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Twitterアナリティクスの活用がX(旧Twitter)アカウント運用のカギ! 表示画面や見方や使い方を解説

2025.5.30
読了まで約 7

X(旧Twitter)でなるべく多くの人へ情報を届けたいとき、また収益化を図りたいときなどには、Xが公式で提供している「Twitterアナリティクス」を活用した、現状の効果分析が有効です。

この記事ではTwitterアナリティクスについて、画面の見方、活用方法やできることなどを解説します。マーケティング担当者やSNS運用管理者の方はぜひ参考にしてください。

▼SNS投稿に役立つ資料▼

Twitterアナリティクスとは

画像:データを分析する様子

Twitterアナリティクスとは、著名なSNSであるXが公式で提供している分析ツールの名称です。

Xは多くの方がご承知のとおり、従来はTwitterという名称でしたが、2023年7月に現在のXへと名称変更した経緯があります。しかし、公式分析ツールであるアナリティクスのほうの名称については、2025年4月時点では公式サイト上などでも「Twitterアナリティクス」という名称が残っています。ただしXビジネスの公式サイトなど一部ページでは「Xアナリティクス」という表記へ更新されていることもあり、現状サービス名が混在している状況です。

本記事ではTwitterアナリティクスの名称で解説を続けますが、記事をお読みになる際の状況に応じて、適宜「Xアナリティクス」とお読み替えください。

公式提供の、Xアカウントパフォーマンス分析ツール

Twitterアナリティクスを使うと、Xでの自分のポスト(ツイート)に関して、パフォーマンス(インプレッションや、エンゲージメント率、クリック数などの指標)のリアルタイムな追跡やフォロワーの行動分析などが行えます。

とはいえ、ポストに関して「いいね」が付いた数やインプレッション数(誰かのタイムラインに表示された回数)、リポスト数といった簡易的なリアルタイム情報はポスト自体の下部に常時表示されているため、「Twitterアナリティクスを使わなくても、ポストのパフォーマンスを目視できているよ」と思う人もいるかもしれません。

しかし、Twitterアナリティクスを活用すると、簡易的な指標のみでなく、ポストの詳細なパフォーマンスやフォロワーの動向などを把握するための、さらに細かく網羅的なデータを確認できるのです。

Xの有料プラン「Xプレミアム」ユーザーであれば誰でも利用可能

Xの基本的な楽しみ方(使い方)である、自分のアカウントを作ってポストしたり、フォロワーとのコミュニケーションを楽しんだり、誰かのポストをタイムラインで閲覧したり、といったことはすべて無料でできるため、有料プランのことを知らない人もいるかもしれません。しかし実は、Xには無料利用とは別に、有料のサブスクリプションプランがあります。それが「Xプレミアム」です。

2025年4月現在、TwitterアナリティクスはこのXプレミアムに加入しているユーザーのみに開放されている機能となっています。Xプレミアムでプランを利用中であれば、誰でもアナリティクスを使うことができます。

自分のアカウントに関する状況追跡や分析、レポート作成などが可能

Twitterアナリティクスでは、自分のアカウントが行ったひとつひとつのポストに対して、個別のインプレッション、プロフィールのクリック数、リンクのクリック数などの詳細データを閲覧・分析できます。

分析対象は「自分のアカウント」のポストに限定されるため、他のユーザー(たとえば競合企業のアカウントなど)のパフォーマンスはチェックできません。

▼こちらの関連記事でも、Twitterアナリティクスについて解説しています。
※解説している内容は一部、現在の仕様と異なる場合があります
関連記事:Twitterアナリティクスを使った分析方法や見方を解説!

