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リテラシーとは?ITリテラシーの意味も含め解説します

2022.6.13
読了まで約 5

「リテラシーが足りていない」「ビジネスを進めるにはITリテラシーが必要」など、業務を進めるにあたってリテラシーという言葉を聞くケースが増えたかもしれません。しかし、リテラシーを正しい意味で理解できる人は少ないのではないでしょうか。

そこで本記事では、リテラシーの意味について解説をします。また、リテラシーとコンピテンシーの違いやITリテラシーの概要についても解説をしますので、ぜひ参考にしてください。

リテラシーとは?

まずは、リテラシーの概要から解説します。リテラシーとは、読み書きの能力という意味が含まれる英単語の「literacy」のことです。しかし、実際のビジネスや業務の現場では、読み書きの能力としてリテラシーが使われることはほとんどありません。

ビジネスや業務の現場では、特定の物事に対する理解や基礎知識、理解力のことをリテラシーと表現します。特定の分野に関してリテラシーが高い人は理解力も高く、リテラシーが低い人は、キャッチアップまでに多くの時間を要するため、リテラシーが高い人のほうが多くの現場で求められる傾向にあります。

リテラシーとコンピテンシーの違いは?

リテラシーと似た意味の言葉として、コンピテンシーという言葉を聞いたことがある人は多いのではないでしょうか。コンピテンシーとは、「能力」や「特性」のことです。一見するとリテラシーと同義に思えるものの、ビジネスや業務の現場では、業績や売上の向上に繋がる行動特性として使われます。

つまり、リテラシーが「知識」であることに対して、コンピテンシーは「行動」のことを表しているということです。どれだけリテラシーがあったとしても、コンピテンシーが低い場合は売上に繋がる行動を起こせません。

また、リテラシー自体が給与や職務の評価基準になるケースは稀ですが、コンピテンシーを給与や職務の評価基準として設けている会社は多々あります。つまり、リテラシーを高めると同時に、コンピテンシーに関しても高める必要があると言えるでしょう。

リテラシーの使い方

リテラシーの例文を紹介します。

・ 君はリテラシーが低い
・ 君はリテラシーが高い
・ リテラシーを身に付ける
・ リテラシーが足りない

リテラシーはビジネスの現場で使われるケースが多いものの、日常生活でも耳にする機会が増えているのではないでしょうか。特に、リテラシーは「リテラシーがない」などネガティブな表現で使われるケースも多いため、相手にマイナス評価を与えないためにも、最低限のリテラシーは身に付けておくことが重要です。

ITリテラシーとは?

ここまで、リテラシーについて解説をしてきました。併せて、ITリテラシーに関しても理解を深める必要があります。ITリテラシーとは、ネットワーク、セキュリティ、コンピューター、SNSなど、ITに関わるビジネスや業務におけるリテラシーのことを指します。知識のみならず、知識を活用できる能力に関してもITリテラシーと表現することも多いです。また、一般的にITリテラシーは主に3つを意味します。

・ ネットワークリテラシー
・ 情報リテラシー
・ コンピュータリテラシー

それぞれ順番に見ていきましょう。

ネットワークリテラシー

ネットワークリテラシーとは、セキュリティ、ネットワークに関連するリテラシーのことです。「インターネットリテラシー」と表現されるケースも多いです。インターネットを活用してビジネスを進めることが当たり前になっている昨今、ネットワークのリテラシーの向上は欠かせません。なぜなら、社員の言動1つで炎上してしまったり、セキュリティ対策が甘いことにより、機密情報が外部に漏れてしまったりする可能性が考えられるためです。企業に損害を与える危険性を考慮して、近年ではネットワークリテラシーに関する講習会やセミナーも多数設けられています。

情報リテラシー

情報リテラシーとは、情報をどこから取得するのが適切であるかを判断したり、取得した情報を適切に扱えたりする知識や能力のことです。インターネットが活発化し、膨大な情報が溢れている昨今では、正しい情報を見極める能力が欠かせません。フェイクニュースに踊らされてしまい、企業に損害を与える危険性も考えられます。

また、情報を取得した後に、情報を正しく理解して行動に落とし込む能力も必要です。情報を行動に活かす能力が高ければ、ユーザーニーズを見極め、自社に必要な施策を考えることも可能になります。

コンピュータリテラシー

コンピュータリテラシーとは、コンピュータを操作する技術や知識のことです。業務においてコンピュータを使わない企業は稀であり、ほとんどの企業はパソコンなどのコンピュータを使用して業務を進めます。

キーボードやマウスの使い方といった基本的な操作はもちろん、WordやExcelといったOfficeスキルに関するリテラシーも求められます。実際、最低限のOfficeスキルを有しているなど、コンピュータリテラシーに関する募集要項を設けている企業も多いでしょう。

