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クローラビリティーを考慮してSEO効果を上げるコンテンツ設計について

2019.9.4
読了まで約 3

オウンドメディアの目的は、できるだけ多くの読者にコンテンツを読んでもらい、アクションにつなげることにあります。

オウンドメディアを成功させるために重要なのは、コンテンツを検索エンジンに上位表示してもらうことです。

検索エンジンの上位表示にはSEO対策が必要ですが、SEO効果をあげるもっとも考慮すべきポイントのひとつにクローラビリティーがあります。

今回は、クローラビリティーを考慮したコンテンツ設計について解説します。

 

クローラーの巡回のしやすさを表すクローラビリティー

クローラーとは、インターネットをオートマティックで巡回するプログラムのことで、検索エンジンはクローラーが集めてきた情報をデータベースに入れていきます。

検索エンジンは、データベース上のデータをインターネットに表示していくわけですから、まずは、クローラーに自社のオウンドメディアのコンテンツを巡回してもらう必要があります。

オウンドメディアは、クローラーが巡回しやすく設計するのがベストなのです。

クローラビリティーとは、クローラーの巡回のしやすさを表す言葉で、クローラビリティーを考慮することは、SEO効果をあげるために非常に重要なわけです。

クローラーの巡回を確認するには

オウンドメディアにクローラーが順調に巡回しているかどうかを確認することも、サイト運営には非常に重要です。

極端に巡回ページ数が減少したり、エラーが発生したりしていた時には原因を調べなければなりません。

クローラーの巡回頻度は「Google Search Console」で確認することができます。

関連記事:SEOとは?SEO対策の基礎知識と具体的な方法を詳しく解説

SEO効果をあげるクローラビリティーを考慮したコンテンツ設計

コンテンツ設計を考えるとき、大前提として考えておきたい事は、クローラーは人間ではないという点です。

クローラーはロボットであるということを前提に置くことは、SEO効果をあげるコンテンツ設計の大きなヒントになります。

クローラーは、キーワードやテーマを頼りに、オウンドメディアの中を巡回していきます。

SEO効果をあげるためには、クローラビリティーを考慮したコンテンツ設計が必要です。

具体的には次の2点でオウンドメディアをクローラーが巡回しやすい仕様にしていく必要があります。

クローラーの巡回をしやすくするためには、道しるべになるわかりやすい「リンク」と、巡回しやすい「サイトの構造」の2点が必要となります。

リンクの改善

オウンドメディアに巡回してきたクローラーは、内部リンクがあれば、内部リンクを道しるべにしてクロールを進めていきます。

Googleは、専門性、関連性の高さを高評価します。

内部リンク先は、より専門性、関連性が高いページにすることが望ましいです。

オウンドメディアは、サイトのテーマを掲げているケースがほとんどですので、専門性、関連性の高いページが多く存在するはずです。

クローラビリティーを考慮して、内部リンクを設置し、クローラーが巡回しやすくすることはSEO効果をあげるために有効です。

一方、関連性の低いリンク先に内部リンクが設置されていると、かえって評価を下げてしまう可能性があります。

オウンドメディア内の、内部リンク先を見直し、関連性が低いページへの内部リンクが見つかったら、特別な事情がない限り削除していく方がよいでしょう。

実際に内部リンクを改善して評価を上げた事例があります。

エリアに拠点をもって事業展開している企業のオウンドメディアで、もっとも訪問数を期待するエリア拠点の紹介ページがクローラーに巡回されにくいという問題点がありました。

オウンドメディアには、各エリアを紹介するエリアカテゴリーは存在するのですが、他のカテゴリーから各エリアにつながる内部リンクがなかったのが原因でした。

この企業ではページのフッターに各エリアにつながる内部リンクを設置しました。

内部リンクの設置によりエリアページへのクローラーの巡回が増加し、検索エンジンの評価を上げることができたのです。

サイトの構造を改善する

サイトの構造を改善することもクローラビリティーを高めるための重要な要素です。

ウェブサイトは、トップページ、カテゴリーページ、記事ページといった階層をもった構造で設計されています。

この階層を「ディレクトリ構造」といい、ディレクトリ構造を最適化することで、クローラーの巡回がしやすくなるのです。

たとえばカテゴリーページの項目が多すぎたり、複雑でわかりにくいと、クローラーの巡回が困難になる可能性がありますので、シンプルでわかりやすいカテゴリー分けに改善する必要があります。

ディレクトリ構造とともに改善したいのが、トップページから記事ページまで何回のクリックで到着できるかという「クリック階層」です。

クローラーは、サイトのはじめから終わりまで、すべてを巡回していくわけではありません。

人がサイト内をクリックして目当てのページにたどり着くように、クローラーも巡回していきます。

クローラビリティーを高めるためには、3クリック以内で記事ページまでたどり着ける階層が理想的といわれています。

実際にサイトの構造を改善してクローラビリティーを高めた事例があります。

このサイトは、ディレクトリ構造やクリック階層の考え方を考慮せず、サイトをスタートしました。

トップページから第一階層としてどんどん記事ページを増やしました。

第一階層のページに関連する記事が第二階層として存在しましたが、その数は少なく、第一階層と第二階層の違いもあいまいでした。

構造的にそれぞれのページが独立していて、クローラビリティーは非常に低い状態でした。

改善策として、第一階層は大きなテーマでカテゴリーページを設置し、第二階層にそれぞれのテーマに関連した記事ページを設置し直しました。

さらに関連するページ間に内部リンクを追加したのです。

ディレクトリ構造とクリック階層を考慮した構造に改善したことで、サイトのクローラビリティーは飛躍的にアップしました。

 

まとめ

◆クローラビリティーとは、クローラーの巡回のしやすさを表す言葉

◆クローラーとは、インターネットをオートマティックで巡回するプログラム

◆SEO効果をあげるためには、クローラビリティーを考慮したコンテンツ設計が必要

◆クローラーの巡回をしやすくするためには、わかりやすい「リンク」と、巡回しやすい「サイトの構造」の2点が必要

◆内部リンクを設置し、クローラーが巡回しやすくすることはSEO効果をあげるために有効

◆ディレクトリ構造を最適化することで、クローラーの巡回がしやすくなる

◆クローラビリティーを高めるためには、3クリック以内で記事ページまでたどり着ける階層が理想的

監修者

古宮 大志

古宮 大志

ProFuture株式会社 取締役 マーケティングソリューション部 部長
大手インターネット関連サービス/大手鉄鋼メーカーの営業・マーケティング職を経て、ProFuture株式会社にジョイン。これまでの経験で蓄積したノウハウを活かし、クライアントのオウンドメディアの構築・運用支援やマーケティング戦略、新規事業の立案や戦略を担当。Webマーケティングはもちろん、SEOやデジタル技術の知見など、あらゆる分野に精通し、日々情報のアップデートに邁進している。

執筆者

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『MarkeTRUNK』編集部

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