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TLSとは?基本的な仕組みやSSLとの違い

2025.4.28
読了まで約 10

インターネットを活用していると、通信の暗号化として「TLS」という言葉を耳にすることがあります。TLSはプロトコルの一種で、よく耳にするSSLやHTTPSとは異なる特徴を持っています。

TLS(Transport Layer Security)は、インターネット上でのデータ通信を暗号化し、セキュリティを強化するためのプロトコルです。TLSの主な役割は、データの送受信を保護し、中間者攻撃からデータを守ることです。具体的には、公開鍵認証や共通鍵暗号、ハッシュ化などの機能を用いて、盗聴やなりすまし、セキュリティ妨害を防ぎます。

TLSとSSL(Secure Sockets Layer)は、基本的な目的は同じですが、異なるプロトコルです。SSLは旧来の古いバージョンであり、TLSはSSLの改良版として開発されました。TLSは、セキュリティ強化と性能向上を図り、SSLと比較してより安全な通信を確保できる点が特徴です。

また、TLSはHTTPSとも異なります。HTTPSは、WebサイトでTLSを使用して安全な通信を実現するための方法の一つです。つまり、HTTPSはTLSを活用してWebブラウジング時のセキュリティを確保し、データの盗聴や改ざんを防ぐ役割を果たします。

本記事では、TLSの概要やSSL、HTTPSとの違い、TLSの特徴を詳しく解説します。また、TLSの仕組みや導入方法についても紹介しますので、ぜひ参考にしてください。TLSについて理解を深めることで、より安全なインターネット通信の実現に役立つでしょう。

TLSとは?

TLS(Transport Layer Security)は、インターネット上でのデータ通信を暗号化し、セキュリティを高めるためのプロトコルです。TLSはデータの送信と受信を保護する役割を担っており、中間者(第三者)攻撃からデータを守ることが可能です。

TLSの主な機能には、以下のようなものがあります。
・公開鍵認証: 通信の相手先を確認し、なりすましを防止します。
・共通鍵暗号: データを暗号化して、盗聴を防ぎます。
・ハッシュ化: データの改ざんを検出し、完全性を保証します。

これらの機能により、TLSは盗聴やなりすまし、セキュリティ妨害などの脅威から通信を守ります。特に、オンラインバンキングやeコマースなど、機密性の高い情報をやり取りする場面で重要な役割を果たします。

また、TLSは常に進化しており、新しい暗号化アルゴリズムや最新のセキュリティ対策を取り入れています。これにより、インターネット上の通信がより安全で信頼性の高いものとなっています。

TLSを導入することで、Webサイトやアプリケーションの信頼性が向上し、ユーザーに安心感を提供することができます。さらに、多くの検索エンジンがTLSを使用しているWebサイトを優先的に表示する傾向にあるため、SEO対策の観点からも重要な要素となっています。

TLS(Transport Layer Security)とSSLの違いは?

TLSとSSL(Secure Sockets Layer)は、インターネット上でのデータ通信を暗号化し、セキュリティを確保するためのプロトコルですが、いくつかの重要な違いがあります。

まず、TLSはSSLの後継として開発されたプロトコルであり、より高度なセキュリティ機能を備えています。SSLの最新バージョンであるSSL 3.0には深刻な脆弱性が発見されたため、現在ではTLSの使用が推奨されています。

TLSは、より強力な暗号化アルゴリズムを採用しており、データの機密性と完全性を高いレベルで保証します。また、TLSはハンドシェイクプロセスを改良し、通信の確立をより迅速かつ安全に行うことができます。

さらに、TLSは前方秘匿性(Forward Secrecy)をサポートしています。これにより、仮に長期的な秘密鍵が漏洩した場合でも、過去の通信内容を解読されるリスクを大幅に軽減できます。

また、TLSは定期的にアップデートされ、新たなセキュリティ脅威に対応しています。最新のTLSバージョンは1.3であり、さらなるセキュリティ強化と性能向上が図られています。

一方、SSLは今や非推奨とされており、多くのブラウザやサーバーがSSLのサポートを終了しています。そのため、現代のウェブセキュリティにおいては、TLSの使用が標準となっています。

結論として、TLSはSSLと比較して、より高度なセキュリティ、優れた性能、そして将来的な脅威への対応力を備えた、より適切なプロトコルと言えます。ウェブサイトやアプリケーションの安全性を確保するためには、最新のTLSバージョンを使用することが強く推奨されます。

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TLS(Transport Layer Security)とHTTPSの違いは?

