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サジェストってどんな機能なの?Google検索における仕組みを解説

2021.10.4
読了まで約 5

サジェストとは、GoogleやYahoo!などの検索エンジンで文字を入力した際、キーワードが予測されて表示される機能のことです。たとえば「夏」と入力すれば「夏休み」「夏目漱石」など、入力された文字から考えられるキーワードが表示されます。ユーザー目線でもサジェストは便利な機能ですが、適切に組み込むことでSEO施策においても効果を発揮します。本記事では、サジェストが表示される仕組みやSEOにおける重要性、各キーワードのサジェストを効率良く調べる方法についてご紹介します。

サジェストとは?どのような機能?

サジェスト機能の名前の由来は、英語の「suggest」から来ています。サジェストは、その単語の意味の通り、入力された情報からキーワードを「提案する」機能のことです。サジェスト機能は、Googleを始めとしたさまざまな検索エンジンに導入されています。詳しくは後述しますが、サジェストはそのときのユーザーニーズに沿って表示されるものであり、ユーザーの検索意図の理解にも非常に有用です。

サジェストが表示される仕組み

ここまで、サジェストの概要について解説をしました。ここからは、サジェストがどのような基準を持って表示されているのかをご紹介します。

Googleのサジェストに対する定義

Googleによると、オートコンプリート(Googleにおけるサジェスト)が行われる基準は大きく分けて以下の4点です。

● 検索するユーザーの位置情報
● ユーザーの属性
● 月間検索ボリューム
● キーワードのトレンド

以上の情報を基に、ユーザーが求めていると推測されるキーワードをサジェストとして表示しています。それぞれの項目について詳しくご説明します。

位置情報

「ランチ」と検索窓に入力しようとしたら、打ち終わる前に「ランチ 地名(現在地)」とサジェストに表示された経験がある方は多いのではないでしょうか。Googleはユーザーの位置情報を取得し、サジェストを取得した位置情報に最適化します。特に、飲食店や宿泊施設など、検索時に場所の情報が重要なキーワードを入力した場合、ユーザーの位置情報を反映したサジェストが返されるようにアルゴリズムが組まれています。

ユーザー属性(過去の検索履歴等)

過去に検索したキーワードが、サジェストに表示されることもあります。Googleの検索エンジンは、ユーザーが過去に検索したキーワードを記憶する仕組みになっています。過去に検索されたキーワードはユーザーの関心が高いとみなされ、結果サジェストに表示されやすいです。これらアルゴリズムにより、ユーザーは興味や関心のある情報をいち早く入手できます。

月間検索ボリューム

検索ボリュームとは、1つのキーワードが全ユーザーから検索された回数のことです。検索ボリュームの多いキーワードは多くのユーザーからの関心が集まっていると判断されるためサジェストに表示されやすくなります。Googleはユーザーの利便性を追及するために日々アップデートを重ねるので、月間検索ボリュームによるサジェストは日々変化します。

トレンド性の高いキーワード

トレンドとは、ニュースやイベントなど、リアルタイムで話題になっている事柄のことです。サジェストは、基本的に上記の3項目によって決定されます。しかし、一時的であっても急激に多く検索されているキーワードに関しては、ユーザーニーズが高いと認識されサジェストに表示されます。トレンドによるサジェストは一時的にユーザーニーズに応えるものであるため、ほとんどの場合は長期に渡って維持されません。

サジェストとその他のキーワードの違い

ここまで、サジェストキーワードがどのようにして表示されるのかを解説しました。実は、他にもサジェストに非常に似ているキーワードがあり、混同されることがよくあります。ここでは、サジェストと混同しがちな2つのキーワードについて違いをご説明します。

関連キーワードとの違い

サジェストと混同されがちなものに「関連キーワード」があります。サジェストは、入力されたキーワードと上述の4つの観点から、Googleが予測して表示するワードのことです。その一方で、関連キーワードとは、実際に検索されたキーワードに関連するワードのことを言います。サジェストはキーワードの月間検索ボリュームやトレンドだけでなく、ユーザー個人の過去の検索情報を踏まえて表示される一方で、関連キーワードはユーザー個人の検索情報を除外し、検索ボリュームにのみ影響されます。

Googleの場合、関連キーワードの表示のされ方は以下の通りです。

画像:関連キーワードとの違い

一方で、サジェストは以下の画像のように検索窓に入力している途中で表示されるもののことを言います。

画像:サジェスト

共起語との違い

サジェストと似ているものに「共起語」があります。共起語とは、キーワードとともに文章中に頻繁に出るワードのことを指します。たとえば「ラーメン」を例にすると、検索窓に「ラーメン」と入力したときに、ともに出てくる「地名」や「オススメ」といったワードがサジェストになります。これらに対して、ページ上で「ラーメン」と共に頻出する「こってり」や「美味しい」といったワードが共起語です。

Googleの検索エンジンは、共起語の情報を基にコンテンツの内容を判断していると言われているため、SEOで上位表示を狙うためにも非常に重要な要素の1つと言えます。

サジェストをSEOに活用する方法

サジェストがユーザーニーズを反映したものであることがご理解いただけたでしょうか。サジェストを見ることでユーザーの検索意図が予測できるため、質の良いコンテンツ制作やキーワード選定に有効活用できます。ここからは、実際にサジェストをSEOに活用する2つの方法についてご紹介します。

関連記事:SEOを意識しポイントを押さえたライティングとは?

