ProFutureマーケティングソリューション|マーケトランク

ProFutureマーケティングソリューションマーケトランクはリードジェネレーションを中心としたソリューションです。HRプロや経営プロを中心としたマーケティング、人事データを活用したDSP、SEOに強いコンテンツマーケティングなどのマーケティングソリューションと情報を提供しています。

サイト内検索とは? UX向上のためのやり方や導入するメリット、具体的な方法を解説

2025.7.29
読了まで約 10

Webサイトを訪問したユーザーが、サイト内を自由入力のキーワードで検索できるようになる便利な拡張機能がサイト内検索です。自社のWebサイトへのサイト内検索導入を検討しているものの「具体的なやり方が分からない」「どんな検索ツールを選ぶべきか分からない」といった悩みを持つ方も多いかもしれません。

本記事では、サイト内検索の導入を検討している方向けに参考となる、Webサイト内検索の概要や具体的な導入方法、メリットなどをまとめて解説します。ユーザーエクスペリエンス向上のためのWebサイト内検索導入をぜひ実現してください。

サイト内検索の機能や重視されている理由

サイト内検索の概要や具体的な機能、重視されている理由を解説します。

サイト内検索とは

サイト内検索とは、Webサイトを訪れたユーザーが自由入力でキーワードを入力し、サイト内の情報を絞り込み検索できる機能のことです。検索ワードを入れることで、検索エンジンの検索結果画面のように関連記事の一覧表示ができるものや、ECサイトなら関連商品ページを一覧で表示できるものなどがあります。

たとえば弊社のWebサイトであるマーケトランクのマーケティングに関する取材・インタビュー・連載・お役立ち記事の一覧ページにも、サイト内検索が設置されています。指定のキーワードの入力だけでなくカテゴリーやタグのチェック、記事の掲載期間の選択といった詳細検索を行ってクリックまたはタップすると、該当する記事が自動で探し出され、一覧表示されます。

サイト内検索が重要な理由

Webサイトを訪れたユーザーがサイト内検索を利用するシーンは、主に以下の3つです。

・すでに欲しい情報が決まっているとき
・早く情報へアクセスしたいとき
・欲しい情報のキーワードが特定できないとき

サイト内検索がWebサイト内に設置されていると、これらのユーザーニーズを満たすために有効です。逆にサイト内検索が提供されていないWebサイトで欲しい情報がなかなか見つからない場合、ユーザーが離脱してしまう可能性が高いでしょう。

サイト内検索の効果的な活用方法

代表的なサイト内検索の活用方法は、以下の2つです。

Webサイトの種類 搭載されているサイト内検索 具体的な機能
企業サイト(コーポレートサイト) ドメイン横断機能 特定キーワードを入力することで、ニュースやプレスリリース、オウンドメディアなどWebサイト内のコンテンツのうちキーワードが含まれる、または関連する内容のページが一覧表示される
ECサイト サジェスト機能 欲しい商品のキーワードやカテゴリー、使用シーンなどのキーワードを入力することで、関連する商品が一覧で表示される

サイト内検索の導入メリット

サイト内検索をWebサイトに導入することで得られるメリットを解説します。

ユーザビリティやUXの向上

サイト内検索をWebサイトやページ内に設定することで、ユーザーが「サイトを使いやすい」と感じるようになり、ユーザビリティの向上につながります。ユーザビリティとは、製品やサービスをユーザーが使った際の勝手の良し悪し、およびWebサイトの操作性、視認性、信憑性を示す指標のことです。

▼ユーザビリティの定義や特徴、重要性については以下の記事で詳しく解説しています。
ユーザビリティとは?意味やテスト方法、向上のためのポイント

サイト内検索を設けることで、ユーザビリティの高いWebサイトが完成します。欲しい情報をすぐに引き出せる、Webサイトの情報をすぐに理解できる、といった面からユーザーエクスペリエンス(UX)の向上にもつながります。

