合った広告フォーマットを利用して、クリエイティブを制作することも重要です。そして、Instagram広告の配信を開始したら、見直しを行うことが大切です。例えば、費用対効果を検証したり、設定を変更してみたりするのがおすすめと言えます。

すぐに結果が得られなくても、試行錯誤を重ねることで徐々に成果が出てくるかもしれません。また、Instagramの運用を行った経験は、自社のノウハウとして蓄積することができます。

関連記事:SNSマーケティングとは?成功事例や始め方のポイントを解説

Instagram広告の成功事例

以下はInstagram広告を利用し、成果を上げることに成功した企業です。

● 株式会社ツヴァイ
● PROSE
● パナソニック

株式会社ツヴァイ

株式会社ツヴァイは、ストーリーズのカルーセル広告を活用して資料請求を促しました。

広告にストーリー性を持たせることでユーザーの興味を引き、資料請求サイトへのトラフィック増加を達成しました。結果、クリック率は63%も向上し、クリック単価は41%も抑制させることができました。

参考:株式会社ツヴァイ Instagram成功事例より

PROSE

顧客の注文を受注してから商品を生産するヘアケア商品の直販ブランド「PROSE」は、リール広告を活用して成果を上げました。

このショート動画では二人の女性が登場し、商品や注文プロセスなどについてコミカルに説明していきます。そして、動画の終わりには購入ボタンを表示させ、購入サイトへと誘導します。

このリール広告によって「顧客のリーチが52%増加」「インプレッション数が20%増加」などの効果が得られています。

参考:PROSE Instagram成功事例より

パナソニック

パナソニックは「オーブントースター ビストロ」のローンチにあたり、Instagram用に動画広告を制作して出稿しました。

消費者目線からオーブントースターがどのように語られているかを理解し、共感を得られるような動画広告になるように心がけました。結果、旧モデルに比べ売上が2倍となり、消費者における商品の認知度を深めることに成功しました。

参考:パナソニック株式会社 Instagram成功事例より

まとめ

Instagram広告では、Instagramを利用している10代・20代の若者ユーザーや女性ユーザーに、自社の商品やサービスなどを宣伝することができます。Instagram広告を出すには、InstagramアカウントとFacebookページを連携させる必要があるため、予めFacebookページを作成しなければなりません。

Instagram広告には、予算設定やオーディエンス設定など、細かくターゲティングできるという特徴があります。また、広告フォーマットが多いため、自社のニーズに合わせてクリエイティブを制作することが可能です。

そして、Instagram広告で成果を出すためには特徴をきちんと把握し、効果を検証した上で設定を変更してみたり、クリエイティブを制作し直したりすることが大切です。

関連記事:Instagram(インスタグラム)をWebのブラウザで見る方法を解説!ログインアプリで見るときとの差は?

監修者

古宮 大志

古宮 大志

ProFuture株式会社 取締役 マーケティングソリューション部 部長
大手インターネット関連サービス/大手鉄鋼メーカーの営業・マーケティング職を経て、ProFuture株式会社にジョイン。これまでの経験で蓄積したノウハウを活かし、クライアントのオウンドメディアの構築・運用支援やマーケティング戦略、新規事業の立案や戦略を担当。Webマーケティングはもちろん、SEOやデジタル技術の知見など、あらゆる分野に精通し、日々情報のアップデートに邁進している。

執筆者

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『MarkeTRUNK』編集部

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