①:キーワード選定に役立てる

上述したように、サジェストはユーザーニーズを反映したものです。つまり、サジェストされているキーワードは多くのユーザーによって検索されたものであり、そのキーワードへ多くのユーザーが流入しています。サジェストから検索意図を汲み取ることで、よりユーザーが求めるコンテンツを作成できます。

また、1つのページで複数のニーズを解決するコンテンツが上位表示される場合も多いです。サジェストキーワードで特定のキーワードから派生したニーズを調査できるので、サジェストを活かして多くのユーザーの検索意図に合ったコンテンツを作成すると良いでしょう。

②:リライト時にニーズを把握する

ユーザーのニーズは日々変化しています。過去に作成したコンテンツは、現在のユーザーニーズを満たせているのかを確認してみましょう。サジェストは頻繁なアップデートにより更新されるので、サジェストを確認することで、ユーザーが求めているニーズを汲み取れます。

サジェストの結果から汲み取れるユーザーの意図と、現状のコンテンツの意図がマッチしていなければリライトが必要です。サジェストの結果を基に過去の記事をリライトすることで、コンテンツの内容をユーザーの検索意図に最適化できるため、結果的にSEOに良い影響を与えます。

サジェストの抽出ツール5選

ここまでサジェストの概要等を解説してきましたが、都度キーワードを検索窓に打ち込んで調査するのは、面倒に感じてしまう方も多いのではないでしょうか。ここでは、指定のキーワードでサジェストの抽出ができるツールを5つご紹介します。サイトのニーズや好みに合わせて以下のツールを活用してください。

ラッコキーワード

ラッコキーワード(旧:関連キーワード取得ツール(仮名・β版))は、無料でキーワードのサジェストを抽出できるツールです。Googleのサジェストのみならず「Yahoo!知恵袋」「goo!知恵袋」の関連キーワードを抽出できる点が特徴です。質問サイトの関連キーワードも同時に抽出できるため、よりユーザーの悩みを明確化でき、ユーザーの検索意図に沿ったコンテンツ制作の一助となるでしょう。

Ubersuggest

Ubersuggestは日本だけではなく、世界各国の言語におけるサジェストの抽出が可能です。Ubersuggestは、サジェストだけではなく各クエリのCPCや月間検索ボリューム、SEO難易度まで確認できるツールです。こちらのツールは有料ですが、お試し期間として7日間無料で利用できます。気になる方は一度使ってみてはいかがでしょうか。

SE Ranking

SE Rankingはサジェストの抽出はもちろんのこと、各キーワードの検索ボリュームや類似キーワード、関連キーワードなども抽出できる有料のツールです。SE Rankingは競合調査の観点でも優れており、競合サイトの流入キーワードや上位表示されているコンテンツなどを確認できます。キーワード選定と競合分析の両方が可能なツールと言えるでしょう。

KOUHO.jp

KOUHO.jpはシンプルで非常に使いやすい無料ツールです。GoogleサジェストだけではなくAmazonや楽天のサジェストの抽出もできます。GoogleサジェストとAmazonや楽天のサジェストでは少し結果が異なるので、サイトやコンテンツの目的に合わせて、どの検索エンジンのサジェストを参考にするか決めると良いでしょう。

Keyword Tool

Keyword ToolはGoogleのみならず、YouTubge、eBay、Amazon、Instagram、Twitterなどさまざまな検索エンジンのサジェストについて調査できるツールです。無償版と有償版があり、無償版でも最大750個のキーワードデータを抽出できます。有償版では各キーワードの競合性や検索ボリュームなどのキーワードの詳細について調査できるため、競合性の低いキーワードを探すのにも最適のツールです。まずは無償版を使ってみて、気に入ったら有償版を検討してみてはいかがでしょうか。

まとめ:サジェストをSEO施策に役立てましょう

本記事では、サジェストが表示される仕組みやSEOへの活用法、サジェストを効率良く調査するツールについてご紹介しました。サジェストはGoogleによってユーザーニーズに合わせて日々アップデートされます。そのため、サジェストを考慮してコンテンツを作っていくことで、ユーザーの検索意図に合わせたコンテンツ制作ができます。ユーザーの検索意図に沿ったコンテンツはSEOに好影響を与えるので、ご紹介した活用法とツールで、サジェストをSEOに役立ててください。

監修者

古宮 大志

古宮 大志

ProFuture株式会社 取締役 マーケティングソリューション部 部長
大手インターネット関連サービス/大手鉄鋼メーカーの営業・マーケティング職を経て、ProFuture株式会社にジョイン。これまでの経験で蓄積したノウハウを活かし、クライアントのオウンドメディアの構築・運用支援やマーケティング戦略、新規事業の立案や戦略を担当。Webマーケティングはもちろん、SEOやデジタル技術の知見など、あらゆる分野に精通し、日々情報のアップデートに邁進している。

執筆者

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