TLS(Transport Layer Security)とHTTPS(HyperText Transfer Protocol Secure)の違いを理解することは、ウェブセキュリティの観点から重要です。TLSは通信プロトコルの一部であり、データの暗号化と認証を担当します。一方、HTTPSは、Webサイトで安全な通信を実現するためにTLSを使用する一つの方法です。

HTTPSはプロトコルではなく、HTTPとTLSを組み合わせた仕組みです。具体的には、HTTPSはHTTP通信をTLSで暗号化することで、セキュアな通信を実現します。これにより、Webブラウジング時のセキュリティを確保し、データの盗聴や改ざんを防ぐことができます。

TLSを利用したHTTPS通信では、通信先のWebサーバーがTLSを用いて暗号化された通信を行っていることを示します。多くの主要な検索エンジンは、HTTPSを使用していないWebサイトを「安全ではない」と表示し、ユーザーに注意を促しています。

HTTPの状態では、第三者による盗聴やデータの改ざんのリスクが高くなります。そのため、ユーザーはURLの先頭に「https://」が付いていることを確認し、TLSによる安全な通信が行われていることを確認してからWebサイトを利用することが推奨されます。

TLSとHTTPSの関係を理解することで、Webサイトの運営者はセキュリティ対策の重要性を認識し、適切な暗号化技術を実装することができます。また、ユーザーは安全なブラウジングの重要性を理解し、自身の個人情報を守るためのベストプラクティスを実践することができます。

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TLS(Transport Layer Security)の特徴

TLSは、インターネット上でのデータ通信を暗号化し、セキュリティを強化するためのプロトコルです。TLSの主な特徴として、高度な暗号性、信頼性の高い認証機能、そして優れた安全性が挙げられます。これらの特性により、TLSは現代のインターネット通信において不可欠な役割を果たしています。

TLSの暗号性は、データの機密性を保護し、第三者による不正アクセスや盗聴を防ぐ上で重要です。また、TLSの認証機能は、通信相手の身元を確実に確認することで、なりすましや中間者攻撃のリスクを大幅に軽減します。さらに、TLSの安全性は、データの完全性を保証し、通信中のデータが改ざんされていないことを確認します。

これらの特徴により、TLSは電子商取引、オンラインバンキング、機密情報のやり取りなど、セキュアな通信が求められる様々な場面で広く利用されています。また、TLSは定期的にアップデートされ、新たな脅威に対応するため、常に最新のセキュリティ標準を維持しています。

TLSの実装には、公開鍵暗号化やデジタル署名などの高度な暗号技術が使用されており、これらがTLSの堅牢なセキュリティを支えています。結果として、TLSは現代のインターネットにおいて、安全で信頼性の高い通信を実現する重要なプロトコルとなっています。

暗号性

TLSは、暗号性が高いという特徴があります。データを暗号化し、第三者がデータを解読できないようになっており、機密情報の保護やプライバシーを確保することが可能です。これらの暗号性は「公開鍵暗号化」という機能が使われており、SSLより強固なセキュリティ対策を行えるメリットがあります。TLSの暗号化プロトコルは、最新の暗号化アルゴリズムを採用しており、より安全な通信を実現します。TLSは、データの送受信時に強力な暗号化を適用し、情報の機密性を保護します。また、TLSは定期的にアップデートされ、新しい暗号化技術が導入されることで、常に高いセキュリティレベルを維持しています。TLSの暗号化機能により、ユーザーの個人情報や企業の機密データなどが、インターネット上で安全に送受信されることが保証されます。

認証

TLSには認証機能もあります。主に通信相手の認証を行い、クライアントとサーバーが確実に相手の正当性を確認することが可能です。正当性を確認することができれば、盗聴や改ざんといった中間者攻撃を防いだり、証明書を用いて通信相手の身元を確認し、安全な通信を実現できたりします。この認証メカニズムにより、TLSは中間者攻撃や、なりすましなどのセキュリティ脅威を効果的に防ぐことができます。

