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JavaScriptとは!初心者でも分かる基本的な概念と仕組みを解説!

2023.4.3
読了まで約 6

JavaScriptは、Web開発において欠かせないプログラミング言語の一つです。初心者でも簡単に学べる点が魅力で、HTMLCSSと共にWebページを動的にすることができます。

本記事では、JavaScriptの基本的な概念と仕組みについてわかりやすく解説します。これからJavaScriptを学びたい人は、ぜひ本記事を参考にしていただき、JavaScriptの学習に役立ててみてください。

JavaScriptとは?

JavaScriptとは、Webブラウザ上で動作するスクリプト言語の一つで、動的なWebページを作成するために使用されるプログラミング言語のことです。Webブラウザの機能を制御し、動的な操作やアニメーション、ユーザーとのインタラクション、データの検証や処理などを実現できます。

また、最近ではNode.jsというJavaScriptをサーバー側で実行するためのライブラリも登場しており、Web開発だけでなく、サーバー側の開発にも使われるようになっています。

関連記事:JavaScriptの意味とは?Web開発で欠かせない基本を解説!

JavaScriptの歴史

JavaScriptは、1995年にNetscape Communications Corporationのブレンダン・アイク(Brendan Eich)によって開発されました。

最初はブラウザで動作するスクリプト言語として設計され、Netscape Navigator 2.0に組み込まれました。当初は「LiveScript」と呼ばれていましたが、その後に「JavaScript」に改名されています。

1996年にNetscape Navigator 3.0で初めて一般に公開され、その後Microsoftも同様の機能を提供するJScriptを開発し、Internet Explorer 3.0で採用しました。その後、Web上での動的なコンテンツやインタラクティブな機能の実現に役立つことが判明し、急速に人気を博しました。

2002年には、ECMAScript 4という新しいバージョンが発表され、2005年にはECMAScript 3がリリースされました。2023年3月現在では、ECMAScript 2022が最新バージョンであり、JavaScriptの標準仕様の基礎となっています。(参考:ECMA INTERNATIONAL https://www.ecma-international.org/publications-and-standards/standards/ecma-262/))

JavaScriptは、Web開発において非常に重要な役割を果たしており、動的なWebページやWebアプリケーションを作成するための主要なプログラミング言語の一つとなっています。

JavaScriptとJavaの違いは?

JavaScriptとJavaは、名前が似ているので同じプログラミング言語と思われがちですが、両者は全く異なるプログラミング言語です。では、どのような違いがあるのでしょうか。

JavaScriptは、Webブラウザ上で実行されるスクリプト言語で、HTMLやCSSと組み合わせてWebページの動的な振る舞いを実現するために使用されます。C言語の文法や構造に似た構文を持つスクリプト言語であり、オブジェクト指向や関数型プログラミングなど、多様なプログラミングスタイルをサポートしています。

一方、Javaはオブジェクト指向の汎用プログラミング言語で、デスクトップアプリケーションやWebアプリケーション、モバイルアプリケーションなど、幅広い分野で使用されます。Javaは、C++から派生した言語で、プログラムの安全性や信頼性、ポータビリティに重点を置いています。

JavaScriptの特徴

次に、JavaScriptというプログラミング言語の特徴について見ていきましょう。

JavaScriptには、主に以下の特徴があります。

● 大文字と小文字を区別する
● セミコロンで区切る
● 予約語が存在する
● strict mode (実行モード)が存在する

それぞれ順番に解説します。

大文字と小文字を区別する

JavaScriptは、大文字と小文字を区別します。そのため、変数名、関数名、オブジェクトプロパティ名などの識別子は、大文字と小文字を区別する必要があります。

例えば、次のような変数名は全て異なる変数として扱われます。

var ThisVariable = ”りんご”;
var thisvariable = “みかん”;
var THISVARIABLE = “バナナ”;

