こんにちは、JADE伊東です。
毎月恒例の「月間検索順位変動まとめ」です。
2026年8月は後半にスパムアップデートがありましたね。8月は順位変動の全体感はおとなしめでしたが、そろそろコアアップデートがアナウンスされてもおかしくない時期です。ソワソワ。
8月は、徐々に人気が高まってきている「#木曜日のネタ帳」で、毎週新ネタを提供することができました。トピックスも学び系とトレンドものをひとつずつご用意しております。ぜひお楽しみください。
↓本編開始の前に大事なお知らせ↓
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https://blog.ja.dev/entry/news/2026/08/31/jadecon-20261002
では、スタート!
グラフの見方:
横軸は日付を示しています。縦軸は変動率(Fluctuation Score:前週に対しての計測クエリ全体の順位変化率)、またはビジビリティスコア(Visibility Score:順位に対してスコア付けをして、サイト単位での検索エンジンにおける”見つけられやすさ”を点数化したもの)を示しています。
前月の記事:2026年7月の検索順位変動まとめ【JADE代表 伊東氏の最新SEOレポート】
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目次
全体傾向
注)グラフ左:スマホ版Google検索、グラフ右:PC版Google検索
ここしばらくは、スマホ版、PC版とも同様の変動率推移となっております。巷では、そろそろコアアップデートが行われるのでは?との話題も上がってきておりますね。変化前の現状をしっかり押さえておきましょう。
業界別傾向
注)グラフ上段3つ:スマホ版Google検索、グラフ最下段:PC版Google検索
旅行、グルメ、金融、医療・健康などカテゴリ別の変動状況について。各カテゴリとも全体トレンドと同様の動きですね。
ソーシャルプラットフォーム動向
コンテンツマーケティングのチャネル戦略の検討材料にもなるソーシャルプラットフォームのGoogle検索上のビジビリティレポートです。YouTube、Instagram、X、TikTok、Pinterest、noteなど、Google検索上でどのプラットフォームが接点を増やしているかを週単位でウォッチしています。
今月については、YouTube, Instagram, Xが三強という点は変化なしです。
AIO:表出人気ドメイン
AIOがどのタイプの情報源で現れやすいのかをモニタリングしています。Wikipedia、Amazon、YouTubeなど定番の上位ドメインは変わらずですが、絶対数ではなく伸び率の上昇としては老舗Q&Aサイト、大手全国紙サイトなども観測できました。
ユニバーサル検索動向
画像、動画、ニュース、ローカル、ショッピングなどのGoogle検索結果への差し込み要素の変化を確認しています。それぞれのモジュールの変化を見やすくするために縦軸スケールはここに最適化されておりますのでご注意ください。
グラフ左上がAIOなので、それをベンチマークとしてご覧いただくと各要素の表示具合のトレンドが感じられると思います。
今月の #木曜日のネタ帳
毎週木曜日、新鮮なSEOネタが入荷した場合にお届けしているX上のコーナー「#木曜日のネタ帳」ですが、今月はこんなネタをご紹介しておりました。
スレッド形式で詳細をお伝えしています。お時間あるときにどうぞ!8月は、robots.txtとnoindexの違い、AI Overviewsのこの1年の変化、PDFの可視性低下といった話題を取り上げています。
robots.txtのDisallowでは、検索結果からページを消せません
#木曜日のネタ帳 です。
— 株式会社JADE (@_jade_kk) August 6, 2026
「robots.txtでDisallowにしているから検索には出ない」。
実はこれ、正しくありません。
robots.txt自体は正しいツールですが、"検索から消す"目的には向きません。そもそもDisallowは検索結果への表示を止める機能ではないのです。(1/7) pic.twitter.com/xZhIjrZtNZ
robobts.txtのDisallowとnoindexのよくある混同事例。
Disallowはクロールを止める機能であって、検索結果への表示を止める機能ではありません。外部からリンクが張られていると、中身を読まれないままURLの存在だけがインデックスされることがあります。
検索結果から消したいなら、クロールは許可した上でnoindexをGooglebotに読ませる必要があります。また、Search Consoleの一時的な非表示機能は期限付きの応急処置なので、恒久対応としてはnoindexです。ご注意を。
AI Overviewsはこの1年で約4倍。四つの軸で分解しました
#木曜日のネタ帳 です。検索結果で「AIによる概要」を見る機会、この1年で増えましたよね。
— 株式会社JADE (@_jade_kk) August 13, 2026
AI Overviews(以下AIO)は約4倍に増加、Featured Snippet(強調スニペット)はほぼ消滅しました。… pic.twitter.com/2pd9lh2Wm8
AIOの出現クエリ数は13.06%から51.49%へと約4倍になり、強調スニペットはほぼ消滅。ブランド・非ブランド、検索意図、カテゴリ、引用ホストの4軸で見ると、伸び率は指名検索が非ブランドを上回っています。引用元は公的機関や大手公式サイトで大きな伸び。AIOの全体像をとらえるのにどうぞ!