TLSの認証プロセスでは、公開鍵基盤(PKI)を利用しています。これにより、通信相手の身元を確実に確認し、データの整合性を保証することができます。TLSを使用することで、ユーザーは安心してオンラインサービスを利用できるようになり、企業にとってもセキュリティリスクを低減させることができます。

さらに、TLSの認証機能は、フィッシング攻撃からユーザーを保護する役割も果たします。正規のウェブサイトであることを証明するTLS証明書を確認することで、ユーザーは安全に取引や情報のやり取りを行うことができます。このように、TLSの認証機能は、インターネット上のセキュリティと信頼性を向上させる重要な要素となっています。

安全性

最後に、TLSは安全性が高いことも特徴です。TLSはセキュリティプロトコルであり、データの完全性を確保し、データが改ざんされていないことを保証するのです。これにより、データの正当性を保ち、運営者や通信する側が信用できる状態で通信を行うことができるメリットがあります。

TLSの高い安全性は、暗号化アルゴリズムの強度や認証プロセスの厳密さに基づいています。TLSは、最新の暗号化技術を採用し、中間者攻撃やデータの盗聴を防ぐ強力な保護機能を提供します。また、TLSはデータの整合性チェックも行い、通信中にデータが改ざんされていないことを確認します。

さらに、TLSは定期的にアップデートされ、新たな脆弱性への対応が行われます。そのため、TLSを導入して終わりではなく、常に最新のバージョンを利用することが重要です。セキュリティ専門家や認証局は、TLSの脆弱性を継続的に監視し、必要に応じて修正パッチやアップデートを提供しています。

TLSの安全性を最大限に活用するためには、適切な設定と管理が不可欠です。例えば、強力な暗号スイートの選択、証明書の適切な管理、定期的なセキュリティ監査などが重要になります。これらの対策を講じることで、TLSはインターネット上での安全な通信を実現し、ユーザーのプライバシーと機密情報を保護する強力なツールとなります。

関連記事:SSLとは!基本的な概念を初心者にもわかるように解説!

TLS証明書とは?

TLSを利用する際に、TLS証明書を発行することも可能です。TLS証明書は、Webサイトやサーバーの身元確認を行うためのデジタル証明書です。証明書は信頼できる第三者(証明書発行機関)によって発行され、クライアントブラウザによって検証されます。これにより、通信の安全性と信頼性が向上します。

証明書の内容には、公開鍵、証明書の所有者情報、証明書発行者情報などが含まれています。これらの情報を見ることで、通信相手の正当性を確認できます。

TLS証明書には、以下の重要な情報が含まれています。
・公開鍵:暗号化に使用される鍵
・証明書の所有者情報:ドメイン名や組織名など
・証明書発行者情報:認証局の詳細
・有効期限:証明書の使用可能期間
・デジタル署名:証明書の改ざんを防ぐための署名

これらの情報により、通信相手の正当性を確認し、セキュアな通信を確立することができます。TLS証明書を使用することで、データの暗号化、なりすまし防止、改ざん検知などのセキュリティ機能が提供され、インターネット上での安全な情報のやり取りが可能となります。

また、TLS証明書は、Webサイトの信頼性を向上させる役割も果たします。ブラウザは、有効なTLS証明書を持つWebサイトに対して、アドレスバーに鍵マークを表示したり、「https://」というプロトコル表示を行ったりします。これにより、ユーザーはそのWebサイトが安全であることを視覚的に確認できます。

TLS証明書の種類には、ドメイン認証(DV)、組織認証(OV)、拡張認証(EV)などがあり、認証のレベルや用途に応じて選択することができます。適切なTLS証明書を選択し、正しく実装することで、Webサイトのセキュリティを大幅に向上させることができます。

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TLS(Transport Layer Security)の仕組みは?

