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オーガニック検索とは? 自然検索からトラフィックを増やすポイントを解説します!

2025.11.18
読了まで約 5

今や検索エンジンとビジネスは、切っても切れない関係にあります。ECサイトなどを運営しているのであればもちろんですが、ユーザーが検索したときに貴社や貴社のサービスなどが検索上位に表示されないということは、貴社のビジネス自体を発見してもらえない可能性が高くなります。もし貴社のビジネスに競合があれば、その競合より下位に貴社が表示されることは、そのままビジネス上の不利につながりかねません。

今回は、オーガニック検索の概要と、検索上位に表示されるためのSEO対策について解説します。

オーガニック検索とは?

検索エンジンとしてよく知られるGoogleは、世界40カ国以上でトップシェアであり、特に日本でのシェアは80%以上にもなります。SEOの対策サービスを専門に行っている企業などでも、Googleでの対策を主としていることが多いので、本記事でも特に断りのない限りGoogle検索でのポイントとして話を進めます。

オーガニック検索(Organic Search)は自然検索ともいわれますが、インターネット検索の話をする場合の対義語は「有料検索(リスティング広告)」です。有料検索とは、有料で検索結果を上位に表示させる仕組み(サービス)を指し、Googleであれば「Google広告」、Yahooであれば「Yahoo!リスティング広告」という名前で提供されています。

オーガニック検索とは、検索エンジンでユーザーが検索をした際に、検索エンジン本来の仕組みで抽出された結果、もしくはその検索方法をいいます。つまり、広告費を支払うことなく、検索エンジンのアルゴリズムによって評価された結果として表示されるのがオーガニック検索なのです。このオーガニック検索からの流入を増やすことが、多くの企業にとって重要な目標となっています。

検索エンジン、特に世界的に高いシェアを誇るGoogleでは、ユーザーが求める情報へのアクセスを最優先するアルゴリズムに基づいて、オーガニック検索の結果を決定しています。このアルゴリズムは、クローラーと呼ばれるプログラムがウェブサイトの情報を収集・分析し、その評価に基づいて検索順位を決定するという仕組みで成り立っています。したがって、オーガニック検索で上位に表示されることは、広告費をかけずに多くのユーザーにウェブサイトを発見してもらうための非常に重要な戦略となります。

検索エンジンの仕組みを理解することは、オーガニック検索での露出を高めるための第一歩です。クローラーが情報を収集しやすいサイト構造や、ユーザーにとって価値のある情報を提供することが、検索エンジンからの評価を高め、結果としてオーガニック検索のトラフィック増加に繋がります。

関連記事:「リスティング広告」を基本から徹底解説! 表示される仕組みやメリット、注意点など

検索エンジンの仕組み

現在の検索エンジンは、以下のような3つの主要な工程を経て、ユーザーが入力した検索キーワードに対するオーガニック検索の結果の順位を決定しています。

  1. クロール(収集): インターネット上を巡回する「クローラー」と呼ばれるプログラムが、Webサイトの情報を効率的に収集します。これには、Webページの内容(HTML、テキスト)、画像、動画などの様々なデータが含まれます。収集された情報は、検索エンジンが管理する巨大なデータベースに蓄積されます。
  2. インデックス(整理・評価): 収集されたWebサイト情報は、検索エンジン内の別のプログラムによって詳細に分析・評価されます。この段階で、各Webページのコンテンツの質、関連性、権威性などが総合的に判断され、検索結果に表示するための「ランクづけ」が行われます。この評価プロセスは、検索エンジンのアルゴリズムに基づいて行われ、常に更新されています。
  3. ランキング(表示): ユーザーが検索サイトで特定のキーワードを入力すると、検索エンジンはデータベースにある情報の中から、キーワードとの関連性が高く、かつ評価(ランクづけ)の高いWebページを優先的に抽出し、自然検索の結果として順位をつけて表示します。

このように、広告費を支払わずに表示される自然検索の結果は、検索エンジンが独自の基準で評価し、ユーザーにとって最も有益だと判断した情報が上位に表示される仕組みになっています。一般的に「リスティング広告」と呼ばれる有料検索は、これらのオーガニック検索結果の上に「PR」などの表示とともに掲載され、キーワードが一致すれば常に上位に表示されるのが特徴です。これは、広告掲載のために広告料が検索エンジン運営企業に支払われているためです。

オーガニック検索からトラフィックを増やすSEO対策のポイント

広告費を支払わずに検索上位を維持するためには、具体的にどのような施策を行えば良いのでしょうか。この対策こそが、SEO(Search Engine Optimization)対策と呼ばれるものです。SEO対策は、オーガニック検索からのアクセス数を増加させ、検索順位を向上させることを目的として実施されます。具体的には、自社の商品やサービスに関連するユーザーが検索しそうなキーワードごとに、検索上位表示を目指した対策を立案・実行していきます。

SEOの具体的な施策は多岐にわたりますが、Googleの検索順位決定アルゴリズムや評価基準は不定期に変更されるため、過去に有効だったSEO対策が将来にわたっても通用するとは限りません。そのため、最新の動向を踏まえ、SEOを専門とする企業と定期的に連携しながら、継続的に対策を実施していくことが重要です。

しかし、どのようなアルゴリズム変更があっても、オーガニック検索における上位表示に貢献する普遍的なポイントがいくつか存在します。以下にその主要な2つのポイントを解説します。

