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2026年7月の検索順位変動まとめ【JADE代表 伊東氏の最新SEOレポート】

2026.8.27
読了まで約 4

こんにちは、JADE伊東です。
毎月恒例の「月間検索順位変動まとめ」です。

2026年7月は、AI Overviewsの表出ドメインまわりでいくつか気になる動きがありました。ほか、個別トピックも二つご用意しています。
では、スタート!

グラフの見方:
横軸は日付を示しています。縦軸は変動率(Fluctuation Score:前週に対しての計測クエリ全体の順位変化率)、またはビジビリティスコア(Visibility Score:順位に対してスコア付けをして、サイト単位での検索エンジンにおける”見つけられやすさ”を点数化したもの)を示しています。

前月の記事:2026年6 月の検索順位変動まとめ【JADE代表 伊東氏の最新SEOレポート】

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全体傾向

注)グラフ左:スマホ版Google検索、グラフ右:PC版Google検索

画像:7月の検索順位変動率(左:Google スマホ版、右:Google PC版)

先月は数値検証のため、お休みさせていただいた全体傾向グラフですが、今月は掲載いたします。
直近は、グラフの上限が少なく、変動率は低めのトレンドですね。

業界別傾向

注)グラフ左:スマホ版Google検索、グラフ右:PC版Google検索

画像:カテゴリ別で見た順位変動率(左:Google スマホ版、右:Google PC版)

旅行、グルメ、金融、医療・健康などカテゴリ別の変動状況についてもグラフの波形は全体傾向とほぼ同じを辿っています。青色のアダルトカテゴリがやや突出した挙動になっております。

ソーシャルプラットフォーム動向

注)グラフ左:スマホ版Google検索、グラフ右:PC版Google検索

画像:ソーシャル動向(左:Google スマホ版、右:Google PC版)

YouTube、Instagram、X、TikTok、Pinterest、noteなど、Google検索上でどのプラットフォームが接点を増やしているかを見ていきます。

YouTubeの突出、Instagramの追随というここ最近の傾向からは大きく変わっておりません。

AIO:表出人気ドメイン

画像:AIO分析(表出host動向)

YouTube、Wikipedia、ニュースサイト、EC、医療・専門サイト、UGC、AI関連サービスなど、どのタイプの情報源がAIOに現れやすいのかを観測ベースで見ていきます。

圧倒的な露出シェアを誇っていたYouTubeですが、直近でその突出が調整されてきているようです。新顔としては、あるECモールのサイト内検索結果ページの露出が少し目立ってきていますね。

直近のAIO露出傾向については、以下の検索動向分析動画でも解説しておりますので、よろしければぜひご覧ください。

▼自然検索とAIOで評価が割れた? 2026年5月 GoogleコアアップデートをJADE独自データで読み解く

ユニバーサル検索動向

画像:ユニバーサル検索動向

画像、動画、ニュース、ローカル、ショッピングなどの挿入状況を確認します。 新しいレポートUIです!

今月の #木曜日のネタ帳

毎週木曜日、新鮮なSEOネタが入荷した場合にお届けしているX上のコーナー「#木曜日のネタ帳」ですが、今月はこんなネタをご紹介しておりました。
スレッド形式で詳細をお伝えしています。お時間あるときにどうぞ!

7月は、会員限定コンテンツの認証実装、wwwあり/なしのURL正規化、寄生サイトの可視性低下、AIOに採用されるhostの変化といった、実務上の示唆が強い話題を取り上げています。

会員限定サイトへの移行と、CSSぼかしだけでは守れない話

会員限定サイトへ移行したページで、見た目上は本文がぼかされていても、サーバーからは本文全文が返っているケースを取り上げました。
noindexCSS上の非表示だけではなく、未ログイン時に本文そのものを返さないサーバー側の認証実装が重要、という話です。

wwwあり/なしのURL正規化をあらためて見る話

wwwあり/なしのURLが統一されていない場合に、検索結果上で片方が急落し、もう片方が急伸するような入れ替わりが観測されることがあります。
発生率としては1%未満のまれな現象ですが、5月下旬以降に水準が一段上がっており、リダイレクトやcanonicalなどの正規化設定を見直すきっかけになるネタです。

AIOで採用されるhostの内訳が変わってきた話

AI Overviewsの表示回数が増えるなかで、採用されるhostの内訳にも変化が見られました。ECサイト、電子書籍、航空券比較、Google Product / Flightsなど、購買や予約に近い一次情報・公式情報の露出が増え、辞書・ブログ・SNS・FAQ・比較サイトなどの二次情報系ドメインは相対的に下がっている点が興味深いところです。

