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YouTubeを効果的に使って幅広くユーザーにアプローチする方法

2021.8.30
読了まで約 7

年々、拡大傾向にある動画広告。その中で外せないのは、YouTube広告です。
YouTube広告は効果的なマーケティング施策の1つと言われています。
ここでは、YouTubeとは何かをわかりやすく解説していきながらYouTubeをどう広告のプラットフォームとして利用するかを述べて参ります。

YouTubeとは

YouTubeとはアメリカのインターネット動画共有サービス会社が始めた、放送用の特殊な設備やソフトウェアがなくても、インターネットに接続していれば、撮影した動画をだれもがアップロードで、共有して楽しめるというサービスです。
YouTubeのTubeとは真空管を意味し、映像を表示するテレビのブラウン管という意味があるといいます。1分間におよそ400時間分の動画がアップロードされていて、視聴回数は、1日当り数十億回に上るのだとか。誰でも無料で利用できることが大きな特徴で、動画の視聴はもちろん、スマホやビデオカメラで撮った動画を投稿し、世界中の人に見てもらうことが可能である点は世界中で広がる加速をもたらしています。
また、2018年からは「YouTube Music」というサービスが加わり、さまざま音楽を映像とともに楽しめるようになり、その利用の仕方は年々変化しつつも、利用者を増やしている要因の一つです。
ユーザーはよく見るアカウントなどをチャンネルとして登録しておけば、新たに登録された動画を簡単に見ることができ、そのような気に入った内容の動画を複数登録し、自分だけの再生リストをつくることもできるのです。
このようなシステムによって、チャンネル登録者数が数百万人を超える、〈ユーチューバー〉と呼ばれる動画クリエイターが、続々と登場しています。
YouTubeでは、2007年から閲覧者数の多い動画投稿者に対し、広告掲載を条件に、投稿者側に利益の得られるシステムを提供しています。このシステムを導入したことにより、動画投稿者として広告収入を得ることで生計を立てる人が増えたのです。

YouTube広告とは?

YouTube広告とは、動画視聴時にYouTubeのプラットフォーム上に表示される動画形式の広告のことをいいます。
広告動画は、YouTube上にアップする必要があり、YouTube上に広告を出稿する際は、YouTubeアカウントの作成が必要です。

関連記事:YouTube広告の特徴とは?押さえておきたい動画広告のポイントや課金の種類を解説

YouTube広告のメリットとは?

以下に、YouTube広告を使う上でのメリットを挙げます。

リーチ、ユーザー数が多い

YouTubeは世界で20億人以上、日本は6,500万人以上のユーザーに利用されている最も人気の動画共有プラットフォームです。
YouTube広告は、利用者がYouTubeで好きなコンテンツを視聴しているときに、場所、時間を問わず広告を配信できるので、多くの人に見てもらうことができます。

関連記事:YouTubeの国内利用実態〜2020年は外出自粛を機に利用が定着

ターゲティング方法

YouTube広告のターゲティング方法は、Googleが保有するデータ用いて様々なターゲティングができます。年齢、性別、地域などのターゲティングやキーワード、カテゴリ、トピックなどからもターゲティングができます。
ターゲティングを組み合わせる事で、適切なユーザーに広告を表示し製品、サービスに対し興味関心を促す事ができます。プレースメントターゲティングを活用すると広告配信する動画を任意で決定する事ができ、広告の表示先を限定することも可能です。

目標に設定し広告を配信する事ができる

YouTube広告は、広告配信における目標を設定することが出来ます。
また、キャンペーン設定など広告配信に不慣れですと設定から配信まで時間もかかり滞ってしまう事もあるかと思いますが、サポート機能などもあり不慣れな方でも安心して広告配信をすることが出来ます。

価値の高いユーザーを見つけることができる

Googleの提供するWebサービス(検索エンジン、Google Map、YouTube、Gmailなど)のデータをもとに、購入してくれる可能性の高いであろう、興味や関心が高いユーザーを予測でき、広告主は自社の商品やサービスを利用してほしいターゲットを絞り、効率的且つ効果的に広告配信が可能です。

効果検証ができる

管理画面から、広告の表示回数、クリック数、再生数、再生時間など、動画を視聴したユーザーの行動を計測することができます。そのため、配信した広告動画から数値の振り返りや比較をすることで、良かった部分、悪かった部分を分析、解析をすることが出来ます。
また、YouTube広告は、入札単価1円からと非常に低単価で広告を配信できます。その意味で費用対効果のある広告だといえるのです。

YouTube広告のデメリットとは

デメリットとしては、意図しないに動画に広告が配信される可能性があるということです。
広告動画の配信は、基本的にはGoogle広告のアルゴリズムに任せて配信されます。そのため、意図しないYouTubeチャンネルに広告が流れる可能性があるのです。
YouTube動画の中には、思想が偏ったものや乱暴な表現を使用したものなど、不適切な動画も配信されています。実際にそういった動画にも広告が配信されることがあれば、自社のブランドイメージを傷つけることになってしまいます。
しかし、上記についてはGoogleも対策を講じており、デリケートなコンテンツへの配信は除外するといった設定や不適切な動画には広告をつけられないようにすることは可能となっております。

YouTube広告の種類とは

YouTube広告には一体どんな形態があるのでしょうか。
その種類をまとめて紹介します。

関連記事:動画広告の特徴を掴んで、マーケティングを最適化しよう!

