自社でオウンドメディアを運営することが決定、その担当者はズバリあなた。このような場合、何から手をつけていいのかわからないもの。
しかし実際はサイトデザインの戦略を練る上で、Webデザインの知識に加えて、集客戦略やユーザー体験を考慮した設計が欠かせないのです。
そこで今回は、オウンドメディアを運営するにあたって、必要となるサイトデザインの戦略を3つのポイントとともに解説します。
Webデザインの観点から見ると、単なる美しさだけでなく、オウンドメディアの目的に沿った機能性が求められます。また、検索エンジンからの流入を期待する場合、集客に直結する構造設計が重要な要素となるのです。
本記事を読むことで、あなたのオウンドメディア立ち上げプロジェクトが成功する可能性が高まるでしょう。
オウンドメディアとは?
はじめにオウンドメディア(owned media)について、簡単に触れておきます。
オウンドメディアとは、端的にいえば「自社が所有するメディア」を指します。自社が運営しているメディア全般です。オウンドメディアの活用は、顧客との直接的な接点を構築する手段として、現代のマーケティングにおいて非常に重要です。
具体的には、会社のコーポレートサイトやブランドサイトなどが「自社が所有するメディア」に当たります。紙媒体である会社案内のパンフレットなども同様です。自社の商品やサービスを購入することができるECサイトももちろん含まれます。
さらに直接的には自社とは関係なくても、ユーザーに対して関連的な情報を提供するコンテンツサイトなども該当します。このようなオウンドメディア戦略を通じたウェブデザインの工夫により、企業の集客を効果的に促進することが可能です。
上記にあげたように、オウンドメディアの範囲はかなり広いですが、一般的な場合として捉えられるのは「ユーザーに有益となる情報を提供するサイト」、いわゆる「webデザインを工夫したコンテンツサイト」です。近年、オウンドメディアを活用した集客戦略として、webデザインの最適化に注力する企業が増加しています。効果的なオウンドメディア運営には、ユーザー体験を最優先とした戦略的なwebデザインが不可欠であり、これが集客につながるコンテンツサイト構築の鍵となるのです。
サイトデザインの戦略は「目的」で決まる!
オウンドメディアを運営する場合に、最初に手をつけなければならないのは、どのようなメディアを立ち上げるか、その方向性を決めることです。
ここでは、ユーザーや消費者に向けて独自情報を提供するコンテンツサイトを前提に話を進めていきます。
webデザイン戦略の出発点となるのが、「目的」です。
「目的」はオウンドメディアの立ち上げにも必要なことですが、このサイトを作ることで得られる成果、ゴールを明確にして戦略を練ることがもっとも重要です。
オウンドメディア集客の観点からいえば、自社のブランディングの一環として認知度を高めるためなのか、実際に商品やサービスを購入する見込み客を獲得するためなのか、その目的によって集客効果は大きく異なります。
それぞれの目的によって、コンテンツサイトの内容も180度異なってくるでしょう。
たとえば認知度向上が主目的なら、broad(広い)な情報発信が中心となりますが、リード獲得が主目的なら、webデザイン施策を含めた顧客心理に基づいたサイト構造設計が必要になります。
オウンドメディア運用において、集客への貢献度を最大化させるには、このサイトを作ることで実現したい具体的なゴールを明確にすることから始める必要があります。
そのためサイトの存在理由となる「目的」を明確にすることから始めます。
戦略を立てる上での3つのポイント
目的が決まれば、次に実際にサイトの設計を考える必要があります。
そのためには、サイトデザインの戦略を立てなければなりません。
戦略を練る上で、注意すべきことは何でしょうか。ここでは、3つのポイントをご紹介します。
オウンドメディアを成功させるためには、webデザインの方針が極めて重要です。単に見た目を整えるだけでなく、マーケティング目標に基づいた設計思想が必要となるのです。
まず第一に、集客の観点からサイト構造を考えることが欠かせません。ターゲットユーザーがどのような検索意図を持っているのかを分析し、その意図に沿ったwebデザイン戦略を展開することで、初めて実質的な成果につながります。
第二に、オウンドメディア運営における一貫性の維持が求められます。複数のコンテンツを展開する場合、各ページのデザイン要素やナビゲーション構造の統一感を保つことで、ユーザーの使いやすさと信頼性が向上します。
