【コラム】ユーザビリティとは?改善のポイントとGoogle対策について

webサイトの価値とユーザビリティには密接な関係があります。

ユーザーにとって価値の高いwebサイトはSEO面でも有利になると考えられています。

今回はそんなユーザビリティをテーマとして、「ユーザビリティ改善に欠かせない視点」「Google対策」「モバイル時代におけるユーザビリティ」について解説します。

 

ユーザビリティの定義

ユーザビリティとは、一般的には「製品やサービスの使い勝手の良し悪し」と定義できます。

Webサイトに当てはめた場合、国際規格ISO9241-11の定義や、webユーザビリティ研究で有名なヤコブ・ニールセンの定義が知られていますが、どちらも「ストレスが少ないこと」「満足度が高いこと」を重要な要素と見ている点で共通しています。

ひとまずここでは、webにおける優れたユーザビリティについて「簡単に、欲しい情報が十分に得られること」と定義しておきます。

「過度なデザインや演出がなくて見やすい」「サイト内の構造がシンプルで目的のページに到達しやすい」「検索クエリに合致した十分なコンテンツがある」などが優れたユーザビリティの具体例です。

 

ユーザビリティ改善に必要な3つの視点

webサイトのユーザビリティを改善するには、次の3つの視点を大切にしましょう。

・ 軽い
web サイトにアクセスしてもらうためには「軽い」ことが条件です。
大量の画像やアニメーション、JavaScriptに埋め尽くされたサイトは、ユーザビリティの点でマイナスとなります。

・ 簡単
「目次がない」「検索窓がない」「ナビゲーションがわかりにくい」「コンテンツを不必要に細分化している」などが原因で、ユーザーが目的の情報にたどり着くまでに二重三重の手間がかかる場合があります。これではサイトの価値は大幅に下がってしまいます。

・ 便利
「便利」とは、「ユーザーの興味を満たすよう工夫している」ということです。コンテンツの充実だけでなく、「内部リンクのミスがない」「工事中のページがない」「リンク切れがない」といった点も、ユーザーの興味を満たすために欠かせません。

 

ユーザビリティはGoogle対策としても重要

ユーザビリティの優れたweb サイトは、googleが公開している「一般的なガイドライン」にも適合します。

Googleガイドラインは、webページがGoogleのロボットに認識され、スムーズにインデックスされるためのポイントとして次の3つを挙げています。

・Googleがページを検出できるようにすること
・Googleがページを理解できるようにすること
・サイト訪問者がページを利用しやすいようにすること

3つめの「サイト訪問者がページを利用しやすいようにすること」は、まさにユーザビリティのことです。

ユーザビリティの優れたサイトにするためには

・パソコンやスマホなど、ユーザーの使う端末に適したデザインにする
・リンク切れをなくす
・重いページを作らない

といった基本的な約束事を守らないといけません。

実はこれらの約束事は、すべてGoogleが「サイト訪問者がページを利用しやすいようにすること」の具体例として推奨しているものと一致します。

このようにwebサイトのユーザビリティを改善することは、Googleがスムーズにインデックスするためにも欠かせないことなのです。

 

ユーザビリティを改善する施策はSEO対策たりうるか

訪問したユーザーが「わかりやすい、使いやすい、おもしろい」と感じるようなサイトであれば、Googleの検索順位も自然に上がっていくのでしょうか?

先ほど「ユーザビリティはGoogleがページをスムーズにインデックスするために欠かせないこと」と説明しましたが、インデックスされたからといってただちに検索順位が上がるわけではありません。

そこで問題となるのが、「ユーザビリティを改善する施策はSEO対策としても有効なのか?」という点です。

気をつけなければいけないのは、ユーザビリティ改善施策とSEO施策は両立する場合と、相反する場合があるということです。

 

●ユーザビリティ改善施策とSEO施策は両立する場合

ユーザーにとって有益なコンテンツの拡充やカテゴリーやナビゲーションの整理などは検索エンジンにサイトの構造や情報を正しく伝え、適切な評価を受ける役割も果たします。

またページの表示速度改善、ファーストビューの重要な情報の配置、内部リンクのURLの適切な導線設置などは直帰率を低下させ、ユーザーのサイト滞在時間が増えページビューやコンバージョンの数字も向上しやすくなります。

ページビューやコンバージョンの多いサイトは、「ユーザーの求めるコンテンツがそこにあるから」とGoogleが高く評価します。

 

●ユーザビリティ改善施策とSEO施策が相反する場合

ページ内のコンテンツの削減・絞り込みはユーザビリティ改善につながる場合が多いですが、大幅な削減は注意が必要です。情報が少ないと検索エンジンに判断され、評価が下がる恐れがあります。

またユーザーにとっては一見不必要と思われる内部リンクの導線の削除は、検索エンジンがページを把握し、適切にクロールするうえで役立っている場合も多いため、SEO上で不利益を生じる場合もありますので内部リンク構造を大きく変える際は注意が必要です。

逆にリンク導線をやたらと増やしてしまうこともユーザーの混乱、離脱を招く場合があります。

ユーザビリティとSEOはある程度相反する部分があるということを念頭に置きながら、総合的にユーザビリティ改善とSEOの両者を考え、サイト改善に役立てていくことが大切です。

 

今後は「モバイル優先のユーザビリティ」が不可欠

Googleは、2015年にモバイルフレンドリーアップデート(2015年4月21日付けウェブマスター向け公式ブログ)、2018年にモバイルファーストインデックス(2018年3月27日付けウェブマスター向け公式ブログ)を実施しました。

これにより、スマホなどのモバイルデバイスで見やすく使いやすいWebサイトであることが、検索結果で上位表示されるための必須条件となったのです。

パソコン用ページを念頭に置いたコンテンツだと、「ユーザーへの視覚効果をねらってサイズの大きな画像やアニメーションを多用する」「大量のテキストで商品を詳しく説明する」といったことをしがちです。

しかしそのようなサイトは、モバイルでアクセスすると「サイトが重くなり、なかなかトップページが開かない」「横にスクロールしないと画面全体を把握できない」といった現象が起きるため、「モバイルフレンドリーではない」とGoogle に評価され検索順位が下がるおそれがあります。

web閲覧に使う端末の割合は、2015年の時点でスマホがパソコンを抜いてトップとなり、その差は年を追うごとに大きくなっています。

「モバイル優先」なくしてWebサイトのユーザビリティ向上はありえません。

 

まとめ

・ユーザビリティとは「製品やサービスの使い勝手の良し悪し」のこと。ユーザビリティの優れたWebサイトとは「簡単に、欲しい情報が十分に得られるサイト」と定義できる

・webサイトのユーザビリティを改善するには、「軽い・簡単・便利」という3つの視点が大切である

・ユーザビリティ改善施策とSEO施策は両立する場合と、相反する場合があるということも念頭に置き、総合的にサイト改善施策に取り組むことが大切

・検索結果に上位表示されるためには、モバイルに適したユーザビリティであることが欠かせない

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