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LPO~ユーザーを導きCVRを最大化させる秘訣を徹底解説します!

2019.7.18
読了まで約 3

ウェブに詳しい人なら誰でも「SEO」は知っています。

では「LPOの定義、目的、方法は何か」と聞かれて即答できるでしょうか?

ウェブサイトを自社の収益向上の手段とするすべての企業にとって、LPO対策の理解は絶対不可欠と言えます。

適切なLPOはコンバージョン向上に大きく貢献するからです。

そこで今回は、LPOについて基礎的な知識を身につけたいと考えているウェブ担当者の方々に向けて、LPOの定義、目的、具体的な実践方法について詳しく解説していきます。

 

LPOの定義と目的

LPOとはLanding Page Optimizationの略で、「ランディングページ最適化」という意味を持つ言葉です。

ランディングとは着陸のこと。

したがってLPOとは、ユーザーが最初にアクセスしたページ(※)について最適化することを指します。

※ウェブ業界では「商品購入に特化した1ページだけの特設サイト」をLPと呼ぶことがありますが、本記事では、ユーザーが最初にアクセスしたページをすべてLPとして扱います。

では何のためにLPを最適化するのでしょうか。

SEOの場合、検索順位を上げることが目的です。

したがって主なSEOのターゲットはGoogleです。

Googleのロボットやアルゴリズムが気に入る対策を行うことで検索結果の順位を引き上げることができます。

他方LPOの場合、ターゲットはGoogleではなく、すでに自社サイトに訪問したユーザーです。

このユーザーをいかにコンバージョンまで誘導し、CVR(コンバージョンレート)を上げるかがLPOの目的となります。

 

LPOはCVの設定・アクセス情報収集・問題点の把握から始める

LPOはCVの設定・アクセス情報収集・問題点の把握から始めます。

 

● コンバージョンの設定

LPOの目的はCVRを引き上げることです。

もっともコンバージョンには段階があります。

単なる問い合わせでいいのか、資料請求や会員登録をしてもらいたいのか、商品やサービスを購入して欲しいのか。

ゴールとなるコンバージョンをどう設定するかによって、LPOの内容も変化します。

 

● 各LPのアクセス情報を収集する

コンバージョンを設定できたら、次に各LPのアクセス情報を詳細に分析しましょう。

アクセス情報の分析にはGoogleサーチコンソールとGoogleアナリティクスを使います。

〈Googleサーチコンソールで集める情報〉

サーチコンソールでは、どんな検索キーワードで、どのページがどのくらい表示されたかなど、主にサイト訪問前のユーザー行動を知ることができます。

 

〈Googleアナリティクスで集める情報〉

Googleアナリティクスでは、サイト訪問後のユーザー行動を知ることができます。

各LPのユーザー数、ページビュー数、直帰率、離脱率、ユーザーの流入経路(自然検索、広告、お気に入り、他サイトのリンク、ソーシャルメディア、Eメールなど)、CVRなどがわかります。

 

● アクセス情報からLPに潜む問題点を探る

サーチコンソールやアナリティクスで収集したアクセス情報から各LPの問題点を探りましょう。

以下はその一例です。

(問題点)自然検索からのアクセスが少ない

この場合、そもそも基本的なSEO対策ができておらず、検索結果の上位に表示されていないのが原因です。

 

(問題点)直帰率や離脱率が高い

直帰率や離脱率が高いのは、主にコンテンツに原因があります。

LPがユーザーに与える外面的な第一印象が悪い、ユーザーの求める情報がない、情報はあるが質が低い、メリットが少ない(コスパが悪い、そもそも商品の質が低い)などです。

 

(問題点)CVRが低い

コンバージョンにつながらないのは、コンテンツの質に加えてユーザービリティ(使い勝手)も原因となります。

問い合わせ・会員登録・申込みのフォームまでの誘導の仕方が悪く、コンバージョン達成までに余計な手間がかかっていないか確認しましょう。

とくに入力フォームの使い勝手の悪さ(入力項目が多い、エラーのたびに入力内容がすべて消えてしまうなど)は致命傷になるので注意してください。

 

問題点ごとにLPOを実施する

問題点を抽出できたら、それぞれに対策を実施します。

(問題点)自然検索からのアクセスが少ない

(対策例)アクセスの少ないページにSEOを行う

・タイトルタグやディスクリプション、h1・h2タグに必要なキーワードを盛り込む

・不正なリンクを張らない

 

(問題点)直帰率や離脱率が高い

(対策例)LPのコンテンツとデザインを改善する

・読み込みに時間がかからないよう軽いページにする

・広告やGIF、フラッシュアニメーションを多用しない

・モバイルユーザーに延々とスクロールさせるような大量の文字コンテンツを詰め込まない

・魅力的なコピーや画像を使ってユーザーのストレスを少なくする

・パンくずリストやサイドバーを設置してLP以外のページに移動しやすくする

 

(問題点)CVRが低い

(対策例)ユーザービリティを改善する

・人の視線の動き(左上から右下へ)を意識したサイトデザインにする

・入力フォームまでのナビゲーションを明確にする

・入力フォーム最適化(Entry Form Optimization)を実施する

 

ABテストも忘れずに実施する

LPOを実施したら、ABテストで効果を検証することが重要です。

ABテストとは、異なるデザインのサイト(例:LPO実施前のページと実施後のページ、異なるLPOをほどこした2つのページ)を用意して、各サイトのアクセスログやCVRを比較する作業です。

ABテストを行わないと適切なLPOだったのか判断できませんので、忘れずに行うようにしましょう。

関連記事:ABテストとは? 4つの種類とやり方、仕組みをわかりやすく解説

まとめ

◆LPOとはLanding Page Optimizationの略で、「ランディングページ最適化」の意味をもつ。

LPOはCVR(コンバージョンレート)を上げるために行う

◆LPOはCVの設定・アクセス情報収集・問題点の把握から始める

◆ゴールとなるコンバージョンの設定次第でLPOの内容も変化する

◆アクセス情報の収集にはGoogleサーチコンソールとGoogleアナリティクスを使う

◆アクセス情報からLPに潜む問題点(直帰率や離脱率が高い、CVRが低いなど)を探る

◆問題点ごとにLPOを実施する。SEO実施、LPのコンテンツとデザインの改善、ユーザビリティの改善など

◆LPOを実施したら、ABテストで効果を検証する

 

監修者

古宮 大志

古宮 大志

ProFuture株式会社 取締役 マーケティングソリューション部 部長
大手インターネット関連サービス/大手鉄鋼メーカーの営業・マーケティング職を経て、ProFuture株式会社にジョイン。これまでの経験で蓄積したノウハウを活かし、クライアントのオウンドメディアの構築・運用支援やマーケティング戦略、新規事業の立案や戦略を担当。Webマーケティングはもちろん、SEOやデジタル技術の知見など、あらゆる分野に精通し、日々情報のアップデートに邁進している。

執筆者

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『MarkeTRUNK』編集部

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