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【UI/UXとは?】それぞれの意味や違い、デザインの改善方法まで解説

2021.5.31
読了まで約 4

UI(ユーザーインターフェイス)とUX(ユーザーエクスペリエンス)は、どちらも開発分野で頻出する用語です。UIとUXの意味を理解して、関連性についても知識を深めてみましょう。クリエイティブ業界でいま注目のUI・UXのデザイン改善方法についても解説します。

UI/UXの意味・違いとは?

図:UI/UXの意味・違いとは?

UI/UXは、セットで用いられる概念ですが、実際には使用される領域や用途に違いがあります。UI(ユーザーインターフェイス)は、ユーザーとの接点となる要素を意味し、UX(ユーザーエクスペリエンス)は、ユーザー体験全般を意味しています。UXという大きな枠組みの中に、UIがあるという関係性があります。そのため、UIが下がるとUXも下がり、UIが上がるとUXも上がる関係性があるのが特徴です。

UIとは

図:UIとは

UI(ユーアイ)とは、「User Interface(ユーザーインタフェース)」の略です。「ユーザーが触れる、あるいは目にするすべての情報」という解釈になります。

ECサイトにおいては、ホームページのデザインや入力画面の仕様、文字の色やサイズ、ボタンの大きさなどが該当します。そして、これらのインターフェースを使いやすい仕様に設計する作業を「UIデザイン」とよびます。

UXとは

図:UXとは

UX(ユーエックス)とは、「User Experience(ユーザーエクスペリエンス)」の略で、「ユーザーが製品やサービスから得る体験」のことを指しています。

ECサイトにおいては、サイトを通じて得る体験すべてを指します。「商品の比較がしやすい」「入力画面が分かりやすい」「通信が早い」といったサイトの使いやすさだけでなく、「商品がすぐに届く」「カスタマーサービスの対応が良かった」など一連の体験もUXに含まれます。

そして、これらの体験をより有意義で上質なものに設計する作業が「UXデザイン」です。この言葉は、システムや製品などの開発領域、ホームページやアプリなどの設計に対して使用されます。

UI/UXの重要性が唱えられる背景

UI/UXの重要性が唱えられるようになったのには、「消費者がモノ・サービスを通じて得られる体験を重視する」ようになったことが関係します。現在の日本はすでに市場は成熟し、モノやサービスが溢れています。また、デジタル化が進み、消費者は欲しい情報を簡単に手に入れることができるようになりました。その結果、消費者にとって使いにくいモノ・サービスは購入されなくなり、生き残ることが難しくなったのです。

ECサイトにおいても同様です。同じ商品を購入するなら、使いやすく、ストレスフリーのサイトから購入したくなります。どんなに良い商品であっても、ECサイトが使いにくかったり、カスタマーサポートが不親切だったりすると、購入する気がなくなってしまうでしょう。

こういった背景から、いかにシンプルでストレスフリーな購買体験ができるかが、「UI/UXデザイン」が重要視されるようになったのです。

UI/UXではどのようなことが求められているのか?

・ページが見やすい
・次にすべき操作が簡単にわかる
・商品、サービスを注文してからの提供までのスピードが速い
・対応が丁寧で疑問点などがすぐに解決できた
・商品サービスの満足度が高い

UI/UXでは、どのようなことが求められるのか。UI/UXを成功に導く具体的な要素を5つの観点から詳しく見ていきましょう。

ページが見やすい

UI/UXで特に大切な要素は、ページの見やすさです。ユーザーが知りたい情報が一目でわかるようにデザインされたホームページは、消費者やユーザーの購買意欲を向上させます。サイトのデザインを始め、文字の大きさ、色使い、画像、文章表現などユーザーにとって見やすい仕様にすることが大切です。

手法例
・年齢層の高いユーザー向けの大きなフォント表示
・カラー使いで要点を強調
・コンテンツのゾーニングで優先順位を誘導など

次にするべき操作が簡単にわかる

UI/UXにおける手順のわかりやすさは、サイトの成功につながります。特にECサイトなどでは、商品やサービスの選択から決済までシームレスで行うことで、消費者の購買意欲を阻害せずに済みます。

手法例
・選択肢のアイコンが分かりやすい
・不要なリンクを張らない
・ユーザーに馴染みのファンクションを実装するなど

商品、サービスを注文してから提供までのスピードが速い

UXの効果を評価する要素の一つに、商品やサービスの提供スピードが挙げられます。特にECサイトにおいては、品質がよい商品やサービスも消費者に体験してもらわなければ評価につながりません。決済完了から発送までのフローの迅速化がUXを向上します。