インストリーム広告

インストリーム広告は、YouTube上の動画再生前後や再生中に配信、再生される動画広告となっており、再生後5秒後に広告をスキップすることが可能な形式になっており、スキップ可能になっています。
この形式の広告費用の発生タイミングは、30秒以上広告動画を再生した際に発生し、5秒経過前に広告動画をスキップした際には費用は発生しません。動画に興味を持って長く広告見た際のみ費用が発生されるので、無駄な広告費用は抑えられるというのがメリットとなっております。

バンパー広告

バンパー広告はYouTube上の動画再生前後、再生中に配信、再生される6秒以内の動画広告になっており、短い時間の広告動画であるため、視聴者としてもストレスを感じにくいものとなります。
費用の発生タイミングとしてはインプレッション課金となっており、広告1,000回表示毎に発生する課金体制になっています。
バンパー広告は動画時間が短いという点から視聴完了率が高く、インストリーム広告と同等の認知効果があります。6秒でメッセージを訴求するという難しさはありますが、認知を目的に広告出稿をする場合は利用するメリットが多いです。

TrueView ディスカバリー広告

TrueView ディスカバリー広告は、YouTubeの動画再生ページや、YouTube検索結果、モバイルアプリのトップに配信される広告です。ユーザーが動画をクリックして、動画の視聴画面に遷移した際に費用が発生します。
この広告は、インストリーム広告やバンパー広告のようにユーザーの意思と関係なく広告を視聴させるのではなく、ユーザー自ら広告をクリックした際に広告が再生されるので、サービスや商品に対する関心度が高いユーザーが広告をクリックする事になります。3長尺動画の視聴を促し、情報訴求を行いたい場合や、獲得系のキャンペーンを実施したい場合に、ディスカバリー広告を活用するのがいいでしょう。

マストヘッド広告

マストヘッド広告は、YouTubeホームフィードの上部で最大30秒間音声なしで表示される広告です。YouTubeで一番目立つ配信枠であるため、キャンペーンに対し大幅なリーチの拡大や認知度の向上を目的としたプロモーションをしたい場合に使われます。
マストヘッド広告での配信は予約制となっており、直接Googleの営業担当とやり取りを行う必要があり、代理店に依頼をするケースがほとんどです。
膨大な数のユーザーにリーチさせる事のできる1日間あたりの広告コストを指定するCPD形式(CostPerDay)か、広告の表示回数1,000回毎に費用が発生するインプレッション課金のどちらから選択できます。
ただし、認知の獲得効果は非常に高いですが、1,000万円以上の予算が必要になることを覚えておきましょう。

アウトストリーム広告

アウトストリーム広告は、Google 動画パートナー上のウェブサイトやアプリの広告枠に表示される動画広告です。他の広告と違う点としては、YouTube上での広告配信ではなく、YouTube以外の新しいユーザーに訴求できるという点です。費用は広告表示が1000回ごとに発生する、インプレッション課金型になります。
YouTube上にアップした販促動画などを、YouTubeユーザー以外にも配信して認知を獲得したい時に活用できます。

オーバーレイ広告

オーバーレイ広告は動画の下部に表示される広告です。画像を表示するものとテキストのみ表示する2種類の表示方法があり、PCでYouTubeを再生した10秒後、画面の下部に重ねるように表示されます。動画内に表示されるため、ユーザーの目に入りやすく、認知拡大に有効的です。画面の占有率は20%で、バナー広告に最初から閉じるボタンが設置されているため、ユーザービリティを大きく阻害することはありません。
課金方法は1クリックごとに費用が発生するクリック課金と、1,000回表示ごとに課金が発生するインプレッション課金の2種類となります。

関連記事:YouTube広告の活用〜チョコラBBの事例に見る広告のデジタルシフト

YouTube広告の新フォーマットについて

上記の広告の種類に加え、ここ数年で新しいYouTube広告のフォーマットが登場しました。
それがダイレクトレスポンス広告と動画アクションキャンペーンです。

ダイレクトレスポンス広告は、ユーザーに商品購入へ直接的なアクションを促すのに適した広告フォーマットです。
YouTubeで表示された場合、配信している広告動画が再生されその下に商品画像を表示される仕様になっており、
商品カタログを一覧で表示する事ができ、ECサイトなど商品の購買販促に多く利用されています。

動画アクションキャンペーンは、YouTubeにおける動画広告でのコンバージョン促進を目的としたキャンペーンです。
YouTubeやGoogle動画パートナー上の様々な場所に広告掲載ができます。通常、動画広告を配信するだけで具体的なアクションをユーザーに促す事ができませんでした。
ですが、アクションキャンペーンを使用する事でインストリーム広告やディスカバリー広告に任意のテキスト内容及びアクションボタンを入れて表示する事ができます。

