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「他の人はこちらも検索」ってなに?Google検索機能の仕組みを徹底解説!

2022.10.26
読了まで約 5

日々SEOに取り組んでいる人だと「他の人はこちらも検索」というキーワードを見たことがあるのではないでしょうか。しかし「他の人はこちらも検索」が何を指しているのか、どのような仕組みで表示されているのか、分からない人は多いかもしれません。

そこで本記事では、「他の人はこちらも検索」の機能や、仕組みを解説します。また、「他の人はこちらも検索」にはどのようなキーワードが表示されるかや、SEOに活かす方法も解説しますので、ぜひ参考にしてください。

「他の人はこちらも検索」とは?

そもそも「他の人はこちらも検索」とは、特定のユーザーが特定の記事を読み、検索結果に戻ったときにボックスの形で関連キーワードが表示される機能のことです。

この機能は日本では2017年1月に導入されました。特徴として、モバイル版、PC版両方の検索結果で表示されるようになっており、ユーザーが解決したい内容が記事に表示されていない場合でも簡単に検索意図を満たせるように配慮されていることがあります。

そのため、「他の人はこちらも検索」の内容を読み解けば、ユーザーをブラウザバックさせない記事を作成できるのです。

たとえば「クレジットカード おすすめ」というキーワードで対策するとします。この際「他の人はこちらも検索」に「イオンカード 年会費」などのようなキーワードが表示されていた場合、「クレジットカード おすすめ」で検索したユーザーは、上位表示されている記事でイオンカードの年会費に関する情報を取得できなかったことが分かります。

こういった場合に、これから対策する記事の中に、見出しとしてイオンカードの年会費に関する情報を入れておけば、ユーザーの検索意図を満たす記事として上位表示されやすくなります。

people also search forとも呼ばれる

日本では「他の人はこちらも検索」と呼ばれていますが、英語圏ではpeople also search forと呼ばれています。

日本よりも早い2016年1月に導入されましたが、表示する仕組みであるアルゴリズムは開示されていません。また、people also search forと「他の人はこちらも検索」では若干アルゴリズムが異なると言われており、必ずしも関連キーワードが表示されるわけではないようです。

とはいえ、英語圏に向けて発信する記事でなければあまり気にする必要はないため、日本でのみ適用されている「他の人はこちらも検索」に集中すれば問題ありません。

関連記事:Googleは順位づけに何を重視しているか/アルゴリズムを追いかけすぎないSEO対策

「他の人はこちらも検索」の仕組み

「他の人はこちらも検索」の仕組みは、厳密には開示されていません。しかし、関連キーワードやサジェストキーワードが表示されるケースが多いことから、ユーザーが上位表示されている記事で解決できなかった悩みを、Googleが効率良く解決するために表示しているという背景は分かっています。

加えて、ほぼすべてのキーワードにおいて、「他の人はこちらも検索」は上位表示されている記事からブラウザバックしたケースでしか表示されません。つまり、2ページ目以降の記事では、ブラウザバックしても大抵のケースで「他の人はこちらも検索」が表示されないということです。

関連記事
サジェストってどんな機能なの?Google検索における仕組みを解説
ブラウザ(browser)ってなに?その意味や知っておくと便利な基礎知識を解説!

「他の人はこちらも検索」にはどのようなキーワードが表示されるか

ここまで「他の人はこちらも検索」の概要を解説してきました。ここからは、「他の人はこちらも検索」にはどのようなキーワードが表示されるかを解説します。

サジェストが拾われるケースが多い

最も多く表示されるのが、サジェストキーワードや関連キーワードです。
まずサジェストキーワードですが、これはユーザー自身の行動に紐付いて表示されるキーワードのことであり、検索窓に表示されます。Googleではオートコンプリート機能と呼ばれます。

たとえば「ふるさと納税」というキーワードを例にすると、人によっては「確定申告」というサジェストが表示されたり、別の人には「納税」というサジェストが表示されたりします。

次に関連キーワードですが、これはユーザーの検索行動に関わらず、Googleが特定のキーワードに関連する悩みをキーワード化したものです。

たとえば「SEO」というキーワードの関連キーワードには「SEOとは」「SEO 費用」というキーワードが表示されます。特徴としては、ユーザーがSEOというキーワードで検索した際に、追加で検索されやすいキーワードや、後に悩みを抱えるであろうことを想定し、事前に解決しておくべき悩みとして表示されることがあります。

「他の人はこちらも検索」には、これらのサジェストキーワードや関連キーワードが表示されるようになっています。

キーワードごとの検索意図によって異なる

関連キーワード、サジェストキーワードの2つが「他の人はこちらも検索」には表示されやすいと解説しましたが、必ずしも上記2つに当てはまるわけではありません。検索意図によっては、まったく関係のないキーワードが表示されることもあります。

「他の人はこちらも検索」は、言葉のとおり「他のユーザーも検索しているキーワード」が表示されるため、当然ながら関連キーワード以外が多く検索される場合は、そのキーワードが優先的に表示されてしまいます。

したがって、基本的には関連キーワードとサジェストキーワードが表示されますが、検索意図やキーワードによっては、全く別のキーワードが表示されてしまうケースもあることは理解しておきましょう。

関連記事:SEOで大切なキーワードの選出方法について徹底的に解説します!