Twitterアナリティクスは2024年12月から「Xプレミアム」利用者だけが使えるサービスとなり「誰でも無料で使える」は誤り

画像:スマートフォンと「UPDATE」の文字

実は従来のTwitterアナリティクスは、旧Twitterのアカウント利用者であれば誰でも無料で利用できるサービス(機能)でした。SNS本体の名称がTwitterからXへ変更された後もしばらくはその状況が続いていましたが、2024年12月3日のアップデートで現在の仕様に変更され、Twitterアナリティクスの利用がXプレミアムユーザーだけに限定されたという経緯があります。

ネット上で、「Twitterアナリティクスは誰でも無料で使える」という情報が多くみられるのはこのためです。

Twitterアナリティクスで確認できる項目・指標

Twitterアナリティクスでは、以下のような指標を確認・分析できます。

期間

アカウントの概要については、最大で過去1年間までデータを遡ることができ、特定の日時を指定して、その日のインプレッション数やフォローの推移などを確認することも可能です。

表示指標

いいね数、インプレッション数、エンゲージメント数、エンゲージメント率、ブックマークされた数、自分のプロフィールへアクセスされた数、ポスト(投稿)数、リポスト数、フォロー数、返信がおこなわれた数などが確認できます。

ダウンロードできる項目

表示指標に含まれるさまざまな項目を、個別にダウンロード(エクスポート)可能です。インプレッション数やいいね、エンゲージメント、ブックマーク、リポスト、プロフィールアクセスなどのデータをCSV形式でエクスポートできます。

オーディエンス

ポストへの訪問者(オーディエンス)について、最大3ヶ月まで遡り、年齢、性別、登録している国、アクティブだった時間、利用端末(デバイス)といった訪問者の属性(性質・特徴)情報を確認できます。

動画

ポストで投稿された動画について、再生数や再生時間、動画再生完了率などの指標を確認できます。

このほかに、「コンテンツ」「ライブ」「スペース」などのタブがあり、それぞれの指標が確認できます。

Twitterアナリティクスを利用するメリット

画像:「INFLUENCER MARKETING」の文字とビジネスマンの模型

Twitterアナリティクスでさまざまな指標や項目を表示・確認しながら分析を行うと、多くのメリットを得られます。Xアカウントで収益化を図りたいビジネスユーザーやマーケティングをしたい企業だけでなく、なるべく多くの人とつながりたい、自分の情報を広く届けたいという個人ユーザーにとっても有効でしょう。

Xの収益化に関連した記事:X(旧Twitter)で収益化は可能? 様々な方法と実現する仕組み、運用のポイントなどを解説

X運用上の課題を明確に把握できる

自身のアカウントのひとつひとつのポストに関して、単純な「いいね」の数やリツイート数だけでみるのではなく、ポストの内容ごとの効果やパフォーマンスの変動を可視化できます。

たとえば投稿の時間帯によってどのような反応の違いがあるのか、投稿内容の種類によってどのような数値の増減があるのか、といったように、多角的な分析を行いながらアカウントパフオーマンスを正しく読み取ることが可能です。運用面での課題も明確に把握できるでしょう。

マーケティング上のターゲットの動き・反応がわかる

訪問ユーザーがポストから遷移してプロフィールを閲覧した回数など、訪問者の具体的な動きを知ることも簡単です。「ポスト内容のこの部分が心に響いてプロフィールまで見てくれた可能性がある」といったように、ターゲットユーザーの心理を理解する助けになるでしょう。

施策検討がしやすくなる

分析結果をみて把握できたアカウント運用上の課題や、ターゲットの心理や行動などの情報をもとに、たとえば「ユーザーの反応がうすい投稿時間や話題は避ける」「浮かび上がったターゲット層へ、より効果的なアプローチを行う」といったように、アカウント運用や戦略の方向性を調整することが可能です。

ターゲットの関連記事:ターゲティングとは?戦略的なターゲット設定の方法と成功例

Twitterアナリティクスの主要な画面の見方

画像:スマホやタブレットとさまざまな資料

Twitterアナリティクスは、Webブラウザを使って「Xプレミアム」アカウントでXへログイン後、左カラム(左の列)のメニューから「プレミアム」を選択し、「アナリティクス」を選択することで表示できます。

画像:左カラム(左の列)のメニューから「プレミアム」を選択し、「アナリティクス」を選択する

以下では、Twitterアナリティクスへ実際にログインすると、どのような画面があって、それぞれの画面でどういった情報が表示されるのかという点を簡単にまとめてご紹介します。