TLSの仕組みは、ハンドシェイク、暗号化、認証のフェーズで構成されていることが特徴です。ハンドシェイクでは、通信相手の確認とセキュリティパラメータの設定が行われ、暗号化ではデータの暗号化と復号が行われます。また、認証では証明書を使用して相手の認証が行われます。

・ハンドシェイクフェーズ:
このフェーズでは、クライアントとサーバー間で通信相手の確認とセキュリティパラメータの設定が行われます。具体的には、TLSのバージョンや使用する暗号スイートの決定、サーバー証明書の検証などが含まれます。

・暗号化フェーズ:
ハンドシェイク後、データの暗号化と復号が行われます。TLSは強力な暗号化アルゴリズムを使用し、通信データを保護します。これにより、中間者攻撃やデータの盗聴を防ぎます。

・認証フェーズ:
TLS証明書を使用して相手の認証が行われます。この過程で、通信相手の身元を確認し、なりすましを防止します。

具体的な流れとしては、まずクライアントがサーバーにTLS接続要求を送信します。サーバーは自身の公開鍵とTLS証明書をクライアントに返します。クライアントはこれらの情報を使用して通信相手を確認し、共通の暗号鍵(セッションキー)を生成します。

この仕組みにより、TLSはデータの機密性、完全性、認証を確保し、安全なインターネット通信を実現します。さらに、TLSは定期的にアップデートされ、新たな脆弱性への対応や暗号化技術の強化が行われるため、常に高いセキュリティレベルを維持できます。

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企業はなぜTLS(Transport Layer Security)を使うべき?

企業がTLS(Transport Layer Security)を使用すべき理由は多岐にわたります。まず、TLSは強力な暗号化機能を提供し、機密情報やクライアントデータを保護します。これにより、企業はセキュリティ対策を強化し、データ漏洩のリスクを大幅に軽減できます。

また、TLSの導入により、企業の信頼性が向上します。顧客は安全な接続を確認でき、安心してオンライン取引や情報のやり取りを行えます。これは、ブランドイメージの向上にもつながり、ビジネスの成長を促進します。

さらに、TLSは法的コンプライアンスの遵守にも貢献します。多くの業界では、データ保護に関する厳格な規制があり、TLSの使用がこれらの要件を満たすのに役立ちます。特に、金融サービスや医療分野などのセンシティブな情報を扱う業界では、TLSの導入は必須といえるでしょう。

加えて、TLSは認証機能も備えており、なりすましや中間者攻撃を防ぐことができます。これにより、企業は安全な通信環境を確保し、顧客との信頼関係を築くことができます。

最後に、TLSはSSLの後継であり、より高度なセキュリティ機能を提供します。常に最新の暗号化技術を採用しているため、新たな脅威にも対応しやすく、長期的なセキュリティ対策として優れています。

以上の理由から、企業はできる限りTLSを導入し、安全で信頼性の高いオンライン環境を構築することが重要です。TLSの使用は、企業の競争力を高め、デジタル時代におけるビジネスの成功に不可欠な要素となっています。

TLS(Transport Layer Security)の導入方法を解説

TLSを導入する方法には複数のアプローチがあります。ここでは、TLSの導入方法の基本的な流れについて詳しく説明します。

TLSを実装するには、主に以下の手順を踏む必要があります。
・TLS証明書の取得: 信頼できる認証局(CA)からTLS証明書を購入または取得します。
・サーバーの設定: Webサーバーソフトウェア(Apache、Nginxなど)でTLSを有効にします。
・証明書のインストール: 取得した証明書をサーバーにインストールします。
・設定の最適化: TLSの設定を最適化し、セキュリティを強化します。

TLS証明書を取得する際は、CSR(Certificate Signing Request)の生成が必要となります。CSRには公開鍵と組織情報が含まれており、これを基に認証局が証明書を発行します。

サーバーの設定では、使用しているWebサーバーソフトウェアに応じて適切な設定を行います。多くの場合、設定ファイルを編集してTLSを有効にし、使用するポート(通常は443)を指定します。

証明書のインストールでは、取得したTLS証明書ファイルをサーバーの適切な場所にアップロードし、Webサーバーソフトウェアが証明書を読み込めるように設定します。

最後に、TLSの設定を最適化することで、よりセキュアな通信を実現できます。例えば、HSTS(HTTP Strict Transport Security)の導入や、TLSバージョンの制限、暗号スイートの選択などが挙げられます。

TLSの導入は技術的な知識が必要な作業ですが、多くのホスティングプロバイダーやクラウドサービスでは、TLS証明書の自動取得や設定を簡略化するツールを提供しています。これらのツールを活用することで、より簡単にTLSを導入できる場合があります。