同様に、次のような関数名も全て異なる関数として扱われます。

function thisFunction() {
// …
}

function ThisFunction() {
// …
}

function THISFUNCTION() {
// …
}

ただし、JavaScriptのキーワード(予約語)は全て小文字で書く必要があります(「予約語」については後述します)。 キーワードはJavaScriptの構文で特別な意味を持つため、大文字で書くとエラーが発生する可能性があります。

例えば、次のようなコードはエラーになります。

var Function = 10; // “Function”はキーワードなので、変数名に使えない

一般的にJavaScriptのコードを書くときは、識別子を一貫して大文字か小文字かで統一することが重要です。これによって、コードの可読性が向上し、誤解を招くようなエラーを避けられます。

セミコロンで区切る

JavaScriptでセミコロン(;)は、文の終わりを示すために使用されます。つまり、1つの文が終わったら、必ずセミコロンをつける必要があります。

ただし、JavaScriptにはセミコロン自体を省略できる場合もあります。具体的には、次のような場合です。

・改行が文の終わりを示す場合
JavaScriptでは、改行で文の終わりを示せます。つまり、文の最後にセミコロンをつけなくても、改行で文が終わると判断されます。以下は、セミコロンが不要な例です。

var x = 10
var y = 20

・文がブロック({})内にある場合
ブロック内の文は、ブロックの終わりである閉じ括弧(})で文が終わるため、セミコロンをつける必要がありません。

以下は、セミコロンが不要な例です。

if (x === 10) {
console.log(“x is 10”)
}

ただし、セミコロンを省略するとコードが予期しない動作をする可能性があるため、一般的にはセミコロンをつけることが推奨されています。また、複数の文を1行に書く場合には、それぞれの文の終わりにセミコロンをつける必要があります。

var x = 10; var y = 20;

セミコロンを省略するかどうかは、開発者の好みや開発プロジェクトチームのコーディングスタイルによって異なりますが、コンピュータの解釈が曖昧になる可能性があるため、明示的にセミコロンをつけることを推奨します。

予約語が存在する

JavaScriptには「予約語」と呼ばれる、言語自体で特別な意味を持つ単語が存在します。これらの単語は、変数名や関数名などの識別子として使用することができないようになっています。

JavaScriptの予約語には、以下のようなものがあります。

● break: ループまたはswitch文から抜け出すために使用されます。
● continue: ループ内の次のイテレーションに進むために使用されます。
● extends: クラスを継承するために使用されます。
● function: 関数を定義するために使用されます。
● import: モジュールをインポートするために使用されます。
● new: オブジェクトを生成するために使用されます。

ほかにも数多くの予約語がありますので、変数宣言や関数作成の際は注意しましょう。

strict mode(実行モード)が存在する

JavaScriptでは、「strict mode(実行モード)」という、JavaScriptコードをより厳密に解釈するための機能が存在します。strict modeは、コードの先頭で「”use strict”;」と記述することで有効になります。

strict modeを使うことで、以下のような制限が行われます。

● グローバル変数の暗黙的な宣言の禁止
● 厳密な関数有効範囲のルール
● 重複する引数名やプロパティ名の禁止
● eval関数の厳密な動作
● セキュリティの強化

Strict modeは、コードの保守性を高め、バグを減らし、安全性を向上させるための便利な機能です。しかし、過去のコードとの互換性が損なわれる場合があるため、注意して使用する必要があります。

JavaScriptでできること

JavaScriptを使うことで、Webに関する様々な処理を実行できます。

主にJavaScriptでできることは、以下の通りです。

● サーバー側で動きを付ける
● Webサイトに動きを付ける(HTMLとCSSに指示出しをする)
● 非同期通信ができる
● Webアプリケーションサービスを開発できる

それぞれ順番に解説します。

サーバー側で動きをつける

サーバー側で動きをつけるためのプログラミング言語は、PHPやRubyなどが代表的ですが、JavaScriptでも「Node.js」というライブラリを使うことで、サーバー側で動かすことができます。