SEOの記事一覧はこちら

クローラーが情報を収集しやすいようにサイトを構築する

クローラーとは、検索エンジンが検索順位を決定するための評価要素となる情報を、Webサイトから自動的に収集してくるプログラム(ボット)のことです。クローラーは、一度の巡回ですべての情報を網羅的に収集できるわけではなく、情報の断片しか取得できない場合もあります。そのため、Webサイトを構築する際には、クローラーが効率的に情報を巡回・収集できるよう、以下の点に注意して設計・制作を進めることが推奨されます。

  • URLの階層構造を浅くする: 一つのURLの階層は、一般的に3段階程度までに抑えることが望ましいとされています。
  • テキストリンクを活用する: 画像やJavaScriptなどでリンクを設定するよりも、HTMLの<a>タグを用いたテキストリンクの方がクローラーに認識されやすい傾向があります。
  • 重複コンテンツを避ける: wwwの有無やhttphttpsの違いなどで、同一内容のページが複数存在しないように注意が必要です。
  • パンくずリストを設置する: パンくずリストは、ユーザーだけでなくクローラーに対してもサイトの階層構造を分かりやすく伝える役割を果たします。
  • 関連ページへの内部リンクを適切に設定する: 関連性の高いページ同士をリンクで繋ぎ、クローラーの回遊を促進します。また、リンク切れがないか定期的にチェックし、修正することも重要です。

サイトの情報がユーザーにとって有益であるように工夫する

Googleは、Webページを評価する主要な基準として、「ユーザーが求める情報に的確に回答できているか」「ユーザーがサイトを快適に利用できるか」といったユーザーエクスペリエンス(UX)を重視しています。Googleの掲げる理念にも、「Google は、当初からユーザーの利便性を第一に考えています。新しいウェブブラウザを開発するときも、トップページの外観に手を加えるときも、Google 内部の目標や収益ではなく、ユーザーを最も重視してきました」と明記されています。

具体的には、以下のような特徴を持つページは、Googleから低い評価を受け、オーガニック検索での上位表示が困難になると考えられます。これは、Googleが、これらのページがユーザーの訪問による利益に繋がらないと判断するためです。

  • コンテンツの質が低いページ: 画像ばかりが羅列され、テキスト量が少なかったり、リンクがほとんどなかったりするような、内容が浅いコンテンツ。
  • 違法性の高いコンテンツ: 他のWebサイトから無断で複製・転載されたコンテンツなど、著作権侵害やその他の違法行為に該当する可能性のあるもの。
  • 自動生成されたコンテンツ: プログラムによって機械的に生成された、人間が読んでも意味が理解しにくい、または不自然な文章で構成されたコンテンツ。
  • コメントスパム: ユーザーが残したコメント欄に、無関係な広告や有害な情報が大量に掲載されている状態。

オーガニック検索で上位表示されるように、これらのポイントを押さえたサイト構築とコンテンツ作成を継続的に行うことで、サイトへの訪問者数(トラフィック)の増加、ブランド認知度の向上、そして広告費の削減といった多角的なビジネスメリットに繋がります。より多くのユーザーに自社サイトを見てもらえるよう、常に改善を続ける工夫が不可欠です。

まとめ

オーガニック検索とは、検索エンジンでユーザーが検索した際に、広告枠ではなく、検索エンジンの本来の仕組みで抽出された検索結果、もしくはその検索方法を指します。これは「自然検索」とも呼ばれ、有料検索(リスティング広告など)の対義語として理解しておくと分かりやすいでしょう。

検索エンジンは、クローラーと呼ばれるプログラムがウェブサイトの情報を収集し、データベース化します。その後、別のプログラムがこの情報を評価・ランクづけし、ユーザーの検索キーワードに対して最も関連性の高い順に検索結果として表示するのが、オーガニック検索の仕組みです。

Googleなどの検索エンジンは、検索順位を決定するアルゴリズム(評価基準)を不定期に変更しています。そのため、過去に効果があったSEO対策がそのまま通用するとは限りません。最新のトレンドやアルゴリズムの変更に対応するため、SEO対策は専門業者と定期的に連携しながら進めることが重要です。

しかし、クローラーが情報を収集しやすいサイト構造の構築や、ユーザーにとって価値のある、有益な情報を提供することは、常にオーガニック検索で上位表示されるための普遍的なポイントです。具体的には、サイトの階層構造を整理し、テキストリンクを活用すること、そしてコンテンツの質を高め、ユーザーの疑問に的確に答えることを目指しましょう。

オーガニック検索での上位表示を目指すSEO対策は、広告費をかけずにサイトへの訪問者数(トラフィック)を増加させ、ブランド認知度の向上にもつながる非常に効果的な手法です。継続的な工夫と改善によって、より多くのユーザーに自社サイトを見てもらえる機会を増やしていくことが、ビジネス成長の鍵となります。

監修者

古宮 大志(こみや だいし)

ProFuture株式会社 取締役 マーケティングソリューション部 部長

大手インターネット関連サービス/大手鉄鋼メーカーの営業・マーケティング職を経て、ProFuture株式会社にジョイン。これまでの経験で蓄積したノウハウを活かし、クライアントのオウンドメディアの構築・運用支援やマーケティング戦略、新規事業の立案や戦略を担当。Webマーケティングはもちろん、SEOやデジタル技術の知見など、あらゆる分野に精通し、日々情報のアップデートに邁進している。

※プロフィールに記載された所属、肩書き等の情報は、取材・執筆・公開時点のものです

執筆者

マーケトランク編集部(マーケトランクへんしゅうぶ)

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