CSR(証明書署名要求)を発行する

まずは、TLS証明書を取得するためにCSRを発行する必要があります。CSR(Certificate Signing Request)は、サーバーが証明書発行機関(CA)に対して証明書を要求する際に必要な情報をすべて含んでいることが特徴です。

CSRは、以下の手順にしたがって生成しましょう。

● サーバー上で秘密鍵(Private Key)を生成:秘密鍵は証明書の暗号化と復号に使用されます
● 秘密鍵を使用してCSRを生成:CSRにはサーバーの公開鍵と、証明書に含まれる情報(ドメイン名、組織情報など)が含まれます
● CSRを証明書発行機関(CA)に提出:CAはCSRを検証し、正当な要求であることを確認します

CAがCSRを承認すると、TLS証明書が発行されます。このTLS証明書は、安全なTLS通信を実現するための鍵となります。CSRの発行から証明書の取得までの一連のプロセスは、TLSによるセキュアな通信環境を構築する上で極めて重要な役割を果たします。

サーバーに証明書をインストール

次に、CSRが承認されると証明書発行機関からTLS証明書が提供されます。このTLS証明書をサーバーにインストールすることで、はじめてセキュリティ性の高い通信が開始されます。TLSを効果的に導入するためには、証明書を正しくサーバーにインストールすることが極めて重要です。

なお、証明書をサーバーにインストールする手順は使用しているWebサーバーによって異なりますが、一般的なステップは以下のとおりです。

● サーバーに証明書ファイルをアップロード:証明書ファイルには証明書の公開鍵が含まれています
● サーバーコンフィギュレーションを更新:サーバー側で対応できます
● 証明書を使用するよう設定:場合によってはSSLから変更する必要あり
● サーバーを再起動または設定をリロード:ここまでできたら変更が適用されます

なお、3つ目の手順である「証明書を使用するよう設定する」部分に関しては、各Webサーバーによって手順が異なります。多くのWebサーバーではTLSの導入マニュアルが用意されています。それでも不明点が多い場合は、サーバーのカスタマーサポートに問い合わせてみましょう。TLSの適切な設定は、ウェブサイトのセキュリティを大幅に向上させる重要な作業です。

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まとめ

本記事では、TLSの基本的な仕組みやSSLとの違いについて解説をしてきました。TLSは、インターネット通信のセキュリティを確保するために不可欠なプロトコルであり、企業やWebサイト運営者にとって非常に重要です。

TLSを使用することで、データの暗号化や認証機能により、接続している顧客の安全性を確保することができます。特に、オンライン取引やクレジットカード情報の送信など、機密性の高い情報をやり取りする際には、TLSの導入が強く推奨されます。

また、TLSは常に進化しており、新しい脅威に対応するために定期的にアップデートが行われています。そのため、TLSを導入した後も、最新のバージョンや推奨される暗号スイートを使用するよう、システムを定期的に更新することが重要です。

さらに、TLS証明書の有効期限にも注意が必要です。証明書の期限切れは、ブラウザに警告を表示させ、ユーザーの信頼を損なう可能性があります。定期的に証明書の更新を行い、常に有効な状態を維持しましょう。

最後に、TLSの導入は技術的な知識が必要な場合があります。不安がある場合は、専門家やサーバー提供元のサポートを活用することをおすすめします。セキュリティ対策は一度で終わりではなく、継続的な取り組みが必要です。

まずは本記事を参考に、TLSの導入を進め、安全なオンライン環境の構築に取り組んでみてはいかがでしょうか。

監修者

古宮 大志(こみや だいし)

ProFuture株式会社 取締役 マーケティングソリューション部 部長

大手インターネット関連サービス/大手鉄鋼メーカーの営業・マーケティング職を経て、ProFuture株式会社にジョイン。これまでの経験で蓄積したノウハウを活かし、クライアントのオウンドメディアの構築・運用支援やマーケティング戦略、新規事業の立案や戦略を担当。Webマーケティングはもちろん、SEOやデジタル技術の知見など、あらゆる分野に精通し、日々情報のアップデートに邁進している。

※プロフィールに記載された所属、肩書き等の情報は、取材・執筆・公開時点のものです

執筆者

マーケトランク編集部(マーケトランクへんしゅうぶ)

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