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クエリ(query)とはなにか?SEO、IT用語として使われている様々な意味を解説

2023.9.11
読了まで約 7

クエリ(クエリー)という言葉を聞いたことはあるでしょうか。IT業界で働いていない方、Web制作に携わっていない方には聞きなじみがない用語かもしれません。

本記事では、SEO、IT用語としても頻繁に使用されるクエリについて解説していきます。クエリには様々な種類のものがあるため、それぞれの意味をひとつひとつ細かく見ていきましょう。

誤解されがちなクエリとデータベース言語の一つである「SQL」との違いについても解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。

クエリ(クエリー)とは

クエリ(クエリー)とは、「質問」や「問い合わせ」を意味し、英語では「query」と表記します。IT用語としてのクエリは、データベース管理システム(DBMS)に対してデータの検索などの処理を行うように求める命令文のことを意味します。

クエリには複数の種類のクエリが存在し、対象となるデータベースの違いによって種類が変わってきます。これだけでは分かりにくいかもしれませんので、さらに細分化したクエリの解説をします。

関連記事:
SEOとは?SEO対策の基礎知識と具体的な方法を詳しく解説
Google BigQueryとは?特徴を分かりやすく解説!

検索クエリとは

検索クエリとは、データを検索したい時に記述されるクエリのことを意味し、内容としてはどのような検索をしたいかという検索条件を記述します。

皆さんもGoogleやYahoo!などで検索する時に、何気なくキーワードを入力していることは多いかもしれませんが、その入力されたキーワードも検索クエリと呼ばれます。ユーザーは、キーワードを入力して、データベース質問をしていることになります。以下で詳しく解説します。

関連記事:アルゴリズムの意味とは?検索アルゴリズムの基礎から順位決定の要素まで詳しく解説

● 検索クエリと検索キーワードとの違い
● 検索クエリの種類1:インフォメーショナルクエリ
● 検索クエリの種類2:ナビゲーショナルクエリ
● 検索クエリの種類3:トランザクションクエリ

検索クエリと検索キーワードとの違い

検索クエリと検索キーワードは区別が付けづらく「検索クエリ=検索キーワード」と認識している人もいます。しかしながらWeb広告の運用において、検索クエリと検索キーワードは明確に区別されています。以下で検索クエリと検索キーワードの違いについて解説します。

検索クエリとは

検索クエリとはユーザーが検索窓に実際に入力して検索しようとする語句及び文章のことです。いわゆるユーザーの疑問や悩み、知りたいことともいえます。語句だけでなく文章までも含まれるのがポイントです。

検索キーワードとは

一方、検索キーワードは「ユーザーをターゲティングするための語句もしくは単語」となります。明らかな違いとして、検索クエリは文章も含まれる場合がある一方で、検索キーワードに原則文章は含まれません。

そのため表記ゆれや誤字脱字なども考慮されません。また「ユーザーをターゲティングするために使用する」という前提もあります。

検索クエリの種類1:インフォメーショナルクエリ

インフォメ―ショナルクエリは情報型に分類され、ユーザーが情報を求めている場合に入力される検索クエリです。

情報の取得のみが目的のためアクションを起こすことが少なくCV(コンバーション)にはつながらない可能性が高いと言えます。

3つに分類される検索クエリの中でも、もっとも多く割合を占めています。例えば「筋トレにはどんな方法があるか」「ギター コード集」「リア充とは?」といった検索クエリが挙げられます。

検索クエリの種類2:ナビゲーショナルクエリ

ナビゲーショナルクエリは案内型に分類され、特定のWebサイトへアクセスしたいユーザーが入力する検索クエリです。

特定のWebサイトは誰もが知っているわけではないので、3つに分類される検索クエリの中でも、もっとも少ないタイプになります。

例えば「ProFuture株式会社」「MarkeTRUNK」「Google」などの単ワードが多く、ユーザーはアクセス先を明確にイメージしている場合が多いのが特徴です。

検索クエリの種類3:トランザクションクエリ

トランザクションクエリは取引型に分類され、商品の購入や資料請求、問い合わせなど、何らかのアクションを起こす手前のフェーズにいるユーザーが入力する検索クエリです。「商品名やサービス名」+「アクション」の型となる場合が多く、CVに繋がりやすい特徴があります。

例えば、「水 通販」「クラウドサーバー お試し」「東京でうまいラーメン屋は?」など行動意欲の高さが伺え、また非常に多くの語句や単語の組み合わせが確認できる特徴があります。

参考:Yahoo 検索クエリとは?
(https://ads-promo.yahoo.co.jp/service/start-articles/basic/what-query/)

クエリパラメータとは

クエリとは検索条件、パラメータは変数のことを指します。つまりクエリパラメータとは「検索条件に応じて変化する表示内容」となります。以下で詳細を解説します。

● クエリパラメータとは
● クエリパラメータの記号の意味
● 2種類のクエリパラメータ

クエリパラメータとは

クエリパラメータとはURLの最後に付帯される文字列のことで、Webサーバーにさまざまな情報を伝える役割を担っています。

例えば、当WebサイトのURL
https://www.profuture.co.jp/mk/download/37421?from=popup

であれば、「?」以降の「?from=popup」の部分がクエリパラメータとなります。

「?」によって「これ以降からクエリパラメータです」と宣言され、「from」という名前のパラメータ(変数)の値として「popup」を指定しています。クエリパラメータは上述のように、以下が基本構造となっています。