トピック1:データで見る「寄生サイト」のこの1年

2024年7月以降に新たに検出された寄生サイト群、いわゆるサイトの評判の不正使用/パラサイトSEO系のサイト群について、SERPデータで1年間のビジビリティの推移を改めてまとめてみました。

画像:寄生サイト

寄生サイト群全体のビジビリティはグラフからも明らかなように明確な右肩下がり傾向です。ピークだった2025年7月頃と比べると、直近の2026年7月時点ではおよそ35%のビジビリティ下落となっています。

群全体で見るとなだらかな下降に見える一方で、個別サイト単位では、ある時点で大幅に急落するケースが実は多いという点は興味深い事実です。全体の線だけを見るとゆっくり減っているように見えるのですが、実際には個別サイトの急落が時期をずらして積み重なっており、群全体ではなだらかな右肩下がりに見えている、という構造になっています。

グラフの全体傾向からは「まだビジビリティが維持されているサイトもある」という解釈も可能ですが、個別のサイト(それは自身のサイトかも)レベルでは、群全体とはまったく違う動き方をする可能性があるということです。

同じドメイン内でディレクトリを変えても、ドメインを変えても、いずれGoogleに捕捉されていく可能性は高いでしょう。オンラインでの長期の成功を目指す観点からは、寄生サイト系の施策はあまりに割が合いません。

Googleの対応も進化の一途を辿っています。本質論で行きましょう。

トピック2:某海外航空会社の地域・言語ディレクトリ変更

某海外航空会社サイトの地域・言語ディレクトリ変更に伴うビジビリティ減少疑いです。「/en-us/」のようなURLから、「/en/us/」のように言語と地域を別階層に分けるURLへ変更したタイミングで、ビジビリティが大幅に減少しているように見えます。

画像:某海外航空会社の地域・言語ディレクトリ変更

弊社内で最初に本件がレポートされてから数週間経過しておりましたので、私のほうで改めて簡易調査をしてみたのですが、どうも旧URL(ハイフン型)から、新URL(言語と地域でディレクトリカット)への301リダイレクトの移行がまだ完了していないように見えました。

外形的な分析でひとつ気になるのは、JavaScriptオフ状態でのアクセスの場合、ページを完全に表示しない(If you're seeing this message, that means JavaScript has been disabled on your browser, please enable JS to make this app work.という表示が出ます)状態になっている点です。仮にGooglebot側のレンダリングや再評価に時間がかかっているとしたら……?

国際線の多い同社ですので、ちょっと怖い感じがいたします。まずは、再インデックスの促進が必要かもしれません。

今週はここまで。
次回もとにかく精魂込めて書き続けます。

JADE X:https://x.com/_jade_kk

データ作成:株式会社JADE Senior Consultant 篠原誠
文責:株式会社JADE 代表取締役 伊東周晃

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執筆者

伊東 周晃

伊東 周晃(いとう のりあき)

株式会社JADE Managing Director / 代表取締役社長、COO / 最高執行責任者

1975年奈良県生まれ。2000年に株式会社NKB入社。2004年より東京メトロと共同運営する地域情報サイトの立ち上げ、運営に参加。
2007年10月株式会社ぐるなび入社。「ぐるなび」を中心にSEO及びソーシャルメディア施策、ウェブ解析、コンテンツマーケティング、広告、広報領域の執行役員をつとめた。

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データ作成者

篠原 誠

篠原 誠(しのはら まこと)

株式会社JADE Senior Consultant

飲食店で店長まで勤めたのち、SEOの支援会社に入社。サイトの分析や顧客への技術的な説明をするなど活動。同時に「バカに毛が生えたブログ」を開始。2015年、SEOコンサルタントとして独立。a2iやWeb担などで多数登壇。2021年11月にJADEへ入社。

X(Twitter)/バカに毛が生えたブログ

編集者

マーケトランク編集部(マーケトランクへんしゅうぶ)

マーケターが知りたい情報や、今、読むべき記事を発信。Webマーケティングの基礎知識から、知っておきたいトレンドニュース、実践に役立つSEO最新事例など詳しく紹介します。 さらに人事・採用分野で注目を集める「採用マーケティング」に関する情報もお届けします。 独自の視点で、読んだ後から使えるマーケティング全般の情報を発信します。

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