▼ユーザーエクスペリエンスの重要性やUIについては、以下の記事で詳しく解説しています。
【UI/UXとは?】それぞれの意味や違い、デザインの改善方法まで解説

ユーザーニーズの把握

サイト内検索で入力されたキーワードは履歴に残ります。検索履歴からは、ユーザーが求めている情報、不足している情報、関連記事の見つけやすさ、見つけにくさなどのデータを収集できます。収集したデータはサイトを訪れたユーザーニーズの把握とそれに応じたページ改善に役立つでしょう。たとえば多く検索されているキーワードに関連するコンテンツを強化する、関連記事に含めるキーワードを選定してSEO対策をする、などです。

サイト内検索ツールの中には、閲覧データのほかユーザーの検索行動データを取得できるものもあります。ユーザーニーズを把握することで、効果的なWebサイトの改善ポイントも把握できるでしょう。

コンバージョン率(CVR)の向上

サイト内検索があればユーザーが欲しい情報をすぐに見つけやすくなるため、Webサイトの滞在時間が長くなります。その結果、以下のようなコンバージョンにもつながりやすくなるでしょう。
・商品の購入
・資料請求
・問い合わせ
ホワイトペーパーのダウンロード
・イベント参加申込
・会員登録

たとえばECサイトにサイト内検索を設けることで、ユーザーは求めている商品へすぐにたどり着け、商品の購入=コンバージョンにつながりやすくなります。

サイト運営や管理がしやすくなる

サイト内検索は、ユーザビリティやコンバージョン率アップといったビジネス面だけでなく、サイトの運営管理面でもメリットを得られます。Webサイトは、構築して終わりではありません。コンテンツの追加や作成、情報の更新や、ユーザーの行動履歴などを分析して改善を繰り返して運用していくことで、集客や認知度アップ、利益の向上といったWebサイト構築の目的が達成できます。逆に間違った情報や古い情報を長く保存・掲載しているWebサイトやECサイトは、訪れたユーザーからの評価や信頼度が下がってしまう可能性が高いでしょう。

情報やページ、コンテンツの量が多いWebサイトほど更新や改善の手間が多くなります。ただし、サイト内検索機能を搭載しておくことで、必要な情報だけを抽出できるためサイト運営や管理面でも負担が減らせるでしょう。たとえば古い情報のみを抜き出して最新の情報へ更新したいときや、間違った情報、取り扱いのない商品などを削除したいときなどにも単語を指定したり条件検索をしたりといった方法で、関連するページやコンテンツを簡単に見つけることができるため便利です。

離脱の防止・サイト内回遊の促進

サイト内検索ツールには、検索された商品そのもの以外にも、キーワードから予測されるユーザの目的にマッチした関連商品やページを検索結果の上位に表示するなどの機能が搭載されているものがあります。ユーザーのWebサイトからの離脱防止やサイト内の回遊率向上にもつながるでしょう。

ユーザーのWebサイトからの離脱率が低下し回遊率・平均滞在時間が延びれば、SEO的にも評価されやすくなる傾向にあります。Googleなどの検索エンジンでWebサイトが上位表示されることで集客力が高まり、売上やコンバージョン率(CVR)も高まっていくでしょう。

サイト内検索の具体的な3つの実現方法

Webサイト内にサイト内検索を設置したいときの、代表的な方法は以下の3つです。
・Webブラウザの検索オプション、検索エンジン管理機能、プラグインの利用
・特定のコマンドの利用
・サイト内検索ツールの導入

Webサイトを閲覧しているユーザー側で設定するものと、Webサイト管理者側が設置できるもので分けると以下の通りです。

ユーザー側で設定・利用するもの ・Webブラウザの検索オプション
・検索エンジン管理機能
・プラグインの利用
・特定のコマンドの利用
Webサイト管理者側が設置できるもの ・サイト内検索ツール
・WordPressのプラグイン

それぞれの方法について解説します。

Webブラウザの検索オプション・検索エンジン管理機能・プラグインを利用する

Webブラウザに実装されている検索オプションや検索エンジン管理機能を利用する方法です。サイト内検索が用意されていないWebサイトを閲覧時に、ユーザー側が特定の条件に合う項目や内容を検索したいときに向いています。たとえばGoogle ChromeをWebブラウザとして使用している場合、「Googleの検索オプション」を利用できます。

