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オウンドメディアにおけるマネタイズ方法~収益アップにつながる運営~

2019.10.7
読了まで約 3

オウンドメディアを立ち上げたが、収益アップにつながらないという企業担当者の声が多く聞かれます。

オウンドメディア運営には、収益を上げるためのマネタイズ対策が必要です。

今回はオウンドメディアにおけるマネタイズ方法を紹介し、収益アップにつながる運営について解説します。

 

オウンドメディアにおけるマネタイズ方法

オウンドメディアにおける直接的なマネタイズ方法は大きく分けると4つあげられます。

 

純広告

純広告とは、オウンドメディアに広告スペースを設置して、広告掲載費を得る方法です。

多くのアクセス数が見込まれるオウンドメディアであれば、広告の掲載希望がくる可能性が高くなります。

掲載料は掲載期間で決定されるケースがメインですが、クリック数、表示回数に対して金額を設定するケースもあります。

アクセス数の向上は、オウンドメディア運営のベースになる取組みですので、純広告の掲載リクエストが獲得できるように読者を意識したコンテンツの継続的な更新をすることが重要です。

 

アドネットワーク

アドネットワークとは「Google AdSense」「Google広告」「Yahoo! プロモーション広告」などのアドネットワークを活用して、広告収益を得る方法です。

広告収益は、「インプレッション課金型」「クリック課金型」「成果型」「アプリインストール型」などがあります。

アドネットワークは、オウンドメディアの画面に、広告が自動的に掲載されていきます。

掲載される広告は、オウンドメディアの内容と関連のある広告がチョイスされて、比較的早いタイミングで更新されていきます。

掲載広告をオウンドメディア側で決めることができないため、意図しない広告が掲載されてしまうリスクがあることは承知していなければいけません。

アドネットワークの広告を制御できるかどうかを確認しておき、可能であれば、制御したい広告を掲載しないような工夫も必要でしょう。

 

アフィリエイト

アフィリエイトとは、企業の広告を「A8.net」「バリューコマース」「afb」などの仲介サービス(ASP)を通して専用のバナーなどを選択し、自社のオウンドメディアに掲載する方法です。

報酬は、読者が自社のオウンドメディアに貼られたバナーなどから企業サイトに入り、商品やサービスを購入する事で発生します。

報酬は商品価格などに対して、企業が設定した割合に応じて決められるケースが多く、仲介サービス(ASP)を通して支払われます。

 

有料コンテンツの配信

オウンドメディアのコンテンツに価値があり信頼性が高い場合、有料コンテンツの運用が可能になります。

有料コンテンツの運用には、料金を支払ってもコンテンツが欲しいというユーザーのニーズを満たす内容のコンテンツが必要となります。

 

収益アップにつながるマネタイズ運営

オウンドメディアを収益化するマネタイズ運営には3つのポイントがあります。

 

アクセス数

アクセス数が増えることを意識するのはオウンドメディア運営の基本です。

アクセス数を増やすためのSEO対策とSNS活用は、必ず意識して実行すべきです。

SEO対策は、自社のオウンドメディアの記事をGoogleやYahooなどの検索エンジンの上位に表示させるための対策です。

SNS活用は、TwitterやInstagram、FacebookなどのSNSから、自社のオウンドメディアへの流入を目指す取り組みです。

詳しくは下記リンクをご覧ください

ホームページを作成したがアクセス数が増えない!無料で出来るアクセス集客とは?

 

巡回率

検索エンジンは、クローラーというロボットを使ってインターネット上を自動的に巡回しています。

クローラーに自社のオウンドメディアを巡回してもらうように対応していく事が重要です。

具体的には、オウンドメディアの構造の改善や、内部リンクの設置などがあげられます。

詳しくは下記リンクをご覧ください

クローラビリティーを考慮してSEO効果を上げるコンテンツ設計について

 

リピート率

自社のオウンドメディアに複数回アクセスしてくれる読者は、見込客から自社の商品やサービスを購入する顧客になる可能性が高くなります。

オウンドサイトの運営においてはリピート率に注目する必要があります。

 

オウンドメディアの読者を見込み客から顧客へ育成する

オウンドメディアにおける直接的なマネタイズ方法について解説してきましたが、オウンドサイトの本質的な目的は、「自社の商品やサービスの購入」「自社の商品やサービスへの問い合わせ件数の増加」「見込み客の増加」「メールアドレスなどの情報の獲得」になります。

本質的な目的を目指して、オウンドメディアの読者を見込み客から顧客へ育成する運営を行うことで、収益性の高いオウンドメディアを作り上げることができます。

具体的には、自社の商品やサービスに結びついていくようなコンテンツを継続的に更新していく事や、問い合わせフォームを作成し、問い合わせや質問にスピーディーで的確に回答していく取り組み、メルマガの配信などがあげられます。

オウンドメディアの品質を継続的に高めて、オウンドメディアの読者を見込み客から顧客へ育成する運営は、純広告、アドネットワーク、アフィリエイト、有料コンテンツの配信のように、直接的ですぐに収益に結び付くわけではありませんが、企業のブランドイメージや信頼性を高め、結果的に大きく収益に貢献するマネタイズ方法といえるでしょう。

 

まとめ

◆オウンドメディア運営には、収益を上げるためのマネタイズ対策が必要

◆オウンドメディアにおける直接的なマネタイズ方法は「純広告」「アドネットワーク」「アフィリエイト」「有料コンテンツ」の4つ

◆オウンドサイトを収益化するマネタイズ運営には「アクセス数」「巡回率」「リピート率」の3つのポイントがある

◆オウンドメディアの品質を継続的に高めて、オウンドメディアの読者を見込み客から顧客へ育成する運営は、企業のブランドイメージや信頼性を高め、結果的に大きく収益に貢献するマネタイズ方法

監修者

古宮 大志(こみや だいし)

ProFuture株式会社 取締役 マーケティングソリューション部 部長

大手インターネット関連サービス/大手鉄鋼メーカーの営業・マーケティング職を経て、ProFuture株式会社にジョイン。これまでの経験で蓄積したノウハウを活かし、クライアントのオウンドメディアの構築・運用支援やマーケティング戦略、新規事業の立案や戦略を担当。Webマーケティングはもちろん、SEOやデジタル技術の知見など、あらゆる分野に精通し、日々情報のアップデートに邁進している。

※プロフィールに記載された所属、肩書き等の情報は、取材・執筆・公開時点のものです

執筆者

『MarkeTRUNK』編集部(マーケトランクへんしゅうぶ)

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