ITリテラシーが低いリスク

先ほど、ITリテラシーに関する概要を解説しました。ここからは、ITリテラシーが低いリスクを3つ紹介します。

・ 生産性の低下
・ 企業ブランドを毀損する
・ 一部の従業員に必要以上の負荷がかかる

それぞれ順番に解説します。

生産性の低下

ITリテラシーが低いと、生産性が低下するリスクがあります。なぜなら、パソコンや業務に必要なツールを効率的に使うことができないためです。加えて、ITツールを利用できない従業員に合わせた結果、他の社員の生産性が低下するリスクも考えられます。インターネット社会の現代において、ITツールを活用できるリテラシーは必要不可欠だと言えるでしょう。

企業ブランドを毀損する

ITリテラシーの低い社員にSNSやオウンドメディアの運用を任せた結果、企業ブランドを毀損するリスクも考えられます。当然ながら、企業として情報を発信する以上、情報の正確性や、ユーザーを傷つけない言動が求められます。しかし、ITリテラシーがないことによりそれらを判断できず、発信内容が行き過ぎてしまう可能性が考えられるのです。

一部の従業員に必要以上の負荷がかかる

ITリテラシーの低い社員がいると、ITリテラシーの高い一部の従業員に、必要以上の負荷がかかります。なぜなら、ITリテラシーの低い社員が、高い社員に対して質問をするケースが増えたり、必要に応じてヘルプデスクを用意したりする必要があるためです。スキルやリテラシーの高い社員は、企業の売上に直結する業務を任されるケースも多いため、その社員の負担が大きくなれば、企業全体の売上が落ちることにも繋がりかねません。

セキュリティリスクが高まる

最後に、企業のセキュリティリスクが高まるリスクもあります。ITリテラシーの低い社員が、スパムメールを見抜けずに違法性の高いファイルをダウンロードしてしまったり、パソコンがハッキングされたりする可能性があるためです。その結果、企業の重要な情報が外部に漏れてしまう恐れもあるでしょう。

関連記事:スパムとは?その意味と迷惑メールの種類や内容で注意すべき点を解説します!

DX化とITリテラシーには大きな関係がある

近年、DX(デジタルトランスフォーメーション)化が急速に進んできています。そして、DX化とITリテラシーには大きな関係があります。DX化を効率良く進めるためには、当然ながら業務効率化に繋がるツールを使ったり、ITツールを幅広く使ったりする必要があります。しかし、ITリテラシーが低い場合はこれらのツールを使うことができないため、DX化の時代に遅れていくのです。

企業はDX化を進めることにより、社員の働き方を改革し、業務もより効率的に進められるようになります。つまり、売上や利益を伸ばすとともに、不要な経費の削減も可能になります。これらを実現するためにも、社員のITリテラシーを高めることは早急に検討する必要があると言えるでしょう。

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ITリテラシーを高めるためには

最後に、ITリテラシーを高めるための3つのポイントを解説します。

・ ITリテラシーが低いことによるリスクを共有する
・ DXに関連するツールに触れる
・ セミナーや研修を行う

ITリテラシーを高めるためには、まずITリテラシーが低いことによるリスクを社員に周知させなければなりません。なぜなら、どれだけ座学で危険性を説いたとしても、社員がリスクを自分ごととして捉えなければ、いずれは大きな損害を生むリスクが存在し続けるためです。

社員がDXに関連するツールに触れてもらい、その有用性や必要性を感じてもらうのも1つの手段でしょう。また、社内のリソースや知見に不安が残る場合は、外部のコンサルタントを呼び、研修やセミナーを行うことを検討しても良いかもしれません。まずは、企業内で社員にリスクを周知させることから始め、必要に応じてセミナーや研修の開催を積極的に検討していきましょう。

まとめ

本記事では、リテラシーやITリテラシーについて解説をしてきました。リテラシーとは、特定の物事に関する知識や理解のことであり、ITリテラシーは、ITに関連するリテラシーのことを指します。ITリテラシーが低い場合、企業のブランドを毀損したり、セキュリティリスクが高まったりする恐れがあります。

これらを防ぐためにも、ITリテラシーが低いことによるリスクを共有し、必要に応じてセミナーや研修を行ってみてはいかがでしょうか。

監修者

古宮 大志

古宮 大志

ProFuture株式会社 取締役 マーケティングソリューション部 部長
大手インターネット関連サービス/大手鉄鋼メーカーの営業・マーケティング職を経て、ProFuture株式会社にジョイン。これまでの経験で蓄積したノウハウを活かし、クライアントのオウンドメディアの構築・運用支援やマーケティング戦略、新規事業の立案や戦略を担当。Webマーケティングはもちろん、SEOやデジタル技術の知見など、あらゆる分野に精通し、日々情報のアップデートに邁進している。

執筆者

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