Googleの検索オプションを利用する手順は以下の通りです。
1. スマートフォンやタブレットでChromeアプリを開く
2. Google検索ページの下にある設定をクリックする
3. 「検索オプション」をクリックし、検索ページを表示する
4. 検索オプションのクエリ項目を設定する
5. 検索したいキーワードを入力する
6. 検索結果を絞り込みたい場合は、特定の言語や地域、期間などを指定
7. 「詳細検索」をクリックすると、検索結果として指定条件に該当する記事の一欄が表示される

特定のキーワードを含まないページを検索結果から除きたい場合や、特定のサイトからの検索結果のみを表示させたい場合などに向いています。ただし検索オプションを利用するのはあくまでユーザー側で、Webサイト管理者側から検索オプションを設定することはできません。

WebブラウザにGoogle Chromeを使用しているときには、プラグイン(拡張機能)の「Search the current site」を使う方法もあります。導入すると、Google ChromeのURL表示欄の右側に虫眼鏡ボタンが追加され、開いているWebサイト内を任意のキーワードで検索できるようになります。

特定のコマンドを使う

パソコンを使用してWebサイトを閲覧している場合、Windowsの場合は「Ctrl+F」、Macの場合は「Command+F」のショートカットキーを押すことで、開いているページ内で合致するキーワードを抽出できる検索窓を表示できます。Webブラウザはもちろん、OfficeソフトやPDFなどでも使用できる方法です。

使用しているWebブラウザがGoogle Chromeの場合、検索窓に「site:」+URL、その後ろに半角スペースを開けて、調べたいキーワードを入力すると指定したサイト内でのキーワードに関連するページのみを一覧表示できます。

サイト内検索ツールやプラグインを導入する

ここまでご紹介した2つの方法はユーザー側でワード検索や条件検索を行う手段でしたが、Web管理者側でサイト内検索を設けたいときには、サイト内検索ツールやプラグインを導入する方法があります。

サイト内検索ツールとは、Webサイト内にキーワード入力用の欄(いわゆる「窓」)を設置できるシステムやサービスのことです。無料のものと有料のものがあり、代表的なものにはGoogleから提供されている「プログラム可能な検索エンジン(旧Googleカスタム検索)」があります。
「プログラム可能な検索エンジン」は無料で利用でき、Webサイトのデザインや設置したい場所に応じてカスタマイズも可能です。
その他、サイト内検索ツールによってはさまざまな機能が用意されているものもあるため、自社のWebサイトやECサイトにサイト内検索を設置する目的に応じたものを選びましょう。

サイト内検索のデータアナリティクスと改善方法

サイト内検索を使ったユーザーのキーワード検索履歴や行動履歴は、データとして取得できます。得たデータをサイト改善に役立てる方法を順に解説します。

検索数の多いキーワードのコンテンツを強化する

サイト内で多く検索されているキーワードは、ユーザーが特に興味のある情報に関連するキーワードです。そのため、検索回数の多いキーワードを含むページや記事については情報の更新やコンテンツの追加などを優先的に行うようにしましょう。検索回数の多いキーワードに関する内容が薄い、情報が古いといった場合には、サイトを訪れたユーザーの期待を裏切ってしまうことになります。

検索数の多いキーワードは目立つようにしておく

何度も同じキーワードが検索されている場合は、ユーザーが強い興味を持つ情報である可能性だけでなく、知りたい情報が見つけられずに何度も文字検索がされている可能性もあります。検索数の多いキーワードをすぐにユーザーが目視でも見つけられるように、以下のような方法で目立つようにしておくことも重要です。
・サイトの上部に配置する
・太字で強調する
・関連する画像や動画を一緒に掲載する

重複しているキーワードがあればまとめる

サイト内検索は、サイト内にほぼ同義のキーワードに関する複数のページが乱立し競合している状態(共喰い・キーワードカニバリゼーション)の防止にもつながります。たとえば「方法」と「やり方」、「2025年最新版 ランキング」と「2025年最新版 人気」などです。ニーズが重複したページが同じサイト内に存在すると、検索エンジンはシステム上でどのページを優先表示すべきかについての判断がしにくくなり、結果としてサイト全体の検索ランキング低下を招く恐れがあります。