ホーム画面

画像:アナリティクスのホーム画面

アナリティクスを開くとまず表示される画面であり、上部に「概要」「オーディエンス」「コンテンツ」といったタブが並んで表示されています。

概要タブ

期間について過去7日、2週間、4週間、3ヶ月、1年などを指定したうえで、その期間内における主要な指標(フォロワー数やインプレッション数、エンゲージメント率など)の実績値および、推移を一覧できます。

画面内に表示する指標については「セカンダリデータ」(2つ目のデータ)という項目でサブ指標を指定することも可能です。

画像:アナリティクスのアカウント概要タブ

たとえばメインの指標では「インプレッション数」を指定し、セカンダリの指標に「エンゲージメント」を指定することによって、「インプレッションとエンゲージメントの両方が伸びている日」を確認するといった使い方もできるため、指標の相関関係や連動性を分析するのにも役立ちます。

オーディエンスタブ

フォロワー数の変遷グラフや特定の日にちまでの累計値、「いいね」をクリックしたユーザーの年齢や性別といったように、オーディエンスに関する情報が一覧表示されます。

オーディエンスタブ内の「アクティブな時間」という項目では、指定期間内でのユーザーアクションの活発度を分かりやすい色分け表示で確認可能です。

画像:アナリティクスのオーディエンスタブ

上記のようにエンゲージメントを多く得やすい時間帯(例:火曜の日中、日曜の夜、など)が可視化されており、アカウント運用時間帯についての指針を得られます。

コンテンツタブ

コンテンツタブは、投稿(ポスト)ごとのインプレッション数やブックマーク数、エンゲージメント率やリポスト数など詳細な数値を確認できるタブです。特定のポストに対してや、特定の話題カテゴリに対してパフォーマンスを細かく分析したいときに役立ちます。

Twitterアナリティクスで現状を分析したあとにやるべきこと

画像:フォロワーのさまざまな評価

せっかくTwitterアナリティクスの画面を開いても、ただデータを漠然と眺めていただけでは意味がありません。現状に応じてPDCAをまわしていくことが何より大切です。

以下のような行動を基本として、自分の(自社の)アカウントに合ったPDCAを設定するとよいでしょう。

PDCAの解説記事:PDCAとは!時代遅れといわれる理由やOODAとの違いについて解説!

アカウント運用の目的に応じて目標を設定する

Xアカウントの運用目的として、現在目指したい結果はどういったものであるかを検討します。運用目的の例としては、フォロワー数増加、自社認知度アップ、自社商品プロモーション拡大などアカウントによってさまざまとなるでしょう。

目的が明確化できたら、その目的のためのKPI(Key Performance Indicator、重要業績評価指標)を設定します。たとえばフォロワー数増加のためにはポスト内容に対して強い興味・関心を持ってもらい「今後もこのアカウントのポストをチェックしたい」と感じてもらうことが大切です。

そのためKPIとして「エンゲージメント数」や「インプレッション数(リーチ数)」を設定するという考え方があります。また、もし自社認知度アップが第一の目的であれば、リポスト数をKPIとして設定するのもよいでしょう。

アナリティクスでポストごとのパフォーマンスを確認する

Twitterアナリティクスを利用して、どのようなコンテンツがユーザーからのリアクションを引き出しているかを確認します。たとえばテキスト投稿のほうが多くのリアクションを得ているのか、動画つき投稿のほうが反応は良いのか、といった点は、アカウントで発信する情報の種類や、ターゲットによって異なってきます。

フォロワーを分析する

アカウントのフォロワーになってくれている人の属性を確認し、どのような人が、どのようなコンテンツを求めているかを分析します。自社商品やサ-ビスと親和性が高いのはどのような人であるかを絞り込み、そのターゲットから強い反応を得られそうなコンテンツ戦略へとつなげていきます。

競合を分析する

同業他社など、自分の競合となるアカウントのパフォーマンスをチェックすることも大切です。Twitterアナリティクスでは自分以外のアカウントを分析表示することはできませんが、競合がどのようなポストをしているか、どのような返信やリポストが集まっているかなどを確認します。

