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タイパ重視の現代社会、あえて「自分の好きと向き合う時間」を調査 手間をかけて楽しむ時間はオトナの愉楽(株式会社トゥルースピリットタバコカンパニー)

2023.5.8
読了まで約 6

ロゴ:株式会社トゥルースピリットタバコカンパニー

株式会社トゥルースピリットタバコカンパニー(代表取締役CEO 飯原亜矢)は、全国の20代〜60代の男女554人を対象に、「自分の好きと向き合う時間」に関する調査を行った。効率化が重視される時代、できるだけ時間をかけず、なるべく多くのパフォーマンスを得たいという「タイパ」は、2022年の新語大賞にも選ばれ、タイパが生活基準となりつつある。

しかし、調査をしてみると、全てを「時間効率」でみているわけではなく、自分の好きと向き合う時間にはあえてなるべく多くかけたいという意識と行動の実態が明らかになった。時間のパフォーマンスではなくクオリティを重視する「手間をかけて楽しむ時間」への注目が高まる。

タイパ重視の時代、「手間をかけても楽しみたい」現代人が半数も

● 普段の生活の中で「手間をかけても楽しみたいことがある」(53.1%)。
● 手間をかけても楽しむ時間、実際は4.82時間/週:理想は7.55時間/週、1日23.4分ショート。その分、より貴重に?!
● 「手間をかけても楽しむという考え方に共感できる」(65.2%)、「手間をかけても楽しむこと自体に愛着が持てる」(64.3%)
● タイパ時代、あえて手間をかけても楽しみたい理由は、「手間をかけるプロセスそのものを楽しく感じるから」(32.3%)

手間をかけても楽しむ時間は「ひとりでマイペース」に、自分自身と向き合う時間に

● 手間をかけても楽しむ際のこだわりは、「自分1人でマイペースに手間をかける」(42.7%)こと
● 手間をかけても楽しむ際は、「1人で行いたい」(69.1%)。手間をかける時間は自分自身と向き合う時間に
● 手間をかけても楽しみたいこと、男性は「山登りやランニングなどの運動」(27.8%)、「自分の持ち物を減らす」(24.8%)。女性は「自分の持ち物を減らす」(41.5%)、「料理など家事を丁寧に」(36.9%)、「自分の体をケアする」(25.5%)
自分の好きと向き合うために、時間も労力も「惜しまない」
● 自分の好きと向き合う時間、全体の64.0%が「取れている」
● 自分の好きと向き合うためには、時間や労力は「惜しまない」(時間を惜しまない46.4%、労力を惜しまない42.8%)
● 好きと向き合う時間が「取れている」人は、時間(58.9%)や労力(51.7%)をより惜しまない。好きな沼にどっふりハマる

「自分の好きと向き合う時間」に関する調査 調査概要

■ 実施時期:2022年12月7日(水)~12月9日(金)
■ 調査手法:インターネット調査
■ 調査対象:全国の20代〜60代男女554人(男性278人、女性276人)
均等サンプル数回収したのち、人口構成比にあわせてウエイトバック
■ 調査機関:マクロミル ★構成比(%)は小数第2位以下を四捨五入しているため、合計が100%にならない場合があります。

調査の前提:仮説「タイパ重視の時代、効率ではなく手間をかけて楽しむ時間が必要になるのでは?」

「今年の新語2022」の大賞に「タイパ」が選ばれた。「タイパ」とはタイムパフォーマンスの略で、時間対効果のこと。自分が費やす時間に対しての満足度が高かったり、成果が大きいと思われる行動を選択することで、かけた費用に対する満足度の「コスパ」(コストパフォーマンス=費用対効果)に対し、かけた時間に対する成果や満足度が「タイパ」である。

このタイパを重視するのが、Z世代と呼ばれる10代〜20代の若者たちである。タイパを重視する彼らは、動画は倍速視聴、音楽はサビだけ聴取、2時間の映画は10分でまとめたファスト映画でOK、といった傾向が見られる。Z世代を対象とした調査では、彼らの85%が「タイパを重視する」と答えている。

タイパはZ世代に限らず、働き方改革で導入された仕事の効率化や生産性向上、短時間でプレゼンするエレベータピッチなど、社会においても重視され、SNSの短文化や即レス、文字ではなく写真や動画で見せて伝えるビジュアルコミュニケーションなど、日常生活でも、気がつけばタイパ的な選択が一般化している。

このようなタイパ重視の風潮の中、トゥルースピリットタバコカンパニーは、手間をかけて楽しむことや自分の好きと向き合う時間を大事にする、パフォーマンス(成果)ではなくクオリティ(満足感、充足感)を重視した選択もあるのでは?という仮説をたて、今回の「自分の好きと向き合う時間」に関する調査を行った。