サイト内検索を使用しキーワードの重複を発見したら、記事をまとめたり整理したりすることでSEO上でのデメリットも回避できるでしょう。

▼重複コンテンツのSEOへの影響やチェック方法、対策方法については以下の記事で詳しく解説しています。
重複コンテンツとは?SEO対策に与える影響を徹底解説

サイト内検索の使用数が少ない場合は適切な場所に設置する

訪れたユーザー数に対してサイト内検索の利用頻度が少ない場合は、サイト内検索の存在にユーザーが気づいていない可能性があります。以下のように、適切な場所にサイト内検索を設置するようにしましょう。

サイト内検索の設置が適しているところ
(常時表示される場所)
・サイト上部
・ヘッダー部分
・サイドバー
サイト内検索の設置が不適切なところ
(常時表示されない場所)
・スクロールすると隠れる場所
・特定の個別ページ

Googleアナリティクスと連動させて活用する

Googleが提供するWebサイト解析システムに「Googleアナリティクス」があります。サイト内検索のデータは、以下の手順でGoogleアナリティクスに反映させることが可能です。

1. Googleアナリティクスにログインする
2. 管理画面の歯車マークから「ビューの設定」をクリックする
3. 「サイト内検索の設定」までスクロールする
4. サイト内検索のトラッキングをオンに変更する
5. サイト内検索を実行したときに「?」の次にくる文字を入力し、クエリパラメータを設定する
6. 「URLからクエリパラメータを削除」の項目は、必要なければチェックを入れない

関連記事:Google Analytics(グーグルアナリティクス)とは?設定や使い方を解説

サイト内検索を導入する際の注意点

サイト内検索はさまざまなメリットがある一方で、サイト内検索が原因でユーザーが離脱してしまったり、運営管理の手間が増えたりといったデメリットがあります。はじめてサイト内検索を設置する前に覚えておきたい5つの注意点を順に解説します。

Webサイトによっては設置不要

サイト内検索は必ずしもすべてのサイトに必要というわけではありません。たとえば以下のようなWebサイトでは、サイト内検索が不要な場合もあるでしょう。

・コンテンツの量が少ない
・サイト構成がシンプルで分かりやすい
・サイトマップや内部リンクなどで、ユーザーがすぐに目的の情報に辿り着ける

サイト内検索の設置や管理には、手間や費用も発生します。まずは自社のサイトとサイト内検索の相性が良いか、必須かを検討してみましょう。設置すべきか迷ったときには体験版などを一定期間導入し、利用データを分析してから本格的にサイト内検索を設置すべきか検討するのがおすすめです。

サーバーに負担がかかる

サイト内検索を実行すると、自社サーバーへの負担がかかります。GoogleやYahoo!などの検索エンジンでの検索は検索エンジンのサーバーへ負荷がかかるためページが重くなることはありませんが、サイト内検索での検索はWebサイトを設置しているサーバーへの負担をかけるため、ページの表示速度が低下しやすく、いわゆる「ページが重くなる」状態を招きやすくなります。

ページが重くなる状態が続くと、サイトの画像や動画などがなかなか表示されずユーザーの離脱を招いたり、ページエクスペリエンスの観点で順位低下といったSEOへの悪影響が出たりといった事態が発生します。まずはサイトを利用するユーザー視点でサイト内検索を利用してみて、ページが重いと感じたらサーバーへの負荷が少ないツールを選ぶようにしましょう。

▼Googleのページスピードインサイトを使っての表示速度の測り方や改善施策については、以下の記事で詳しく解説しています。
Googleの「ページスピードインサイト」で自社Webサイトの表示速度・パフォーマンスをチェック! 確認できる改善項目や具体的な対策を解説

