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口コミで広がるバイラルマーケティング!そのメリットや実施のポイントとは?

2021.1.6
読了まで約 3

近年、インターネットやSNSなどが発達したことにより、口コミや評判は瞬く間に世の中に伝わるようになりました。そして商品やサービスを使った顧客が、自らその良さを拡散してくれるならこれほどよい宣伝はありません。この拡散力を利用したマーケティングがバイラルマーケティングです。

今回はバイラルマーケティングの概要からそのメリット、実施のポイントを説明していきます。

バイラルマーケティングとは?

バイラルマーケティング(Viral Marketing)の語源は、ウィルス(virus)です。情報拡散の様子が、まるでウィルスの感染が拡大していくように見えるので「ウィルス性の」という意味のバイラル(viral)が使われるようになりました。

バイラルマーケティングとは、インターネットの情報拡散力を使って不特定多数の顧客やユーザーに情報を広めていくマーケティング手法を指します。実際にはブログやSNS(TwitterやInstagram)、口コミサイトなどに、企業側が「バイラルコンテンツ」(バイラルCMという場合もある)と呼ばれる情報を投稿して行います。

●ステマ、バズマ、インフルエンサーマーケティングとは違う?
耳にすることも多いステルスマーケティング(ステマ)とは、それが企業の宣伝であると顧客に悟られないように広告を行うことを指します。このマーケティング手法は、顧客を欺くような側面があることからモラルに反すると非難されることもあり、バイラルマーケティングとは本質的に異なります。

またバズマーケティング(バズマ)やインフルエンサーマーケティングは、インフルエンサーなどを使って人為的に口コミを発生させ、商品やサービスの特徴を拡散していくマーケティング手法です。バイラルマーケティングと似ている部分もありますが、バズマーケティングが、その対象の話題を増やすこと(バズらせる)ことを目的としているのに対して、バイラルマーケティングはその対象のよい部分を企業自ら発信して拡散させる仕組みを作ることが目的となります。

バイラルマーケティングとは、「よい情報」や「得した情報」を自分の周りの人間や親しい人に知らせたい、伝えたい、おしえてあげたい、という人間の心理を利用したマーケティング手法で、「顧客が思わず人に薦めたくなるような工夫をする」マーケティングと理解すればよいでしょう。

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バイラルマーケティングのメリットとデメリット

バイラルマーケティングのメリットは、なんといっても少ないコストで自社の商品やサービスの情報を拡散できることに尽きます。テレビや雑誌への広告宣伝は莫大なコストがかかりますが、商品やサービスのターゲット(たとえばテレビをあまり見ない若年層)によっては既存のマスメディアを使った広告宣伝が効果的でない場合があります。

このような場合には、インターネットを主軸として情報を拡散するバイラルマーケティングが有利です。

デメリットは、自社の商品やサービスに顧客にとっての魅力がない場合、情報が拡散されないということです。ここで無理矢理人為的に魅力を作り上げてしまうと、ステルスマーケティングになってしまいかねません。さらに、情報を広げるために紹介者へインセンティブを与える方法もありますが、かえって逆効果になることも。インセンティブが欲しいために、商品をよく知らないまま、まったくの他人にも薦めてしまう場合も考えられます。ステマと混同されてしまい、イメージもよくありません。

バイラルマーケティングを行う場合には、商品やサービスそのものの魅力に自信があるものでなくてはなりません。

バイラルマーケティング実施のポイント

菓子食品の製造・販売を行う株式会社ロッテは、若年層の「ガム離れ」が進んでいる状況を改善するため、噛むとはじけるフレーバーチップを入れたガム「Fit’s」でバイラルマーケティングを実施しました。

商品のプロモーションでは敢えてテレビCMを少なくし、YouTubeやTwitterを中心に情報を発信。その内容も、販売したい商品であるガム「Fit’s」をあまり前面に出さず、若年層に人気のある「ダンス」に重点を置きました。

YouTubeでは人気のある俳優やアイドルがダンスを踊り、一般の高校生などが「自分も踊ってみた」動画を投稿できるように工夫しました。また、YouTubeとコラボしたダンスコンテストなども開催し、若年層のファンを着実に獲得しました。結果として動画の再生回数は1ヵ月で1,000万回を超える大ヒットになり、「Fit’s」の認知度を向上させることにも成功しました。

バイラルマーケティングを実施するうえで重要なのは、マーケティングの内容を決して宣伝っぽくしないことです。かといってステルスマーケティングのように、顧客に隠し事をするマーケティングは厳禁です。

あくまで、それが自然に広まっていくような「仕組み」をインターネットやSNSを使って作ることが重要なのです。

まとめ

◆バイラルマーケティングという名前は、ウィルスの感染が広がるように情報が伝わっていくところから名付けられた。

◆耳にすることも多いステマやバズマとは、本質的に違うマーケティング手法。企業の宣伝であると顧客に悟られないように広告を行うステマやその対象の話題を増やすこと(バズらせる)ことを目的としているバズマに対して、バイラルマーケティングは企業からその対象のよい部分を拡散させる仕組みを企業自ら発信して作ることが目的。

◆バイラルマーケティングを行う場合には、商品やサービスに人に伝えたいと思わせるような魅力に自信があるものでなくてはならない。

◆バイラルマーケティングとは、「顧客が思わず人に薦めたくなるような工夫をする」マーケティング手法。実施するときは宣伝っぽくせず、商品やサービスの情報が自然に広まっていくような「仕組み」を、インターネットやSNSを使って作ることが重要。

監修者

古宮 大志

古宮 大志

ProFuture株式会社 取締役 マーケティングソリューション部 部長
大手インターネット関連サービス/大手鉄鋼メーカーの営業・マーケティング職を経て、ProFuture株式会社にジョイン。これまでの経験で蓄積したノウハウを活かし、クライアントのオウンドメディアの構築・運用支援やマーケティング戦略、新規事業の立案や戦略を担当。Webマーケティングはもちろん、SEOやデジタル技術の知見など、あらゆる分野に精通し、日々情報のアップデートに邁進している。

執筆者

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