YouTube広告を選ぶポイント

YouTube広告では目的に応じそれぞれのフォーマットを選択し、出稿する事が重要です。
ここでは選ぶポイントについて解説していこうと思います。

1.サービスの認知度向上、ブランディング
ユーザーから商品購入を目的とした場合、まずはユーザーから認知を獲得していく必要があります。商品やサービスの認知度向上を目的とした広告としては、「バンパー広告」「インストリーム広告」「アウトストリーム広告」「マストヘッド広告」「オーバーレイ広告」があげられます。

「バンパー広告」や「インストリーム広告」は動画時間に制限がありますが、ほぼ確実にユーザーに動画を視聴させることができます。その一方、短い動画時間の中でユーザーに興味を持ってもらえるようなメッセージが求められるため、要求されるクリエイティブのレベルが高く制作に力を入れる必要があります。
「マストヘッド広告」はYouTubeのトップページの最も目立つ場所に表示され、大幅なリーチの拡大や広く認知を獲得するのに効果的です。

2.商品、サービスの比較検討
認知獲得後、ユーザーを次の行動となる商品やサービスを比較検討するように促すことが必要となり、「スキッパブル広告」や「TrueView ディスカバリー広告」は商品、サービスの比較検討を目的とする場合には効果的です。

「スキッパブル広告」は商品やサービスについて購入、利用の検討段階にいるユーザーや、競合製品、サービスを検討しているユーザーに広告配信ができます。ユーザーがスキップを押さず、視聴を続けた場合、「ノンスキッパブル広告」よりも長い動画をユーザーが視聴するため、興味、ニーズが顕在化しているユーザーに多くの情報を提供できます。
また、「TrueView ディスカバリー広告」は動画視聴中(インストリーム)ではなく、検索結果や関連動画として表示されます。実際に広告動画をクリックした場合に再生され、広告に興味をもったユーザーが動画を見る事になり、購買やサービス利用など広告主の目的に繋がりやすい特徴があります。

3.見込み顧客のリスト、リード獲得
広告運用時ユーザーに求めることは、最終的にユーザーに購買や問い合わせなど具体的なアクションであるかと思います。
見込み顧客となるリードの獲得やユーザーに商品購入の意思決定へ促すのに適しているのが「ダイレクトレスポンス広告」と「動画アクションキャンペーン」です。
「ダイレクトレスポンス広告」は複数商品画像をカタログごと見せることができるので広告から実際の商品を購入するまでのアクションの可能性が高いのが特徴です。

「動画アクションキャンペーン」は、通常の広告動画に加え広告フレーズやアクションボタンを入れることができ、他の出稿フォーマットより成果につながりやすい特徴があります。
「ダイレクトレスポンス広告」や「動画アクションキャンペーン」はYouTubeから広告がクリックされ、ユーザーの購買促進を目的とする場合おススメです。

YouTube音声広告とは

Googleが提供する動画共有サービス「YouTube」と音楽ストリーミングサービス「YouTube Music」への音声広告を配信する「YouTube Audio」という広告枠が追加されました。
音声広告配信時に、「画像」か「画像ベースの動画」の2種類いずれかが表示され、音声広告配信時CTRなど配信における計測を行うこともできます。
音声広告「YouTube Audio」における入稿フォーマットは、素材は15秒以下のmp4となっており、動画を入稿するように音声と画面を一体にして入稿するという仕様になっております。

ユーチューブ音声広告の効果とは

ユーザーがデバイスの画面を見ず、バックグラウンド再生の場合でも、認知可能なのが音声広告ですが、下記のような効果があると言われております。
音声広告はブランディングに高いポテンシャルがあるとされ、ある調査結果では一般のディスプレイ広告と比べて、ブランドリフト(想起)24%、広告認知、理解が28%、購買意欲が2倍上昇したという調査結果が出ていることもあります。

まとめ

YouTube動画広告には複数あり、それぞれに特徴が大きく異なることをお伝えしてきました。動画広告は、撮影や編集などが必要で少し難しいように思われるかもしれません。しかし、世界最大の動画共有サービスであるYouTube市場は現在も発展し続けている上に、テレビ離れが進む若年層にも効果的にアプローチができるなど、計り知れないメリットがあります。
ターゲティング設定も詳細に行えるため、YouTube広告は非常に効率的な広告手法です。その様態はユーチューブ音声広告などというサービスも生まれ、日々変化を遂げています。
世界中への発信という現代の潮流に乗るためにもYouTubeは無視できない広告のプラットフォームなのです。

監修者

古宮 大志

古宮 大志

ProFuture株式会社 取締役 マーケティングソリューション部 部長
大手インターネット関連サービス/大手鉄鋼メーカーの営業・マーケティング職を経て、ProFuture株式会社にジョイン。これまでの経験で蓄積したノウハウを活かし、クライアントのオウンドメディアの構築・運用支援やマーケティング戦略、新規事業の立案や戦略を担当。Webマーケティングはもちろん、SEOやデジタル技術の知見など、あらゆる分野に精通し、日々情報のアップデートに邁進している。

執筆者

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『MarkeTRUNK』編集部

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