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リターゲティング広告とは?仕組みや活用事例について解説します

2021.1.18
読了まで約 3

インターネット広告の一種で「リターゲティング広告」というものがあります。一度サイトを訪れたユーザーに対して非常に効果的な手法で、インターネット広告を配信するなら使わない手はありません。

今回はリターゲティング広告の仕組みや活用事例について解説します。

リターゲティングって何?

リターゲティング(Retargeting。通称リタゲ)とは一度サイトを訪れた人に対して広告を配信する仕組みで、日本語では「追従型広告」と呼ばれています。Google広告やYahoo!広告、FacebookやInstagramなどプラットフォーマーやそれ以外の配信の仕組みで例えばDSP広告などでも配信することが可能です。

なお、Google広告では「リマーケティング(Remarketing。通称リマケ)」と呼ばれますが、リターゲティングと同じものと考えて問題ありません。

サイトにタグを埋め込むことによって、そのサイトを訪れたユーザーがほかのサイトを閲覧している際に広告を表示させることが可能です。Yahoo!などのトップページやニュースサイト、ブログなどを見ているときに、過去に見たことある企業サイトや通販サイトの広告が何度も表示されるという経験がある方も多いでしょう。このような広告はリターゲティング広告の仕組みを使って配信されているのです。

●リターゲティングのメリットとは?
ユーザーがサイトに来訪しサイト内を回遊し情報を閲覧したからといって、すぐに商品を購入したりサービスを申し込んだりするとは限りません。多くの場合は、お金を出して買うべきかどうか?他社と比較してどうなのか?検討します。

リターゲティング広告を使って一旦サイトを離脱した人に対して再度来訪を促すことで、自社の商品・サービスの印象を深め、購買につなげることができます。また、広告が複数回表示されれば会社の認知度やリピート率もアップします。

リターゲティングはいうなれば、一度お店や説明会、セミナーに来てくれた人の自宅にチラシをポスティングしたり、ダイレクトメールを送ったりするようなイメージです。 チラシやDMは作成・印刷・配送・投函などの手間やコスト、時間がかかりますが、それをインターネット上で行えば効率的に見込み客へアプローチできます。

●複数の機能を組み合わせてより効率的に集客できる
リターゲティング広告では、有効に利用するためにさまざまな機能があります。

たとえば、Google広告やYahoo!広告では最大で540日もの追従期間を設定できます。1日、1週間、1ヶ月というように、追従期間を区切って、その期間に訪れた人に配信することも可能です。

性別や年代、地域など、特定の属性の人にのみ絞って配信することもできます。たとえば、自社サイトに訪れた人のうち「東京都に住む30代男性」だけに広告を配信したり、集中的に広告を表示させたりすることも可能です。

また、ネットを見ていると何度も同じ広告が表示されて、「しつこい」と感じた経験があるかもしれません。あまりにも広告を配信しすぎると、かえってユーザーから鬱陶しいと思われてしまい、イメージダウンにもなりかねませんね。 そのようなことを防ぐために、「フリークエンシーキャップ」という機能があります。ユーザーに広告を表示する回数を制限することが可能です。

こういったさまざまな機能をリターゲティング広告と組み合わせることで、より効率的に見込み客を集めることができます。まずは広く広告を出してみて、後から設定することもできますので、分析しながら色々試してみるのがおすすめです。

リターゲティングの活用事例

果たしてリターゲティング広告はどのくらいの成果が現れるのでしょうか?具体的な事例をご紹介します。

●企業向けのECサイトで30%もの注文増加と広告費削減を実現した事例
企業で使用する備品を専門に取り扱うECサイトのリターゲティング広告を配信した事例です。もともとリスティング広告を配信していたのですが、リターゲティング広告を使うことで、一旦離脱したユーザーを再度サイトに呼び込むという流れを作ることに成功しました。

また、コンバージョンに至ったユーザーの属性を分析したところ、30代~40代の男性(企業の購買担当者の一般社員と想定)からの注文が多かったことから、30歳から50歳までの男性に対して集中的に配信。一方で企業に属していない人も多い10代、20代前半および60代以降のユーザーに対しては配信量を減らすことで広告費の削減にもつながりました。

こちらの企業ではリターゲティング広告を導入する以前と比較すると、インターネット広告からの注文が30%ほど増加しました。

●認知をアップさせて長期検討していた見込み客を獲得した不動産関連企業の事例
不動産は商品単価が高いため、検討期間は自ずと長くなる傾向があります。何千万円もする土地や家を即決で買えるような人は少なく、何週間・何ヶ月という時間をかけて他の物件と比較したり、周りの人と相談したりして、ようやく契約につながります。

そこで、ある不動産会社では追従期間を長めに設定し、半年前や1年前にサイトを訪れた人に対しても広告が表示されるよう設定しました。その結果、長い検討期間を経てサイトを再度訪れて契約に至る顧客が増加したのです。

数年前にサイトを訪れた人が広告によって自社のことを思い出して契約しに来たというケースもざらにあります。検討期間中に広告を配信し続けて認知されるような施策をとってきたことが功を奏した事例です。

このように、リターゲティング広告を活用することで一度サイトを離脱した人に対して認知度をアップさせ、検討期間中に再度訪問させるという仕組みを構築することができます。インターネット広告を配信する際にはぜひ試してみてください。

まとめ

◆リターゲティング広告とは一度サイトを訪れた人に対して広告を表示させる仕組みのこと

◆リターゲティング広告を活用することで、自社の認知を深め、サイトへの再訪問を促すことができる

◆ポスティングやダイレクトメールと比較して効率的かつ低コストで広告効果を得ることができる

◆リターゲティングと他の機能を組み合わせることで、さらに成果をアップさせることも可能

監修者

古宮 大志

古宮 大志

ProFuture株式会社 取締役 マーケティングソリューション部 部長
大手インターネット関連サービス/大手鉄鋼メーカーの営業・マーケティング職を経て、ProFuture株式会社にジョイン。これまでの経験で蓄積したノウハウを活かし、クライアントのオウンドメディアの構築・運用支援やマーケティング戦略、新規事業の立案や戦略を担当。Webマーケティングはもちろん、SEOやデジタル技術の知見など、あらゆる分野に精通し、日々情報のアップデートに邁進している。

執筆者

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『MarkeTRUNK』編集部

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