タイパや効率が重視され、SNSでプライベートまでもがシェアされてしまう現代、あえて効率を選ばない、自分だけの愉楽の時間が必要となるのではないか。調査結果から見えてきた、手間をかけても楽しむ現代人のリアルに注目したい。

日本人の半数が「手間をかけても楽しみたいこと」を保有

グラフ:普段の生活の中で手間をかけても楽しみたいことの有無を質問した結果

20代〜60代の男女554人を対象に調査を行った。普段の生活の中で手間をかけても楽しみたいことの有無を聞くと、半数以上が「手間をかけても楽しみたいことがある」(53.1%)と答えた[図1]。

手間をかけても楽しむことにかけている1週間の時間を聞くと、平均で4.82時間/週(41.3分/日)となった。一方、手間をかけても楽しむ時間にかけたい理想の時間は7.55時間/週(64.7分/日)となり、1日あたり23.4分足りていないことがわかった[図2]。効率化重視の時代、思うがままに時間をかけることは簡単ではなく、それだけにその貴重な時間に愛着が湧くのかもしれない。

[図1]手間をかけても楽しみたいこと

Q.普段の生活で手間をかけても楽しみたいことは?

グラフ:普段の生活の中で手間をかけても楽しみたいことの有無を質問した結果

[図2]手間をかけても楽しみたいことに(1週間あたり)

Q.手間をかけても楽しむことに実際に使える時間と理想の使いたい時間は?

グラフ:手間をかけても楽しむことに実際に使える時間と理想の使いたい時間はと質問した結果

手間をかけても楽しむことは、共感できるし愛着が持てること
図1で手間をかけて楽しむことが「まったくない」と答えた3.2%以外の96.4%(554サンプル中537人)に、手間をかけても楽しむことに対する意見を聞いた。すると、6割以上が「手間をかけても楽しむという考え方に共感できる」(65.2%)、「手間をかけても楽しむこと自体に愛着が持てる」(64.3%)と答えた[図3]。

手間をかけて楽しむことは自分と向き合い、自分の好きを育む時間に。効率化が重視され、SNSでプライベートも共有される時代、効率など考えずに好きに没頭できる時間は、現代人にとって非常に貴重で贅沢な時間となっているようだ。

[図3]手間をかけても楽しむことは…

Q.「手間をかけても楽しむ」ことをどのように感じていますか?
  スコアは「とても当てはまる」「やや当てはまる」の合計値

グラフ:「手間をかけても楽しむ」ことをどのように感じていますかと質問した結果

手間をかけても楽しみたい理由「プロセスを楽しむ」「リラックスの時間」など豊かな時間の創造に

手間をかけても楽しみたい理由を聞くと、「手間をかけるプロセスそのものを楽しく感じるから」(32.3%)、「手間をかけることでゆっくりとしたリラックスする時間を過ごせる」(30.8%)、「手間をかけた上で完成したものやできた体験が良いものだと感じる」(27.4%)、「手間をかけることで愛情や大切にするという感情が生まれる」(25.8%)など、手間をかけて楽しむことが自分のココロを豊かにする贅沢な時間へとつながっているようだ[図4]。

時間をかけるのは、そのことで得られるパフォーマンスではなく、時間をかけること自体や、手間をかけて楽しむためのクオリティが重視されているようである。

楽しみたい理由を自由に答えてもらうと、「時間をかけることで特別だったり大切だと感じるから」(女性20代)、「毎日の生活を楽しみたいから」(女性50代)、「受動的に楽しむだけでは本当の意味で満たされない」(男性50代)など、効率ではなく自分の満足、自己実現のために時間を忘れて没入する喜びが感じられた。

[図4]手間をかけても楽しみたい理由(複数回答)(自由回答)

Q.手間をかけても楽しみたいことについて、そう感じる理由として当てはまるものは?

グラフ:手間をかけても楽しみたいことについて、そう感じる理由として当てはまるものはと質問した結果

手間をかけても楽しみたい具体的な理由(自由回答)

● 時間をかけるからこそ、特別だったり大切だと感じるから(女性20代)
● 手間をかけるほど愛着が湧き、楽しくなるから(女性20代)
● 靴を磨くのには時間をかける。仕事のやる気に繋がるから(男性20代)
● すべての資本は体と考えているためメンテナンスにこだわる(男性20代)
● 丁寧な暮らしを心がけることでリラックスできるから(女性30代)
● 気持ちに余裕を持ちたいから(女性30代)
● 手間をかけると愛着が沸きものを大切に扱うようになる(男性30代)
● 時間をかけた方が振り返った時に嬉しい(男性30代)
● 時間をかけて歩くことで季節を感じたいから(女性40代)
● ストレスの多い生活をしているのでボーっと頭を使わない(女性40代)
● 健康や地球環境のために手間をかけたい(男性40代)
● 不便を楽しめる人間になりたいから(男性40代)
● 満足感を味わいたいから(女性50代)
● 毎日の生活を楽しみたいから(女性50代)
● 受動的に楽しむだけでは本当の意味で満たされない(男性50代)
● 達成感があるから(男性60代)