競合分析の関連記事:競合分析とは?マーケティング分析のフレームワーク「3C分析」を解説

仮説を立て、次のアクションプランを策定する

以上の分析を経て、状況に応じた仮定を立てながら、どういったアクションをとるべきかを検討します。

<仮説→アクションプラン例>
・「〇〇の話題についてのポストがターゲットに好まれているのでは?」→「同話題のポストを増やしてみる」
・「動画を投稿したポストのほうがリポストにつながっているかもしれない」→「動画投稿を増やしてみる」

仮説の実行と評価を繰り返す

仮説の実行と評価は、一度かぎりや短期間ではなかなか実を結ばないこともあります。アクションプランを実行したうえでその結果を評価し、さらに仮説を立てたうえで、PDCAサイクルをまわしていきます。

想定したパフォーマンスが出ず、仮説が間違っていた可能性がある場合には、改善策や次なる仮説とプランを策定して、再度実行していくことが大切です。

アカウント運用目的別のTwitterアナリティクス活用アイディア

画像:アイデアを練る女性

最後に、Xアカウントの運用目的別のTwitterアナリティクス活用案をいくつかご紹介します。
アナリティクスの活用方法の正解はひとつではないため、ぜひPDCAをまわしながらご自分(自社)に合った方法を見つけ出してください。

<Twitterアナリティクス活用案>
・「認知度アップを優先したい」→まずはポストの内容を多く見てもらう、ということを重視し、インプレッション数に注目する。インプレッション数を増加させるためのポスト内容見直しを随時行う。
・「自社商品やブランドのファンを増やしたい」→フォロワー数増加を第一目標とする。アカウントに魅力を感じてもらえるよう、投稿内容や投稿数を工夫。また世間で自社商品名やブランドについてどのようなポストがされているかをキーワード検索でリサーチする。
・「売上をアップしたい」→ポスト内やプロフィール内のオウンドメディアへのリンク、広告リンクのクリック数や、インプレッション数に基づくリンクのクリック率の数値が良い投稿を確認する。
・「注目を集める話題づくり」→リポスト数を第一目標とし、バズることを目指す。リポストされやすい内容、口調、時間帯などを分析する。

Twitterアナリティクス分析でPDCAをまわし、目的に応じた効果的なX運用を目指そう

「Xプレミアム」プラン加入中のXユーザーが利用できるTwitterアナリティクスは、Xアカウント運用のパフォーマンスを正確に、深く知ることができる有用なツールです。本記事でご紹介した内容を参考に、マーケティング効果の最大化や自社への認知拡大のためにぜひ活用してみてください。

また、SNSをはじめとしたWebコンテンツでのマーケティングにおいては、SEO対策の最適化も重要です。SEOについて課題をお持ちの方は、ぜひProFutureまでお気軽にご相談ください。

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監修者

古宮 大志(こみや だいし)

ProFuture株式会社 取締役 マーケティングソリューション部 部長

大手インターネット関連サービス/大手鉄鋼メーカーの営業・マーケティング職を経て、ProFuture株式会社にジョイン。これまでの経験で蓄積したノウハウを活かし、クライアントのオウンドメディアの構築・運用支援やマーケティング戦略、新規事業の立案や戦略を担当。Webマーケティングはもちろん、SEOやデジタル技術の知見など、あらゆる分野に精通し、日々情報のアップデートに邁進している。

※プロフィールに記載された所属、肩書き等の情報は、取材・執筆・公開時点のものです

執筆者

マーケトランク編集部(マーケトランクへんしゅうぶ)

マーケターが知りたい情報や、今、読むべき記事を発信。Webマーケティングの基礎知識から、知っておきたいトレンドニュース、実践に役立つSEO最新事例など詳しく紹介します。 さらに人事・採用分野で注目を集める「採用マーケティング」に関する情報もお届けします。 独自の視点で、読んだ後から使えるマーケティング全般の情報を発信します。

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