こんにちは、JADE伊東です。
今回も、毎月恒例の検索順位変動まとめです。弊社の検索結果ガン見チーム(SERPプロジェクトチーム)の丁寧な仕事に感謝!
では、今月もしっかり振り返りをしていきましょう。
ひとりごと:目下、スパムアップデートがロールアウト進行中です!…と思ったら完了していましたね。
▼June 2026 spam update
https://status.search.google.com/incidents/YUX1peHev5a4fkxLDiUQ
(余談:Googleなのに、canonicalはいってない)
では、スタート!
グラフの見方:
横軸は日付を示しています。縦軸は変動率(Fluctuation Score:前週に対しての計測クエリ全体の順位変化率)、またはビジビリティスコア(Visibility Score:順位に対してスコア付けをして、サイト単位での検索エンジンにおける”見つけられやすさ”を点数化したもの)を示しています。
前月の記事:2026年5 月の検索順位変動まとめ【JADE代表 伊東氏の最新SEOレポート】
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目次
全体傾向
弊社取得データの集計を現在集計中のため、本記事では全体傾向と業界別トレンドはお休みさせていただきます。次号までお待ちください。
ソーシャルプラットフォーム動向
コンテンツマーケティングにおけるチャネル多様化の観点から、有望なチャネル、プラットフォームのGoogle検索での露出状況をご報告しております。
三強(YouTube, Instagram, X)の動きに変化なし、です。
<左:Googleスマホ版、右:同PC版>
AIO:表出人気ドメイン
AIO関連は、強調スニペットとの比較を終了し、AIO枠で表出している人気ドメインをご紹介します。こちらは、「どういうジャンル(クエリ)でAIO表示が多いか」「コンテンツマーケティングのチャネル選定で検索へのリーチも期待できるものは何か」の参考になるものです。
YouTube、Wikipedia、Amazonの三強が目立つという動きには変化ありませんが、直近ではYouTubeがダウントレンドとなっています。調整の範囲でしょうか。
ユニバーサル検索動向
画像検索モジュールの上下変動が目立ちます。過去においても上下しがちなモジュールでしたが、Google検索自体が画像検索モジュールに限らずビジュアル要素が増えてきていますので、全体バランスのなかで扱いが変わってきているかもしれませんね。SERPsの未来を少し考える材料にはなるかもしれません。
<左:Googleスマホ版、右:同PC版>
今月の #木曜日のネタ帳
毎週木曜日、新鮮なSEOネタが入荷した場合にお届けしているX上のコーナー「#木曜日のネタ帳」ですが、今月はこんなネタをご紹介しておりました。
スレッド形式や記事形式で詳細をお伝えしています。お時間あるときにどうぞ!6月は「AI生成コンテンツの検索結果からの消失」というお話をご紹介しています。
【「AIだから消えた」ではなく、あるAI生成コンテンツが検索結果から消失した話】#木曜日のネタ帳 です。
— 株式会社JADE (@_jade_kk) June 4, 2026
あるニュースサイトが2025年8月から配信している「ユーザーのコメントを生成AIで編集した記事」が、JADEの観測上、検索結果に表出しなくなりました。
■ 何が起きたか… pic.twitter.com/LHX9XGOyUj
トピック:複数回ドメイン移転を繰り返す医薬系サイトの動向
ドメイン移転を複数回繰り返しながらサイト運営を維持委している海外医薬品やサプリを販売している某サイトが直近でも移転を敢行し、短期的にビジビリティが伸びている事例のご紹介です。
上記グラフは5年程度のレンジで同サイトのドメイン移転の推移(トラフィック推計:Ahrefsより)を追ったものです(ドメイン1→4の順)。5年で4回のドメイン移転ですから、各中古ドメインの賞味期限はおおむね1年強といったところでしょうか。
過去のどのケースもドメイン移転直後すぐにはビジビリティが上昇せず、しばらくしてから伸びが発生するケースが多いようです。一定のニーズは常にある商材を扱っているので、ユーザーのエンゲージメントのシグナルがたまって評価に転嫁され、でもYMYL(編注:金融や健康など、人の幸福や財産に深刻な影響を与えうるトピック・情報。厳格な品質が求められる領域)の閾値を満たさず、その後下降を繰り返すといった流れでしょうか。
今回は過去に比べると初期のトラフィック上昇は大きめなので少し目を引きますが、同時に移転を繰り返すごとにそれを維持できる期間が短くなっていっているというデータにも注目です。グラフからのざっくり推測ですがドメイン2はドメイン1の半分の期間、ドメイン3はドメイン2の半分の期間…と維持期間が短縮して言っています。今回はどうでしょう?引き続き観察していきたいと思います。
トピック2:シングルサインオン認証導入後に自然検索流入下落
某旅行サイトで検出された事例です。外形的な状況からの推察になりますが、同サイトでシングルサインオン認証(編注:一度の認証で複数サービスへのログインが可能になる仕組み。SSO)を導入した時期を境に、認証のかかっているディレクトリ全体で検索流入が減少する状態が見られました。
会員情報が必要な場合や、パーソナライズされた体験を提供するために特定のコンテンツを表示する際、ログインを要求することがあります。
ただ、その範囲を検索流入にも影響するページ群にまで広げると、ログインができないGooglebot(編注:Googleのクローラー)をはじくことになります。さらにコンバージョンに近い検討段階のユーザーがアクセスするページにそれを設定すると、ビジネス上の影響も甚大なものとなるはずです。かといって、Googlebotには認証を通さないという設計にすると、クローキング(編注:ユーザーと検索エンジンに対し異なるコンテンツを表示すること)にもなります。SEOを意識することで、必要最低限の認証対象ページの範囲が適切に設計できることになります。
▼参考:Google 検索の技術要件
https://developers.google.com/search/docs/essentials/technical?hl=ja
Google は、一般公開されているウェブページのうち、Google のクローラ(Googlebot)がクロールできるページのみをインデックスに登録します。ページが非公開にされている場合(アクセスにログインが必要など)、Googlebot はクロールしません。
ちなみに、Googlebotがリニューアルを行ったページを正しくクロール・インデックスできているかはサーチコンソールのURL検査によって調べることができますが、弊社のAmethyst(アメジスト)のインデックスワーカー(Index Worker)を用いると、こういったモニタリングが自動化できます(ちょっとPR)。
▼インデックスワーカー(Amethystの機能紹介)
https://amethy.st/ja/features/index-worker/
▼インデックスワーカーは特許も取得しています
https://blog.ja.dev/entry/news/2025/09/17/amethyst-index-worker-patent
今週はここまで。
次回もとにかく精魂込めて書き続けます。
JADE X:https://x.com/_jade_kk
データ作成:株式会社JADE Senior Consultant 篠原誠
文責:株式会社JADE 代表取締役 伊東周晃
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