手法例
・即日発送可能
・翌営業日に発送
・3営業日以内に発送など

対応が丁寧で疑問点などがすぐに解決できた

UXは商品やサービスに関連する対応でも評価が変わります。インターネット環境が定着する中で、消費者が疑問に思うことや課題を迅速に解決してくれるインフラはUXの高い評価につながります。

手法例
・サイトに問い合わせ用ボットやチャットがある
・返金、返品の保証がある
・事前に商品について質問できるなど

商品サービスの満足度が高い

UX効果の決め手は、消費者が満足する製品、サービスの提供です。UIから受ける印象や情報をもとに、想像しているあるいはそれ以上の結果が得られる体験が評価を高め、リピーター獲得にもつながります。

手法例
・サイトで掲載されているイメージと同じ
・コストパフォーマンスに優れている
・消費者が期待する以上の商品・サービスの提供
など

UI/UXデザインにおける3つの改善ステップ

UI/UXデザインにおける改善について考えてみましょう。ここでは、UI/UXの改善のための取り組むべきステップを解説します。

1. ページの目的を設定する
2. ユーザー層の分析を行う
3. ペルソナの設定

ページの目的を決定する

最初に、UI/UXデザインを取り入れたい理由、取り入れた後の目的を明確にしましょう。新規ユーザーの獲得、リピーター獲得のためなど、具体的な目標を打ち立てることが重要です。その上で方向性を見極め、成果を得るためのUI/UX構想に取り組みます。

ユーザー層の分析を行う

UI/UXの改善では、自社の商品やサービスのユーザー層をよく知ることが重要です。年齢層、男女比、地域別、年収、職業別など消費者アンケートやサイト流入調査などを活用してデータを収集します。また同時に市場傾向などにも目を向け、消費者ニーズとトレンドを意識した改革を計画しましょう。

ペルソナの設定

ペルソナ設定とは、分析データからターゲットとなる一人のユーザー像を具体化することです。ペルソナ設定では、名前、年齢、職業、趣味、課題など個人情報を細部にわたり想像します。このペルソナもとに、ユーザーが不便に感じていることを検討し、ユーザーの満足度を高めるための施策を検討します。

UI/UXにこだわったサイト事例

UI/UXのこだわりにより成功しているサイトを紹介します。事例から学ぶ効果的なUI/UXの構築方法にも注目してみましょう。

クックパッド

料理レシピのコミュニティサイト「クックパッド」は、UX/UIデザインで成功しているホームページの一つです。デザイン構築にあたり、定期的にユーザーインタビューを実施。その結果、「簡単に料理を作りたい」「時短レシピが知りたい」「料理のレベルをアップしたい」など、ユーザーニーズを反映したUI/UXデザインを取り入れることが可能になりました。また、レポート機能でユーザーがレシピを見て作った料理を投稿するなどインタラクトできるUXを実現しています。UI/UXの制作工程でペルソナ設定による再構築が、継続的なサイトの実績につながったといわれています。

Netflix

アメリカの動画配信サービス「Netflix」は、UI/UXに「機械学習」を導入した成功事例です。NetflixのUXは、アルゴリズムが誘導する「レコメンド機能」に特徴があります。機械学習によって、個人の好みを学習。使えば使うほど、画面の上位にユーザー好みのコンテンツが表示される仕様になっています。また、検索機能はヒント表示から動画のダイジェストまでワンクリックで展開するシームレスな連動を実現。さまざまな角度からUX/UIデザインを検討している事例です。

UI/UXの意味を知って、デザイン改善にも効果的に生かしたい

UIは「インターフェース」、UXは「ユーザー体験」をそれぞれ意味します。UIはUXを構成する要素の一つです。UXを高めたいならUIの改善は欠かせません。また、UXは商品・サービスの品質やサポート体制など、UI以外の要素も関わって考慮する必要があります。

ユーザーが総合的にUI/UXの恩恵を受け、理想の運営につながるよう定期的なデザインの見直しと改善に取り組んでみましょう。UI/UXのデザインや検証に興味がある方は、ぜひ一度ご相談を。

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監修者

古宮 大志

古宮 大志

ProFuture株式会社 取締役 マーケティングソリューション部 部長
大手インターネット関連サービス/大手鉄鋼メーカーの営業・マーケティング職を経て、ProFuture株式会社にジョイン。これまでの経験で蓄積したノウハウを活かし、クライアントのオウンドメディアの構築・運用支援やマーケティング戦略、新規事業の立案や戦略を担当。Webマーケティングはもちろん、SEOやデジタル技術の知見など、あらゆる分野に精通し、日々情報のアップデートに邁進している。

執筆者

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