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インターネットにリンク(ハイパーリンク)がもたらした効果とは

2020.7.14
読了まで約 3

普段、何気なくクリックしているwebサイトのリンクも、開発された当初は画期的なものでした。 そのリンク、つまりハイパーリンクはインターネットに対し、多様な効果をもたらしました。 今回は、ハイパーリンクが誕生した経緯やハイパーリンクがインターネットにもたらした効果を解説します。

 

ハイパーリンクとは

webサイトを閲覧しているとき、何らかの文字や画像に貼られているリンクをクリックすれば、すぐに別のページや他のwebサイトのページに移ることができます。 このリンクは、正式にはハイパーリンクと呼びます。

ハイパーリンクは、World Wide Web(ワールドワイドウェブ)というハイパーテキストシステムの仕組みの一つです。 ハイパーテキストとは、webページの記述に使われる、HTMLやXHTMLなどの記述言語のことで、このハイパーテキストの文書中に別の文書のURLへの参照を埋め込むことをハイパーリンクと呼びます。

閲覧者は表示している文書中でハイパーリンクが付された箇所をクリックやタップなどをすることでハイパーリンク先の文書などを表示させることができます。 ハイパーリンクが生まれたことにより、インターネット上に散在する文書同士を相互に参照可能になりました。

 

インターネットにハイパーリンクが誕生した経緯

ハイパーリンクは、1989年、欧州原子核研究機構(CERN)に所属していたTim Berners-Lee(ティム・バーナーズ・リー)氏によって提案されました。 彼は、ワールドワイドウェブを世に生み出した人です。

ティム氏は、素粒子の研究に関連するドキュメントやデータを、移動の多かった研究者たちと共有するためにハイパーテキストを提案し、1990年にはハイパーテキストシステムを開発し、現在のワールドワイドウェブである「WorldWideWeb: Proposal for a HyperText Project」を提案しました。

しかし、ハイパーリンクのアイデアは彼によって初めて生み出されたわけではなく、そのアイデアの源泉は1945年にまでさかのぼるといわれています。 それは米国のVannevar Bush(バネバー・ブッシュ)氏による「memex(メメックス)」というシステムでした。 これはマイクロフィルムリーダー・ライターで、フィルムに記録された情報は人の思考のように相互にリンクさせることができるものでした。

そして1960年代には、Douglas Engelbart(ダグラス・エンゲルバート)氏率いる研究チームによって、マルチユーザー連携システムの「NLS (oN-Line System)」が開発され、世界で初めて、ハイパーテキストリンクやマウス、ディスプレイなどが実用化されました。 その後、1965年にTed Nelson(テッド・ネルソン)氏によって「ハイパーテキスト」が提唱され、その発展型として1967年に「ザナドゥ」が提唱されたことで、ハイパーリンクの概念がさらに実現に近づきました。

そして1987年には、Apple(アップル)社が「HyperCard(ハイパーカード)」を開発しました。 これはカード型のデータベースシステムで、ハイパーテキストを実装した世界初の商用ソフトウェアといわれます。

これらがティム氏のワールドワイドウェブ、およびハイパーリンクのアイデアに影響を与えたとされています。

 

ハイパーリンクがもたらした効果

ハイパーリンクが生み出された結果、私たちの情報閲覧、収集、検索活動において、さまざまな効果がもたらされました。 主な効果を見ていきましょう。

関連情報へすぐにアクセス可能に ハイパーリンクにより、印刷された書籍や文書とは異なり、関連文書や画像などの情報に、連想的にすぐさまアクセスできるようになりました。 従来は他の情報に辿りつくために数日、数週間かかっていたところ、ハイパーリンクによって瞬時に知りたい情報にたどり着けるのは非常に有用です。

長いURLを入力しなくて済む 文書にアクセスするたびに長いURLを入力するのは時間と手間を要しますが、ハイパーリンクなら、任意の文字列をURLと関連付けることができるため、わざわざURLを入力することなく、すぐに別の情報へアクセスできます。

情報整理と共有が容易になった ハイパーリンクは、情報提供側にとっても便利になりました。 自身が持つ情報を好きなように分類して整理し、連想的に情報構築することができます。 例えば企業であれば、企業が持つあらゆる情報をうまく関連付けて情報を網羅し、ホームページ上でユーザーに整理された状態で、まとめて情報提供できるようになりました。 こうして整理した情報を簡単に共有することが可能になったこともよき効果といえます。

 

まとめ

◆ハイパーリンクは、World Wide Web(ワールドワイドウェブ)というハイパーテキストシステムの仕組みの一つで、文書中に別の文書のURLへの参照を埋め込むことである。

◆ハイパーリンクは、1989年にTim Berners-Lee(ティム・バーナーズ・リー)氏によって提案された。その発想は源泉は1945年までさかのぼる。

◆ハイパーリンクがインターネットにもたらした効果には、関連情報へすぐにアクセス可能になったことや、長いURLを入力しなくて済むこと、情報整理と共有が容易になったことなどがある。

 

監修者

古宮 大志

古宮 大志

ProFuture株式会社 取締役 マーケティングソリューション部 部長
大手インターネット関連サービス/大手鉄鋼メーカーの営業・マーケティング職を経て、ProFuture株式会社にジョイン。これまでの経験で蓄積したノウハウを活かし、クライアントのオウンドメディアの構築・運用支援やマーケティング戦略、新規事業の立案や戦略を担当。Webマーケティングはもちろん、SEOやデジタル技術の知見など、あらゆる分野に精通し、日々情報のアップデートに邁進している。

執筆者

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