ニッチな検索キーワードでは「他の人はこちらも検索」が表示されないこともある

ここまで「他の人はこちらも検索」の仕組みなどを解説してきましたが、検索結果で出てこないケースもあるかもしれません。実際に、ニッチな検索キーワードでは「他の人はこちらも検索」が表示されないケースも存在します。

ニッチな検索キーワードとは、検索ボリュームがあまりにも少ないキーワードであったり、過去には検索ボリュームがあったものの、現在ではあまり検索されていないキーワードが該当します。

しかし、必ずしも「他の人はこちらも検索」が表示されないことを悲観的に捉える必要はありません。なぜなら、すでに上位表示している記事の内容でユーザーの悩みは解決できているということなので、自社も競合記事の内容を参考に記事を公開すれば、同様に上位表示できる可能性が高いためです。

「他の人はこちらも検索」の内容が複雑な場合や、検索意図が複数存在する場合は、それだけ記事作成に多くの時間と工数がかかります。しかし、検索ボリュームの少ないニッチなキーワードの場合は、比較的容易に上位表示できるでしょう。

関連記事:SEOで使われる用語「ロングテールSEO」について

「他の人はこちらも検索」をSEOに活かす方法

ここまで「他の人はこちらも検索」を解説してきましたが、最も知りたいのは具体的なSEOへの活かし方ではないでしょうか。「他の人はこちらも検索」をSEOに活かすには、以下の2つを実行する必要があります。

・ 記事内の見出しに追加する
・ 内部リンクを繋いで再検索を防ぐ

それぞれ順番に解説します。

記事内の見出しに追加する

まずは「他の人はこちらも検索」に表示されているキーワードを、記事内の見出しに追加しましょう。記事内の見出しに追加すれば、Googleから、より網羅的に検索意図を満たそうとしているという評価を受けられます。つまり、SEOの検索順位に良い影響をもたらす可能性が高いです。検索順位が上がらないと悩んでいる場合は「他の人はこちらも検索」の内容を見出しに追加することを検討してみてください。

内部リンクを繋いで再検索を防ぐ

次に、「他の人はこちらも検索のキーワードで新しい記事を作成し、その記事に内部リンクを繋ぐことも1つの手段です。キーワード同士の回遊率が上がるため、SEOに良い影響をもたらす可能性が高く、再検索を防げるため、競合他社の記事に流れてしまう心配がありません。

関連記事:SEOで重視されるオーソリティとは?調べる方法と高める方法を解説!

「他の人はこちらも検索」とその他のGoogle機能の違い

「他の人はこちらも検索」以外にも、Googleには様々なキーワード機能が設けられています。ここでは、それぞれの違いを簡易的に説明します。

関連キーワードとの違い

関連キーワードは、ユーザーが検索したキーワードに関連する悩みやキーワードのことです。キーワードごとに関連キーワードは異なりますが、表示される関連キーワードはどのユーザーに対しても同じものとなります。つまり、ユーザーの属性や検索行動に応じて、関連キーワードが変わることはありません。

サジェストキーワードとの違い

サジェストキーワードは、ユーザーへのレコメンドキーワードのようなものです。ユーザーそれぞれの属性や検索行動が勘案されているため、1人ひとりのユーザーに表示されるサジェストキーワードは異なります。主に、居住エリアや過去に検索したキーワードに基づいてサジェストキーワードが選定されるケースが多いです。

共起語との違い

共起語とは、ユーザーが検索したキーワードに対して、既存の検索結果に公開されている記事中で、同時に出現する頻度が多い言葉のことです。たとえば「SEO」というキーワードを狙って公開している記事が、SEOと同時に「方法」「費用」「おすすめ」という言葉を多く使っているとします。この場合、上記で挙げたような言葉が共起語になります。

Googleは日本語の意味を正確に把握することはできませんが、共起語の存在は理解しています。つまり、狙っているキーワードと一緒に出現する頻度が多い共起語をページ内で適切に使用することにより、検索上位を獲得できる可能性が高まります。

関連記事:コンテンツマーケティングとは?基礎から分かりやすく解説します!

まとめ

本記事では、「他の人はこちらも検索」について解説をしてきました。「他の人はこちらも検索」は、上位表示されている記事の内容で解決できなかったユーザーの悩みを、ブラウザバックした際にGoogleがあらかじめ表示する機能のことです。主に、関連キーワードやサジェストキーワードが表示される傾向にあります。

「他の人はこちらも検索」をSEOに活かすためには、既存記事の見出しにキーワードを追加したり、新規記事を作成し、内部リンクを繋いで再検索を防いだりすることが重要です。まずは本記事を参考にして実際に対策を始めてみてはいかがでしょうか。

監修者

古宮 大志

古宮 大志

ProFuture株式会社 取締役 マーケティングソリューション部 部長
大手インターネット関連サービス/大手鉄鋼メーカーの営業・マーケティング職を経て、ProFuture株式会社にジョイン。これまでの経験で蓄積したノウハウを活かし、クライアントのオウンドメディアの構築・運用支援やマーケティング戦略、新規事業の立案や戦略を担当。Webマーケティングはもちろん、SEOやデジタル技術の知見など、あらゆる分野に精通し、日々情報のアップデートに邁進している。

執筆者

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