第三に、集客効果を最大化するためには、定期的なデザイン改善が不可欠です。実際の利用者行動をデータから分析し、その結果に基づいてUIやUXを改善していくプロセスが、長期的な成功を左右することになるのです。
このように、戦略立案の各段階で検討すべき項目が複数存在します。次のセクションでは、これらのポイントについてさらに詳しく掘り下げていきます。
受け取る側を意識する
どうしてもサイトデザインを行う際には、提供する側の目線や都合を優先してしまうことがあります。しかし受け取る側、つまりユーザーからの目線でデザイン戦略を立てなければ、単に自己満足の域を超えることはできません。
Webデザインの観点から考えると、ユーザーの行動心理や利便性を念頭に置くことが必須です。集客を実現させるためには、訪問者が「求める情報を簡単に見つけられるか」という視点が極めて重要になります。最初はPV数を増やすことができても、維持することはできず、次第に離れていくでしょう。
オウンドメディアを成功させるには、ターゲットユーザーのペルソナを詳細に設定し、彼らの検索ニーズや課題解決に直結したコンテンツ設計が求められます。訪問者の操作性や視認性を軽視したデザインでは、せっかくのWebデザイン投資も無駄になりかねません。
ひとりよがりにならないデザイン戦略が必要です。ユーザー目線でのwebデザイン実装により、サイト全体のユーザー体験(UX)が向上し、結果として集客効果にも直結します。訪問者が迷わず、快適にサイトを閲覧できる環境を構築することこそが、オウンドメディア運営の基本となるのです。
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コンセプトを貫く
自社の商品やサービスの世界観を大事にするというコンセプトを立てたとしましょう。
Webデザインの観点から見ても、集客に繋げることを主眼としたオウンドメディアであれば、様々な情報を含む多様なコンテンツサイトでも成果を得ることができます。
しかし世界観を大事にするというコンセプトに沿うのであれば、詰め込み過ぎの内容では、世界観が壊れてしまいます。オウンドメディアの集客戦略においても、ブランドの一貫性は非常に重要な要素となります。
そうなることで、自社のブランディングにも影響が出ることとなり、結果的には混乱を招く恐れも否定できません。Webデザインの戦略において、ビジュアル要素とコンテンツ内容が相互に矛盾していては、ユーザーの信頼を失うことになるのです。
最初に立てたコンセプトを基軸として、常に沿って運営されているかを確認することが必要といえるでしょう。定期的な見直しを通じて、コンセプトの実行状況をモニタリングし、ブレない運営体制を整備することが、長期的な集客成功につながる重要なプロセスなのです。
関連記事:コンセプト(concept)の意味ってなに?なぜ必要なのか含め解説します
サイトの運営計画と照らし合わせる
非常に忘れがちなのが、サイトの今後の運営計画です。
たとえばユーザーが有益と思う情報を提供するコンテンツにしても、その内容を誰が更新していくのかは重要な項目です。Webデザインの方向性を決める際には、会社内部でオウンドメディア管理を行うのか、ライターに業務委託を行うのかで、サイトデザインも大きく異なってきます。
オウンドメディア集客に支障をきたせば、コンテンツサイト自体がマイナスのイメージを与える「負の遺物」となってしまうのです。そのためサイトデザインを行う上で、今後の運営計画と照らし合わせることが必須といえるでしょう。
webデザイン戦略を実行するとなれば、担当者を明確にしてプロジェクトを組まなければなりません。サイトデザインを外注するとしても、自社としてどのような目的、効果を期待するのか、ユーザーインターフェース設計で譲れないというこだわりがあるはずです。
先に、プロジェクトメンバーと自社の中で認識を共有しておくことが望ましいでしょう。その上で、サイトデザインの戦略を丁寧に練ることが必要です。
また立ち上げた後は必ず定期的にチェックをして、改善を行っていくことも忘れてはなりません。立ち上げ後は、PDCAサイクルを高速で回すことをおススメします。
まとめ
◆ オウンドメディア運営において、集客効果を最大化するには、ユーザーに有益となる情報を提供するコンテンツサイトの構築が重要である
◆ Webデザイン戦略のスタートは「目的」を明確にすることが不可欠であり、これがオウンドメディアの集客を左右する
◆ ユーザー視点を重視したデザイン設計、自社のコンセプトを貫くこと、そして現実的な運営計画に沿うという3つのポイントが大事
◆ 定期的な改善とPDCAサイクルの実行により、オウンドメディアの継続的な成長と集客への貢献が実現される

