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YouTubeの国内利用実態〜2020年は外出自粛を機に利用が定着

2021.1.21
読了まで約 3

新型コロナウイルス感染拡大にともなう外出自粛が影響し、2020年はYouTubeの国内利用が飛躍的に増加しました。特にテレビ画面を使ったYouTubeの視聴数がこれまでの年よりも大きく伸びており、テレビ番組を観るような感覚でYouTube動画を視聴する人が増えてきていると推測できます。

コロナ禍にあった2020年、人々はYouTubeをどのように利用していたのでしょうか。

この記事では、2020年におけるYouTubeの国内利用実態を解説するとともに、今後も視聴者やクリエイターから支持され続けるためにYouTubeが取り組んでいる施策をご紹介します。

2020年9月のYouTube月間利用者数は6,500万人超え

新型コロナウイルスの感染リスクを避けるために自宅で過ごす時間が増えたことで、YouTubeをはじめとするさまざまな動画配信サービスの利用者数が増加しました。2020年9月におけるYouTubeの月間利用者数(18〜64歳)は6,500万人を超え、「新型コロナウイルスの流行以降にYouTubeの利用が増えた」と回答した人は74%に達しました。

また、YouTubeにアップロードされた動画の総時間数は前年同月比で80%増加していることから、視聴者数だけでなく発信側の人数や投稿頻度も増加していると考えられます。

出典:Google社 『月間6,500 万ユーザーを超えたYouTube、2020年の国内利用実態──テレビでの利用も2倍に』

さらに、他のオンラインプラットフォームとの比較で、YouTubeは「なくなったら最も寂しいプラットフォーム」として1位に輝いています。18〜64歳の幅広い年齢層に支持を得ていることから、いまやYouTubeは人々の日常に欠かせないものとなっていることがわかります。

1,500万人以上がテレビ画面でYouTubeを視聴

2020年のYouTube利用実態においてこれまでの年と大きく違った点は、テレビ画面でのYouTube視聴数の増加です。6月には前年比の2倍以上となる1,500万人以上が、テレビ画面を使ってYouTube動画を視聴しました。

出典:Google社 『月間6,500 万ユーザーを超えたYouTube、2020年の国内利用実態──テレビでの利用も2倍に』

さらに、テレビ画面でYouTubeを見る人のうち、リビングルームで視聴する人は65%、家族やパートナー、友人と視聴する人は50%でした。大きな画面を活用すれば動画を共有しやすくなるため、身近な人と一緒にテレビ番組を観るような感覚でYouTube動画を楽しむ人が増えているということでしょう。

自宅でできる「ハウツー動画」の視聴が増加

2020年にYouTubeで視聴された動画をカテゴリー別に見ていくと、「ハウツー動画」の視聴数に大きな伸びがありました。ハウツー動画とは、何かの使い方ややり方をユーザーに向けてわかりやすく説明する動画です。動画は短時間でも多くの情報量を詰め込めるうえ、テキストよりも視聴者側へダイレクトに伝わりやすいメリットがあります。

3月中旬から5月末までの約2ヶ月半で、自宅エクササイズ動画と家庭菜園に関する動画の平均視聴回数はその前の期間(1月から3月中旬まで)と比べ5倍以上と大幅に増加しました。また、料理に関する動画の視聴は1月から10月までに50億回以上視聴されています。

出典:Google社 『月間6,500 万ユーザーを超えたYouTube、2020年の国内利用実態──テレビでの利用も2倍に』

ハウツー動画の視聴数が増加した要因は、外出自粛により自宅で過ごす時間が増えたことで、自宅時間を有意義に過ごすための動きがあったからだと考えられます。その結果、自宅で何かをするうえで参考になるハウツー動画の視聴が飛躍的に伸びたのでしょう。

ユーザーに支持され続けるプラットフォームであるために

YouTubeのミッションは、「表現する場所をあらゆる人に提供し、その声を世界中に届ける」ことです。ユーザーが安心してプラットフォームを利用できるような環境を提供するために、YouTubeは「Openness(表現の自由)」と「Responsibility(コミュニティを守る責任)」のバランスを大切にしています。

この2つのバランスを保つために、YouTubeでは次の「4つのR」を行なっています。

1. Remove:YouTubeポリシーに違反するコンテンツの削除
2. Reduce:YouTubeガイドライン違反か判断が難しいボーダーライン上コンテンツの拡散を抑制
3. Raise:信頼できるコンテンツのランクを上げてユーザーに見つけやすくする
4. Reward:信頼できるクリエイターへの優遇(収益化基準の見直しや機能の追加)

「Remove」の取り組みとしては、2020年7月から9月までの3ヶ月間でYouTubeポリシー違反のコンテンツをグローバル全体で780万以上削除しました。国内のコンテンツでは、4万7千以上が削除対象となりました。

新型コロナウイルス関連のコンテンツについても同様に、信頼できるコンテンツにユーザーを導くための取り組みを行なっています。具体的には、誤情報の削除や不確かな情報の拡散抑制、正しいコンテンツの優先表示を行い、ユーザーがタイムリーに有用な情報を手に入れられるような対策を進めています。

まとめ

◆2020年9月におけるYouTubeの月間利用者数は6,500万人を超えた。

◆2020年はテレビ画面でのYouTube視聴数が増加し、6月には前年比の2倍以上となる1,500万人以上がテレビを使ってYouTube動画を視聴した。

◆外出自粛により自宅時間が増えたことで、自宅で何かをするうえで参考になるハウツー動画の視聴が飛躍的に伸びた。

◆ユーザーが安心してプラットフォームを利用できる環境を提供するために、YouTubeでは「4つのR」(Remove、Reduce、Raise、Reward)に取り組んでいる。

監修者

古宮 大志

古宮 大志

ProFuture株式会社 取締役 マーケティングソリューション部 部長
大手インターネット関連サービス/大手鉄鋼メーカーの営業・マーケティング職を経て、ProFuture株式会社にジョイン。これまでの経験で蓄積したノウハウを活かし、クライアントのオウンドメディアの構築・運用支援やマーケティング戦略、新規事業の立案や戦略を担当。Webマーケティングはもちろん、SEOやデジタル技術の知見など、あらゆる分野に精通し、日々情報のアップデートに邁進している。

執筆者

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