データベースに接続し、データの取得・更新・削除ができるのはもちろん、チャットやライブ配信などのリアルタイムアプリケーションの作成もできます。

クライアント側とサーバー側で同じプログラミング言語(JavaScript)を使うことができれば、開発者がJavaScriptの知識を習得する必要がなくなり、開発の効率も向上します。

Webサイトに動きをつける(HTMLとCSSに指示出しをする)

JavaScriptを使ってHTMLとCSSに指示を出して、Webサイトに動きをつけることも可能です。

例えば、HTMLの要素を取得・操作することで特定の要素を非表示にしたり、テキストを変更したり、フォームの入力内容を検証することができます。また、CSSのスタイルも変更でき、特定の要素の背景色やフォントサイズを変更できます。

これにより、ユーザーの動作に応じて表示を変えられ、動的なWebサイトが制作できます。

非同期通信ができる

JavaScriptでは「Ajax(Asynchronous JavaScript and XML)」という技術を用いて、Webページの一部を再読み込みすることなく、サーバーと非同期的に通信できます。

例えば、ユーザーがフォームに入力したデータを、ページ全体を再読み込みすることなくサーバーに送信してチェックを行い、エラーメッセージを表示させることができます。

Ajaxを使用することで、Webページのレスポンス性やユーザビリティを向上させられます。

Webアプリケーションサービスを開発できる

JavaScriptを使うことで、様々なアプリケーションの開発が可能です。

例えば、Googleが提供するWebメールサービス「Gmail」は、JavaScriptを多用して開発されていることで知られています。ページを再読み込みすることなく、メールの読み書きや削除などができます。

また、ソーシャルメディアとして有名な「Twitter」でも、JavaScriptを使用することでページの再読み込みをせずに新しいツイートが読み込めるように作られています。ツイートを投稿するフォームなども、JavaScriptを使って実装されています。

関連記事:HTMLとは?簡単なHTMLタグの基本からCSSの基礎まで初心者にもわかりやすく解説
関連記事:CSSとは?できること、HTMLとの関係や基本文法

JavaScriptは毎年仕様が更新される

JavaScriptは、毎年仕様が更新されるプログラミング言語で、ECMAScriptという標準化団体によって定められた仕様に基づいて開発されています。ECMAScriptは、毎年新しいバージョンをリリースしており、その度にJavaScriptの仕様が更新され、新しい関数や機能が使えるようになります。

ただし、新しい機能を活用することができるようになったとしても、全てのブラウザが最新の仕様に対応しているわけではないため、ブラウザ毎に適切な処理を行い、古いブラウザでも新しい機能を利用できるようにする必要があります。

関連記事:ブラウザ(browser)ってなに?その意味や知っておくと便利な基礎知識を解説!

まとめ

本記事では、JavaScriptの基本的な概念と仕組みについてわかりやすく解説しました。JavaScriptは、Web開発において重要な役割を持つプログラミング言語です。

特別な開発環境が不要で、初心者でも簡単に学習できるという魅力があり、HTMLやCSSと組み合わせることでWebページをより動的にすることが可能です。また、サーバー側で動きを付けたり、非同期通信、Webアプリケーション開発ができるなど、できることも毎年増えつつあるプログラミング言語です。

プログラミング言語を学ぶのであれば、ぜひJavaScriptの基本概念も押さえておきましょう。

関連記事:ノーコード・ローコードとは?プログラミング知識は不要、誰でもアプリ開発できる時代に

監修者

古宮 大志

古宮 大志

ProFuture株式会社 取締役 マーケティングソリューション部 部長
大手インターネット関連サービス/大手鉄鋼メーカーの営業・マーケティング職を経て、ProFuture株式会社にジョイン。これまでの経験で蓄積したノウハウを活かし、クライアントのオウンドメディアの構築・運用支援やマーケティング戦略、新規事業の立案や戦略を担当。Webマーケティングはもちろん、SEOやデジタル技術の知見など、あらゆる分野に精通し、日々情報のアップデートに邁進している。

執筆者

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