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PPC広告とリスティング広告の違いとは? 定義や活用事例について解説します!

2020.12.16
読了まで約 3

PPC広告とリスティング広告と聞いて、二つの違いがわかるでしょうか。どちらもインターネットを使った広告であることには変わりませんが、耳にしたことはあってもそれぞれの違いは詳しくわからないという方も多いでしょう。

今回はそれぞれの広告の定義や活用事例について解説します。

PPC広告とリスティング広告。どういう意味?

まずはPPC広告とリスティング広告それぞれの特徴や言葉の意味についてみていきましょう。

●PPC広告の定義とは
PPCは「Pay Per Click」の略であり、クリックされるごとに課金される形式の広告を指します。表示されるだけであれば、お金はかかりません。

PPC広告は大きく分けて「検索連動型広告」と「コンテンツ連動型広告」の2種類があります。

「検索連動型広告」はGoogleやYahoo!などの検索エンジンの検索結果画面上に表示される広告で、検索キーワードに設定された広告が表示されます。

たとえば、「リスティング広告」というキーワードを検索エンジンで検索すると広告代理店などの広告が検索結果画面上に表示されるはずです。代表的なものとして「Google広告(旧Google AdWords)」や「Yahoo!広告(旧Yahoo!プロモーション)」が知られています。

「コンテンツ連動型広告」はサイトの広告枠に表示される広告です。サイトのコンテンツやユーザーの属性(年齢や性別、地域など)、興味関心、過去のサイト訪問履歴や検索履歴に連動して広告が表示されます。「ディスプレイ広告」とも呼ばれます。GoogleディスプレイネットワークやYahoo!ディスプレイ広告(旧Yahoo!ディスプレイネットワーク)が知られています。

●リスティング広告の定義とは
リスティング広告は前述した「検索連動型広告」の別称です。検索結果画面上にリストのように表示されることから、「Listing(リスティング)」と呼ばれるようになりました。

「検索連動型広告」の別の呼び名であるため、「コンテンツ連動型広告」はリスティング広告には含まれません。

●リスティング広告はPPC広告の一種
上記のようにPPC広告はクリック課金型のインターネット広告であり、「検索連動型広告」と「コンテンツ連動型広告」に分類され、リスティング広告は「検索連動型広告」のみを指します。

PPC広告という大きなインターネット広告のくくりがあって、そのなかの一つにリスティング広告(検索連動型広告)が含まれていると考えるとわかりやすいです。

●言葉の意味を知っておくとよりコミュニケーションが明確になる
一般的にPPC広告とリスティング広告の違いはあまり認識されていないので、PPC広告をリスティング広告と呼んだり、逆にリスティング広告をPPC広告と呼んだりする場合もあります。また、「検索連動型広告」と「コンテンツ連動型広告」は同一のサービス(Google広告やYahoo!広告)のなかで出稿できるので、運用している分には言葉の定義をはっきりしておかなくても問題ありません。

ただし、社内のメンバーや広告代理店、Web制作会社などの担当者と打ち合わせや情報共有をする際には両者の定義の違いを意識して言葉を使い分けると、よりスムーズにコミュニケーションが取れるようになります。

関連記事:エイチームが目指すデジタルマーケティングの勝ち筋とは? | エイチーム連載第1回

PPC広告・リスティング広告の活用事例

それではPPC広告とリスティング広告はどのように活用ができるのでしょうか?それぞれ活用例を交えてご紹介します。

●PPC広告はインターネットでの認知拡大に最適
PPC広告、リスティング広告ともにインターネットで自社のサイトに誘導し、商品やサービスを宣伝したいときには非常に有効です。先ほど説明した通り、表示されるだけなら広告費はかかりません。クリックされて初めて課金されますが、1クリックあたりの広告費は数円~数百円と非常に安価。テレビや新聞など他のメディアと比較して圧倒的に手軽に広告を出稿することができます。

PPC広告のなかでも、特にコンテンツ連動型広告は自社の認知拡大に最適です。出稿先のサイトの内容や閲覧者の属性・興味関心に合わせて効率的に広告を表示させることができます。

たとえば、マーケティングに関するサイトを見ている人は大なり小なり「マーケティングで自社の成果を上げたい」「マーケティングの情報が欲しい」というニーズを持っています。そのサイトにコンサルティング会社やセミナー会社が広告を表示させれば、見込み客を効率的に集めることが可能です。

コンテンツ連動型広告を使えば、マーケティングの手法や情報を探しているという直接的なニーズを持っている見込み客はもちろん、「自社の業績をアップしたい」「売上を増やしたい」と思っている潜在的なニーズを持っている見込み客も獲得することができます。

●リスティング広告は見込み客に直接的にアプローチできる
リスティング広告は、「検索連動型」であるため、現在進行系の課題や悩みを持っているユーザーに対して直接的にアプローチできるようになります。

「リスティング広告 代理店」というキーワードを検索している人は「リスティング広告の運用を代理店に任せたい」「リスティング広告を出稿したい」というニーズを持って検索をしています。そのキーワードに対して広告代理店が自社の広告を出稿すれば、リスティング広告を出稿したいと思っている見込み客が広告をクリックして契約してくれる可能性が高くなります。特にニーズが明確になっている顧客に的確にアプローチしたい方におすすめです。

このように、PPC広告やリスティング広告を使うことで、インターネット上に安価に広告を出稿でき、効率的に見込み客を集めることができます。

まとめ

◆PPC広告はクリックごとに課金される「検索連動型広告」と「コンテンツ連動型広告」の総称

◆リスティング広告は検索連動型広告の別称であり、PPC広告の一種

◆コンテンツ連動型広告はサイトの内容や閲覧者の属性に合わせて広告を出し、広く自社をPRできる

◆検索連動型広告は検索されたキーワードに応じて広告を出稿でき、見込み客に直接的にアプローチできる

監修者

古宮 大志(こみや だいし)

ProFuture株式会社 取締役 マーケティングソリューション部 部長

大手インターネット関連サービス/大手鉄鋼メーカーの営業・マーケティング職を経て、ProFuture株式会社にジョイン。これまでの経験で蓄積したノウハウを活かし、クライアントのオウンドメディアの構築・運用支援やマーケティング戦略、新規事業の立案や戦略を担当。Webマーケティングはもちろん、SEOやデジタル技術の知見など、あらゆる分野に精通し、日々情報のアップデートに邁進している。

※プロフィールに記載された所属、肩書き等の情報は、取材・執筆・公開時点のものです

執筆者

『MarkeTRUNK』編集部(マーケトランクへんしゅうぶ)

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