関連リンク:検索意図を分析してSEO効果のあるキーワードをコンテンツに活用しよう
PDF文書ページのビジビリティが下がっています
#木曜日のネタ帳 です。
— 株式会社JADE (@_jade_kk) August 27, 2026
今週は「PDF文書ページの検索可視スコア(VisibilityScore)が低下している」というお話です。
8/12週に急落(-73%)。PC・モバイル問わず、特に健康情報関連のサイトや官公庁系のサイトで顕著でした。8/19週以降も下落は継続中です。(1/7) pic.twitter.com/uiOlgLzhN6
8/12週に-73%、8/19週にも-45%と、回復せずに下落が続いています。文部科学省や経済産業省のサイトでは、同じサイト内でPDFがHTMLページに入れ替わる動きも見えました。スマホインターフェースとPDF閲覧の相性が悪く、ユーザー行動が悪化しているのでは、というのが現時点の見立てです。
PDFとSEOの相性については、こちらの解説ショート動画もぜひご参照ください。
▼【1分で解説】PDFのコンテンツをHTMLに直したら順位は上がりますか?
トピック1:サイト内検索結果ページのビジビリティが広く下落した件
(出典:JADE社内の週次検索動向レポート「Weekly Ranking Update」2026年8月19日週。JADEが定点観測している検索結果データをもとに集計)
定点観測しているサイト内検索URLパターン19のうち、17パターンでビジビリティスコアが下落しました。大手サイトにおいても一覧ページテンプレートを用いたサイト内検索結果ページが影響を受けているようです。
URLの外形的な特徴から、いくつか傾向を見ることができます。
- 日本語エンコードを含むURLで下落が顕著で、エンコードなしのURLはほぼ無風。
- URL文字数別では、50文字未満のグループはむしろ微増、50文字以上のグループで下落傾向。
- ホスト別では、EC系のサイト内検索が下落する一方、ソーシャルメディア系は上昇という対照的な動き。
- ある大手ECでは、下落したキーワードページURLの一部ではインデックス落ちも確認された。ただ、同時期にキーワードページではない同ドメインの別一覧ページに表示が切り替わり、ホストレベルでのビジビリティは維持。
検索してきたユーザーにもう一度検索させることになるため、サイト内検索結果ページはそのあり方自体がGoogleからあまり好まれていません。
ページが無限増殖する仕様の甘さも影響して、スパムに利用されるケースもあります。過去に弊社コンサルタント村山が執筆したブログ記事もご参照ください。
▼【注意喚起】急増する他社サイトを利用するサイト内検索スパム内容と対策
https://blog.ja.dev/entry/blog/2023/02/08/site-search-spam
一覧ページを用意したい場合は、サイト内検索結果ページではなくカテゴリページとして実装するほうが安全です。
トピック2:PAA(People also ask)が急増し、SERP上部に進出した件
(出典:JADE社内の週次検索動向レポート「Weekly Ranking Update」2026年8月12日週。JADEが定点観測している検索結果データをもとに集計)
PAAの出現クエリ数は5週間ほど15万件台で安定していたのですが、8/12週に前週比+11.3%と急増しました。
増えたのは件数だけではありません。SERP上での描画順を示すメトリック(呼称: visual_rank)のPAA(編注:「他の人はこちらも質問」枠)平均も 4.731 から 4.476 へ上昇し、上位2枠以内に入る比率は 10.85% から 15.29% に上がっています。同じクエリのPAAそのものが上昇している傾向も確認できました。
| 週 | 平均 visual_rank | 上位2枠以内% |
| 07-08 | 4.810 | 10.66% |
| 07-15 | 4.814 | 10.88% |
| 07-22 | 4.766 | 10.59% |
| 07-29 | 4.753 | 10.62% |
| 08-05 | 4.731 | 10.85% |
| 08-12 | 4.476 | 15.29% |
PAAは専有面積が広いため、自社ページの掲載順位自体に変化がなくとも、CTRへの影響はありそうです。順位を見ているだけでは捉えられない変化なので、Search Consoleのクリック率の確認もお忘れなく。まだ恒常的な変化となるかどうかは判断できませんが、SERPのクリック変動要素があまりに多く大変です。
なお、この件は #木曜日のネタ帳 でもご紹介しました。SERPの実例をスクリーンショットでご覧いただけます。
木曜日なので #木曜日のネタ帳 です。
— 株式会社JADE (@_jade_kk) August 20, 2026
あなたのサイトのCTR、実は「他の人はこちらも質問」に押し下げられているかも?
検索結果で何が起きているか、データと3つの実例で共有します🧵 (1/8) pic.twitter.com/VHSSi9HKx5
今週はここまで。
次回もとにかく精魂込めて書き続けます。
JADE X:https://x.com/_jade_kk
データ作成:株式会社JADE Senior Consultant 篠原誠
文責:株式会社JADE 代表取締役 伊東周晃
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