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Eコマースとは? 拡大する市場規模とECサイトのメリットとデメリット

2019.7.2
読了まで約 4

Eコマースとは、インターネット上で行われる「電子商取引」のことです。

売り手にとっても買い手にとっても多くのメリットがあることから、Eコマースの市場規模は年々拡大しています。

この記事では、Eコマースの意味と市場規模、メリットとデメリット、およびBtoBのEコマース成功例を紹介します。
 

Eコマースの意味とは?

Eコマースとは、電子商取引「Electric Commerce」の略称です。
インターネット上で行われる商品やサービスの商取引を意味しますので、日常で使われる言葉でいえば「ネットショッピング」です。
 
Eコマースのためのサイト「ECサイト」は、BtoCのものとしては、アメリカのAmazon、日本の楽天市場、中国のアリババなどがよく知られています。
 
売り手にとっても買い手にとっても多くのメリットがあることから、Eコマースの市場規模は年々拡大の一途をたどっています。
 
EコマースといえばBtoCのイメージを持つ人も多いと思いますが、実は、BtoBのEコマースはBtoCの約20倍の市場規模を有しています。
 
BtoBのEコマースも、年々拡大しています。
 
 

Eコマースの市場規模

Eコマースの市場規模は、年々増え続けています。
 

●BtoCのEコマース市場規模

 
BtoCのEコマース市場規模の推移(単位:億円)
 
出典:経済産業省『平成30年度 我が国におけるデータ駆動型社会に係る基盤整備(電子商取引に関する市場調査)』
 
BtoCのEコマースについては、上の図で示される通り、2018年の市場規模は18兆円で、前年比9%増となっています。
 
すべての商取引金額に占めるEコマース市場規模の割合「EC化率」は6.22%で、前年比0.43%増です。
 
BtoCのEコマースは、スマホ経由のものが大きく伸びていることが特徴です。
 
スマホ経由のBtoC Eコマース市場規模の推移
 
出典:経済産業省『平成30年度 我が国におけるデータ駆動型社会に係る基盤整備(電子商取引に関する市場調査)』
 
スマホ経由のBtoC-Eコマース市場規模は、2018年で3兆6,552億円(前年比21.5%増)に上り、これはBtoCのEコマース市場規模全体の39.31%、4割近くとなっています。
 

●BtoBのEコマース市場規模

 
BtoBについても、Eコマースの市場規模は年々拡大しています。
 
BtoBのEコマース市場規模の推移
 
出典:経済産業省『平成30年度 我が国におけるデータ駆動型社会に係る基盤整備(電子商取引に関する市場調査)』
 
BtoBのEコマース市場規模は、上の図で示される通り、2018年において334.2兆円、前年比8.1%増、EC化率は30.2%(前年比0.8%増)となっています。
 
BtoCの18.6倍に相当します。
 
ただしBtoBのEコマース市場規模に統計上含まれているものの多くは、モデム時代から続く大企業間の取引形態である電子データ交換(EDI)であると考えられます。
 

●フリマアプリによりCtoCのEコマースが急速に拡大

Eコマースのチャネルとして、「CtoC」の急速に拡大しているも、近年の特徴です。
 
CtoCは、ebayやヤフーオークション、メルカリなどのフリマアプリを使用して「個人と個人」で商取引を行うものです。
 
フリマアプリの市場規模の推移
 
出典:経済産業省『平成30年度 我が国におけるデータ駆動型社会に係る基盤整備(電子商取引に関する市場調査)』
 
フリマアプリの市場規模は、2018年で6,392億円(前年比32.2%増)となっています。
 
フリマアプリが登場したのは2012年ですから、2018年までのわずか6年で巨大市場が形成されました。
 
 

Eコマースのメリット

Eコマースには、実店舗での商取引と比較してどのようなメリットがあるのでしょうか?
 