● 「?」+「パラメータ名(変数名)」=「パラメータ(変数)の値」

ちなみにパラメータが複数ある場合には、「&」という記号を使ってパラメータ同士をつないでいきます。このクエリパラメータは「URLパラメータ」「クエリ文字列」「クエリストリング」などとも呼ばれます。

クエリパラメータの記号の意味

クエリパラメータに使用される記号の意味は以下のようになります。

?(クエスチョンマーク) クエリパラメータを付与します
=(イコール) 名前と値を付与します
&(アンパサンド) 複数のクエリパラメータ付与します
#(ハッシュ) ページ内リンクを挿入します

2種類のクエリパラメータ

クエリパラメータには2種類あり、それぞれ使用する目的が異なります。

● パッシブパラメータ
● アクティブパラメータ

パッシブパラメータ

パッシブパラメータはダミーパラメータとも呼ばれ、パラメータが付与されても表示されるページに変化はありません。

パッシブパラメータは主にアクセス解析に利用されるパラメータで、その役割は情報収集です。固有のパラメータを付与することで、ユーザーの流入元特定やデータ解析などを行えるようになります。

例えばWebページ内において、遷移先が同じである複数のリンクに対し、それぞれ固有のパッシブパラメータを付与しておくことで、どのリンク元からユーザーが遷移してきたのかを判別できます。

アクティブパラメータ

一方、アクティブパラメータはパラメータを付与することで表示内容が変わります。アクティブパラメータは主に検索などの動的ページにおいて利用されます。

例えばECサイトなどにおいて、各商品ページのURL末尾にそのページの商品に紐づけされたパラメータを付与しておくことにより、ユーザーが並べ替えを行ったりフィルタリングをしたりすることができるようになります。いわゆる絞り込み検索機能などを構築したい時に有効なパラメータです。

クエリ関数(QUERY関数)とは

● クエリ関数(QUERY関数)とは
● クエリ関数(QUERY関数)の種類

クエリ関数(QUERY関数)とは

クエリ関数(QUERY関数)は、例えばエクセルデータやGoogleスプレッドシートなどで選択した範囲のデータ内容を別のシートに出力できる関数です。

通常、別のシートに出力するだけであれば、コピーアンドペーストなどで同じような対応はできますが、その場合コピー元のデータが変わったらコピー先のデータも手作業で修正する必要があります。

こういったときにクエリ関数を使用して別シートにデータを出力しておくことで、コピー元のデータを書き換えた場合でもコピー先のデータは自動的に更新されます。複数人において、複数のシートを使用して同じデータを共有している場合などに有効な機能です。

クエリ関数(QUERY関数)の種類

基本的なクエリ関数(QUERY関数)の種類には以下のものがあります。

select 選択範囲の列を指定した順序で抽出します
where 選択範囲から抽出したい情報のみ抽出します
group by 指定した列内の同じ要素の値を集計します
order by 指定した列を基準に並べ替えを行います

SQLクエリとは

命令文であるクエリの中には、データベースに対して問い合わせをするために必要な言語があります。その言語の中にSQLが存在します。

SQLとは、データベースを操作するための言語のことを意味し、データベースを操作する言語として現在標準的に使用されています。そして、SQLクエリとは、このSQLという言語の使用法に従って記述された命令文のことを意味するのです。

クエリという言葉が使用される時は、一般的にSQLクエリのことを意味することが多いでしょう。

SQLとクエリの違い

ここまで、クエリやSQLについて解説してきましたが、SQLとクエリは似たように聞こえる概念で、分からなくなってきた人もいるかもしれません。それでは、SQLとクエリの違いはどのような違いなのでしょうか。

簡単に説明すると、SQLはデータベースを操作するための言語で、C言語、等と呼ばれるものと同じ、ある一定のルールに従った言葉自体のことを意味します。

それに対して、クエリは、データベース管理システムに対する命令文のことを意味し、SQLという言葉そのものの内容を表すと考えるといいでしょう。

たとえば、日本語で「処理しなさい」と命令をした場合の、命令文である「処理しなさい」という言葉がクエリ、日本語のことがSQLであると言えば分かりやすいでしょうか。

SQLインジェクションの概要

また、SQLインジェクションという言葉を聞いたことはあるでしょうか。SQLインジェクションとは、不正なSQL文を送信することで、データベースを操作しようとする攻撃手法のことを指します。

インジェクション(injection)とは、注射や注入という意味で、脆弱性のあるサイトやアプリケーションを狙って、不正なSQL文が送られると、データベースの情報が流出・削除・改ざん、システムが乗っ取られてしまいます。近年様々な国でサイバー攻撃が頻発していますが、SQLインジェクションもその1つであると言えるでしょう。