HTMLソースコードの文字列は検索できない

サイト内検索においては、メタタグなどのHTMLソースコード内にある文字列については検出の対象とならず、検索結果にも表示されない仕様になっています。ページ上に表示されている文字列しか対象にならないため、HTMLソースに任意のタグやコードのついているページを探すといった使い方は基本的にできません。Webサイト更新のためにタグやコードの文字を検索するといった用途では利用できない点に注意しましょう。

検索精度が低い場合はユーザーが離脱してしまう可能性が高い

サイト内検索をWebサイトに導入することで生じる可能性のあるデメリットの1つめは、サイト内検索の精度が低い場合に、ユーザー離脱に直結してしまうという点です。

ユーザーは自身が閲覧したいコンテンツや利用したいコンテンツを見つけるために、サイト内検索機能を利用します。サイト内検索機能の検索精度があまりにも低い場合には、せっかくユーザーが手間をかけて検索しても情報がなかなかヒットせず、「このWebサイトには自分が探しているコンテンツが全くない」と判断し、離脱してしまいます。

ほとんどのユーザーは、サイト内検索を使って目的のコンテンツが表示されない場合に、機能としての検索精度の高低といった点に思い当たるというよりは、純粋に「目的の情報がないのだな」と受け止めるからです。

したがって、検索精度が低いサイト内検索機能を導入することは、ユーザーの離脱というリスクに直結してしまうのです。サイト内検索機能を導入する際には、使いやすさや導入のしやすさといった点とあわせて、必ず検索精度の高さを重視してツール選びをするようにしましょう。

サイト内検索スパムにの被害に遭う可能性がある

サイト内検索スパムとは、第三者がサイト内検索機能を悪用し、ユーザーにとって不要な広告や悪意のあるコンテンツを検索結果に表示させるスパム行為のことです。サイト内検索スパムはインデックス汚染や検索エンジンのロボットが一度にクロールできる回数(クロールバジェット)の消費といった悪影響につながります。

サイト内検索スパムの被害を受けた場合には、サイトの順位が下がらないように早急な対応が必要です。サイト内検索スパムへ対応する代表的な方法には、サイト内検索で生成されるURLに対してnoindexタグを設定する、またはrobots.txtの設定でクロールを拒否するなどがあります。

関連記事:robots.txtとは!基本的な意味や設定方法を解説!

サイト内検索ツールやサービスを選ぶ際の比較ポイント

これから自社サイトへサイト内検索ツールの導入を検討しているものの、さまざまなサービスやベンダーがあるためどれを選ぶべきか迷ってしまうという方も多いかもしれません。

サイト内検索ツールやサービスの選び方のポイントを解説します。

必要な機能の有無を確認する

サイト内検索ツールは、キーワードを入力して検索できる以外にも、以下のような機能が搭載されているものもあります。

機能の名前 特徴
ドリルダウン 商品などを任意の条件で(性別、カテゴリー、素材、価格、色など)で絞り込む機能
ユーザーが探し求めている情報や製品を見つけやすくなる
ファセットカウント あるカテゴリーで絞り込んだ時点で表示されるページや商品の件数をあらかじめ表示できる機能
ユーザーは絞り込む前に表示件数を把握できるため、無駄なアクションや検索結果ゼロという状況が減少し、サイト内の回遊意欲を高められる
キーワードサジェスト(入力補助) 検索窓に文字を打ち込むと、検索候補を自動的に表示させる機能
ユーザ側の入力の手間や打ち間違いを減らせる
表記揺れ対策 同音・同意の語句について異なる文字表記が付される表記揺れ(例:犬、イヌ、いぬ など)への対策機能
表記揺れ対策がされていないと検索結果が0件になることがある
検索結果のカスタマイズ表示 検索結果を任意の条件でカスタマイズして表示できる機能
レコメンド(おすすめ機能) ユーザーの検索結果にそって、CVRの高い売れ筋商品を表示させる機能
検索結果が0件のような該当のみられないキーワードの場合でも、関連度の高そうな代替商品を提案するページを表示できる