売り手および買い手の双方について見てみましょう。
 

●売り手のメリット

 
売り手にとってのEコマースのメリットは、以下です。
 
1.販売にかかるコストを大幅に削減できる
 
Eコマースでは実店舗をも持つ必要がありません。
 
営業や販売のための人件費も、実店舗を持つ場合と比較して大きく削減できます。
 
販売にかかるコストの大幅な削減が、Eコマースの第1のメリットだといえるでしょう。
 
2.顧客増が期待できる
 
Eコマースでは、実店舗の販売と比較して、顧客増が期待できます。
 
インターネットの普及によりEコマースを利用する消費者や企業が増えたこと、また、日本だけではなく世界の市場で取引を行えることがその理由です。
 
3.キャッシュフローが改善される
 
Eコマースでは、顧客からのオーダーが直接倉庫まで届きます。
 
顧客へ納品するまでの日数を短縮でき、顧客からの入金もその分早く届きます。
 
キャッシュフローが改善され、収益アップにつながります。
 

●買い手のメリット

買い手にとってのEコマースのメリットは、以下です。

1.場所と時間を選ばずに買い物ができる
 
Eコマースならば、場所と時間を選ぶことなく買い物ができます。
 
地方などに住んでいて家の近くに適当な実店舗がない人でも、また小さな子供がいてまとまった時間が取れない人や高齢で外へ買い物に行くのが難しい人でも、好きなものを自由に購入できます。
 
 
2.商品や価格の比較がしやすい
 
Eコマースは、商品や価格の比較がしやすいことも特徴です。
 
異なったECサイトを見比べるのは、実店舗を見比べるより容易です。
 
価格も、安い順に商品を並べ替えるなどして簡単に比較できます。
 
 
3.入力の手間が大幅に削減できる
 
BtoB限定のメリットとなりますが、Eコマースを利用することにより、商品の購入に関する経理の入力の手間を大幅に省けます。
 
Eコマースでは、購入に関するデータを経理システムに自動転送することができるからです。
 

Eコマースのデメリット

Eコマースのデメリットは以下です。
 
1.実物を手にとって見ることができない
 
Eコマースでは、実物を実際に手にとって見ることができません。
 
商品を購入する上で、大きなマイナスになる可能性もあります。
 
2.「店舗体験」ができない
 
Eコマースでは、実店舗でだけ可能な「店舗体験」ができません。
 
たとえば書店を訪れる人は、本を購入する以外に、書店の店舗を歩きながら、置かれているさまざまな本の選択が重要な楽しみとしている人も多いでしょう。
 
 

BtoBにおけるEコマースの成功例

BtoBにおけるEコマースの成功例として知られているのは、まず文房具の「アスクル」です。
 
元々はカタログ販売を行っていましたが、近年ではEC事業を展開し、ほとんどの企業がアスクルのサービスを利用しているといっても過言ではないでしょう。
 
工場などの現場で使用する資材や工具を扱うECサイト「モノタロウ」も、やはりBtoBのEC事業成功例として知られます。
 
1,300万点を超える圧倒的な品ぞろえを実現し、「工場のAmazon」との異名も持ちます。
 
 
 

まとめ

◆Eコマースとはインターネット上で行われる電子商取引

◆Eコマースの市場規模は、BtoC、BtoBとも年々拡大している

◆Eコマースには、売り手にとっても買い手にとっても、メリット・デメリットがある

◆BtoBにおけるEコマースの成功例として知られるのは「アスクル」と「モノタロウ」

 

監修者

古宮 大志

古宮 大志

ProFuture株式会社 取締役 マーケティングソリューション部 部長
大手インターネット関連サービス/大手鉄鋼メーカーの営業・マーケティング職を経て、ProFuture株式会社にジョイン。これまでの経験で蓄積したノウハウを活かし、クライアントのオウンドメディアの構築・運用支援やマーケティング戦略、新規事業の立案や戦略を担当。Webマーケティングはもちろん、SEOやデジタル技術の知見など、あらゆる分野に精通し、日々情報のアップデートに邁進している。

執筆者

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『MarkeTRUNK』編集部

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