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オーガニック検索とは? 自然検索からトラフィックを増やすポイントを解説します!

2021.3.8
読了まで約 3

今や検索エンジンとビジネスは、切っても切れない関係にあります。ECサイトなどを運営しているのであればもちろんですが、ユーザーが検索したときに貴社や貴社のサービスなどが検索上位に表示されないということは、貴社のビジネス自体を発見してもらえない可能性が高くなります。

もし貴社のビジネスに競合があれば、その競合より下位に貴社が表示されることは、そのままビジネス上の不利につながりかねません。

今回はオーガニック検索の概要と、検索上位に表示されるポイントについて解説します。

オーガニック検索とは?

検索エンジンとしてよく知られるGoogleは、世界40カ国以上でトップシェアであり、特に日本でのシェアは80%以上にもなります。SEOの対策サービスを専門に行っている企業などでも、Googleでの対策を主としていることが多いので、本記事でも特に断りのない限りGoogle検索でのポイントとして話を進めます。

オーガニック検索(Organic Search)は自然検索ともいわれますが、インターネット検索の話をする場合の対義語は「有料検索」です。有料検索とは、有料で検索結果を上位に表示させる仕組み(サービス)を指し、Googleであれば「Google広告」、Yahooであれば「Yahoo!リスティング広告」という名前で提供されています。

オーガニック検索とは、検索エンジンでユーザーが検索をした際に、検索エンジン本来の仕組みで抽出された結果、もしくはその検索方法をいいます。

検索エンジンの仕組み

現在の検索エンジンは、以下のような3つの工程を経て検索順位を決定しています。

・クローラーと呼ばれるインターネットを巡回するプログラムが、Webサイトの 情報(HTMLや画像など)を集めてデータベース化
・Webサイト情報のデータベースを分析し、別のプログラムが評価(ランクづけ)
・検索サイトで入力されたキーワードに対して、評価に基づき検索結果(順位)を表示

このような工程を経て表示されるのがオーガニック検索です。一般的にリスティング広告と呼ばれる有料検索は、入力されたキーワードに該当すれば常にオーガニック検索の上に掲載され、「PR」という文字が付加されています。リスティング広告の場合、検索エンジンを運営する企業に広告料が支払われているからです。

オーガニック検索からトラフィックを増やすSEO対策のポイント

では広告料を支払わずに検索上位を保つためには、具体的に何をすればよいのか?この対策がSEO(Search Engine Optimization)対策と呼ばれるものです。

SEO対策は、オーガニック検索によるアクセス数を増やし、検索順位を上げることを目的として行います。具体的には自社の商品やサービスに対して、ユーザーが検索しそうなキーワードごとに検索上位になるよう対策を立てていきます。

SEOの細かい対策は数多くありますが、Googleのランクづけや評価の条件は不定期に変更されています。以前行ったSEO対策がそのままずっと通用するわけではないので、さまざまな対策はSEOを専門とする会社と定期的に相談しながら実施していきましょう。

ただし、不変的なSEO対策のポイントもあります。以下の2つです。

●クローラーが情報を集めやすいようにサイトを構築する
クローラーとは、検索エンジンが検索の順位を決めるための要素を、サイトから収集してくるロボットのことです。このクローラーは、一度にすべての情報を収集するわけではありません。1回の巡回では情報の断片しか収集されないのです。Webを構築する際は、以下の点に注意して制作していきましょう。

 ・一つのURLの階層は3段までにする
 ・リンクは画像などではなくテキストで設定する
 ・wwwの有無などで重複したページを作らない
 ・パンくずリスト(Webサイトの階層構造を表すリンク)の設置
 ・関連ページへのリンクを作り、リンク切れに注意する

●サイトの情報がユーザーにとって有益であるように工夫する
GoogleはWebページを評価するポイントとして「ユーザーが知りたい情報に的確に答えているか」、「ユーザーが使いやすいサイトになっているか」を挙げています。実際にGoogleの『Googleが掲げる10の事実』には以下のように書いてあります。

「Google は、当初からユーザーの利便性を第一に考えています。新しいウェブブラウザを開発するときも、トップページの外観に手を加えるときも、Google 内部の目標や収益ではなく、ユーザーを最も重視してきました」

具体的には、以下のようなページはGoogleから低い評価を受け、検索上位には表示されなくなります。Googleが、以下のようなページはユーザーが訪問してもユーザーの利益にはならないと判断しているからです。

 ・イメージばかりが並んだり、文字数やリンクの少ない内容の薄かったりするコンテンツ
 ・無断複製された違法性の高いコンテンツ
 ・プログラムによって自動生成されたコンテンツ
 ・コメントスパムが記載されたコンテンツ

オーガニック検索で上位表示されるように工夫すれば、サイトへの訪問数が増加してブランディングの強化になり、広告費の削減にもつながります。より多くのユーザーに、自社のサイト見てもらう工夫を怠らないようにしましょう。

まとめ

◆オーガニック検索とは、検索エンジンでユーザーが検索をした際、検索エンジン本来の仕組みで抽出された結果、もしくはその検索方法を言う。

◆検索エンジンは、Webサイトの情報をクローラーで収集しデータベース化する。検索順位は、その情報をランクづけするプログラムによって決められる。

◆Googleのランクづけや評価の条件は不定期に変更されているので、以前行ったSEO対策がそのままずっと通用するわけではない。

◆さまざまな対策はSEOを専門とする会社と定期的に相談しながら実施する必要がある。

◆オーガニック検索で上位表示されるように工夫すれば、サイトへの訪問数が増加してブランディングの強化になり、広告費の削減にもつながる

監修者

古宮 大志(こみや だいし)

ProFuture株式会社 取締役 マーケティングソリューション部 部長

大手インターネット関連サービス/大手鉄鋼メーカーの営業・マーケティング職を経て、ProFuture株式会社にジョイン。これまでの経験で蓄積したノウハウを活かし、クライアントのオウンドメディアの構築・運用支援やマーケティング戦略、新規事業の立案や戦略を担当。Webマーケティングはもちろん、SEOやデジタル技術の知見など、あらゆる分野に精通し、日々情報のアップデートに邁進している。

※プロフィールに記載された所属、肩書き等の情報は、取材・執筆・公開時点のものです

執筆者

『MarkeTRUNK』編集部(マーケトランクへんしゅうぶ)

マーケターが知りたい情報や、今、読むべき記事を発信。Webマーケティングの基礎知識から、知っておきたいトレンドニュース、実践に役立つSEO最新事例など詳しく紹介します。 さらに人事・採用分野で注目を集める「採用マーケティング」に関する情報もお届けします。 独自の視点で、読んだ後から使えるマーケティング全般の情報を発信します。

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