サイト内検索に多くの機能が付帯していればそれだけ使い勝手も良くなりますが、導入や継続利用のための費用も高くなる傾向にあります。サイト内検索を設置したいサイトの分野や設置する目的に合わせて必要な機能を洗い出し、その機能が実装されているサイト内検索ツールを選ぶようにしましょう。

モバイルに対応しているかを確認する

サイト内検索は、PCからだけでなく、スマホやタブレットなどのモバイル端末からも利用できればユーザビリティが上がります。特に近年はスマートフォンからWebサイトを閲覧するユーザーが増えています。スマートフォンからアクセスしているユーザーもストレスなくサイト内検索を利用できることで、多数のユーザーの離脱を防止でき、コンバージョンの向上などにつながるでしょう。

検索速度やサーバーへの負担を確認する

たとえば商品登録数が10万を超えるようなECサイトのように、情報量が多いとサイト内検索の結果表示時にサーバーへ大きな負担がかかります。その結果ページの表示速度が下がると、ユーザーの離脱、SEO順位の低下、CVRの低下といった悪影響が出てしまうでしょう。サイト内検索ツールはサーバーへの負担が少なく、表示速度の速いツールかどうかも確認することが重要です。

まとめ:サイト内検索でユーザビリティの向上やサイト改善につなげよう

本記事ではサイト内検索の概要や設置方法、手順、導入するメリットや注意点、ツールの選び方などをまとめて解説しました。

サイト内検索を導入することで多くのメリットが得られるものの、サーバーへの負荷やツールの精度といった点に注意することが重要です。設置するサイトや目的に応じたツールを選び、ユーザビリティやコンバージョン率の向上につなげましょう。

▼サイト内検索の活用をはじめとして自社Webサイトのマーケティング効果に課題をお持ちの場合には、ProFutureのマーケティング支援サービスをぜひご活用ください。
https://www.profuture.co.jp/mk/solution/3040

監修者

古宮 大志(こみや だいし)

ProFuture株式会社 取締役 マーケティングソリューション部 部長

大手インターネット関連サービス/大手鉄鋼メーカーの営業・マーケティング職を経て、ProFuture株式会社にジョイン。これまでの経験で蓄積したノウハウを活かし、クライアントのオウンドメディアの構築・運用支援やマーケティング戦略、新規事業の立案や戦略を担当。Webマーケティングはもちろん、SEOやデジタル技術の知見など、あらゆる分野に精通し、日々情報のアップデートに邁進している。

※プロフィールに記載された所属、肩書き等の情報は、取材・執筆・公開時点のものです

執筆者

マーケトランク編集部(マーケトランクへんしゅうぶ)

マーケターが知りたい情報や、今、読むべき記事を発信。Webマーケティングの基礎知識から、知っておきたいトレンドニュース、実践に役立つSEO最新事例など詳しく紹介します。 さらに人事・採用分野で注目を集める「採用マーケティング」に関する情報もお届けします。 独自の視点で、読んだ後から使えるマーケティング全般の情報を発信します。

メルマガ会員登録で最新マーケティング情報やトレンド情報、
セミナーイベント情報をチェック!

メールマガジンのサンプルはこちら

リード獲得などBtoBマーケティングにお困りではありませんか?
マーケティング施策に関するお問い合わせはこちら

アクセスランキング

  • 2025.2.14

    X(Twitter)をブラウザ版で開くには?アプリにはない機能も解説

  • 2024.12.9

    Wayback Machine(ウェイバックマシン)とは?使い方や意味を徹底解説

  • 2025.5.14

    Google画像検索のやり方!スマホ(iPhone・android)とPC別に解説

  • WEBマーケティングカテゴリの
    おすすめ記事

    マーケティングカテゴリの
    おすすめ記事

    SEOカテゴリの
    おすすめ記事

    おすすめ記事

    PAGE TOP
    閉じる
    2024.10.16

    マーケティング担当者必見!資料無料ダウンロード

    図解でわかる!Webマーケティングの仕事内容

    こんな方にオススメ!
    ・社内に詳しい人材がいないため何をしたらよいか分からない…
    ・Webマーケティングのどこから手を付けていいかわからない…

    マーケティングお役⽴ち資料資料ダウンロード