こんにちは、JADE伊東です。
今月の「月間検索順位変動まとめ」をお送りします。
今回は定点観測のほか、コアアップデート後の動きや生成AI自動生成の捕捉動向などのトピックをお届けします。
では、早速スタート!
グラフの見方:
横軸は日付を示しています。縦軸は変動率(Fluctuation Score:前週に対しての計測クエリ全体の順位変化率)、またはビジビリティスコア(Visibility Score:順位に対してスコア付けをして、サイト単位での検索エンジンにおける”見つけられやすさ”を点数化したもの)を示しています。
前月の記事:2025年12月の検索順位変動まとめ【JADE代表 伊東氏の最新SEOレポート】
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目次
全体傾向
2025年Google コアアップデート(December 2025 core update)は、12月29日にロールアウト完了しました。もしかすると、越年するかも?そんなことになったら落ち着いて紅白みれやしねぇなんて思っていたら、しっかり年内で収めてくれました。ありがとう、Google(いや、そもそも年末商戦シーズン避けてほしい)。
全体的な変動幅は2025年7月のコアアップデートとほぼ同程度でした。弊社(編注:JADE社)が公開した7月コア詳細レポートでは「直近1年間の中では2024年8月の次に大きな動きとなっている」とコメントしており、その意味では中程度の変動レベルと言えそうです。
関連記事:2025年7月の検索順位変動まとめ【JADE代表 伊東氏の最新SEOレポート】
個別サイトでは、コア後の揺れ戻しの順位変動も発生しておりますが、それについてはトピックコーナーにてご紹介いたします。
業界別
業界別も下のグラフで見ておきましょう。「旅行」「医療」「グルメ」など業界別での順位変動モニタリングです。
全体動向と同様のトレンドです。
ソーシャルプラットフォーム動向
コンテンツマーケティングにおけるチャネル多様化の観点から、有望なチャネル、プラットフォームのGoogle検索での露出状況をご報告しております。
YouTubeの伸長、Instagramの継続伸長は前回から同じ傾向です。InstagramとXのビジビリティの差がジワリと広がっています。
AIOと強調スニペット比較
こちらも継続的にご紹介しているAIOと強調スニペットの露出比較です。
強調スニペットほぼ終了?
ユニバーサル検索動向
グラフが少し凸凹しており、バーチカルの挿入要素は検索結果での出し入れがかなり激しい傾向が続いています。SERPフィーチャーのテストも恒常的に動いていますので、このあたりはなかなか安定しないのかもしれませんね。
大きくは「ビジュアル要素は伸びる傾向」ぐらいを押さえておけばよいのかなと個人的には思います。
トピック1: コアアップデート後の揺り戻しについて
コアアップデートのロールアウト後に順位が確定するのではなく、そこから再度順位が動くという現象は、以前から発生しておりましたが、今回もこの現象が見られました。1)ロールアウトのアナウンスとその反映がすべてのサーバーに適用される時間差なのか、2)コアアップデートでサイト単位評価が確定した後にユーザー行動関連など日常的にランキングに影響を与える要素が反映されて変動が起こっているのか、3)そのほかの要因なのか。
なかなか判断は難しいところですが、仮に2)の理由であれば、特にランクが上昇したサイトについては、UX面で参考になる要素が潜んでいる可能性もあるため、見方によっては有益な分析データになりえますよね。ただ、ランキングは相対的なものなので、自社サイトは何も変わっていないけど、競合が一時的に過度な評価を受けただけというオチもあります。
コツは定点でよく見る競合サイトをいくつか設定しておいて、小さな変化に気づけるようにしておくこと。こういった下準備がデータの有効活用につながりますよね。
下落ケース1:医療関連サイト
某医療関連サイトの例。コアアップデート開始前の時点でグっと伸びており、コア期間中にさらに伸びたがロールアウト後に、コア直前のレベルで落ち着いた事例。これはよく見る動きですね。ランキングは相対的なものなので、コア期間中に一時的に落ちた競合サイトの揺り戻しの結果、元々の評価のレベルに落ち着いたのかもしれません。ディレクトリ別にみると(下段)、やはり特に集客意図の記事コンテンツを中心に伸びているようです。
グラフではとらえることはできませんが、2年スパンで見ても動きが安定してきており、ドメインの力もあるので、今後も安定成長が期待できるサイトです。
下落ケース2:スパ施設
こちらのサイトもグラフの動きは下落ケース1と同じく、ロールアウト完了後に下落トレンドが見られています。
もともと指名検索は取れている施設なので、ロールアウト後に一時的に指名でも落ちていたものの、現在は元に戻っている様子(目視確認にて)。
一方、コアの期間中、一般キーワードでも順位が上昇しすぎていたものがロールアウト後に落ちて、それはそのままという動きです。検索ユーザーが複数のスパ施設を探したい意図で、特定施設が一時的に上昇しても良質なユーザー行動はなかなか期待しづらいので、これは致し方なし。
ドメインの力は強いので、スパ施設のある地域への誘客を意識した一般キーワードをターゲットにしたコンテンツを展開するなどの工夫があると指名検索以外の広がりも期待できそうです。
上昇ケース:医療施設
某特定医療施設の記事メディア部分が上昇しています。これも、コアの期間中に一時的に競合が評価されたが、それが元に戻っただけかもしれないですが…。作成されているコンテンツは内容が濃く、サイト内の問い合わせへの流れなども丁寧に作りこまれているので、一定の評価は受けてよさそうなサイトです。
グラフの期間外も含めた長期でみると過去には過度に評価されていた時期があり、それが落ち着いて、最近プラス評価を蓄積しているようにも見えます。
トピック2:生成AIで作成された疑いのあるコンテンツ大量生成サイトの捕捉&下落
多面的に検索結果データを分析するなかで、極端な変動をしているサイトを発見した場合に目視確認をした結果、生成AIによる大量自動生成に出会うケースが増えてきました。
手口が共通テンプレート利用など比較的シンプルなので、捕捉も簡単にされてしまうものが多い傾向ですが、今後高度化していくのでしょうかね。
上記サイトはコアアップデート期間の間は伸び続けましたが、ロールアウト後に捕捉されてしっかり落ちました(南無)。
上記のような形で社内レポートを弊社の検索結果ガン見チームがまとめてくれていますが、多様な情報ジャンルでAI大量生成の施策が行われているようです。
なお、上記チームによる12月のコアアップデートのレポート記事も公開しておりますので、こちらもよろしければごらんください。
2025年12月 Google コアアップデートについて - 株式会社JADE
今月はここまで。
どうぞよろしくお願いします。
JADE X:https://x.com/_jade_kk
データ作成:株式会社JADE Senior Consultant 篠原誠
文責:株式会社JADE 代表取締役 伊東周晃
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