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Google広告とオフライン広告で実現する認知向上と顧客獲得

2021.2.26
読了まで約 3

テレビや新聞、雑誌などインターネットを介さないオフライン広告は、特定のエリアを狙って訴求しやすいメリットがあります。一方で、広告効果が測定しにくく、次第に頭打ちとなることも少なくありません。GoogleがGoogle広告の成功事例として紹介した会社「夢職人」も、頭打ちを感じたオフライン広告に次ぐ新しい対策として、オンライン広告(Google広告)の導入に踏み切ったのでした。

この記事では、Google広告とオフライン広告の連動によって、認知向上と顧客獲得につながった成功事例をご紹介します。

参考:Google社 『オフライン広告とGoogle 広告の連動で認知拡大と売上増を実現』

オンライン広告とオフライン広告の特徴

商品やサービスの認知を目的に出稿される広告は、大きく「オンライン広告」と「オフライン広告」の2つに分けられます。

●オンライン広告とは
オンライン広告とは、インターネット上でウェブサイトやメールなどに表示される広告です。検索結果に連動して表示されるリスティング広告、動画サイトで視聴中に表示される動画広告などがあります。

オンライン広告は広告を届けたいターゲットに絞って配信できるため、コンバージョンにつながりやすい見込み顧客へ効果的に訴求できます。一方で、ターゲット層によってはインターネットの利用がほとんどなく、オンライン広告の効果が限定的になる可能性があります。

●オフライン広告とは
オフライン広告とは、インターネットを介さない広告全般を指します。テレビやラジオ、雑誌、新聞折り込みのほか、最近ではディスプレイを使って広告を配信するデジタルサイネージの普及が拡大しています。

チラシやDMはエリアを絞って配布することで特定の消費者層へ低予算かつ効率的に訴求でき、不特定多数にアピールできるテレビや雑誌は企業イメージや認知度向上につながるでしょう。一方で、広告効果が測定しにくくある程度長期的な運用が必要なため、費用対効果がわかりにくいデメリットがあります。

オフラインに次ぐ新たな施策としてGoogle広告を導入した企業

2007年に創業したものづくりの会社「夢職人」は、水だけで磨けるこだわりの高級歯ブラシ「MISOKA」を主力商品としています。当初はオフライン広告を中心に展開し、新聞やラジオを通じた情報発信で一定の成果をあげていました。しかし、オフラインのみの広告展開は、2年ほどで頭打ちが感じられるようになったとのことです。

オフラインに限界を感じた同社は、新たな施策としてGoogle広告の導入を決めました。Google広告とは、Google検索やGoogle マップ、Googleと連携するウェブサイトに掲載されるオンライン広告です。商品やサービスを検索したユーザーに広告が表示され、成果が発生した場合のみ料金が発生する仕組みになっています。

Google広告の活用によってさらなる認知向上と顧客獲得を目指した同社は、次の2つの施策をおこないました。

1. オンライン広告とオフライン広告の効率的な連動
2. リマーケティング機能の活用

まずは不特定多数に発信できるオフライン広告で認知を高めます。そこから情報を検索した見込み顧客にオンライン広告を見てもらい、自社サイトへ誘導するという流れです。オフライン広告をどこに出すか決める際はオンライン上での反応を参考にしたり、出稿時期にあわせて検索されそうなキーワードを幅広く設定したりと、広告効果を高める工夫も同時におこないました。

さらに、自社サイトを訪れたことのあるユーザーに対し継続的に広告を表示させるリマーケティング機能も活用し、再度自社サイトへ誘導する流れをつくりました。

Google広告とオフライン広告の活用で認知向上と顧客獲得を実現

オンラインとオフラインの連動、リマーケティング機能の活用により、自社サイトへの訪問者数は2ヶ月で1,500%増加しました。オンラインショップの売上は倍増、客単価は同期間で150%上がるなど大きな効果が実証されました。

さらに、Google広告の効果はオンラインショップだけにとどまらず、直営店にも貢献しています。同社のオンライン広告を見た顧客が店舗で購入するケースが増え、結果的に直営店の売上アップにもつながったとのことです。

Google広告とオフライン広告の活用で大きな成果を得た同社。今後はオンライン広告への広告予算をさらに手厚くしていく予定です。

まとめ

◆商品やサービスの認知を目的として出稿される広告は、大きく「オンライン広告」と「オフライン広告」の2つに分けられる。

◆高級歯ブラシを主力商品とするものづくりの会社「夢職人」は、頭打ちを感じたオフラインに次ぐ新たな施策としてGoogle広告の導入を決めた。

◆Google広告でさらなる認知向上と顧客獲得を目指した同社がおこなった施策は次のとおり。
1. オンライン広告とオフライン広告の効率的な連動
2. リマーケティング機能の活用

◆広告施策の結果、自社サイトへの訪問者数は2ヶ月で1,500%増加。さらにオンラインショップの売上は倍増、客単価は同期間で150%上がるなど大きな効果が実証された。

監修者

古宮 大志(こみや だいし)

ProFuture株式会社 取締役 マーケティングソリューション部 部長

大手インターネット関連サービス/大手鉄鋼メーカーの営業・マーケティング職を経て、ProFuture株式会社にジョイン。これまでの経験で蓄積したノウハウを活かし、クライアントのオウンドメディアの構築・運用支援やマーケティング戦略、新規事業の立案や戦略を担当。Webマーケティングはもちろん、SEOやデジタル技術の知見など、あらゆる分野に精通し、日々情報のアップデートに邁進している。

※プロフィールに記載された所属、肩書き等の情報は、取材・執筆・公開時点のものです

執筆者

『MarkeTRUNK』編集部(マーケトランクへんしゅうぶ)

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