手間をかけても楽しむコツは「マイペース」「ひとり」で楽しむもの

手間をかけても楽しむ際のこだわりを聞くと、「自分1人でマイペースに手間をかける」(42.7%)がいちばん重視されている[図5]。そこで、手間をかけても楽しむ際に誰と一緒に行いたいかと聞くと、7割が「1人で行いたい」(69.1%)と答えた[図6]。手間をかけて楽しむことは、自分がやりたいことにだけ集中し、自分自身と向き合い見つめ直す、そんな貴重な時間となっているようだ。

[図5]手間をかけて楽しむ際のこだわり(複数回答)

Q.手間をかけても楽しむ際のこだわりは?

グラフ:手間をかけても楽しむ際のこだわりはと質問した結果

[図6]手間をかけて楽しむ際の相手(複数回答)

Q.手間をかけても楽しむことを一緒に行いたい相手はいますか?

グラフ:手間をかけても楽しむことを一緒に行いたい相手はいますかと質問した結果

手間をかけても楽しみたいこと、男性は「運動」、女性は「減らす」

手間をかけても楽しみたいことは、男性は「山登りやランニングなどの運動」(27.8%)、女性は「自分の持ち物を減らす」(41.5%)であった[図7]。自由に答えてもらうと、「料理」や「旅行」が多く寄せられた。

[図7]生活の中で手間をかけても楽しみたい内容(複数回答)(自由回答)

Q.生活の中で行っている手間をかけても楽しみたいことは何ですか?

グラフ:生活の中で行っている手間をかけても楽しみたいことは何ですかと聞いた結果

自分の好きと向き合うために、時間や労力は惜しみなく

手間をかけても楽しみたい時間は自分と向き合う時間でもあり、自分の好きと向き合う時間でもある。そこで、自分の好きと向き合う時間が取れているかと聞くと、全体の64.0%が自分の好きと向き合う時間が「取れている」と答えた[図8]。

次に、自分の好きと向き合うために、時間や労力を惜しむか惜しまないか聞いた。すると、「惜しむ」と答えた人は2割(時間24.5%、労力22.3%)と少なく、全体の4割以上が「時間を惜しまない」(46.4%)、「労力を惜しまない」(42.8%)と答えた。自分の好きと向き合うために、時間や労力は惜しまない人が多くなっていることがわかった[図9]。

[図8]自分の好きと向き合う時間

Q.自分の好きと向き合う時間が十分に取れていますか?

グラフ:自分の好きと向き合う時間が十分に取れていますかと質問した結果

また、図7の自分の好きと向き合う時間が「取れている」と答えた355人で見ると、時間(58.9%)や労力(51.7%)を「惜しまない」が平均スコアより10ポイント近く高く、半数を超えている。自分の好きと向き合う時間があると、より惜しみなくどっぷりと向き合うことができるようだ。

[図9]自分の好きと向き合うための時間と労力

Q.自分の好きと向き合う時間を過ごすために、次のことをどの程度惜しみますか?

グラフ:自分の好きと向き合う時間を過ごすために、次のことをどの程度惜しみますかと質問した結果

まとめ:パフォーマンスよりクオリティ重視の「手間をかけて楽しむ時間」はオトナのための時間

効率化重視、タイパ至上主義の社会の中でも、「手間をかけても楽しみたい」という意向は強く、現代人の2人に1人がそんな時間を愉しんでいる。目的達成のためというより、「プロセスそのものを楽しむ」ことが手間をかけて楽しむ時間の醍醐味と言える。そんな贅沢な時間は、もちろん「ひとり」でじっくりと味わいたいもの。自分の好きと向き合うために、時間も労力も惜しみなく注ぎたい!実際には、理想通りの十分な時間はとれないものの、逆に足りないからこそ、その貴重さ、贅沢さが高まり、一層有意義な時間へと昇華してくれるのかもしれない。

タイパ重視の社会の中、手間をかけても楽しむという逆行した時間の使い方は、自分と向き合うために欠かせない貴重な時間である。パフォーマンスよりクオリティに重心をおいた時間の過ごし方だ。効率化や生産性に追われる多忙なオトナたちにこそ、ぜひ愉しんでいただきたい。

「自分の好きと向き合う時間」に関する調査 調査概要
■実施時期:2022年12月7日(水)~12月9日(金)
■調査手法:インターネット調査
■調査対象:全国の20代〜60代男女554人(男性278人、女性276人)
均等サンプル数回収したのち、人口構成比にあわせてウエイトバック
■調査機関:マクロミル ★構成比(%)は小数第2位以下を四捨五入しているため、合計が100%にならない場合があります。

執筆者

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『MarkeTRUNK』編集部

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