個人情報や顧客情報の漏洩は、損害賠償請求の対象にもなりますので、そのような事態にならないためにも、サイトを制作する場合は、SQLインジェクションへの対策が不可欠と言えるのです。

SQLインジェクションを対策する方法

SQLインジェクションを完全に防止することは技術的に難しいといえるかもしれません。しかし、対策することはできます。SQLインジェクションを対策する方法は、定期的なインフラ環境のメンテナンスです。これには、サーバーやセキュリティソフトを定期的にアップデートすることが挙げられるでしょう。

また、アプリの脆弱性を放置することで、不正なSQL文での攻撃を受けやすくなってしまいます。そうならないためにも、アプリの脆弱性診断を行って、アプリの弱い部分を修正していくようにしてください。

SQLクエリの7つの実行方法

SQLクエリは、リレーショナルデータベース(RDB)と呼ばれるデータベース上で、SQLという言語の使用法に従って記述された命令文のことです。

リレーショナルデータベースは関係データベースとも呼ばれ、行と列を使用したテーブルの形式で扱われます。行は1件のデータを、列は項目を表し、行と列が交わった部分をフィールドと呼びます。そして、リレーショナルデータベースとは、データを行と列で管理し、複数の表を関連付けることができるデータベースのことで、現在よく利用されているため、ご存じの方もいらっしゃるでしょう。

SQLクエリは、このリレーショナルデータベース上に記述されます。上記の知識を入れた上で、ここからSQLクエリの実行方法を7つ見ていきましょう。

SQLクエリには、DDLと呼ばれるデータを格納する表などを作る命令文(データ定義言語)と、DMLと呼ばれるデータを操作する命令文(データ操作言語)、DCLと呼ばれるデータをコントロールする命令文(データ管理言語)があります。

今回紹介するものは、DDLの中のCREATE・ALTER・DROP、DMLの中の、SELECT・UPDATE・INSERT・DELETEです。

それでは、一つずつご説明します。

CREATE

CREATEは、データベースの作成やデータベース上のテーブルを作成する命令文のことです。

ALTER

ALTERは、データベースに存在するテーブルの特性を変更する命令文のことです。

DROP

DROPは、データベースからテーブル自体を削除する命令文のことです。後に紹介するDELETEとは異なり、テーブル上のデータを削除するということではなく、テーブル自体をデータベース上から削除することを意味します。

SELECT

SELECTは、データベースにある指定したテーブルから、条件を指定して、データを参照・抽出する命令文のことです。

SELECTは、SQLクエリの中で最も基本的で重要な命令文で、様々な記述のパターンやオプションが存在し、使い方によって多彩な効果を得ることができるパフォーマンス能力の高い命令文です。

UPDATE

UPDATEは、テーブル内に既に存在する特定のデータを更新する命令文のことです。

INSERT

INSERTは、データベースのテーブルに新たに1つまたは複数のデータを追加する命令文のことです。

DELETE

DELETEは、テーブル内の1つまたは複数のデータを指定した条件で削除する命令文のことです。

SQLの実行に必要な環境

SQLの実行に必要な環境について解説します。SQLの実行に必要な環境を整える方法は2つあります。

①:パソコンにSQL環境を作成する

1つ目の方法は、自分のパソコンにSQL環境を作成するというものです。SQL環境を作成する場合は、世界で最も利用されているオープンソース・データベースのMySQLをインストールしましょう。

MySQLは、初心者でも簡単にインストールでき、操作も比較的簡単です。また、MySQLを解説している記事やコンテンツが豊富なため、分からないときにもすぐにネットから情報を入手することができます。

②:SQLが実行可能なWebサービスを使用する

2つ目の方法は、SQLが実行可能なWebサービスを使用するというものです。SQLは自分のパソコンで環境を整えなくても、実行することが可能です。もしSQL環境を作成するのが困難な場合は、「paiza.IO」というWebサービスを利用しましょう。

「paiza.IO」は、オンラインでコードを書き、プログラムが実行できる環境を持ったWebサービスです。初心者でも手軽にSQLが実行可能な環境で、高速かつ安定した通信環境でプログラミングができるのです。

まとめ 

本記事では、クエリの概要やクエリの様々な種類について解説してきました。Web制作やプログラミング言語に慣れていないと、クエリについて理解するのはなかなか難しいかもしれませんが、IT用語でクエリという言葉は頻繁に使用されます。

ここで紹介したクエリの違いを理解することが、Web制作を始めるための最初の一歩と言えます。クエリの違いをちゃんと理解して、自分でもクエリを記述できるようにしていきましょう。

監修者

古宮 大志

古宮 大志

ProFuture株式会社 取締役 マーケティングソリューション部 部長
大手インターネット関連サービス/大手鉄鋼メーカーの営業・マーケティング職を経て、ProFuture株式会社にジョイン。これまでの経験で蓄積したノウハウを活かし、クライアントのオウンドメディアの構築・運用支援やマーケティング戦略、新規事業の立案や戦略を担当。Webマーケティングはもちろん、SEOやデジタル技術の知見など、あらゆる分野に精通し、日々情報のアップデートに邁進している。

執筆者

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